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幼少時代。
見学開始。
ナミリアが街に見学に行く日が決まりスサン商会も慌ただしくなった。商会員のみんなはナミリア様に楽しい1日を!をスローガンに段取りに駆けずり回っている。僕の発案で色んな所へ回ってもらったけど、二つ返事でみな引き受けてくれたと言っていたので嬉しい。
お父さんと僕は城に通ってレイさんと話し合い詳細を詰めている。警備面はお爺様が担当だ。お爺様とお父さんは何度もコースを回って安全を確認していた。
ロイック兄さんとストラ兄さんにもお願いをした。お兄さん達はそれは面白い、と言ってくれて率先して動いてくれた。
今回の計画をマックスさんとレイアムさんに話す。まだ舌足らずが治らないから計画書を見せながら説明する。マックスさんはなぜ自分は仕事なんだと言い、レイアムさんは嬉しいと言ってくれた。
この外出を前に僕が用意したものがある。それは『旅のしおり』だ。やっぱりこれがないと始まらないだろうと言う事で作った。僕はあえて全部行き先を書かずにサプライズ!と書いた所を三ヶ所用意した。ワクワクしてもらいたいなぁ。
朝、僕とお父さんは城に向かった。城に入るとメイドさんが迎えてくれた。メイドさんはナミリアが最近肌身離さず『旅のしおり』を持ち歩いていると教えてくれた。やったね!
待っているとナミリアとレイアムさんが待合室に入ってきた。今日の格好はいつものようなドレスでなく、町娘風だ。レイアムさんもいつもよりは地味なドレス姿だ。二人の格好はお母さんとミシェ姉さんが発注して用意してもらった。町娘姿も可愛いな。
「では、お嬢様、参りましょう!」
と僕が言うとナミリアは拍手する。
「おトイレは大丈夫かな?ハンカチは持った?旅のしおりは持ったかな?」
「はい!」
「では出発!」
「はい!」
僕とお父さん、ナミリア、レイアムさんは一つの馬車に乗り込む。お付きの人たちは違う馬車に乗り込む。
門番さんに見送られて城門を出る。
城壁を抜けて大通りに出る。貴族街を抜けたところでサプライズだ。
「最初、サプライズ」
「どこ?」
「ふふふ、お楽しみ」
工業区に出て、ある場所に止まる。ナミリアの大好きなものを作っている所だ。
「さあ、ここは何、してる所?」
「うーん。わかんない」
「入ってみよう!」
と腕を突き上げるとナミリアも嬉しそうに腕を突き上げた。そのままドアの方へ連れていく。
「そーっと開けるね」
「はい!」
ドアを開けると様々な武器が並んでいる。そう、鍛冶屋だ。
「わーっ。すごい!」
「ここは鍛冶屋さん。色々な武器、作ってるよ」
ナミリアの見えない所に手をあげる。店主の登場だ。
「おう。お嬢ちゃん、いらっしゃい、何をお探しで?」
地精のおじちゃんがにこやかに現れる。ナミリアは一瞬びくっとなったが笑顔になった。だって色々武器を抱えてもらったからね。
「ぶき、見たいの」
「おう。見るだけただだ。じっくり見てくんな」
ナミリアは僕の方を見た。僕がうなずくと武器を眺め始める。しばらく見た所でおじちゃんにキューを出す。
「お嬢ちゃん、武器が好きかい?」
「すき」
「だったら作る所見るかい?」
また僕の方を見る。うなずいた。
「はい!」
実はこのおじさん、街一番の名工テバーンさんだ。テバーンさんにはあるお願いをしてるんだけど……。
職人さん達がきびきびと働いている。最初の鉄の状態を見せてもらい、鋳型を作る職人に少しだけ鋳型をいじらせてもらい、それから鋳型に金属を流し入れるのをやってもらった。
それの、バリを取っての研ぎ。最後の仕上げ。最後の仕上げはテバーンさんがやる。仕上げをやるのはナイフだ。
「お嬢ちゃん、仕上げをするから見ていくかい?」
「はい!」
パーツが武器になる過程だ。ナミリアはじっくり手元を見ている。さすがに名工。あっという間に完成した。
「さあ、お嬢ちゃん、今日おじさんの仕事を見てくれたお礼だよ。大事に使いな」
とナイフをナミリアに渡す。良いの?って顔で見てくるのでまたうなずく。
「わあー」
とナイフを大事に抱える。
「ナミリア、お礼、言う」
「ありがと、ございます」
「おう。また来いよ」
「はい!」
ナミリアは何度も鍛冶屋を振り返る。うん。つかみはオッケーだ。馬車に戻り、ナイフを預かる。
そこでここが工業区でどんな所か教える。見学だからね。お父さんが補足してくれる。さすがお父さん、わかりやすい。
「じゃあ次、いくよ!次、なに?」
「とけい、とう!」
「じゃあ、いこう!おー!」
「おー!」
お父さんが合図してくれ、馬車は発車する。工業区で色んな人が働いている所を通ってもらう。窓からナミリアは楽しそうに見ていた。
そのまま街の中心、広場に出る。そこの真ん中に時計塔がある。大きい魔法道具の時計が25mの高さの塔についていて、それを眺める。ナミリアは喜んでいたが、実はそれが目的ではない。
「ナミリア、ごはん、食べよう」
「はい!」
「美味しいところ、知ってる。行こう!」
「はい!」
と街の広場の屋台に案内する。実はここは今日だけ開店する屋台。しかもナミリアとレイアムさん専用の屋台だ。店主に扮するのはうちの料理人マスだ。
外で呼び込みとお客さんのサクラをしてるのは兵士さん達だ。
「いらっしゃい。坊ちゃん久しぶり。今日は新しい商品のリョウチキンだよ」
「リョウチキン、だって」
「好き!」
うん。知ってる。最近の献立にあえてのっけてもらわないようにしたから食べたいだろうね。
「いくら?」
「一人前銅貨3枚だよ」
マスはウインクしながら答える。
「ナミリア、ここ、4人いる。銅貨3枚、いくら?」
「えーと。えーと」
「ゆっくり、良いよ」
「10枚?」
「もうちょっと。3+3は?」
「6」
「これで二人分。あと二人分3を足してみよう」
「うーんと。12!」
「良くできた。これお金。おじさんに、4人て、言う、渡す」
「はい!4人!」
「はいよ。銅貨12枚頂くよ」
「はい!」
ナミリアはお金を渡す。そして商品をもらってそこに用意された椅子に座り食べる。ナミリアもレイアムさんも美味しそうに食べる。うん。買い食いって美味しいよね。
お父さんと僕は城に通ってレイさんと話し合い詳細を詰めている。警備面はお爺様が担当だ。お爺様とお父さんは何度もコースを回って安全を確認していた。
ロイック兄さんとストラ兄さんにもお願いをした。お兄さん達はそれは面白い、と言ってくれて率先して動いてくれた。
今回の計画をマックスさんとレイアムさんに話す。まだ舌足らずが治らないから計画書を見せながら説明する。マックスさんはなぜ自分は仕事なんだと言い、レイアムさんは嬉しいと言ってくれた。
この外出を前に僕が用意したものがある。それは『旅のしおり』だ。やっぱりこれがないと始まらないだろうと言う事で作った。僕はあえて全部行き先を書かずにサプライズ!と書いた所を三ヶ所用意した。ワクワクしてもらいたいなぁ。
朝、僕とお父さんは城に向かった。城に入るとメイドさんが迎えてくれた。メイドさんはナミリアが最近肌身離さず『旅のしおり』を持ち歩いていると教えてくれた。やったね!
待っているとナミリアとレイアムさんが待合室に入ってきた。今日の格好はいつものようなドレスでなく、町娘風だ。レイアムさんもいつもよりは地味なドレス姿だ。二人の格好はお母さんとミシェ姉さんが発注して用意してもらった。町娘姿も可愛いな。
「では、お嬢様、参りましょう!」
と僕が言うとナミリアは拍手する。
「おトイレは大丈夫かな?ハンカチは持った?旅のしおりは持ったかな?」
「はい!」
「では出発!」
「はい!」
僕とお父さん、ナミリア、レイアムさんは一つの馬車に乗り込む。お付きの人たちは違う馬車に乗り込む。
門番さんに見送られて城門を出る。
城壁を抜けて大通りに出る。貴族街を抜けたところでサプライズだ。
「最初、サプライズ」
「どこ?」
「ふふふ、お楽しみ」
工業区に出て、ある場所に止まる。ナミリアの大好きなものを作っている所だ。
「さあ、ここは何、してる所?」
「うーん。わかんない」
「入ってみよう!」
と腕を突き上げるとナミリアも嬉しそうに腕を突き上げた。そのままドアの方へ連れていく。
「そーっと開けるね」
「はい!」
ドアを開けると様々な武器が並んでいる。そう、鍛冶屋だ。
「わーっ。すごい!」
「ここは鍛冶屋さん。色々な武器、作ってるよ」
ナミリアの見えない所に手をあげる。店主の登場だ。
「おう。お嬢ちゃん、いらっしゃい、何をお探しで?」
地精のおじちゃんがにこやかに現れる。ナミリアは一瞬びくっとなったが笑顔になった。だって色々武器を抱えてもらったからね。
「ぶき、見たいの」
「おう。見るだけただだ。じっくり見てくんな」
ナミリアは僕の方を見た。僕がうなずくと武器を眺め始める。しばらく見た所でおじちゃんにキューを出す。
「お嬢ちゃん、武器が好きかい?」
「すき」
「だったら作る所見るかい?」
また僕の方を見る。うなずいた。
「はい!」
実はこのおじさん、街一番の名工テバーンさんだ。テバーンさんにはあるお願いをしてるんだけど……。
職人さん達がきびきびと働いている。最初の鉄の状態を見せてもらい、鋳型を作る職人に少しだけ鋳型をいじらせてもらい、それから鋳型に金属を流し入れるのをやってもらった。
それの、バリを取っての研ぎ。最後の仕上げ。最後の仕上げはテバーンさんがやる。仕上げをやるのはナイフだ。
「お嬢ちゃん、仕上げをするから見ていくかい?」
「はい!」
パーツが武器になる過程だ。ナミリアはじっくり手元を見ている。さすがに名工。あっという間に完成した。
「さあ、お嬢ちゃん、今日おじさんの仕事を見てくれたお礼だよ。大事に使いな」
とナイフをナミリアに渡す。良いの?って顔で見てくるのでまたうなずく。
「わあー」
とナイフを大事に抱える。
「ナミリア、お礼、言う」
「ありがと、ございます」
「おう。また来いよ」
「はい!」
ナミリアは何度も鍛冶屋を振り返る。うん。つかみはオッケーだ。馬車に戻り、ナイフを預かる。
そこでここが工業区でどんな所か教える。見学だからね。お父さんが補足してくれる。さすがお父さん、わかりやすい。
「じゃあ次、いくよ!次、なに?」
「とけい、とう!」
「じゃあ、いこう!おー!」
「おー!」
お父さんが合図してくれ、馬車は発車する。工業区で色んな人が働いている所を通ってもらう。窓からナミリアは楽しそうに見ていた。
そのまま街の中心、広場に出る。そこの真ん中に時計塔がある。大きい魔法道具の時計が25mの高さの塔についていて、それを眺める。ナミリアは喜んでいたが、実はそれが目的ではない。
「ナミリア、ごはん、食べよう」
「はい!」
「美味しいところ、知ってる。行こう!」
「はい!」
と街の広場の屋台に案内する。実はここは今日だけ開店する屋台。しかもナミリアとレイアムさん専用の屋台だ。店主に扮するのはうちの料理人マスだ。
外で呼び込みとお客さんのサクラをしてるのは兵士さん達だ。
「いらっしゃい。坊ちゃん久しぶり。今日は新しい商品のリョウチキンだよ」
「リョウチキン、だって」
「好き!」
うん。知ってる。最近の献立にあえてのっけてもらわないようにしたから食べたいだろうね。
「いくら?」
「一人前銅貨3枚だよ」
マスはウインクしながら答える。
「ナミリア、ここ、4人いる。銅貨3枚、いくら?」
「えーと。えーと」
「ゆっくり、良いよ」
「10枚?」
「もうちょっと。3+3は?」
「6」
「これで二人分。あと二人分3を足してみよう」
「うーんと。12!」
「良くできた。これお金。おじさんに、4人て、言う、渡す」
「はい!4人!」
「はいよ。銅貨12枚頂くよ」
「はい!」
ナミリアはお金を渡す。そして商品をもらってそこに用意された椅子に座り食べる。ナミリアもレイアムさんも美味しそうに食べる。うん。買い食いって美味しいよね。
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