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神の修行。
鬼コーチ誕生。
マデリエネさんの講義が終了した頃ロスハーンさんが忽然と現れた。
「よ、よく逃げずにやってきたな」
「え?ここで講義を受けていたんですが」
「そ、そうか。まずお前に質問がある。裁判官か宗教関係者か王になる予定があるか?」
「ありません」
「そうかそうか。お前には回復魔法しか教えないで済むという事だよね」
「宗教関係者とか裁判官になるとしたらどうなるのですか?」
「し、神聖とか調和の面も教えなければならなくなる。それは嫌だ」
「わかりました。どっちにせよなるつもりはこれっぽっちもありませんので大丈夫です」
「あとで泣きを見ても知らないよ?」
「はい。大丈夫です」
「そ、そうか。なら回復魔法を教えよう。スパルタコースとスパルタコースとスパルタコースがあるがどれが良い?」
「えーと。スパルタコースしかないじゃないですか!?」
「そうか。スパルタコースだね」
「ええ?簡単なコースはないんですか?」
「だって理論より実践の方が良いでしょ」
「確かにそうですが」
「じ、じゃあスパルタコースいこうか」
「ええと、まだ了承していませんが」
「やる?やる?やる?どれにする?」
「やるしかないじゃないですか!?」
「な、なるほど、やるんだね」
「ふう。わかりました。やります」
「よ、よし。本来は魔力と神聖力を使って回復魔法を唱えるのだけど、今日は一時的に両方使えるように付与する。そしてとにかく『治癒|《ヒール》』をかけ、傷を癒していくの。わかった?」
「わかりました。やってみます」
ロスハーンさんは短剣を僕の手元に放る。
「それで自分を傷つけて『治癒を唱えて」
「は?」
「だから自分を傷つけて『治癒《ヒール》』を唱えてってば」
「は、はい」
僕は手のひらに傷をつけた。
『治癒』
何も起こらない。
「あの、何も起こらないし、手が痛いのですが」
「当たり前でしょ?お前は何を考えてたの?」
「特に何も」
「治るイメージをしないとダメだよ」
そう言う事は先に言ってもらいたかった。改めて傷が治るイメージをしてヒールをかける。
『治癒』
傷が半分くらい治る。イメージ力が足りないのか。もう一回。
『治癒』
おお、治った。
「治りました」
「つ、続けてやるんだよ」
「わかりました」
ザシュ
『治癒』
さっきよりは良い。でも治りきらない。痛いな。
『治癒』
治った。もう一回。手のひらを切り裂く。
『治癒』
ああ、もうちょっと。もう一回切り裂く。
『治癒』
よし、治った。
「手のひらは治るようになったみたいです」
「よ、よし感覚が掴めてきたな。じゃあ目をつぶれ」
ぴゅっ。
何かが飛んでくる音がすると二の腕に鋭い痛みが走った。目を開けて見ると右腕に矢が刺さってる。血はほとんど出てないがかなり痛い。
「抜いてヒールだ」
「ええ?痛いですよ」
「だ、黙ってやるんだ。そのくらいで死なないからね」
「わ、わかりました」
グッと力を入れて抜く。抜いてイメージをする。傷がもりあがって再生していくイメージ。集中が切れそう。
『治癒』
治りきらない。もう一回ヒール。
治った。と次の瞬間、今度は左腕に矢が刺さった。くそお。痛え。我慢して抜く。さっきはイメージが足りなかった。なぜ足りないのか?もう一度集中し、イメージを高める。
『治癒』
また全部治りきらない。もう一回ヒール。
「お、お前のイメージ力の少なさかイメージしているものの方向性の違いかはわからないが、傷を癒しきるには足りないぞ。それ!」
また左腕に当たった。今度は傷が逆再生していくイメージをする。明確なイメージを持つんだ。
『治癒』
また治りきらない。イメージが足りないのか。もっと医学的に考えてみよう。
「それ!」
左腕の同じ所に当たる。あ、骨まで入ったな。これは不味い。とても痛い。絶対に治さねば。
骨の細胞が骨の傷を埋めて、血小板が傷を塞ぎ、細胞分裂により新しい細胞が肉を作り出して、逆再生のように傷が治っていくイメージをする。
『治癒』
痛みが引き、肉が盛り上がってくる。骨にも異常はないようだ。最後に傷が跡形もなく消える。
「ほう。ではこれはどうだろ。それ!」
今度は太ももに矢が貫通した。多分骨もいってると思う。矢を力を入れて抜く。うぉ、すごい痛い。頭がズキズキする。やれるか?いや、やるしかない。
「ほ、骨は骨の細胞分裂で埋め、傷口は血小板、失った肉は細胞分裂で…逆再生のように治す。『治癒』」
傷の痛みが鈍痛になり、傷口が塞がる。少し時間がかかったが肉が再生し、傷口が跡形もなく消えた。
「よ、よし。もう一度だ。いいか?」
「よし、来い!」
「お、おう。それ!」
今度は左腕の上腕が貫通する。これめっちゃ抜きにくい。そうだ。
『収納!』
矢が消える。イメージするものは同じだ。
「ほ、骨を再生し、傷を塞ぎ、傷を逆再生のように癒す。『治癒』」
先程より早いスピードで癒えていく。プロセスは同じだ。傷跡も消える。
「ふう。治りました」
「よ、良し。これからしばらくはこれを続けてやっていく。それからこれを読んでおけよ」
一冊の本が僕の手元に渡る。
「そ、それは解剖書だ。何がどこにあるのか覚えておけば治療に役にたつ。覚えないと今度内臓が傷ついた時に治療が困難になるぞ」
「わかりました」
「それじゃあ…そら!」
右脚のふくらはぎを貫通する。油断してたからめちゃくちゃ痛い。矢を収納にしまい、治療する。あー痛かった。ロスハーンさんのイケズ。
「よ、よしこれで終わりだ。魔力と神聖力を抜いたから、練習するなよ」
「絶対に練習しません」
「ではな」
ロスハーンさんは消えていった。
「よ、よく逃げずにやってきたな」
「え?ここで講義を受けていたんですが」
「そ、そうか。まずお前に質問がある。裁判官か宗教関係者か王になる予定があるか?」
「ありません」
「そうかそうか。お前には回復魔法しか教えないで済むという事だよね」
「宗教関係者とか裁判官になるとしたらどうなるのですか?」
「し、神聖とか調和の面も教えなければならなくなる。それは嫌だ」
「わかりました。どっちにせよなるつもりはこれっぽっちもありませんので大丈夫です」
「あとで泣きを見ても知らないよ?」
「はい。大丈夫です」
「そ、そうか。なら回復魔法を教えよう。スパルタコースとスパルタコースとスパルタコースがあるがどれが良い?」
「えーと。スパルタコースしかないじゃないですか!?」
「そうか。スパルタコースだね」
「ええ?簡単なコースはないんですか?」
「だって理論より実践の方が良いでしょ」
「確かにそうですが」
「じ、じゃあスパルタコースいこうか」
「ええと、まだ了承していませんが」
「やる?やる?やる?どれにする?」
「やるしかないじゃないですか!?」
「な、なるほど、やるんだね」
「ふう。わかりました。やります」
「よ、よし。本来は魔力と神聖力を使って回復魔法を唱えるのだけど、今日は一時的に両方使えるように付与する。そしてとにかく『治癒|《ヒール》』をかけ、傷を癒していくの。わかった?」
「わかりました。やってみます」
ロスハーンさんは短剣を僕の手元に放る。
「それで自分を傷つけて『治癒を唱えて」
「は?」
「だから自分を傷つけて『治癒《ヒール》』を唱えてってば」
「は、はい」
僕は手のひらに傷をつけた。
『治癒』
何も起こらない。
「あの、何も起こらないし、手が痛いのですが」
「当たり前でしょ?お前は何を考えてたの?」
「特に何も」
「治るイメージをしないとダメだよ」
そう言う事は先に言ってもらいたかった。改めて傷が治るイメージをしてヒールをかける。
『治癒』
傷が半分くらい治る。イメージ力が足りないのか。もう一回。
『治癒』
おお、治った。
「治りました」
「つ、続けてやるんだよ」
「わかりました」
ザシュ
『治癒』
さっきよりは良い。でも治りきらない。痛いな。
『治癒』
治った。もう一回。手のひらを切り裂く。
『治癒』
ああ、もうちょっと。もう一回切り裂く。
『治癒』
よし、治った。
「手のひらは治るようになったみたいです」
「よ、よし感覚が掴めてきたな。じゃあ目をつぶれ」
ぴゅっ。
何かが飛んでくる音がすると二の腕に鋭い痛みが走った。目を開けて見ると右腕に矢が刺さってる。血はほとんど出てないがかなり痛い。
「抜いてヒールだ」
「ええ?痛いですよ」
「だ、黙ってやるんだ。そのくらいで死なないからね」
「わ、わかりました」
グッと力を入れて抜く。抜いてイメージをする。傷がもりあがって再生していくイメージ。集中が切れそう。
『治癒』
治りきらない。もう一回ヒール。
治った。と次の瞬間、今度は左腕に矢が刺さった。くそお。痛え。我慢して抜く。さっきはイメージが足りなかった。なぜ足りないのか?もう一度集中し、イメージを高める。
『治癒』
また全部治りきらない。もう一回ヒール。
「お、お前のイメージ力の少なさかイメージしているものの方向性の違いかはわからないが、傷を癒しきるには足りないぞ。それ!」
また左腕に当たった。今度は傷が逆再生していくイメージをする。明確なイメージを持つんだ。
『治癒』
また治りきらない。イメージが足りないのか。もっと医学的に考えてみよう。
「それ!」
左腕の同じ所に当たる。あ、骨まで入ったな。これは不味い。とても痛い。絶対に治さねば。
骨の細胞が骨の傷を埋めて、血小板が傷を塞ぎ、細胞分裂により新しい細胞が肉を作り出して、逆再生のように傷が治っていくイメージをする。
『治癒』
痛みが引き、肉が盛り上がってくる。骨にも異常はないようだ。最後に傷が跡形もなく消える。
「ほう。ではこれはどうだろ。それ!」
今度は太ももに矢が貫通した。多分骨もいってると思う。矢を力を入れて抜く。うぉ、すごい痛い。頭がズキズキする。やれるか?いや、やるしかない。
「ほ、骨は骨の細胞分裂で埋め、傷口は血小板、失った肉は細胞分裂で…逆再生のように治す。『治癒』」
傷の痛みが鈍痛になり、傷口が塞がる。少し時間がかかったが肉が再生し、傷口が跡形もなく消えた。
「よ、よし。もう一度だ。いいか?」
「よし、来い!」
「お、おう。それ!」
今度は左腕の上腕が貫通する。これめっちゃ抜きにくい。そうだ。
『収納!』
矢が消える。イメージするものは同じだ。
「ほ、骨を再生し、傷を塞ぎ、傷を逆再生のように癒す。『治癒』」
先程より早いスピードで癒えていく。プロセスは同じだ。傷跡も消える。
「ふう。治りました」
「よ、良し。これからしばらくはこれを続けてやっていく。それからこれを読んでおけよ」
一冊の本が僕の手元に渡る。
「そ、それは解剖書だ。何がどこにあるのか覚えておけば治療に役にたつ。覚えないと今度内臓が傷ついた時に治療が困難になるぞ」
「わかりました」
「それじゃあ…そら!」
右脚のふくらはぎを貫通する。油断してたからめちゃくちゃ痛い。矢を収納にしまい、治療する。あー痛かった。ロスハーンさんのイケズ。
「よ、よしこれで終わりだ。魔力と神聖力を抜いたから、練習するなよ」
「絶対に練習しません」
「ではな」
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