137 / 806
ブラッシュアップ開始。
スペシャルゲスト。
パーティーが始まってしばらくは挨拶が続いた。マックスさんのところには派閥関係なく挨拶が来る。みなワインのお礼を言ってくる。料理を味わった人達は僕の料理の感想を言ってくれた。『王国の料理番』の事について結構な数の人から質問がある。王様御一家の食事を作ったと言ったら驚かれた。
お父さんは色んな貴族に囲まれている。ロイック兄さんの所には男女問わず若い貴族たちが集まりロイック兄さんに質問を投げかけている。ストラ兄さんの所にも色んな貴族が集まっているようだ。がんばってもらいたい。
挨拶が一通り終わるとある程度集団ができるようになった。マックスさんの所には結構な人が集まり話に華を咲かせている。僕はエフェルト公爵様に呼ばれてそこに集まった年配の人たちと美味しい料理の話をした。公爵様と侯爵様もいる。僕はイサリナさんの教えを思い出しながら演出をし、みんなに抱かれたり、頭を撫でられたり、手を繋がれたりしながら過ごした。みな今度私の所に来ると良い、と言っている。これって社交辞令なのかな?
エフェルト公爵様の所に使用人の一人が来てエフェルト公爵様が外に向かった。何かあったのかな?周りもざわざわとしている。
エフェルト公爵様の家来?の人がパーティー会場に入ってきた。
「第一王子様、第二王子様、王女様ご入来!」
と声をあげる。みなが頭を下げるので慌てて僕も頭を下げる。ウルリッヒ様とルマーニ様が入ってきて、エフェルト公爵様がルディス様をエスコートして入ってきた。三人ともパーティー仕様だ。かっこいいね。先程エフェルト公爵様が挨拶した所にたつ。
「顔を上げてくれ」
ウルリッヒ様がそう言う。皆は顔を上げる。
「パーティーを楽しんでいるところに悪かったな。美味しい食事と友がいるとエフェルトから聞きこちらに来させてもらった。みなパーティーを続けてくれ」
先程の家来の人が僕の所に来る。
「リョウエスト様。王子様方がお呼びでございます。こちらへどうぞ」
「はい!みなさん、ごめんなさい」
「行っておいで」
「はい!」
案内された所に行くとウルリッヒ様とルマーニ様とルディス様が待っていた。それぞれとハグをして挨拶をする。ストラ兄さんがすでにいた。ロイック兄さんも呼ばれてハグをして挨拶をする。
「お前たち、誰の餌食にもあってないな?」
「「はい」」
「お前たちのことだから安心していたが念のためな」
「「ありがとうございます」」
「ありがと」
王子様達心配で来てくれたの?だったらすごい嬉しいな。
「リョウー」
ルマーニ様と手を繋ぐ。ルマーニ様は色々と話しかけてきた。ロイック兄さんとストラ兄さんはウルリッヒ様とルディスさん目当てに挨拶にきた人々に対応している。ルマーニ様にも挨拶に来る人が来るがルマーニ様はとりあえず挨拶に応えるものの、僕とばかり話をしていた。小さいのに僕を守ろうとしてるのかな?そう考えるとありがたかった。
ある程度挨拶が終わってから王子様達に毒味が終わったであろう料理が届く。それを王子様達が食べながら話をする。ウルリッヒ様は相変わらずストラ兄さんと。ルディス様とルマーニ様はロイック兄さんと僕とだ。遠巻きでみなが近寄ろうとしているがなかなか近寄れないようだ。みなさんと話が盛り上がっているからね。
一通り三人が料理を食べ終わった頃、王子様達と仲の良いいくつかの貴族のご子息やご息女が集まってきた。三人に改めて僕達が紹介され、話に加わることができた。明らかに王子様方狙いのご息女達もいたがウルリッヒ様もルマーニ様も軽くいなしている。あんまり鮮やかで笑ってしまった。
話をしている中に公爵様と侯爵様のご息女もいたがストラ兄さんの話ばかり聞いてたのが面白かった。ウルリッヒ様とご息女達とストラ兄さんは同級生になるみたい。学校に入ってからの話をしていたが、一緒に机を並べるのかな?
ウルリッヒ様のご学友である子息もそこにいた。ストラ兄さんとそのご子息もすっかり仲良くなっている。ストラ兄さんコミュ力も高いな。そういえばストラ兄さんの目標は学園に行って人脈を築く事だったな。うまくいっていて何よりです。
縁もたけなわという所でエフェルト公爵様が前に出てきて挨拶をする。
「本日のパーティーは楽しんでもらえたかな?今日は楽しいゲストたちがいっぱいいらっしゃってくれた。新たな出会いが今回のパーティーであっただろうと思う。私自身こんなに歳の離れた友人が出来た事は初めてだ」
みんなが笑う。
「この出会いを有意義にするのはこれからの君たちの行動にかかっている。ここだけのお付き合いにするのも君たちの自由だがな。ちなみに私は美味しい料理を食べたいから大事にするぞ、リョウエスト君」
エフェルト公爵様はおどけて言う。みんなが笑う。名指しされちゃった。
「この後は自由だ。今日出会ったものと話をしたり、旧交を温めあったりして欲しい。男女の仲を深めたりしてもいいが火遊びは控えめにな」
公爵様、舌好調だなあ。みんなの笑いが絶えない。
「最後になるが急遽飛び入り参加していただきました殿下方に厚く御礼申し上げる。またこのような催しを開く故気軽にご参加下さい。それでは皆、あとは好きなようにしてくれ。私も自由にするよ」
みんな拍手をする。拍手はなかなか終わらなかった。この拍手が長いほど良いパーティーだったと言う事らしい。ここで僕達は解散かな?
そう思っていたらウルリッヒ様がお父さんを呼べと公爵様の使用人に言っていた。ルマーニ様は眠そうだ。もうそろそろ帰さなきゃね。ルマーニ様を椅子に座らせ、横に座り肩を貸す。ルマーニ様は目を閉じて寝始めた。
ルディス様が来てルマーニ様の頭を撫でている。王城の侍従らしき人が来てルマーニ様を抱えて連れ出した。ルディス様も一緒に帰るようだ。エフェルト公爵様はその場で二人を見送り、僕とロイック兄さんは玄関まで送る。
「じゃあロイックエン、リョウエスト。また会いましょう」
「はい。また会いましょう」
「また、よろしく」
「じゃあね」
「じゃあまた」
「また」
ルディス様とルマーニ様は帰っていった。
その後ろからウルリッヒ様、学友の子息、ストラ兄さんが出てきた。
「おお。ロイックエン、リョウエスト。ストラを借りるぞ」
また色々話をするのかな。
「はい。弟をよろしくお願いします」
「ウルリッヒ様、よろしく」
「ああ。きちんと送り届けるからな。ロイックエン、リョウエスト。また会おうぞ」
「はい。またお会い致しましょう」
「はい、また」
「ではな」
ストラ兄さんとはハイタッチして別れた。
お父さんは色んな貴族に囲まれている。ロイック兄さんの所には男女問わず若い貴族たちが集まりロイック兄さんに質問を投げかけている。ストラ兄さんの所にも色んな貴族が集まっているようだ。がんばってもらいたい。
挨拶が一通り終わるとある程度集団ができるようになった。マックスさんの所には結構な人が集まり話に華を咲かせている。僕はエフェルト公爵様に呼ばれてそこに集まった年配の人たちと美味しい料理の話をした。公爵様と侯爵様もいる。僕はイサリナさんの教えを思い出しながら演出をし、みんなに抱かれたり、頭を撫でられたり、手を繋がれたりしながら過ごした。みな今度私の所に来ると良い、と言っている。これって社交辞令なのかな?
エフェルト公爵様の所に使用人の一人が来てエフェルト公爵様が外に向かった。何かあったのかな?周りもざわざわとしている。
エフェルト公爵様の家来?の人がパーティー会場に入ってきた。
「第一王子様、第二王子様、王女様ご入来!」
と声をあげる。みなが頭を下げるので慌てて僕も頭を下げる。ウルリッヒ様とルマーニ様が入ってきて、エフェルト公爵様がルディス様をエスコートして入ってきた。三人ともパーティー仕様だ。かっこいいね。先程エフェルト公爵様が挨拶した所にたつ。
「顔を上げてくれ」
ウルリッヒ様がそう言う。皆は顔を上げる。
「パーティーを楽しんでいるところに悪かったな。美味しい食事と友がいるとエフェルトから聞きこちらに来させてもらった。みなパーティーを続けてくれ」
先程の家来の人が僕の所に来る。
「リョウエスト様。王子様方がお呼びでございます。こちらへどうぞ」
「はい!みなさん、ごめんなさい」
「行っておいで」
「はい!」
案内された所に行くとウルリッヒ様とルマーニ様とルディス様が待っていた。それぞれとハグをして挨拶をする。ストラ兄さんがすでにいた。ロイック兄さんも呼ばれてハグをして挨拶をする。
「お前たち、誰の餌食にもあってないな?」
「「はい」」
「お前たちのことだから安心していたが念のためな」
「「ありがとうございます」」
「ありがと」
王子様達心配で来てくれたの?だったらすごい嬉しいな。
「リョウー」
ルマーニ様と手を繋ぐ。ルマーニ様は色々と話しかけてきた。ロイック兄さんとストラ兄さんはウルリッヒ様とルディスさん目当てに挨拶にきた人々に対応している。ルマーニ様にも挨拶に来る人が来るがルマーニ様はとりあえず挨拶に応えるものの、僕とばかり話をしていた。小さいのに僕を守ろうとしてるのかな?そう考えるとありがたかった。
ある程度挨拶が終わってから王子様達に毒味が終わったであろう料理が届く。それを王子様達が食べながら話をする。ウルリッヒ様は相変わらずストラ兄さんと。ルディス様とルマーニ様はロイック兄さんと僕とだ。遠巻きでみなが近寄ろうとしているがなかなか近寄れないようだ。みなさんと話が盛り上がっているからね。
一通り三人が料理を食べ終わった頃、王子様達と仲の良いいくつかの貴族のご子息やご息女が集まってきた。三人に改めて僕達が紹介され、話に加わることができた。明らかに王子様方狙いのご息女達もいたがウルリッヒ様もルマーニ様も軽くいなしている。あんまり鮮やかで笑ってしまった。
話をしている中に公爵様と侯爵様のご息女もいたがストラ兄さんの話ばかり聞いてたのが面白かった。ウルリッヒ様とご息女達とストラ兄さんは同級生になるみたい。学校に入ってからの話をしていたが、一緒に机を並べるのかな?
ウルリッヒ様のご学友である子息もそこにいた。ストラ兄さんとそのご子息もすっかり仲良くなっている。ストラ兄さんコミュ力も高いな。そういえばストラ兄さんの目標は学園に行って人脈を築く事だったな。うまくいっていて何よりです。
縁もたけなわという所でエフェルト公爵様が前に出てきて挨拶をする。
「本日のパーティーは楽しんでもらえたかな?今日は楽しいゲストたちがいっぱいいらっしゃってくれた。新たな出会いが今回のパーティーであっただろうと思う。私自身こんなに歳の離れた友人が出来た事は初めてだ」
みんなが笑う。
「この出会いを有意義にするのはこれからの君たちの行動にかかっている。ここだけのお付き合いにするのも君たちの自由だがな。ちなみに私は美味しい料理を食べたいから大事にするぞ、リョウエスト君」
エフェルト公爵様はおどけて言う。みんなが笑う。名指しされちゃった。
「この後は自由だ。今日出会ったものと話をしたり、旧交を温めあったりして欲しい。男女の仲を深めたりしてもいいが火遊びは控えめにな」
公爵様、舌好調だなあ。みんなの笑いが絶えない。
「最後になるが急遽飛び入り参加していただきました殿下方に厚く御礼申し上げる。またこのような催しを開く故気軽にご参加下さい。それでは皆、あとは好きなようにしてくれ。私も自由にするよ」
みんな拍手をする。拍手はなかなか終わらなかった。この拍手が長いほど良いパーティーだったと言う事らしい。ここで僕達は解散かな?
そう思っていたらウルリッヒ様がお父さんを呼べと公爵様の使用人に言っていた。ルマーニ様は眠そうだ。もうそろそろ帰さなきゃね。ルマーニ様を椅子に座らせ、横に座り肩を貸す。ルマーニ様は目を閉じて寝始めた。
ルディス様が来てルマーニ様の頭を撫でている。王城の侍従らしき人が来てルマーニ様を抱えて連れ出した。ルディス様も一緒に帰るようだ。エフェルト公爵様はその場で二人を見送り、僕とロイック兄さんは玄関まで送る。
「じゃあロイックエン、リョウエスト。また会いましょう」
「はい。また会いましょう」
「また、よろしく」
「じゃあね」
「じゃあまた」
「また」
ルディス様とルマーニ様は帰っていった。
その後ろからウルリッヒ様、学友の子息、ストラ兄さんが出てきた。
「おお。ロイックエン、リョウエスト。ストラを借りるぞ」
また色々話をするのかな。
「はい。弟をよろしくお願いします」
「ウルリッヒ様、よろしく」
「ああ。きちんと送り届けるからな。ロイックエン、リョウエスト。また会おうぞ」
「はい。またお会い致しましょう」
「はい、また」
「ではな」
ストラ兄さんとはハイタッチして別れた。
あなたにおすすめの小説
異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~
夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する!
農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。
逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。
これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。
最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~
gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。
なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。
一人称視点、独り言多め、能天気となっております。
なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。
ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A
ご指摘あればどんどん仰ってください。
※2017/8/29 連載再開しました!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ひだまりのFランク冒険者
みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。
そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。
そんな中
冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。
その名は、リルド。
彼は、特に何もない感じに毎日
「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。
この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
[完]異世界銭湯
三園 七詩
ファンタジー
下町で昔ながらの薪で沸かす銭湯を経営する一家が住んでいた。
しかし近くにスーパー銭湯が出来てから客足が激減…このままでは店を畳むしかない、そう思っていた。
暗い気持ちで目覚め、いつもの習慣のように準備をしようと外に出ると…そこは見慣れた下町ではなく見たことも無い場所に銭湯は建っていた…