121 / 806
ブラッシュアップ開始。
さあ、謁見へ。
パンが焼けてきた。自分のパンが先だ。できたパンを一個食べる。成功だ。イタヌさん、アスハさんに配る。
「出来立て、美味しい」
「あかんよ。普通の温度にしてくれへん」
「アスハ隊長、吹風、お願い」
「わかった」
「よう考えたな。色々つかえるんやなその魔法」
温度が冷める。
「はい、どうぞ」
「ありがと」
「よし、ほな食べよか」
「かなり膨らむんだな」
「そう」
「ん?」
「おお」
「「柔らかい」」
「こんなに柔らかいんやな。小麦の味もしっかり出てるわ」
「びっくりした。これは食生活が変わる」
「大丈夫?」
「ああ。大丈夫や。フィグさん、後ほど今日のレシピくれる?」
「すぐ用意します」
「おおきに」
「びっくりしたわ。なんであんなこと思いつくん?」
「わかんない」
「そやろな。天才の考えてることなんてようわからんわ」
「どっちにせよ、時代が動くな」
「上の人らはすごいで。もう色々準備してはるわ」
「僕、デボンさん、もういい?」
「ああ。いいんかな?この後の指示きいてないねん」
「私もだ。ああ、そこの侍従さん、こちらはもう終わりそうなんだが、リョウエストさんとデボンさんの事どうしたらいいのかな?」
「はい。承っております。リョウエスト様、デボン様。ご案内しますのでよろしくお願いします」
「はい」
「よろしく」
イタヌさんとアスハ隊長さんに挨拶をしてその場を離れる。
「デボンさん、やったね!」
「ああ。肩の荷がひとつ降りたよ」
「この後ですが、湯浴みをしていただきましてお着替えとなります。この先は担当の侍女がおりますのでそちらの指示に従って下さいませ」
「はい」
「わかりました」
侍従さんの後ろを着いて歩いていくと侍女さんが待っているスペースがあった。侍従さんは侍女さんたちに一言二言いうとお辞儀して出て行った。
侍女さんに着いていくとお風呂場に入った。またもや侍女さんたちに脱がされて風呂に連れてかれる。デボンさんも同じ目に遭い二人とも丸洗いされた。
お風呂に浸かりぼーっとする。デボンさんもぼーっとしていた。出て、体を拭いてもらい下着をつけるとそのまま引っ張られて着替えをさせられた。髪を櫛で整えてもらい、なにやらよくわからない液を首筋に塗られそうになる。香水のようだ。
「ダメ!これはダメ!」
「何故でございますか?」
「これから、お料理するの。匂い、ダメ」
「かしこまりました。申し訳ありません」
「ん。ごめんね」
「私共の方こそ気が利きませんで」
「気をつけて」
「はい」
控室に通される。まだお父さん達は来てないようだ。デボンさんはうろうろしている。緊張してるんだな。
「デボンさん、大丈夫?」
「ああ。心配だ」
「だねー」
しばらく二人で待ってたらマックスさんとお父さんが入ってきた。お兄さん達は?
「リョウ、お疲れ様」
「はい!お兄さん達は?」
「ああ。今別の部署の担当官に捕まってる。もう少しでくるぞ」
「リョウ、首尾は?」
「大丈夫」
「デボン殿もお疲れ様」
「もったいないお言葉」
「パンいっぱい、焼いてきた」
「何個だ?」
「50個近く」
「そんな焼いてどうするのだ?」
「絶対、おかわりする人、いるの」
「あー。そうだな。いるな」
ノックしてロイック兄さんとストラ兄さんがやってきた。なんかヘロヘロしてる。
「大丈夫?」
「大丈夫だ。よくわからないが王軍の慰問に呼ばれそうだ」
「俺たち二人に来いとさ」
「そんなことを言ってきたのか。私から断っておこう」
マックスさんが怒っている。
「ありがとうございます。僕たちでは断りづらくて」
「伯爵様、ありがとうございます」
「よい。急用と聞いて通した私がバカだったわ。あれは担当官の先走りだな。失礼なやつだ」
ノックの音がする。マックスさんが答えると侍従が入ってくる。
「失礼致します。そろそろ謁見控室の方へお願い致します。ご案内いたします」
「そうか。頼む」
「いよいよか」
デボンさん、がんばれ。
みんなで謁見控室に行く。お父さんが手を繋いでくれた。もう片方の手でストラお兄さんの肩を抱く。もう少しで謁見だ。
謁見控室に入るとストラ兄さんくらいの人と僕くらいの子が待っていた。
「これは王子様方。何故こちらに」
「うむ。会いに来た。そちらがスサン三兄弟だな」
「はい。長男のロイックエン・スサンです。ご拝顔の機会を賜りありがとうございます」
「次男のストラスト・スサンです。よろしくお願い致します」
「三男、リョウエスト・スサン、よろしく、お願いします」
「第一王子のウルリッヒ・ロ・コリントだ。よろしく頼む」
「第二王子、ルマーニなの。よろしく」
「そちたちが『英傑』『神童』『天使』なのだな。会えて嬉しいぞ」
「天使ー。ルマーニなの。よろしくね」
「ルマーニ様、リョウ。よろしく」
「こちらこそお会いできて嬉しく思います。名前が一人歩きしているようですがそれに負けないよう頑張っております」
「うむ。『英傑』は魔法を、『神童』は魔法と魔術を使うというがまことか?」
「まだまだ使いこなせてませんが一応使えます」
「私もいまだ道の途中ですが」
「すごいの。ルマーニ、天使が好きだ。天使の料理、最高だ」
「そうだな。この後食べさせてもらうぞ」
「はい!」
ノックがして、侍従の偉い人が現れる。
「王子様、そろそろ時間でございます」
「わかった。また後でな」
「またね」
「「失礼致します」」
「またー」
王子様達は出ていった。なんか緊張感がとれた。椅子に座って待っていると先程の偉い人が迎えに来た。
「お時間でございます。よろしくお願い致します」
「あいわかった」
「出来立て、美味しい」
「あかんよ。普通の温度にしてくれへん」
「アスハ隊長、吹風、お願い」
「わかった」
「よう考えたな。色々つかえるんやなその魔法」
温度が冷める。
「はい、どうぞ」
「ありがと」
「よし、ほな食べよか」
「かなり膨らむんだな」
「そう」
「ん?」
「おお」
「「柔らかい」」
「こんなに柔らかいんやな。小麦の味もしっかり出てるわ」
「びっくりした。これは食生活が変わる」
「大丈夫?」
「ああ。大丈夫や。フィグさん、後ほど今日のレシピくれる?」
「すぐ用意します」
「おおきに」
「びっくりしたわ。なんであんなこと思いつくん?」
「わかんない」
「そやろな。天才の考えてることなんてようわからんわ」
「どっちにせよ、時代が動くな」
「上の人らはすごいで。もう色々準備してはるわ」
「僕、デボンさん、もういい?」
「ああ。いいんかな?この後の指示きいてないねん」
「私もだ。ああ、そこの侍従さん、こちらはもう終わりそうなんだが、リョウエストさんとデボンさんの事どうしたらいいのかな?」
「はい。承っております。リョウエスト様、デボン様。ご案内しますのでよろしくお願いします」
「はい」
「よろしく」
イタヌさんとアスハ隊長さんに挨拶をしてその場を離れる。
「デボンさん、やったね!」
「ああ。肩の荷がひとつ降りたよ」
「この後ですが、湯浴みをしていただきましてお着替えとなります。この先は担当の侍女がおりますのでそちらの指示に従って下さいませ」
「はい」
「わかりました」
侍従さんの後ろを着いて歩いていくと侍女さんが待っているスペースがあった。侍従さんは侍女さんたちに一言二言いうとお辞儀して出て行った。
侍女さんに着いていくとお風呂場に入った。またもや侍女さんたちに脱がされて風呂に連れてかれる。デボンさんも同じ目に遭い二人とも丸洗いされた。
お風呂に浸かりぼーっとする。デボンさんもぼーっとしていた。出て、体を拭いてもらい下着をつけるとそのまま引っ張られて着替えをさせられた。髪を櫛で整えてもらい、なにやらよくわからない液を首筋に塗られそうになる。香水のようだ。
「ダメ!これはダメ!」
「何故でございますか?」
「これから、お料理するの。匂い、ダメ」
「かしこまりました。申し訳ありません」
「ん。ごめんね」
「私共の方こそ気が利きませんで」
「気をつけて」
「はい」
控室に通される。まだお父さん達は来てないようだ。デボンさんはうろうろしている。緊張してるんだな。
「デボンさん、大丈夫?」
「ああ。心配だ」
「だねー」
しばらく二人で待ってたらマックスさんとお父さんが入ってきた。お兄さん達は?
「リョウ、お疲れ様」
「はい!お兄さん達は?」
「ああ。今別の部署の担当官に捕まってる。もう少しでくるぞ」
「リョウ、首尾は?」
「大丈夫」
「デボン殿もお疲れ様」
「もったいないお言葉」
「パンいっぱい、焼いてきた」
「何個だ?」
「50個近く」
「そんな焼いてどうするのだ?」
「絶対、おかわりする人、いるの」
「あー。そうだな。いるな」
ノックしてロイック兄さんとストラ兄さんがやってきた。なんかヘロヘロしてる。
「大丈夫?」
「大丈夫だ。よくわからないが王軍の慰問に呼ばれそうだ」
「俺たち二人に来いとさ」
「そんなことを言ってきたのか。私から断っておこう」
マックスさんが怒っている。
「ありがとうございます。僕たちでは断りづらくて」
「伯爵様、ありがとうございます」
「よい。急用と聞いて通した私がバカだったわ。あれは担当官の先走りだな。失礼なやつだ」
ノックの音がする。マックスさんが答えると侍従が入ってくる。
「失礼致します。そろそろ謁見控室の方へお願い致します。ご案内いたします」
「そうか。頼む」
「いよいよか」
デボンさん、がんばれ。
みんなで謁見控室に行く。お父さんが手を繋いでくれた。もう片方の手でストラお兄さんの肩を抱く。もう少しで謁見だ。
謁見控室に入るとストラ兄さんくらいの人と僕くらいの子が待っていた。
「これは王子様方。何故こちらに」
「うむ。会いに来た。そちらがスサン三兄弟だな」
「はい。長男のロイックエン・スサンです。ご拝顔の機会を賜りありがとうございます」
「次男のストラスト・スサンです。よろしくお願い致します」
「三男、リョウエスト・スサン、よろしく、お願いします」
「第一王子のウルリッヒ・ロ・コリントだ。よろしく頼む」
「第二王子、ルマーニなの。よろしく」
「そちたちが『英傑』『神童』『天使』なのだな。会えて嬉しいぞ」
「天使ー。ルマーニなの。よろしくね」
「ルマーニ様、リョウ。よろしく」
「こちらこそお会いできて嬉しく思います。名前が一人歩きしているようですがそれに負けないよう頑張っております」
「うむ。『英傑』は魔法を、『神童』は魔法と魔術を使うというがまことか?」
「まだまだ使いこなせてませんが一応使えます」
「私もいまだ道の途中ですが」
「すごいの。ルマーニ、天使が好きだ。天使の料理、最高だ」
「そうだな。この後食べさせてもらうぞ」
「はい!」
ノックがして、侍従の偉い人が現れる。
「王子様、そろそろ時間でございます」
「わかった。また後でな」
「またね」
「「失礼致します」」
「またー」
王子様達は出ていった。なんか緊張感がとれた。椅子に座って待っていると先程の偉い人が迎えに来た。
「お時間でございます。よろしくお願い致します」
「あいわかった」
あなたにおすすめの小説
異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~
夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する!
農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。
逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。
これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。
最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~
gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。
なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。
一人称視点、独り言多め、能天気となっております。
なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。
ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A
ご指摘あればどんどん仰ってください。
※2017/8/29 連載再開しました!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ひだまりのFランク冒険者
みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。
そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。
そんな中
冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。
その名は、リルド。
彼は、特に何もない感じに毎日
「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。
この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
子ドラゴンとゆく、異世界スキル獲得記! ~転生幼女、最強スキルでバッドエンドを破壊する~
九條葉月
ファンタジー
第6回HJ小説大賞におきまして、こちらの作品が受賞・書籍化決定しました! ありがとうございます!
七歳の少女リーナは突如として前世の記憶を思い出した。
しかし、戸惑う暇もなく『銀髪が不気味』という理由で別邸に軟禁されてしまう。
食事の量も減らされたリーナは生き延びるために別邸を探索し――地下室で、ドラゴンの卵を発見したのだった。
孵化したドラゴンと共に地下ダンジョンに潜るリーナ。すべては、軟禁下でも生き延びるために……。
これは、前を向き続けた少女が聖女となり、邪竜を倒し、いずれは魔王となって平和に暮らす物語……。