【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

文字の大きさ
88 / 806
神の修行。

皆さんとの朝ごはん。

 昨日は夜更けまでお酒と会話を楽しんだ。途中みんなお酒を創り出せるようになった為、僕はお役御免になり呑む事に集中できたのだが、ナーディルさんは歌を歌い、マデリエネさんはみんなのお世話係になり、アネーシャさんは飛び回り、グンヴォルさんは笑い上戸になり、ロスハーンさんはリーリシアに甘え、イサリナさんは収納からリュートという楽器を取り出し弾き出して、というかなりカオスな雰囲気となった。リーリシアは途中で酔い潰れベッドに運ばれて、僕はカオスな雰囲気の中お料理をしたり、みんなが寝れる部屋を作ったりしていた。
 で、結局僕は酔いが回り落伍したのだけど、朝方までみんな呑んでいたらしい。朝、僕とリーリシアが起きてダイニングに降りるとみんなベッドでダウンしていた。

「あら?みんな楽しかったみたいね」
「それは良かった」
「ロスハーンが魔法かけたら睡眠不足だって二日酔いだってすぐに治るのにこうやってみんなで寝てるんですもの」
「修学旅行みたいだな」
「修学旅行?」
「うん。学生達が勉強を兼ねてみんなで旅に行くんだ。夜まで一緒に騒いでみんなで寝るのが醍醐味」
「良いわねそれ」
「行くんだったらリーリシアが先生役かな?」
「うふふ」
「とりあえず片付けて朝ごはん用意するよ」
「ありがとね」
「うん。ご要望は?」
「和食が良いわ」
「了解」

 食器を作り上げて、ザ・旅館の朝食を創り出す。ご飯に味噌汁にサラダ、焼き鮭にほうれん草の胡麻和え、酢の物に漬物で完璧だろう。お茶は緑茶だ。お箸にフォークとナイフを用意する。
 8人分用意するとテーブルにデコレーションの花を置いて料理を並べる。なんか完璧に主夫になってるな、僕。

 リーリシアとご飯を食べているとロスハーンさんが起きてきた。

「おはよう、ロスハーン」
「おはようございます」
「おはようございます、お母さん」
「さ、朝ごはんです。どうぞ」
「あ、ああ」
「お腹は空いてます?」
「そ、そこそこ」
「はい。わかりました。ご飯と味噌汁です。温かいうちにどうぞ」

 ロスハーンさんは不思議な顔で僕を見ている。

「あ、ああ。相変わらず変なやつだな、お前は」
「まあ、変なやつですね」
「いただこう……優しい味だな、これ」

 味噌汁を呑んでほっこりしているようだ。

「ありがとうございます」
「ロスハーン、ご飯を食べたらみんなを起こしてくれる?」

 リーリシアがロスハーンさんに言う。

「うん。わかったよ、お母さん」
「魔法で起こすんですか?見ても良いですか?」
「あ、ああ。まあいいけど」

 おお。楽しみだ。少ししか回復魔法見た事なかったものな。

「そ、それよりこれは地球の朝ごはん?」
「そうです。僕の住んでいた国の伝統的な朝ごはんです」
「この汁が気に入ったよ。こ、これは地上に降りたら飲めるの?」
「残念ながらこれを発酵させる菌を作る事が難しいのです。ここでしか食べられないかと」
「な、なるほど、その菌とやらを創造できる?」
「ある程度練習と研究が必要かと」
「三年の間に菌とやらとこの汁の作り方の研究をしてくれる?それが僕の授業料だよ」
「わかりました」

 リーリシアさんとロスハーンさんは話をしながら話をしている。なかなか難しい話で話に入る余地はない。これ、あえてやってるよね。ロスハーンさん、やっぱりリーリシアへの独占欲が強い。

「起こしてくるよ」
「お供します」
「うん」

 ロスハーンさんの後についてベッドの側に寄る。

正気サニティ

 みんなの目が一斉に開く。これ正気ってことは精神状態を健全化するのか。

治癒ヒール

 これは回復魔法の基本だな、ってこれって全員にかかるのか。

「ふぁー。おはよー」
「おう。ロスハーンありがとよ」
「私とした事が不覚にも寝入ってしまいましたわ」
「ロスハーン、ありがとなー」
「ロスハーン様、優しく起こしていただきありがとうございます」
「うん。ご飯用意してあるよ」
「おお。ありがたい」
「お腹ペコペコー」
「じ、じゃあ、僕は先に仕事に行くから」
「おうー。またなー」
「ロスハーン、また遊びましょう」
「またねー」
「気をつけてな」
「ありがとうございました」
「お気をつけて」
「う、うん」

 ロスハーンさん顔が赤くなってる。照れてるのかな。出口ではリーリシアが送っている。熱烈なハグだ。 

「よろしくね。がんばってね」
「うん。ありがと」
「いってらっしゃい」
「うん」

 ロスハーンさんの姿が遠ざかり消えた。さて皆さんの朝ごはんだ。
 朝から健啖家の方が多い。ご飯だけで言うと米八合分用意したがなくなって追加で作った。

「この白いの良いなー。アネーシャ、これ地上に有るのかー?」
「普通に生えてるよー。正しい食べ方は伝わっていないー」
「陸に生えているのですか?」
「そうだねー」
「リョウ、どれくらい獲れるのかこれー?」
「収量でいうと、地球で120倍くらいだったかな。でも原種だからもっと低いでしょうね」
「それはすごいわ。小麦は二十倍だから相当ね。早速神託を下ろしたいな」
「でも専用の道具と炊き方のコツがいるんだよね」
「それはまかせてー。開発しておくわー」
「グンヴォルさんが開発しても地上の人には届かないのでは?」

 僕は素直に疑問をぶつけてみた。

「こっちでは天啓というものがあるんだー。インスピレーションを製作者に送るんだー」
「なるほど。そういうものがあるんですね」
「みんなそれぞれに加護をつけた人間に送ってるー」
「加護って守り助けるって感じですよね」
「そうですわ。私は主に優秀な魔術師や知識人などにつけておりますわ」
「俺は戦士」
「私はー。いろいろー」
「私は…特にいません」
「で、でもイサリナさんは夢枕に立つことができるじゃないですか」
「そんなことできますの?すごいわ」
「今度お願いしてもいいかー?」
「わたしもー」
「俺も是非お願いしたい」
「はい!わかりました!」

 楽しい朝ごはんは終わり、みんな三々五々出ていく。最後にリーリシアと別れて僕は修行にいく。反復練習をしてたらグンヴォルさんがやってきた。

「さて、リョウ、勉強やろかー」
「はい」
「まずはリョウ、お前の価値を教えるわー」





 






感想 9

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~

夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する! 農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。 逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。 これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。

最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~

gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。 なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。 一人称視点、独り言多め、能天気となっております。 なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。 ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A ご指摘あればどんどん仰ってください。 ※2017/8/29 連載再開しました!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

ひだまりのFランク冒険者

みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。 そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。 そんな中 冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。 その名は、リルド。 彼は、特に何もない感じに毎日 「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。 この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

[完]異世界銭湯

三園 七詩
ファンタジー
下町で昔ながらの薪で沸かす銭湯を経営する一家が住んでいた。 しかし近くにスーパー銭湯が出来てから客足が激減…このままでは店を畳むしかない、そう思っていた。 暗い気持ちで目覚め、いつもの習慣のように準備をしようと外に出ると…そこは見慣れた下町ではなく見たことも無い場所に銭湯は建っていた…