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ブラッシュアップ開始。
準備と出発。
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王都行きの支度が始まった。まずは着る服の準備だ。老舗の仕立て屋さんが来た。
「リョウに似合う服を選びましょうね」
「奥様、こちらはいかがでしょう」
「いいわね」
「お母さん、これなんか似合うかも」
「あらミシェ、良いわね」
お母さんとミシェ姉さんに着せ替え人形になった。散々着せられてオッケーをもらって次はお父さんだ。お父さんは流石に慣れたものですぐに終わる。
「お母さん、この際だからロイック兄さんとストラの服も作ったらどうかしら」
「そうね。アニナ、二人を連れてきてちょうだい」
「はい、奥様」
あーあ。ロイック兄さんとストラ兄さんかわいそう。
「母さん呼んだ?」
「俺も?」
「あなた達も服を作るの。仕立て屋さん、お願いできる?」
「了解しました」
「母さん、忙しいんだけど」
「俺はいいよ、大丈夫」
「だめよ。そこに立ちなさい」
「はぁ。こうなったら母さんはテコでも動かないからな。ストラ、大人しくしな」
「兄貴、俺服作ってどこにいくんだ?」
「さあな」
結局、ロイック兄さんとストラ兄さんも着せ替え人形にした。お父さん、お兄さん達、僕で何着着たことか……体力をものすごい使ったと思う。〆ていくらになったのかはわからないけど相当使ったんじゃないかな。
次にデボンさんと王城に出すワインを作る。丁稚に何回も葡萄を買ってきてもらって、試行錯誤しながら頑張って作った。お父さんとロイック兄さんと商会員の投票で持ってくワインを決めたが、僕は呑ませてはもらえないのでいまいち良いかどうかわからない。ちょっと怖い。
パンは自分で作れるように練習した。僕がパン作りをしているとエメイラが必ず来て味見していく。どうやらめちゃくちゃハマってるらしい。僕は何かあった時の為にかなりの数の酵母液を作ってもらった。多分パーティとかあってもなんとかなるんじゃないかと思う。
あと、何があるかわからないので料理も一応練習する。料理レベル3レベルがどれほどのレベルかわからないが一通りの調理はできるみたいだ。新たなメニューも考える。とりあえずは思いついたのはあれぐらいか。まあ、出たとこ勝負になるかなあ。
そんな事をしてるとお城から呼び出しがあった。僕、お父さん、ロイック兄さん、ストラ兄さんの四人だ。お父さんはともかくお兄さんたちは関係あるのだろうか。四人でお城へ向かう。またも顔パスで通される。中に入ると執務室に通された。もうここも入り慣れた。
「待っていたぞ。スサン一家。お前達に王城から招待状が届いている」
「四人全員ですか?」
「そうだ。それとパンとワインに関わっている錬金術師もだ」
「私たちが直接伺う形ですか?」
「いや、我々の兵が王都まで護衛する形だ。私はスサン一家が到着するのを待ってワイバーン便で合流する」
「わかりました」
「そういえばな、国王様がおっしゃっていたのだが、いささかこちらがもらいすぎだからリョウ個人に何か贈りたいとの事だ。リョウ、何か希望はあるか?」
「二つ、良いですか?」
「ああ。聞くぞ」
「スサン商会、よろしく、お願いしますがひとつ」
「うん」
「マックスさん、みたいな、領地は、いりません。けど、ちょっと偉く、なりたい」
「それなら、スサン商会の王国御用商会入りと名誉貴族を願い出ればいいだろう」
「マックスさん、名誉貴族、なんですか?」
「うん。一定の権限があり、毎年お金をもらえる貴族だな」
「それお父さん、お母さん、お兄さんたち、ミシェ姉さんを守れますか?」
「うん。十分に守れるだろう」
「じゃあ、それで、お願いします」
「あいわかった。リョウが偉くなりたいのは両親と家族を守るためだな?」
「うん」
「じゃあその事をそのまま王国側に伝えよう」
「マックスさん、ありがと、ございます」
「なんの。リョウが作った物はそれだけの価値がある物だということだ」
「うん」
「あとはナフェルが付き添いで行くから打ち合わせしてくれ」
「かしこまりました」
「では頼んだぞ」
マックスさんはニヤリとして僕の方を向いた。
「うん!」
城を出て4人で歩いているとお父さんが言った。
「リョウ、貴族になるのか?」
「ならないよ」
「名誉貴族も貴族だぞ」
「僕、肩書きだけ、欲しいの。貴族、大商人、今度は、出てくる」
「そうだな」
「その時、必要なのは、貴族という、肩書き」
「リョウは僕達をその脅威から守ってくれようとしてるんだね」
「そう」
「そんな無理する事はないぞ」
「ストラ兄さん」
「まあ、俺たちも自分で守る術を得るしかないな」
「お兄さんたち、歌の通り、頑張ればいい」
「だってよ『英傑』」
「なんだい『神童』。まあがんばろうか」
「ロイック、ストラ、リョウ。今回の王都行き、ものすごい飛躍のチャンスになると思う。父さんの勘がそう言ってるんだ。だから気を抜かないようにしっかりとやろう」
「わかったよ、父さん」
「了解だよ」
「お父さん、わかった」
そして10日後、僕達は旅立った。
「リョウに似合う服を選びましょうね」
「奥様、こちらはいかがでしょう」
「いいわね」
「お母さん、これなんか似合うかも」
「あらミシェ、良いわね」
お母さんとミシェ姉さんに着せ替え人形になった。散々着せられてオッケーをもらって次はお父さんだ。お父さんは流石に慣れたものですぐに終わる。
「お母さん、この際だからロイック兄さんとストラの服も作ったらどうかしら」
「そうね。アニナ、二人を連れてきてちょうだい」
「はい、奥様」
あーあ。ロイック兄さんとストラ兄さんかわいそう。
「母さん呼んだ?」
「俺も?」
「あなた達も服を作るの。仕立て屋さん、お願いできる?」
「了解しました」
「母さん、忙しいんだけど」
「俺はいいよ、大丈夫」
「だめよ。そこに立ちなさい」
「はぁ。こうなったら母さんはテコでも動かないからな。ストラ、大人しくしな」
「兄貴、俺服作ってどこにいくんだ?」
「さあな」
結局、ロイック兄さんとストラ兄さんも着せ替え人形にした。お父さん、お兄さん達、僕で何着着たことか……体力をものすごい使ったと思う。〆ていくらになったのかはわからないけど相当使ったんじゃないかな。
次にデボンさんと王城に出すワインを作る。丁稚に何回も葡萄を買ってきてもらって、試行錯誤しながら頑張って作った。お父さんとロイック兄さんと商会員の投票で持ってくワインを決めたが、僕は呑ませてはもらえないのでいまいち良いかどうかわからない。ちょっと怖い。
パンは自分で作れるように練習した。僕がパン作りをしているとエメイラが必ず来て味見していく。どうやらめちゃくちゃハマってるらしい。僕は何かあった時の為にかなりの数の酵母液を作ってもらった。多分パーティとかあってもなんとかなるんじゃないかと思う。
あと、何があるかわからないので料理も一応練習する。料理レベル3レベルがどれほどのレベルかわからないが一通りの調理はできるみたいだ。新たなメニューも考える。とりあえずは思いついたのはあれぐらいか。まあ、出たとこ勝負になるかなあ。
そんな事をしてるとお城から呼び出しがあった。僕、お父さん、ロイック兄さん、ストラ兄さんの四人だ。お父さんはともかくお兄さんたちは関係あるのだろうか。四人でお城へ向かう。またも顔パスで通される。中に入ると執務室に通された。もうここも入り慣れた。
「待っていたぞ。スサン一家。お前達に王城から招待状が届いている」
「四人全員ですか?」
「そうだ。それとパンとワインに関わっている錬金術師もだ」
「私たちが直接伺う形ですか?」
「いや、我々の兵が王都まで護衛する形だ。私はスサン一家が到着するのを待ってワイバーン便で合流する」
「わかりました」
「そういえばな、国王様がおっしゃっていたのだが、いささかこちらがもらいすぎだからリョウ個人に何か贈りたいとの事だ。リョウ、何か希望はあるか?」
「二つ、良いですか?」
「ああ。聞くぞ」
「スサン商会、よろしく、お願いしますがひとつ」
「うん」
「マックスさん、みたいな、領地は、いりません。けど、ちょっと偉く、なりたい」
「それなら、スサン商会の王国御用商会入りと名誉貴族を願い出ればいいだろう」
「マックスさん、名誉貴族、なんですか?」
「うん。一定の権限があり、毎年お金をもらえる貴族だな」
「それお父さん、お母さん、お兄さんたち、ミシェ姉さんを守れますか?」
「うん。十分に守れるだろう」
「じゃあ、それで、お願いします」
「あいわかった。リョウが偉くなりたいのは両親と家族を守るためだな?」
「うん」
「じゃあその事をそのまま王国側に伝えよう」
「マックスさん、ありがと、ございます」
「なんの。リョウが作った物はそれだけの価値がある物だということだ」
「うん」
「あとはナフェルが付き添いで行くから打ち合わせしてくれ」
「かしこまりました」
「では頼んだぞ」
マックスさんはニヤリとして僕の方を向いた。
「うん!」
城を出て4人で歩いているとお父さんが言った。
「リョウ、貴族になるのか?」
「ならないよ」
「名誉貴族も貴族だぞ」
「僕、肩書きだけ、欲しいの。貴族、大商人、今度は、出てくる」
「そうだな」
「その時、必要なのは、貴族という、肩書き」
「リョウは僕達をその脅威から守ってくれようとしてるんだね」
「そう」
「そんな無理する事はないぞ」
「ストラ兄さん」
「まあ、俺たちも自分で守る術を得るしかないな」
「お兄さんたち、歌の通り、頑張ればいい」
「だってよ『英傑』」
「なんだい『神童』。まあがんばろうか」
「ロイック、ストラ、リョウ。今回の王都行き、ものすごい飛躍のチャンスになると思う。父さんの勘がそう言ってるんだ。だから気を抜かないようにしっかりとやろう」
「わかったよ、父さん」
「了解だよ」
「お父さん、わかった」
そして10日後、僕達は旅立った。
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