【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

文字の大きさ
116 / 806
ブラッシュアップ開始。

書庫で勉強。

 ミザーリとジェンは使用人の部屋に泊まっているというので屋敷に入ってすぐ別れた。マチルダさんが入った所で待ち構えており、僕は部屋に連れてかれて清浄クリーンをかけられた。

「リョウエスト様、朝起きて訓練をするのはよろしいのですが、良かったら私を呼んでいただきたく思います」
「え?起こしたら、かわいそう」
「私の仕事は滞在中のリョウエスト様のお世話でございます。お気になさらず気軽に呼んでいただいて結構です」
「わかったー、マチルダさん、ごめんね」
「あ、いえ。謝って頂かなくて結構です。こちらこそ窮屈な思いをさせているようで申し訳ありません。お着替えなどどうされますか?」
「んー。これで良いの」
「わかりました。では食堂にご案内いたします」
「うん!」

 食堂に着いたらお父さんとお兄さんとデボンさんがお茶をしていた。どうやら遅刻しちゃったらしい。

「遅れ、ごめんね」
「勝手に屋敷を出たらダメだよ、リョウ」
「俺も出ようとしたら止められた。リョウも言う事を聞くようにな」
「うん!ごめんね」

 ストラ兄さんも出ようとしてたのか。

「リョウ、言葉使いは直しようもないが『うん』はやめて『はい』にしてごらん」
「はい!お父さん」
「そうだ。それを王都にいる間続けるんだぞ」
「う…はい」
「まあ、いいんじゃないか?王様も子供の言う事にいちいちめくじら立てないだろうし」
「デボン、王様だけなら良いが他の方々がどう思うのかわからないだろ?」
「そりゃそうだな。リョウ、気をつけろよ」
「はい!」

 朝食が運ばれる。豪華な朝食だ。食べ切れるかなあ。

「ゆっくり食べなさい。時間はいっぱいあるぞ」
「そうだぞリョウ。この屋敷から今日は出られないからな」

 そうか。王様に会うまで安全に過ごさなきゃならないものね。のんびり食べよう。

「デボンは今日は何をするんだ?」
「レポートの校正だな。完璧だと思うんだが不安でな。なんせ一世一代の大舞台だ。準備不足になりたくないしな」
「そうだな。私達は何をしようかな」
「父さん、キースを連れてくればよかったね。貴族関係の仕事にも手をつけられて一石二鳥だったね」
「そうだな。そこまで気が回らなかった」
「聞いたんだけどさ、書庫があるらしいんだ。俺はそこで勉強でもしようかな」
「んふー。書庫いい」
「だろ?普段読めないものもあるだろうし」
「聞いて使用可能ならいいんじゃないか。ロイック、この後訓練に付き合ってくれ」
「父さんの剣には敵わないよ?」
「まあまあ、体を動かすだけだ」

 よし。あとは果物だけだ。僕がんばったわ……よし。食べれた。

「食べたー」
「よく食べれたな。俺残したぜ」
「朝、運動したの」

 お茶を入れてもらう。メイドさんか侍女さんかわからないけど、歳が少し上の人が部屋に入ってきた。

「失礼いたします。ご主人様から連絡がありました。本日夜半過ぎにこちらに到着予定です。皆様にはこの館でゆっくり逗留して頂きたいとのことです」
「わかりました。謁見はいつぐらいになりそうですか?」
「今、ご主人様の到着予定を知らせに王城に家中の者が向かっております。王家の皆様も心待ちになさっておられるとお聞きしておりますので、遅くとも明日には謁見予定日が決まると思われます」
「わかりました」
「それまで窮屈な思いをさせてしまいますがこちらでのんびりとお過ごしください」
「あの、書庫は使用可能でしょうか?」
「はい。ストラスト様、可能でございます。後ほど係の者を案内に伺わせます」
「僕、お願いします」
「リョウエスト様、かしこまりました。他にご不明な点はございますか?」
「庭に出るのは可能ですか?体を動かしたいです」
「はい。可能です、ロイックエン様。ただし魔法や魔術はみだらに練習なさらないようお願いいたします。練習したい、とおっしゃるなら貴族街にある練習場をお借りいたします」
「大丈夫です」
「その他ご不明点があれば係の者に伝えてください。では、良い1日をお過ごしくださいませ」

 それからお茶を呑んで解散となり、僕とストラ兄さんは書庫に案内された。書籍の数はかなり多い。

「初等学校とはかなり違いがあるぜ」
「学校、本、ないの?」
「こういう実用的な本はほとんどないな」
「ふーん」
「まあ、じっくりいろんな本読んでみようぜ」
「う…はい」

 それから棚を色々見て回った。色々なジャンルの本が置いてある。僕は薬学の本と神学の本と歴史の本を借りた。ストラ兄さんは机に十冊くらいの本を載せて読んでいる。
 まずは薬学の本を調べる。アレのレシピがあるかどうか調べる為だ。残念ながら書いてなかった。ここで見つけたと嘘をついてラクラ薬師に協力してもらおうかな。それが一番早いよね。
 次に神学の本を読む。大体のことはあっているけどリーリシアがお母さんみたいな書き方で書いてあった。リーリシアは子供産んでませんよ。あとはナーディルさんが理知的な神でマデリエネさんが奔放な神、アネーシャさんがおばさん、グンヴォルさんがお爺さん、ロスハーンさんが壮年の神、イサリナさんが悪女って書かれていた。うーん、一個も合ってない。他にはいろんな眷属神の事が書いてあった。全部読み切ったらぶるっと来た。たぶん神学覚えたね。
 歴史はコリント王国のものだった。一通り読んでたが、学んでいたものと違うことが結構多い。これ、書いてる人間の都合の良いように変えて書いてあるわ。まあ、歴史は勝者が変えるものだとグンヴォルさんが言ってたからそう言う事なんだろう。

 そこまで読んでストラ兄さんを見ると次の本を借りてる所だった。もう十冊読んだのか。相変わらずハイスペックだわ。
 


 
感想 9

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~

夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する! 農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。 逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。 これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。

最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~

gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。 なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。 一人称視点、独り言多め、能天気となっております。 なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。 ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A ご指摘あればどんどん仰ってください。 ※2017/8/29 連載再開しました!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

ひだまりのFランク冒険者

みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。 そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。 そんな中 冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。 その名は、リルド。 彼は、特に何もない感じに毎日 「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。 この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

[完]異世界銭湯

三園 七詩
ファンタジー
下町で昔ながらの薪で沸かす銭湯を経営する一家が住んでいた。 しかし近くにスーパー銭湯が出来てから客足が激減…このままでは店を畳むしかない、そう思っていた。 暗い気持ちで目覚め、いつもの習慣のように準備をしようと外に出ると…そこは見慣れた下町ではなく見たことも無い場所に銭湯は建っていた…