【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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神の修行。

マデリエネさんの感動。

 今度はマデリエネさんとの講義だ。景色は砕石場みたいな所になっている。
先程講義を終えたイサリナさんとグンヴォルさんがそのまま残っていた。

「今日からよろしくお願いしますわ、リョウさん。それで、宿題にしていた『収納』スキル書はお読みになりました?」
「はい。しかし使い方がいまいちわかりません。『収納』の入り口が開くのですが、物を入れようとしたら閉じてしまいます」
「そこまでできるのですね?」
「はい」
「流石リョウさんでございますわ。まずそこまでできるのに一週間はかかりますの。今日はそこまでお教えしようと思いましたが次の段階に進みましょうか」
「よろしくお願いします」
「はい。それでは入れたいものを用意して下さい」

 僕はその辺に落ちていた石を拾う。

「じゃあ、これで」
「はい。では『収納』の口を開けて下さい」
「はい」

 僕は鞄の開けるイメージをする。収納が開いた感覚がする。これ、スキルを得て何回かやってみたが物を近づけると閉じてしまうのだ。

「開きました」
「開くスピード、かなりの速さですわ。どうやりましたの?」
「鞄を開けるイメージですね」
「なるほどそこまでイメージできてるとしたら習得は早そうですわ。そこからが難しいんですの。まずはその石を右手で持ってみてくださいませ」
「はい」
「そこで『収納』を開けて下さい」
「はい、開きました」
「『収納』が開きっぱなしのイメージをしながら右手を近づけて下さいませ」
「はい」
「そのまま『収納』の口にその石を埋め込むイメージ……」
「できました!」
「おめでとうございます。一回でできるとは。素晴らしいですわ」
「…これ取り出すのは簡単そうですね。中に何かあるか考えると石のイメージが出てくるのでそれを引っ張り出す感じなのですかね?」
「ええ?そこまでお分かりになられますの?」
「はい」
「どうぞやってみて下さいませ」
「はい」

 そのイメージを固めて取り出す。案外簡単に取り出せた。

「できました」
「まあ。なんて事でしょう。こんなに早く『収納』を習得できた人は見た事はありません。もう一度おやりになって」
「はい」

 石を入れる。そして引っ張り出す。

「お見事ですわ。あとはこれを繰り返していけば自ずと出し入れのスピードも早くなりますわ」
「わかりました。『収納』面白いですね。色々な使い方が出来そうです」
「『収納』は物を入れたり出したり文字通りの使い方しか出来ないのですが、何か他に使い方がおありになるのですか?」
「うーん。あると思いますがやれるかどうかやってみます」
「はい」

 僕は石を鞄の口に高速で投げ入れるイメージをする。石は一瞬にして『収納』に入る。

「まずは石を入れます」
「とんでもない速さではいりましたわ」
「それから石が入ったスピードのまま放り投げてみます」
「え?」

 僕は鞄の中からそのスピードの石が出てくるイメージをし、石を放り投げる。砕石場の石を狙い投げた石は命中しカン!という音がした。

「できました」
「え?ええー?なんですのなんですの?そんな事できるのですか?」

 マデリエネさんもやってみる。カン!という音がして石が命中する。

「なんでなんだー?僕もやってみよー」
「私もやってみたいと思います」

 グンヴォルさんとイサリナさんもやってみる。何度かやって成功したようだ。

「マデリエネ、これはおふくろに相談せなだめだなー」
「そのようですね。しかし、なんて素晴らしい使い方。私目から鱗でございます!さすがリョウさん!感服いたしましたわ!」
「あとは大きな岩を入れておいて投げ落とすとかこととか出来そうですよね」
「それはもったいないです…いえ、地上にいるリョウさんの魔力量を考えれば有効ですわね!なんてこと。母様に知らせなければ」
「リョウ、それとさっきのは黙っておくと良い。隠し武器になるからなー」
「はい。グンヴォルさん」

 それから僕とマデリエネさん、グンヴォルさん、イサリナさんはしばらく石で真剣に練習していた。

「あ…このままやってたら今日の時間がもったいないですわ。リョウさん、ゴーグルと擬似魔力システムをお付けくださいませ」

 僕はゴーグルと胴着をつける。

「さて、今日の本題に参ります。今日は魔力を感じる練習をいたしましょうか」
「お願いします」
「ではお腹の辺りに魔力を集めるところがありますわ。ここに魔力を集め、それを放出することで魔法ができるようになりますの。魔術もここに溜まった魔力を使用して使います。ですから魔力を感じて集める事が使い手の第一歩なのです。ではやってみましょうか」
「はい」
「まずは全身に魔力がある、と思って下さい。それが大事です」
「はい」
「それから魔力がお腹の辺りに溜まるイメージをしてみて下さい」

 あれだな。丹田に気をためる、みたいに良く小説に書かれているやつだな。全身に魔力があるとイメージか。身体中にエネルギーが満ち溢れているイメージをしよう。そうだ!魔力視覚マナサイトがあるんだった。それを通して魔力というものを理解しよう。目を凝らして手をみていると手の周りにピンク色のオーラ?光?が出ているのを感じる。これが魔力?
 とりあえず魔力と仮定してそれが血管を伝ってお腹に溜まるイメージをする。背中を通る際霧散してしまうものもあったのでそれは胸経由で流す事にした。次第にお腹が温かくなってくる。そしてかなりの熱を持ち始める。
 これが魔力が溜まった状態なのか。
マデリエネさんを見るとうんうんとずっと頷いていた。

「は、はい、結構でございますわ」
「はい」

 力を抜くと魔力?が霧散する。

「グンヴォルさんの作ったシステム、すごいですね。ものすごくわかりやすかったです」
「リョウ、そんな機能つけてないよー」
「え?感じやすくしてくれたんじゃないんですか?」
「してないしてないー」
「そうですか。マデリエネさん大丈夫ですか?」
「ウ、魔術の素質ウィザード・クオリティースがとんでもなくあるのです。初日の、1回目であそこまで魔力を収束できる人間を私は見たことがありませんわ。リョウ様は一流魔術師ハイウィザードを超える存在になるかもしれません。私、ただいま感動しております」





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