【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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ブラッシュアップ開始。

貴族対応って難しい。

 起きたらお昼近かった。僕は正気サニティをかけて起きるとマチルダさんを呼んでご飯をお願いする。
 ロイック兄さんも同じ頃起きたみたいで一緒にご飯を食べた。お父さんは一睡もしないでスージーさんを迎えに行き、王都の常宿にしばらく泊まるよう指示をして帰ってきたそう。今は疲れて眠ってるみたい。なんでスージーさんをこんなに急がせたのか不思議に思ってロイック兄さんに聞くと、借金取りが来るかも知れないのと、あの魔法道具店がモビー(モーター)の事を再検討して呼び戻すかもしれないかもと考えたからだと言う。お父さんの勘は結構すごいのでそれが正解なんだろう。
 ロイック兄さんと僕はご飯を食べてから庭に出た。フレドが庭にいたのでフレド相手に剣の練習をする。フレドは空いてる時間に王都の武器屋に行って短剣を買ったらしい。自分で使うの?と聞いたら顔が赤くなった。なるほどペギーに贈るんだね。どうせなら宝石の一つでも贈ると良いよ、とロイック兄さんが言うとガーンという顔になっていた。まあ、うちの商会でも売ってるからそれを買えばいいよ、とロイック兄さんが慰めて終わった。
 修行をしてたらお爺様たちも来た。お爺様達、昨日帰るまで控え室で待ってたらしい。年寄りには堪える、と言っていた。

 昼過ぎにデボンさんが帰ってきた。朝帰りならぬ昼帰りである。デボンさんはかなりお酒を呑んでいたらしく帰ってすぐに寝てしまった。とりあえず僕はやる事がないのでステータスの出し入れをしていると、マックスさんが呼んでいるというのでマックスさんの執務室に行った。

「マックスさん、来た」
「うん。よく眠れたか?」
「はい。マックスさんは?」
「ああ。なんとかな。リョウは貴族の手紙は読んだ事があるか?」
「一度。でも、難しい」
「だろうな。どうするか……私が読んで判断するのも良いが、家中の者に訳させるから一度目を通してくれ。多分しょうもないことばかりだと思う。金の無心やパーティーの誘いなどは遠慮なく断ってくれて良い。あとリョウだったら料理を作れと言ってくる所もあるだろう。その場合も断っていい。答えに詰まるような物は私が対応する。これからは手紙の対応もリョウはしていかないといけない。その練習だと思ってやっていくと良いぞ」
「返信、どうやるの?」
「今回は家中の者にやらせる。ルステインに戻ってから貴族の手紙に対応できる者はいるか?」
「はい!一人」
「その者に訳してもらって読み、返信を書いてもらうと良いだろう」
「はい」
「あと、貴族のしきたりに詳しいものはいるか?」
「貴族の家、メイド頭、やってた人いる」
「スサン商会にいるのか?」
「はい」
「それは好都合だ。様々な対応をその者から学べば良い」
「はい」
「じゃあこの手紙を渡しておこう」
「はい」

 30通ほどの手紙が来ている。とりあえずもらって部屋に戻った。
 全部封を開けて中身を取り出す。なんでこんなに難しい表現をしてるのだろう。読もうとすると余計にわからなくなる。それでも読んでいるとビクッときた。そんなスキル勉強したかな。ステータス見たら『暗号解読』だって。なんとか読めるようになったからある程度振り分ける。

・借金の申し込み
・寄付の勧め
・派閥に入れ
・友人になれ
・私の名前の料理を作れ
・意味不明な抗議文
・パーティーの誘い
・婚約の申し込み
・養子になれ
・王様に会わせろ
・王様に伝えろ
・ファンです
・お礼状

 だった。100歩譲ってファンですはまあ応えていいかな、あとお礼状は返信かなと思うがあとは別に良いんじゃないかと思える内容だった。
 これどうやって返信したらいいの?と思いとりあえず訳してもらう人を呼ぶ。訳してもらうと意味は同じなので返信をどうするか考える。ほとんどが下級貴族だから全部王様に伝えときますじゃダメなのかな?と思い聞いてみると流石にまずいとのこと。なのでとりあえず返信をお礼状以外全てノーで書いてくださいとお願いし、マックスさんに内容を全部伝えた。マックスさんは腹を抱えて笑って、もう私が後見していると全てに書いちゃって良いよって事になった。
 それが大体終わったので今度は王城に行った時から今までに会った王族や上級貴族の方々にお手紙を書いた。貴族言葉が分からなくてすいません。でもどうしてもお礼が言いたくてお手紙を書きました、という書き出しで自分なりのお礼状を作り送る事にした。マックスさんに見せたら貴族の書き方しなくてもきちんと思いが伝わるからこれで出してみろと言ってくれた。
 
 ロイック兄さんに手紙の添削をしてもらいながら書いていたらストラ兄さんが帰ってきた。

「ストラ兄さん、おかえり」
「ストラ、おかえり」
「ただいま」
「どこ行ってきたの?」
「昨日は王城に泊まって朝王様御一家とご飯食べて、ウルリッヒ達の勉強見てた」
「またご飯食べてきたのか」
「あとはお茶してだべってきたよ」
「もうすっかり友達だなあ」
「まあね。リョウは何やってるの?」
「お礼状、書いてる」
「まめだなあ。俺も見習って書こうかな」
「ストラが書くなら僕も書かなきゃならんよな」
「減るもんじゃなし、兄貴も書こうよ」
「そうだな」

 それからお礼状書き大会になった。途中お父さんが起きてきた。お礼状を書いてるといったら、私も書かなきゃならないなと言ってげんなりしていた。



 
 
 





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