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幼少時代。
ナミリアの街。
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街の広場を歩く。ここでサプライズその2だ。
「次サプライズ!いこー!」
そのまま歩いていく。ナミリアも嬉しそうについてくる。
建物の前に着く。ここは街一番の高さを誇る商業ギルドだ。ナミリアはその高さに驚いていた。城の方が実は高いのだがここ立方体だから威圧感あるよね。
「さあ、入ろう!」
「はい!」
入ってすぐの吹き抜けをナミリアは見上げる。城には吹き抜けないからなあ。飽きもせず見ていると商業ギルドの受付の人が歩いてきた。
「ナミリアさんですか?」
「はい!」
「お待ちしておりました。ご案内します」
ナミリアは僕の方を振り返る。
「ついて、行こう」
「はい!」
着いていくと大きな箱型のものが置いてある部屋に到着する。実はこれ、街にただ一つあるエレベーターの魔法道具なんだよね。お城にはないからどういう反応をするのかな?
「こちらにお入りください」
僕が先に乗り込むとナミリアとレイアムさんが手を繋いで乗ってきた。レイアムさんはおっかなびっくりだ。お父さんが最後乗り込み、エレベーターは上がりはじめる。
ナミリアはエレベーターに驚いたようだ。レイアムさんの手と僕の服の裾をしっかり握っている。箱の外には商業ギルドの人達が手を振ってくれている。途中から手を離したナミリアは嬉しそうに手を振りかえしていた。
エレベーターを出て受付さんは階段を登る。普段この階段はめったに使わないようだ。ナミリアは一生懸命上がる。職員さん扮する兵士が後ろに歩いている。落ちたらいけないしね。階段を上がりドアがある。ここでナミリアに話しかける。
「さあ、サプライズ!ドア、向こう見てね」
「はい!」
職員さんがドアを開けるとそこには街の風景が広がっている。ナミリアとレイアムさんが手を繋いで屋上に出る。街が一望できるこの場所を僕は見たかったし、ナミリアやレイアムさんにに見せたかった。
二人とも何も言わず見ている。
「ここが、マックスさん、レイアムさん、作っている、街だよ」
「お父様、お母様?」
「そして、ナミリアの、みんなの、街だよ」
僕達の目の前にルステインの街が広がっていた。
商業ギルドを出て馬車は一路スサン商会に向かう。
「さあ、次は、どこ?」
「すさん商会」
「そう、僕の家」
「はい!」
「楽しみ、してて」
「何?」
「ないしょー」
「うー」
馬車はスサン商会の前に到着した。ドルトが恭しく出迎える。
「お嬢様、いらっしゃいませ。本日は何をお探しでしょうか?」
ナミリアはポカーンとした顔で見ている。ここで出番なのはレイアムさんだ。
「ナミリア、これでお父様のお土産買って頂戴」
「お父様の、もの?」
「そう、お父様のもの」
「はい!」
レイアムさんは銀貨5枚を渡す。あれ、予定と違い多いけど…まあ良いか。
「じゃあ、ナミリア、好きに、選んで。値段は、この人、教えてくれる」
「はい!」
ナミリアは色々店内を回り、色々なものを手に取る。何度も何度も僕の顔を振り返る。気になったものがあると、僕の顔を見るので最初はドルトに僕が聞いていたけど、途中から自分で聞くようになった。
指折り数えて計算している。初めてのお使いって緊張するよね。
やがて決まったらしく何かの置き物を持ってドルトに渡していた。値段は銀貨4枚。値段が近いのを選んだんだろうな。なおレイアムさんもお買い物を楽しんでいた。
買い物が終わり、一旦応接室に入る。ナミリアは疲れたようだ。
「ナミリア、昼寝、しよ?」
「はい」
お付きの人によって客間に連れてかれナミリアは横になった。すぐ寝たみたいだ。疲れてたんだねぇ。
応接室ではお母さんとレイアムさんが話している。何を話しているか気になったが僕の体も睡眠を欲しており、昼寝となった。
ミシェ姉さんに起こされて僕は再起動した。お店に行って進捗を聞く。準備オッケーだという事。ナミリアが昼寝から起きてきた。ナイスタイミングだ。
「ナミリア、大丈夫?」
「はい!」
「最後、サプライズ、する。大丈夫?」
「はい!」
「よし。お祭り、行こうー」
「お祭り?」
「お祭り、楽しい」
「楽しい」
「いくぞー、おー」
「おー」
店から外に出るとお祭り会場になっていた。露天が並び、人々が練り歩き、大道芸が繰り広げられ、吟遊詩人が歌っていた。
まじでお祭り作っちゃったよ。もっと小規模だと思ってたわ。
「ふあー」
「すごいわね」
ナミリアもレイアムさんも驚いている。ちなみに露天はうちの商会員や商業区の有志の皆さんがお手伝いしてくれていて、大道芸と吟遊詩人はうちが呼んだみたいだ。
外にいる人達はお祭りを楽しんでいる。ナミリアも多分レイアムさんも初めてなんだろう。目を輝かせていた。
三人でお祭りを回る。周りには兵士さんや騎士さんがいたけれどそれは仕方ないだろう。
ナミリア、レイアムさんは屋台をひやかして買い食いをし、大道芸を楽しみ、吟遊詩人の歌に感激していた。
僕のところにお付きの人がやってきた。
「そろそろ時間です」という。もう二人は戻らなきゃならない。よし。最後のサプライズだ。僕は二人を店の前に連れていくとそこに置かれた椅子に座らせて右手をあげた。
店の横にいたエメイラが合図の魔法の光弾を打ち上げる。
あちこちから子供とお兄さんお姉さんが店の前に集まる。まとめているのはロイック兄さんとストラ兄さんだ。初等学校の生徒と商科学校の生徒達を集めてくれた。
ロイック兄さんが合図するとみんなで歌い出す。僕は良く知らないがこの地方で良く歌われる歌らしい。
やがて屋台をやってる人や兵士さんも歌い出す。街の人も歌い出し、大合唱になる。
歌声で包まれていくお祭り会場。
これが君のお父さんお母さんが守っている街なんだよ、ナミリア。
「次サプライズ!いこー!」
そのまま歩いていく。ナミリアも嬉しそうについてくる。
建物の前に着く。ここは街一番の高さを誇る商業ギルドだ。ナミリアはその高さに驚いていた。城の方が実は高いのだがここ立方体だから威圧感あるよね。
「さあ、入ろう!」
「はい!」
入ってすぐの吹き抜けをナミリアは見上げる。城には吹き抜けないからなあ。飽きもせず見ていると商業ギルドの受付の人が歩いてきた。
「ナミリアさんですか?」
「はい!」
「お待ちしておりました。ご案内します」
ナミリアは僕の方を振り返る。
「ついて、行こう」
「はい!」
着いていくと大きな箱型のものが置いてある部屋に到着する。実はこれ、街にただ一つあるエレベーターの魔法道具なんだよね。お城にはないからどういう反応をするのかな?
「こちらにお入りください」
僕が先に乗り込むとナミリアとレイアムさんが手を繋いで乗ってきた。レイアムさんはおっかなびっくりだ。お父さんが最後乗り込み、エレベーターは上がりはじめる。
ナミリアはエレベーターに驚いたようだ。レイアムさんの手と僕の服の裾をしっかり握っている。箱の外には商業ギルドの人達が手を振ってくれている。途中から手を離したナミリアは嬉しそうに手を振りかえしていた。
エレベーターを出て受付さんは階段を登る。普段この階段はめったに使わないようだ。ナミリアは一生懸命上がる。職員さん扮する兵士が後ろに歩いている。落ちたらいけないしね。階段を上がりドアがある。ここでナミリアに話しかける。
「さあ、サプライズ!ドア、向こう見てね」
「はい!」
職員さんがドアを開けるとそこには街の風景が広がっている。ナミリアとレイアムさんが手を繋いで屋上に出る。街が一望できるこの場所を僕は見たかったし、ナミリアやレイアムさんにに見せたかった。
二人とも何も言わず見ている。
「ここが、マックスさん、レイアムさん、作っている、街だよ」
「お父様、お母様?」
「そして、ナミリアの、みんなの、街だよ」
僕達の目の前にルステインの街が広がっていた。
商業ギルドを出て馬車は一路スサン商会に向かう。
「さあ、次は、どこ?」
「すさん商会」
「そう、僕の家」
「はい!」
「楽しみ、してて」
「何?」
「ないしょー」
「うー」
馬車はスサン商会の前に到着した。ドルトが恭しく出迎える。
「お嬢様、いらっしゃいませ。本日は何をお探しでしょうか?」
ナミリアはポカーンとした顔で見ている。ここで出番なのはレイアムさんだ。
「ナミリア、これでお父様のお土産買って頂戴」
「お父様の、もの?」
「そう、お父様のもの」
「はい!」
レイアムさんは銀貨5枚を渡す。あれ、予定と違い多いけど…まあ良いか。
「じゃあ、ナミリア、好きに、選んで。値段は、この人、教えてくれる」
「はい!」
ナミリアは色々店内を回り、色々なものを手に取る。何度も何度も僕の顔を振り返る。気になったものがあると、僕の顔を見るので最初はドルトに僕が聞いていたけど、途中から自分で聞くようになった。
指折り数えて計算している。初めてのお使いって緊張するよね。
やがて決まったらしく何かの置き物を持ってドルトに渡していた。値段は銀貨4枚。値段が近いのを選んだんだろうな。なおレイアムさんもお買い物を楽しんでいた。
買い物が終わり、一旦応接室に入る。ナミリアは疲れたようだ。
「ナミリア、昼寝、しよ?」
「はい」
お付きの人によって客間に連れてかれナミリアは横になった。すぐ寝たみたいだ。疲れてたんだねぇ。
応接室ではお母さんとレイアムさんが話している。何を話しているか気になったが僕の体も睡眠を欲しており、昼寝となった。
ミシェ姉さんに起こされて僕は再起動した。お店に行って進捗を聞く。準備オッケーだという事。ナミリアが昼寝から起きてきた。ナイスタイミングだ。
「ナミリア、大丈夫?」
「はい!」
「最後、サプライズ、する。大丈夫?」
「はい!」
「よし。お祭り、行こうー」
「お祭り?」
「お祭り、楽しい」
「楽しい」
「いくぞー、おー」
「おー」
店から外に出るとお祭り会場になっていた。露天が並び、人々が練り歩き、大道芸が繰り広げられ、吟遊詩人が歌っていた。
まじでお祭り作っちゃったよ。もっと小規模だと思ってたわ。
「ふあー」
「すごいわね」
ナミリアもレイアムさんも驚いている。ちなみに露天はうちの商会員や商業区の有志の皆さんがお手伝いしてくれていて、大道芸と吟遊詩人はうちが呼んだみたいだ。
外にいる人達はお祭りを楽しんでいる。ナミリアも多分レイアムさんも初めてなんだろう。目を輝かせていた。
三人でお祭りを回る。周りには兵士さんや騎士さんがいたけれどそれは仕方ないだろう。
ナミリア、レイアムさんは屋台をひやかして買い食いをし、大道芸を楽しみ、吟遊詩人の歌に感激していた。
僕のところにお付きの人がやってきた。
「そろそろ時間です」という。もう二人は戻らなきゃならない。よし。最後のサプライズだ。僕は二人を店の前に連れていくとそこに置かれた椅子に座らせて右手をあげた。
店の横にいたエメイラが合図の魔法の光弾を打ち上げる。
あちこちから子供とお兄さんお姉さんが店の前に集まる。まとめているのはロイック兄さんとストラ兄さんだ。初等学校の生徒と商科学校の生徒達を集めてくれた。
ロイック兄さんが合図するとみんなで歌い出す。僕は良く知らないがこの地方で良く歌われる歌らしい。
やがて屋台をやってる人や兵士さんも歌い出す。街の人も歌い出し、大合唱になる。
歌声で包まれていくお祭り会場。
これが君のお父さんお母さんが守っている街なんだよ、ナミリア。
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