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美味しいパンとワイン。
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「それで成功なのか?」
「うん。この液を、ポーションの瓶に詰めて、保存の変質を使って欲しい」
「わかった。任せろ」
デボンさんにその場はお任せして、コップ一杯を持ち、マスにパンの作り方を教える。一時発酵、二時発酵のやり方だ。とにかく言われた通りやってくれと頼んだら、ちょくちょく様子を見てくれと頼まれた。なので了承してデボンさんの所へ戻る。
「できたぞ」
「今パンを頼んで、きたから、次はワインに、行くね。ワイン用の、葡萄を潰したのが、これ。これに、さっきの液を入れる」
「なんて名前の液なんだ?」
「酵母液と、呼んでる」
「コウボエキと、わかった」
「これを8日、経年変化させて、もらいたい」
「若いの呼んでくれ。これはもちあがらん」
「わかったー」
お店に行って若い商会員を貸してもらう。戻ってくるとデボンさんが錬金釜を用意して待っていた。
「おお。錬金釜!」
「お前ほんとに素人か?なんで知ってるんだ」
「んふー。勉強した」
「これで経年変化させて、抽出してワイン樽に入れる。それで良いな」
「うん!」
ちょうどその時マスが来た。
「坊ちゃん、えらい膨らんだぜ」
「デボンさん、見る?みんな、この葡萄、この釜に、いれて、くれるかな?」
「見る見る」
「「わかりました」」
マスと一緒にキッチンに行くと生地がぷっくり膨れていた。
「デボンさん、さっきの、液入れるとこんなふうに、膨れるの」
「ほお、すごいな」
「マス、生地を、バンバン、板の上に、叩きつけて」
「はいよ」
マスは生地をまな板の上で叩きつけている。うん、もう良いかな。
「マス、15個に分けて丸くしてくれる?こんな感じで」
僕は一個試しに作った。相変わらず手が小さい。マスは器用に丸くしていく。
「マス、丸くしたら半刻くらい置いてね」
「わかった」
「また膨らむから気をつけて」
「わかった」
「デボンさん、続きを、やろう」
「ああ、そうだな」
デボンさんは錬金釜の前に立った。
「8日間だったな。じゃあやるぞ」
「うん!」
「経年変化、8日間。よし、やるぞ」
錬金釜が動いている。
「よし、抽出だ。葡萄の実、皮、種を残し、このワイン樽へ。よし、やるぞ」
葡萄の液はワイン樽に詰まった。
「あとは熟成、だけど、パン、見てきて良い?」
「良いぞ。俺も行こう」
マスがちょうどキッチンを出ようとしているとこだった。
「膨らみ終わったようだぜ」
「あとは焼くだけ。膨らむから、一個一個、隙間を、開けて、焼いてね」
「わかった。やってみる」
「ほう。ここでも膨らむんだな」
「焼いたら、もっと、大きくなるよ」
「楽しみだ」
デボンさんと話しながら食堂に戻ってきた。
「でまた経年変化だな。今度は何日だ?」
「んーと。一年で」
「よし。魔力は…足りるか」
「お願い」
「わかった。ぶっ倒れたら店から魔力ポーション持ってきてくれ」
「今持ってくるよ」
お店に向かい、商会員に魔力ポーションをお願いして持ってきてもらった。
「はい」
「とりあえず置いておいてくれ」
「はい」
「行くぞ。経年変化1年……よし、やるぞ」
錬金布にのせられたワイン樽が反応している。カタカタと音を立てて動いているのだ。30分はかかっただろうか。ワイン樽の動きはピタリと止まった。
「よし、できたぞ」
「お父さんとお兄さんを呼んでくる」
「おう。魔力ポーションもらうぞ」
「うん!」
お父さんとロイック兄さんを呼ぶ。二人はニヤニヤしながら僕の後についてきた。
「おう。パンも焼けたみたいだぞ」
そこには山盛りになったパンが置いてあった。
「これすごいな。こんなに膨らみのか」
「そう、膨らむの」
「お父さん、ロイック兄さん、デボンさん、パンから味見?ワインから?」
「「「ワインで」」」
「わかった。ワイン樽一樽は家のね。それを開けよう」
マスにお礼を言いながらコップを三つ用意してもらった。
「ロイック兄さん、これに注いで」
「ああ。任せろ」
ロイック兄さんがワイン樽の栓を抜く。フルーティな香りがしてくる。
「これ、ワインの香り…なのか!?」
「もうすでに美味しそうなんだが」
「今注ぎますね」
コップに結構な量ワインが入る。昼間から良いの?
「じゃあ乾杯しようぜ。俺たちの成功に」
「「俺たちの成功に」」
三人は一口呑んで止まった。あれ?美味しくなかったかなあ。
「美味すぎるだろこれ」
「なんとも言えない美味さだ。プラムのようなワインだ」
「このフルーティなワイン、ちゃんとアルコールの味がする」
「成功?」
「大成功だ。リョウエスト。これをレポートに書けるとは。俺も地道にやってきて良かったぜ」
「これは献上すべき物だな。デボン、まだ作れるか?」
「ああ。言われれば作れるぞ」
「お前も王城に行く支度とレポートを用意しておけよ」
「本当かハッセルエン。俺にもようやく良い目が回ってきたぞ」
「リョウ、呑めなくて残念だったね」
「ロイック兄さんが、美味しそう、だから良いよ」
「ふふふ」
ロイック兄さんに頭を撫でられる。
「パンを食べてみよう」
「試食は、3個まで、だよ」
「わかった。一人一個な」
「僕も食べる」
「わかった。リョウ、半分ずつな」
「お父さん、ありがと」
「食べてみよう」
「うわー…柔らかい」
「柔らかいし、小麦の味もほのかに香るな」
「美味しい。柔らかいだけじゃないんだな」
「おいしー」
「リョウ、お父さんはなんとしても明後日城にいくぞ。これは緊急に動く必要がある」
「うん!」
「まずは家族で食べようか」
「そうだな。デボン、ありがとう」
「ハッセルエン、必要ならすぐに呼んでくれ。俺も旅装を整えておく」
「頼むな」
その日の晩にパンとワインを出した。大好評で両方とも増産が決定した。
「うん。この液を、ポーションの瓶に詰めて、保存の変質を使って欲しい」
「わかった。任せろ」
デボンさんにその場はお任せして、コップ一杯を持ち、マスにパンの作り方を教える。一時発酵、二時発酵のやり方だ。とにかく言われた通りやってくれと頼んだら、ちょくちょく様子を見てくれと頼まれた。なので了承してデボンさんの所へ戻る。
「できたぞ」
「今パンを頼んで、きたから、次はワインに、行くね。ワイン用の、葡萄を潰したのが、これ。これに、さっきの液を入れる」
「なんて名前の液なんだ?」
「酵母液と、呼んでる」
「コウボエキと、わかった」
「これを8日、経年変化させて、もらいたい」
「若いの呼んでくれ。これはもちあがらん」
「わかったー」
お店に行って若い商会員を貸してもらう。戻ってくるとデボンさんが錬金釜を用意して待っていた。
「おお。錬金釜!」
「お前ほんとに素人か?なんで知ってるんだ」
「んふー。勉強した」
「これで経年変化させて、抽出してワイン樽に入れる。それで良いな」
「うん!」
ちょうどその時マスが来た。
「坊ちゃん、えらい膨らんだぜ」
「デボンさん、見る?みんな、この葡萄、この釜に、いれて、くれるかな?」
「見る見る」
「「わかりました」」
マスと一緒にキッチンに行くと生地がぷっくり膨れていた。
「デボンさん、さっきの、液入れるとこんなふうに、膨れるの」
「ほお、すごいな」
「マス、生地を、バンバン、板の上に、叩きつけて」
「はいよ」
マスは生地をまな板の上で叩きつけている。うん、もう良いかな。
「マス、15個に分けて丸くしてくれる?こんな感じで」
僕は一個試しに作った。相変わらず手が小さい。マスは器用に丸くしていく。
「マス、丸くしたら半刻くらい置いてね」
「わかった」
「また膨らむから気をつけて」
「わかった」
「デボンさん、続きを、やろう」
「ああ、そうだな」
デボンさんは錬金釜の前に立った。
「8日間だったな。じゃあやるぞ」
「うん!」
「経年変化、8日間。よし、やるぞ」
錬金釜が動いている。
「よし、抽出だ。葡萄の実、皮、種を残し、このワイン樽へ。よし、やるぞ」
葡萄の液はワイン樽に詰まった。
「あとは熟成、だけど、パン、見てきて良い?」
「良いぞ。俺も行こう」
マスがちょうどキッチンを出ようとしているとこだった。
「膨らみ終わったようだぜ」
「あとは焼くだけ。膨らむから、一個一個、隙間を、開けて、焼いてね」
「わかった。やってみる」
「ほう。ここでも膨らむんだな」
「焼いたら、もっと、大きくなるよ」
「楽しみだ」
デボンさんと話しながら食堂に戻ってきた。
「でまた経年変化だな。今度は何日だ?」
「んーと。一年で」
「よし。魔力は…足りるか」
「お願い」
「わかった。ぶっ倒れたら店から魔力ポーション持ってきてくれ」
「今持ってくるよ」
お店に向かい、商会員に魔力ポーションをお願いして持ってきてもらった。
「はい」
「とりあえず置いておいてくれ」
「はい」
「行くぞ。経年変化1年……よし、やるぞ」
錬金布にのせられたワイン樽が反応している。カタカタと音を立てて動いているのだ。30分はかかっただろうか。ワイン樽の動きはピタリと止まった。
「よし、できたぞ」
「お父さんとお兄さんを呼んでくる」
「おう。魔力ポーションもらうぞ」
「うん!」
お父さんとロイック兄さんを呼ぶ。二人はニヤニヤしながら僕の後についてきた。
「おう。パンも焼けたみたいだぞ」
そこには山盛りになったパンが置いてあった。
「これすごいな。こんなに膨らみのか」
「そう、膨らむの」
「お父さん、ロイック兄さん、デボンさん、パンから味見?ワインから?」
「「「ワインで」」」
「わかった。ワイン樽一樽は家のね。それを開けよう」
マスにお礼を言いながらコップを三つ用意してもらった。
「ロイック兄さん、これに注いで」
「ああ。任せろ」
ロイック兄さんがワイン樽の栓を抜く。フルーティな香りがしてくる。
「これ、ワインの香り…なのか!?」
「もうすでに美味しそうなんだが」
「今注ぎますね」
コップに結構な量ワインが入る。昼間から良いの?
「じゃあ乾杯しようぜ。俺たちの成功に」
「「俺たちの成功に」」
三人は一口呑んで止まった。あれ?美味しくなかったかなあ。
「美味すぎるだろこれ」
「なんとも言えない美味さだ。プラムのようなワインだ」
「このフルーティなワイン、ちゃんとアルコールの味がする」
「成功?」
「大成功だ。リョウエスト。これをレポートに書けるとは。俺も地道にやってきて良かったぜ」
「これは献上すべき物だな。デボン、まだ作れるか?」
「ああ。言われれば作れるぞ」
「お前も王城に行く支度とレポートを用意しておけよ」
「本当かハッセルエン。俺にもようやく良い目が回ってきたぞ」
「リョウ、呑めなくて残念だったね」
「ロイック兄さんが、美味しそう、だから良いよ」
「ふふふ」
ロイック兄さんに頭を撫でられる。
「パンを食べてみよう」
「試食は、3個まで、だよ」
「わかった。一人一個な」
「僕も食べる」
「わかった。リョウ、半分ずつな」
「お父さん、ありがと」
「食べてみよう」
「うわー…柔らかい」
「柔らかいし、小麦の味もほのかに香るな」
「美味しい。柔らかいだけじゃないんだな」
「おいしー」
「リョウ、お父さんはなんとしても明後日城にいくぞ。これは緊急に動く必要がある」
「うん!」
「まずは家族で食べようか」
「そうだな。デボン、ありがとう」
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