【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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ブラッシュアップ開始。

魔法道具屋へ。

 商業ギルドでカードを作ってもらった僕達は、ギルドを出てお父さんが見せたい場所があるというのでついていった。馬車は中心街の外れで停まる。その近くの駐車場に馬車を停めておいてもらって、僕達はお父さんの案内でそこを歩く。前から酔っ払いが歩いてくる。お父さんはフレドに目配せするとフレドはさりげなく行く手を塞いだ。酔っ払いはチッと言って去る。同時にジェンが後ろに回ると後ろにいた女が急に走り出した。

「ロイック、ストラ、リョウ、今のは巾着切りと言われるスリだ。ああいう注意を引くやつと実行犯の二人でスリを行う。如何にも怪しい奴がいたら気をつけた方が良いぞ」
「わかった。お父さんすごいね」
「長年商売してるとこういう勘が働くようになる。お前達は普段から気をつけて行動するんだ。わかったな?」
「はい」
「了解」
「わかった」
「さて、ここはお父さんが仕入れ先にしている魔法道具店だ。リョウの前の知識で使えるものがあるかもしれないと思って連れてきた。リョウは自由に回りなさい。ミザーリ、リョウについて警備を。ロイック、ストラには商会長を紹介しよう」
「「はい」」
「うん!…あ」
「あははは」
「ははは」
「頑張って治そうな」
「はい!」

 お店は4階建の建物で周りより一つ抜きん出て大きい建物だった。僕はミザーリと一緒にお店に入る。お父さん達は商会入り口から入っていった。
 一階は大型魔道具が並んでいた。冷蔵庫や冷風機、暖房機と書かれたものが置かれている。構造はわからないがどれも機械を使っていないっぽい。純粋に魔法技師が魔法具を組み合わせて作っているものだろう。僕はグンヴォルさんから教わった魔法技師概論を思い出す。魔法具は魔法式と言う物を組み合わせて作るものだ。命令と命令解読、動作の魔法式があり、それを組み合わせている。例えばここにある冷蔵庫ならスイッチを入れたら動くという命令式があり、それを解読して動作に伝える魔法式があり、実際に冷やす動作の魔法式の組み合わせでできている。こういった大型魔法具では何個も動作の魔法式が必要なはずだ。お店の人に見せてもらって中を覗く。魔法式ら隠されて見えなかった。ただこれを動かしてるのは『魔』に属する生物の魔法瘤だとわかる。『魔』に属する魔法瘤は石化しており、魔力を取り出しやすいのだ。その為電池の代わりとして魔法道具に組み込まれている。

 2階にあがったら小型魔道具があった。面白そうなものは結構あるのだが転用できるものがあまりない。実際にある物を作ったってしょうがないからね。
 3階に上がるとパーツ売り場だった。面白そうなパーツを片っ端からお店にあったカゴに入れる。練習にもなるし、買っておいて損はないだろう。
 もう無いかな、と思って探しているとすごい物を見つけた。モーターがある!これでなんでも作れるじゃん。お店の人に言って動作確認をする。結構トルクがある。しかも大型から小型まで様々な種類が揃っている。お店の人にこれ全部ください!と言ったらドン引きしていた。

「お客様、これはどういった使い方をするのですか?これはなかなか買う人がいなくて困ってるんです。使い方をお教えくださいませんか?」
「んー。ないしょ」
「そうですか。製作者を助けたかったんですがね」
「んふー?」
「腕は良いんですがこの回転に魅せられているようでこればっかり作っているんです」

 それってグンヴォルさんが天啓を与えているかも!

「すいません、商会に、僕のお父さんが、今いると思うので、呼んでくれませんか?」
「失礼ですが」
「あ、はい。スサン商会の、者です」
「もしかしてハッセルエンさんの息子さん?」
「はい」
「『天使』さん?」
「そう!」
「おお。お世話になっております。今お呼びしますね」

 商会員さんは商会の方に入っていった。しばらく待ってるとお父さんとお兄さん達が上がってきた。お父さんを呼んで内緒話をする。

「お父さん、これ大儲け、できる」
「本当か?」
「お店の人も、使い方、気づいていないの」
「そうなのか?」
「画期的な、商品できる」
「お、おお。わかった」
「製作者、困ってる。僕のお金で雇う」
「それは良い。うちで雇うから」

 とりあえず精算して収納に全部突っ込んだ。金貨二十枚分買っちゃったよ。
 そのまま、お父さんと一緒に商会に入る。商会長を呼び出してもらった。

「ハッセルエンさん何かあったんですか?」
「はい。実は息子がこれが気になって仕方ないようで。おもちゃでも作ろうかと話しているんです。よければこの製作者のアトリエを教えていただけませんか?」
「よろしいですよ。もしかしてパトロンしてくださるので?」
「はい。そちらが良かったらの話ですが」
「うちでもなかなか困ってる方でしてね、パトロンをしてるのだがなかなか芽が出なくてうちは見限ろうと思っていた所なのです。良かったら拾ってやってくださいませんか?手紙を書きますので少々お待ちください」
「ありがとうございます」
「やったね!」

 これはグンヴォルさんのおかげかも。グンヴォルさんありがと。

「リョウ、うちの余ってる社宅をアトリエにする感じでいいよな」
「最初は、それで良い」
「儲かる前提なんだな」
「リョウ、何を作らせるんだ?」
「あとで、言うよ。とんでもない、商品できる、お楽しみに」
「その自信が怖いな」
「前のか?」
「そうそう。僕は、アイデア。お兄さん達、形に」
「わかったよ。リョウ、頼むな」
「兄貴、俺ワクワクしてきた」
「僕もだ。王都支店計画、早めようか」
「そうだな。6年もいらないかもしれないな」
「まあ、その人物に会ってからの話だぞ」
「そうだね」
「あ、来た」
「お待たせしました。案内の者をつけましょう。よろしくお願いします」




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