【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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ブラッシュアップ開始。

久しぶりの地上。

 目を開けるとアカウン司教ビシがいて、横にはナミリアがいた。
ナミリアはすでに立ち上がっている。僕も慌てて立ち上がった。
 
「続けてスキルの確認を行う。良いかね?」
「はい!」
「うん!」

 アカウン司祭ビシはペンと紙を机に置くと神に祈るポーズをする。

「神よ、大地の精霊よ。この者の状態とスキルを示したまえ『識別アイデンティフィケーション』……」

 司教ビシは紙に結果を書いている。

「ナミリア様、こちらに」
「はい!」
「これはお父様、お母様しか見せてはなりませんよ」

 と言ってナミリアに紙を渡す。

「リョウエスト君、こちらへ」
「うん!」
「これはお父さん、お母さんにしか見せてはいけないよ」
「うん!」

 僕も紙を受け取る。

「以上で聖別の儀を終了する」

 といってアカウン司祭ビシは出て行った。僕はお父さん、お母さんの方へ歩き出す。さっきまでの15歳の身体と比べるとなんとも頼りない歩き方だ。
 横でナミリアも一緒に歩いてる。紙を一生懸命見てるのでぶつかりそうになる。慌てて引っ張ってことなきを得た。
 お父さん、お母さんの前に行くと先に紙を見て良いというので見る。


スキル:

剣術
槍術
魔術
魔法
薬学
商人
調理
収納


 と書いてあった。魔術と魔法はこれで解禁だな。お父さんとお母さんに見せると抱きしめられる。お父さんお母さんに抱かれるのも3年ぶりだ。ナミリアも笑顔でマックスさんとレイアムさんと抱きしめあってる。結果が良かったのかな。そうだ、お父さんお母さんとお兄さん達とミシェ姉さんとエメイラとミザーリに話す事があったんだ。

「お父さん、お母さん、ロイック兄さん、ストラ兄さん、ミシェ姉さん、あとで、お話しが、あるの」

 うーん。相変わらずの舌足らず。辛い。

「なんの話?」
「ここでは、話せない」
「わかった。夕食が終わってから話そう」
「うん」

「ハッセルエン、そちらはどうだったか?」

 マックスさんが聞く。

「はい、なかなかのスキルでありました」
「そうかそうか。うちの子も大したスキルだったわ」
「おめでとうございます」
「うん。ありがとう。リョウ、良かったな」
「うん!」
「リョウ、私、騎士なるの」
「おめでと」
「ありがと、リョウは?」
「調理あったー。商人もー」
「魔術師は?」
「うん!」
「おめでと。ナミリア、剣と回復魔法、もらったの」
「おお、良かったね」
「よし、リョウまた待っているぞ。レイアム、ナミリア行こうか」
「はい!」
「リョウ、それと皆様、またお会いしましょう。ハノンまたお手紙ちょうだい」
「かしこまりました」

 一緒にレイさんもついて行ったがロイック兄さんがレイさんを呼び止めて一言二言言う。

「ありがとうございます。お気遣いありがたく」
「いえ。お時間とらせて申し訳ありません。失礼致します」
「はい。失礼致します」

 レイさんも出て行った。

「ロイック、何かあったのか?」

 父さんが聞く。

「いや、うちの店のシェフお任せを伯爵様御一家分用意したからそれを知らせただけだよ」
「なかなか気がきくようになったな」
「父さんを見習ったんだ」
「お母さん」

 お母さんに抱きつく。

「あらあら、甘えん坊さんね」
「んふー」
「リョウ、疲れたか?」
「ストラ兄さん、疲れた」
「お父さん、リョウが疲れたって」
「そうか。馬車で待っててくれ」
「リョウ行こ」

 ミシェ姉さんとストラ兄さんに手を繋がれて外に出る。久しぶりの地上だ。リーリシア神大聖堂と各神の神殿が美しい。

(無事に地上に降りたよ、リーリシア)

 僕はそう心の中で呟いた。
 馬車に戻ると椅子に座る。ミシェ姉さんとストラ兄さんにはある程度教えていいな。

「ミシェ姉さん」
「なあに?」
「魔術、あったの」
「良かったわね」 
「ストラ兄さん」
「なんだ?」
「調理と商人あったー」
「おお、でかした。俺と共同開発しようぜ」
「んふー。いいよ」
「エメイラさん喜ぶわね」
「ところで話ってなんだ?」
「今はないしょー」
「ええ。気になるな」
「うふふ」

 あ、お父さんとお母さんとロイック兄さんが戻ってきた。

「よし、帰ろう」

 お父さんが馬車の窓越しに言う。

「うん!」

 馬車は走り出す。宗教区の大通りにはあまり人がいない。大通りを抜けると街の広場に出る。特徴的な時計塔が懐かしい。色々な人種、職種の人が歩いている。何もかも懐かしいな。商業区のセス大通りに入ると家はもうすぐだ。
 馬車は店の前に降りる。店先に丁稚が立ち中でお客様の相手をしている商会員かぞくが見える。
 中に入ってみんなを見渡して挨拶する。


「ただいま!」


 家に戻ってアニナに騎士服を脱ぐのを手伝ってもらっているとエメイラが飛び込んできた。エメイラ、変わらず綺麗だね。あ、風精エルフだから外見は変わらないのか。

「リョウ、お帰り。ね、あった?あった?あった?」
「ただいま。あったよ、魔術」
「やったー!おめでとう」
「ありがと。魔法もあったよ」
「すごいわ!明日から練習だね!」
「うん。そういえば、ミザーリは?」
「今、裏門だと思うわ」
「ミザーリにも、言わないと」
「なんで?」
「槍術手に入れたの」
「おお。すごいわね。あなた冒険者にでもなるの?」
「それも良いかもね。あ、エメイラ、夕食後、お話があるの」
「わかったわ」

 僕はエメイラと裏門に向かう。ミザーリがペギーと立っていた。

「ミザーリ!」
「あ、おかえりなさい」
「ミザーリ、あのね、槍教えて?」
「どうしたんですか?」
「槍術あったの」
「おお、わかりました。主の為に全力で教えましょう」
「ありがと」

 





 

 

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