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神の修行。
スキルが得れない。
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イサリナさんとナーディルさんが帰ったあとリーリシアはワインを出した。
「ちょっと飲みましょ」
「良いね」
「これも地球製なの。なんかユーリシアのワインは水みたいなのが多いの」
「そうなんだね」
リーリシアはワインをグラスに注ぎ僕に手渡してくれた。
「ん。おいし」
「うん。おいしいね」
「ねえ、なんで水みたいなのしかないかわかる?」
「わかるよ」
「本当?」
リーリシアは嬉しそうに聞く。
「うん。ワインを作る品種に甘いものがほとんどないんじゃないかな」
「うーん。そうみたい」
「砂糖を足すか甘い品種のぶどうを使えばアルコール度数上がるよ」
「そうなんだ」
「発酵ってさ、糖度が高いほど進みやすいんだよね」
「うん」
「だからって高すぎるのもダメだけど」
「それも地上に出たら広めてくれないかな?」
「わかった」
リーリシアはパーっと花のように笑い僕の肩によりかかる。
「パン柔らかくするの知ってる?」
「ああ。知ってるよ」
「それも広められるかな?」
「うーん。結局ね、受け入れられるか受け入れられないかになるんだよね」
「そうなの?」
「天然酵母っていうのを使うんだけどさ、りんごやぶどうに砂糖と水を入れて作るんだけど」
「うん。」
「4、5日時々振りながら置いておくんだけど傍目に見ると腐った水に見えるんだよな」
「うわー」
「だから大勢の人か有力者の前で披露できないかと思っている」
「そうだよね。そう言う機会が出来れば良いね」
「うん」
「それより話したい事があって」
リーリシアは居住まいを正した。僕も真剣に聞く態勢をとる。
「なに?」
「さっきのナーディルの話なんだけど多分訓練してもスキル獲れるかどうかわからないわ」
「そうなの?」
「あくまでここにいるのは仮初の肉体なのよ」
「そうなんだ。その分しっかりリーリシアの事愛さないとだね」
「良いわよ。リョウがこっちに上がってきてから存分に愛してもらうから、ってもう。そういう事でなくてね。スキルは肉体と精神に宿るようにできてるの」
「仮初の肉体ではスキルは得れないのか」
「そうなのよ。それでも修行する?」
「んー。修行をするのは変わらないよ。でもナーディルさんには修行のやり方を変えてもらわないとダメかな」
「どういうこと?」
「最短でスキルを得られるような訓練をしてもらうようにするの」
「え、得られないわよ」
「訓練のやり方さえ覚えておけば地上で得るのはそう難しくないと思うんだ」
「そうか、そういう手があるのね」
「うん。ナーディルさんにその方法を考えてもらわないとダメなんだけどね」
「私からナーディルに言っておくわ」
「ありがとう」
「けどなんでそんなこと思いついたの?」
「ペランスっていう震極拳の師匠がいるんだけど、その人が技を教える時ストラ兄さんが覚えきれるかわかんないって言ったの。そしたら『身体の中を通すだけで良い。必要なものは必ず身体の中に残るものだ』って言って。なるほどなと思ったの」
「でも身体ないわよ」
「精神と仮初でも動く肉体がある。それで充分だよ。身体に、精神に通すんだ」
「素敵だわ」
「ありがとう。そういえばさ、ナーディルさん達は下級神ってこと?」
「私が創り出した従者だわ。それぞれ役割があってそれにそって動いてもらっているの。神力も分け与えているから神と言って差し支えないわね」
「役割って?」
「例えばナーディルは炎、運命と戦闘、争い事を司る従者よ」
「イサリナさんは?」
「あの子は闇、精神と魔を司る従者だわ。あの子には辛い役目を押し付けたわ」
「でも必要なんだよね?」
「そうね。このユーリシアには今必要不可欠なのよ。人間を団結させたり、進化を促したりする存在が必要なの」
「人間同士を争わせたくないんだね?」
「ええ。それで滅んだ星の話はいくつも聞いたもの」
「なるほど……創造神様の求めてる星って知的生命体がある程度進化した星なのかな?」
「そうね。それが一つのゴールでもあるわね。私はその一つ上。恒久的平和を求めているわ」
「難しそうだね」
「だからこそ一人でやるのが心細くて。兄は邪魔ばかりするし。あなたがいてくれて良かったわ」
リーリシアは僕にしなだれかかる。
僕は抱き止めながら腰に手を回す。
「リーリシア……」
「リョウ……」
僕達はキスをする。そして……。
夜は更けていった。
朝起きるとリーリシアにホールドされていた。起きるに起きれなくてしばらく微睡みを楽しむ。そしてゆっくり、ゆっくりとリーリシアの身体を動かし、半身を起こす。とりあえず何か飲みたいな、と水を出して飲むとリーリシアの目が覚めてきた。
再度ホールドされると朝のキスを催促される。可愛い。キスを繰り返すとリーリシアは起きた。
「おはよ」
「おはよ。いい朝だね」
「ふぁー。お腹空いた」
「何か食べる?何が良いかな?」
「美味しいの」
「わかった」
僕はダイニングに移動してごはん、味噌汁、焼き鮭、卵、海苔、漬物のセットを用意する。飲み物は緑茶だ。
全部用意してからリーリシアを呼びご飯を食べる。リーリシアは箸を使うのがとても上手い。練習したのかな?
「おはよー。お邪魔するねー」
と言って一人女性が入ってきた。あれ、鍵かけたよな。存在が希薄に見える。ゴーストかな?
「おはよ」
「おはようございます」
「美味しそうなの食べてるね」
「食べますか?」
「あら?良いの?」
僕はもう一つ朝定食セットを用意する。
「うわー美味しそう。いただきます!」
「卵を割って醤油で味付けをしてご飯にかけてくださいね」
「醤油って何?わからないわ」
「これです。卵の準備しましょうか?」
「お願い」
「もう。アネーシャは強引ねー」
「お母さん、これがリョウエスト君?えらい大きくなってるけど……」
「ああ。僕は精神体がこんな形なんですよ」
「ほうなんだ。おいしー」
「あなたまた鍵開けして入ったのね?悪い子ねー」
「だって早く会いたかったんだもん。そうだ!あたしはアネーシャ!よろしくねー」
「僕はリョウ、よろしくお願いします」
「ちょっと飲みましょ」
「良いね」
「これも地球製なの。なんかユーリシアのワインは水みたいなのが多いの」
「そうなんだね」
リーリシアはワインをグラスに注ぎ僕に手渡してくれた。
「ん。おいし」
「うん。おいしいね」
「ねえ、なんで水みたいなのしかないかわかる?」
「わかるよ」
「本当?」
リーリシアは嬉しそうに聞く。
「うん。ワインを作る品種に甘いものがほとんどないんじゃないかな」
「うーん。そうみたい」
「砂糖を足すか甘い品種のぶどうを使えばアルコール度数上がるよ」
「そうなんだ」
「発酵ってさ、糖度が高いほど進みやすいんだよね」
「うん」
「だからって高すぎるのもダメだけど」
「それも地上に出たら広めてくれないかな?」
「わかった」
リーリシアはパーっと花のように笑い僕の肩によりかかる。
「パン柔らかくするの知ってる?」
「ああ。知ってるよ」
「それも広められるかな?」
「うーん。結局ね、受け入れられるか受け入れられないかになるんだよね」
「そうなの?」
「天然酵母っていうのを使うんだけどさ、りんごやぶどうに砂糖と水を入れて作るんだけど」
「うん。」
「4、5日時々振りながら置いておくんだけど傍目に見ると腐った水に見えるんだよな」
「うわー」
「だから大勢の人か有力者の前で披露できないかと思っている」
「そうだよね。そう言う機会が出来れば良いね」
「うん」
「それより話したい事があって」
リーリシアは居住まいを正した。僕も真剣に聞く態勢をとる。
「なに?」
「さっきのナーディルの話なんだけど多分訓練してもスキル獲れるかどうかわからないわ」
「そうなの?」
「あくまでここにいるのは仮初の肉体なのよ」
「そうなんだ。その分しっかりリーリシアの事愛さないとだね」
「良いわよ。リョウがこっちに上がってきてから存分に愛してもらうから、ってもう。そういう事でなくてね。スキルは肉体と精神に宿るようにできてるの」
「仮初の肉体ではスキルは得れないのか」
「そうなのよ。それでも修行する?」
「んー。修行をするのは変わらないよ。でもナーディルさんには修行のやり方を変えてもらわないとダメかな」
「どういうこと?」
「最短でスキルを得られるような訓練をしてもらうようにするの」
「え、得られないわよ」
「訓練のやり方さえ覚えておけば地上で得るのはそう難しくないと思うんだ」
「そうか、そういう手があるのね」
「うん。ナーディルさんにその方法を考えてもらわないとダメなんだけどね」
「私からナーディルに言っておくわ」
「ありがとう」
「けどなんでそんなこと思いついたの?」
「ペランスっていう震極拳の師匠がいるんだけど、その人が技を教える時ストラ兄さんが覚えきれるかわかんないって言ったの。そしたら『身体の中を通すだけで良い。必要なものは必ず身体の中に残るものだ』って言って。なるほどなと思ったの」
「でも身体ないわよ」
「精神と仮初でも動く肉体がある。それで充分だよ。身体に、精神に通すんだ」
「素敵だわ」
「ありがとう。そういえばさ、ナーディルさん達は下級神ってこと?」
「私が創り出した従者だわ。それぞれ役割があってそれにそって動いてもらっているの。神力も分け与えているから神と言って差し支えないわね」
「役割って?」
「例えばナーディルは炎、運命と戦闘、争い事を司る従者よ」
「イサリナさんは?」
「あの子は闇、精神と魔を司る従者だわ。あの子には辛い役目を押し付けたわ」
「でも必要なんだよね?」
「そうね。このユーリシアには今必要不可欠なのよ。人間を団結させたり、進化を促したりする存在が必要なの」
「人間同士を争わせたくないんだね?」
「ええ。それで滅んだ星の話はいくつも聞いたもの」
「なるほど……創造神様の求めてる星って知的生命体がある程度進化した星なのかな?」
「そうね。それが一つのゴールでもあるわね。私はその一つ上。恒久的平和を求めているわ」
「難しそうだね」
「だからこそ一人でやるのが心細くて。兄は邪魔ばかりするし。あなたがいてくれて良かったわ」
リーリシアは僕にしなだれかかる。
僕は抱き止めながら腰に手を回す。
「リーリシア……」
「リョウ……」
僕達はキスをする。そして……。
夜は更けていった。
朝起きるとリーリシアにホールドされていた。起きるに起きれなくてしばらく微睡みを楽しむ。そしてゆっくり、ゆっくりとリーリシアの身体を動かし、半身を起こす。とりあえず何か飲みたいな、と水を出して飲むとリーリシアの目が覚めてきた。
再度ホールドされると朝のキスを催促される。可愛い。キスを繰り返すとリーリシアは起きた。
「おはよ」
「おはよ。いい朝だね」
「ふぁー。お腹空いた」
「何か食べる?何が良いかな?」
「美味しいの」
「わかった」
僕はダイニングに移動してごはん、味噌汁、焼き鮭、卵、海苔、漬物のセットを用意する。飲み物は緑茶だ。
全部用意してからリーリシアを呼びご飯を食べる。リーリシアは箸を使うのがとても上手い。練習したのかな?
「おはよー。お邪魔するねー」
と言って一人女性が入ってきた。あれ、鍵かけたよな。存在が希薄に見える。ゴーストかな?
「おはよ」
「おはようございます」
「美味しそうなの食べてるね」
「食べますか?」
「あら?良いの?」
僕はもう一つ朝定食セットを用意する。
「うわー美味しそう。いただきます!」
「卵を割って醤油で味付けをしてご飯にかけてくださいね」
「醤油って何?わからないわ」
「これです。卵の準備しましょうか?」
「お願い」
「もう。アネーシャは強引ねー」
「お母さん、これがリョウエスト君?えらい大きくなってるけど……」
「ああ。僕は精神体がこんな形なんですよ」
「ほうなんだ。おいしー」
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「僕はリョウ、よろしくお願いします」
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