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ブラッシュアップ開始。
役人対応は辛いよ。
ルステインに帰る日が明後日と決まった。お父さんとロイック兄さんはあちこち仕入れ先を回っている。僕も準備をと思っていたのだが……。
何故かまた王城にいる。
マックスさんとストラ兄さんと一緒だ。マックスさんと僕達兄弟に様々な部署から陳情があって、マックスさんも対応しきれずに僕とストラ兄さんを連れて王城にやってきた感じだ。
ここで役人と面談を行う。
「マックスさん、大変なの?」
「ああ。非常に面倒くさい。最低一つは叶えないと役人連中の反感を買う」
「うわぁ。伯爵様、いつもこれやってるんですか?」
「ああ。これで大体一日が潰れる」
「マックスさん、役人怖い?」
「怖くはないがねちねちしてるな」
「リョウ、がんばろうぜ」
「ストラ兄さん、よろしく」
最初はマックスさん向けの陳情だった。ルステインで催しをして欲しいとか早く書類を出してもらいたいとか、農業の研究をさせてもらいたいとかそんな真っ当な話ばかりだった。
「まあ、私の方は長年付き合っている役人が多いからな。足元を見られる事はない」
「そうなの」
「これからが大変だぞ」
今度は僕たちの番だ。
「初めまして行政部の○○です。よろしくお願いします。あなた達兄弟に全国を回ってもらいキャンペーンを行っていただきたいのですが」
あの、僕達忙しいんですが。
「初めまして軍務部の○○です。よろしくお願いします。戦意高揚の為、一日騎士団長、副団長をやってもらいたいのですが」
あの、そんな暇に見えますか?
「初めまして調達部の○○です。『スサンの天使』の味をテーマにした本を作りたいと思っております。つきましては原稿の執筆をお願いしたいのですが」
それに何のメリットがあるの?
「初めまして工廠部の○○です。『新しい料理の創造~閃きと挑戦』と言うタイトルで講演を行ってもらえないでしょうか」
そんな事語るスキルはない。
「初めまして総務部の○○です。『スサン兄弟の肖像』という絵を城に飾らせていただきたいのですが。肖像画なのでデッサンのため少し時間を下さい」
恥ずかしいのでやめていただきたい。
「初めまして農務部の○○です。『スサンの天使の畑』をルステインに用意するので農場経営してみませんか?」
うーん。魅力的だけど時間がないな。保留していいですか?
「初めまして財務部の○○です。第一王子様から『工房』の話をお聞きしています。希望があれば教えてくださいませんか?」
んーと。ちゃんとしたキッチンと作業室が3~4部屋。一つは鍛治などの火を使えるように。あとは何もない部屋がいくつかあればうれしいです。
「ありがとうございます。なるべくご要望に沿ったものを計画してみます」
おお。これで一件通したかな?
「マックスさん、これで、一件、通した?」
「うーん。微妙な所だな」
「あ、はい」
「総務部の○○です。王城職員とランチメニューを考えていただきませんか?」
うーん。難しいなあ。新メニューで作れって?嫌です。
「行政部の○○です。王子様達と仲がよろしいようですが、この内容を伝えてもらえないでしょうか?」
口利きかよ。バカにしてるよね?
「行政部の○○です。おすすめの野菜を教えてください。会報に載せます」
オウトールかな。
「ありがとうございます。助かりました。つきましては会報を100部ほど購入お願いします」
は?意味わからない。なんで?
「行政部です。スサン兄弟はルステインで祭りを作ったじゃないですか、王都でもやって欲しいな」
てか名乗れよ。お前の友達じゃないよ。あ、マックスさんキレた。
「何者だ?名前も名乗らないやつの話なんぞ聞く価値もないわ」
「てかお祭りやりましょうよ。絶対楽しいですよ」
「だ ま れ」
「何でですか?」
「名前を名乗れよ」
「えー」
「おい。お前はクビにしろと訴える。覚悟しておくんだな」
「……」
「出ていけ」
あーあ。怒らせちゃった。それでも役人かよ。行政部の偉いさんが呼ばれた。
「そんな名前を言わないくらいで目くじらを立てなくてもよろしいんじゃないですか?」
あーあ。こいつもバカ。
「わかった。お前もさっきのやつも行政部の上に訴えておこう。言っておくがストラストは第一王子様の学友、リョウエストは王国の料理番だからな。ただの名誉子爵じゃないぞ」
「は、すいませんでした」
「許さん」
「も、申し訳ありません」
「出ていけ」
あーあ。終わったな。ご愁傷様。
「すいません。うちの役人連中がご迷惑をかけて申し訳ない。二人には処罰を与えますのでご勘弁ください」
さらに上の人が来た。
「クビにしろ。でないなら上に訴える」
「わかりました。今日付けで首にします。ご勘弁を」
「他の役人達に伝えとけ。彼らの後ろには私がいるし、エフェルト公爵がいるし、王子様達がいるぞ、と」
「は、はい。伝えておきます」
「では、行政部の連中は引き上げてくれ」
「はい」
お偉いさんは肩を落として出て行った。
「マックスさん、大丈夫?」
「ああ。行政部はなめすぎなんだよ。良い薬になるだろう」
「まだ続くんですかね?」
「ストラスト、あと5組だ」
「頑張ります」
その後4組は大した内容でなかった。まじでしょうもない内容だったので却下。最後だ。
「総務部の○○です。王都との連絡を密にするため速文の導入をさせていただきたいのですが」
「速文、何?」
「はい。手紙一枚程度の内容を送れる魔法道具です。我々や貴族様や王室の方々と連絡を取るのにかなり便利だと思います」
「リョウ、これは受けておけ。かなり便利だ」
「お願いします」
何故かまた王城にいる。
マックスさんとストラ兄さんと一緒だ。マックスさんと僕達兄弟に様々な部署から陳情があって、マックスさんも対応しきれずに僕とストラ兄さんを連れて王城にやってきた感じだ。
ここで役人と面談を行う。
「マックスさん、大変なの?」
「ああ。非常に面倒くさい。最低一つは叶えないと役人連中の反感を買う」
「うわぁ。伯爵様、いつもこれやってるんですか?」
「ああ。これで大体一日が潰れる」
「マックスさん、役人怖い?」
「怖くはないがねちねちしてるな」
「リョウ、がんばろうぜ」
「ストラ兄さん、よろしく」
最初はマックスさん向けの陳情だった。ルステインで催しをして欲しいとか早く書類を出してもらいたいとか、農業の研究をさせてもらいたいとかそんな真っ当な話ばかりだった。
「まあ、私の方は長年付き合っている役人が多いからな。足元を見られる事はない」
「そうなの」
「これからが大変だぞ」
今度は僕たちの番だ。
「初めまして行政部の○○です。よろしくお願いします。あなた達兄弟に全国を回ってもらいキャンペーンを行っていただきたいのですが」
あの、僕達忙しいんですが。
「初めまして軍務部の○○です。よろしくお願いします。戦意高揚の為、一日騎士団長、副団長をやってもらいたいのですが」
あの、そんな暇に見えますか?
「初めまして調達部の○○です。『スサンの天使』の味をテーマにした本を作りたいと思っております。つきましては原稿の執筆をお願いしたいのですが」
それに何のメリットがあるの?
「初めまして工廠部の○○です。『新しい料理の創造~閃きと挑戦』と言うタイトルで講演を行ってもらえないでしょうか」
そんな事語るスキルはない。
「初めまして総務部の○○です。『スサン兄弟の肖像』という絵を城に飾らせていただきたいのですが。肖像画なのでデッサンのため少し時間を下さい」
恥ずかしいのでやめていただきたい。
「初めまして農務部の○○です。『スサンの天使の畑』をルステインに用意するので農場経営してみませんか?」
うーん。魅力的だけど時間がないな。保留していいですか?
「初めまして財務部の○○です。第一王子様から『工房』の話をお聞きしています。希望があれば教えてくださいませんか?」
んーと。ちゃんとしたキッチンと作業室が3~4部屋。一つは鍛治などの火を使えるように。あとは何もない部屋がいくつかあればうれしいです。
「ありがとうございます。なるべくご要望に沿ったものを計画してみます」
おお。これで一件通したかな?
「マックスさん、これで、一件、通した?」
「うーん。微妙な所だな」
「あ、はい」
「総務部の○○です。王城職員とランチメニューを考えていただきませんか?」
うーん。難しいなあ。新メニューで作れって?嫌です。
「行政部の○○です。王子様達と仲がよろしいようですが、この内容を伝えてもらえないでしょうか?」
口利きかよ。バカにしてるよね?
「行政部の○○です。おすすめの野菜を教えてください。会報に載せます」
オウトールかな。
「ありがとうございます。助かりました。つきましては会報を100部ほど購入お願いします」
は?意味わからない。なんで?
「行政部です。スサン兄弟はルステインで祭りを作ったじゃないですか、王都でもやって欲しいな」
てか名乗れよ。お前の友達じゃないよ。あ、マックスさんキレた。
「何者だ?名前も名乗らないやつの話なんぞ聞く価値もないわ」
「てかお祭りやりましょうよ。絶対楽しいですよ」
「だ ま れ」
「何でですか?」
「名前を名乗れよ」
「えー」
「おい。お前はクビにしろと訴える。覚悟しておくんだな」
「……」
「出ていけ」
あーあ。怒らせちゃった。それでも役人かよ。行政部の偉いさんが呼ばれた。
「そんな名前を言わないくらいで目くじらを立てなくてもよろしいんじゃないですか?」
あーあ。こいつもバカ。
「わかった。お前もさっきのやつも行政部の上に訴えておこう。言っておくがストラストは第一王子様の学友、リョウエストは王国の料理番だからな。ただの名誉子爵じゃないぞ」
「は、すいませんでした」
「許さん」
「も、申し訳ありません」
「出ていけ」
あーあ。終わったな。ご愁傷様。
「すいません。うちの役人連中がご迷惑をかけて申し訳ない。二人には処罰を与えますのでご勘弁ください」
さらに上の人が来た。
「クビにしろ。でないなら上に訴える」
「わかりました。今日付けで首にします。ご勘弁を」
「他の役人達に伝えとけ。彼らの後ろには私がいるし、エフェルト公爵がいるし、王子様達がいるぞ、と」
「は、はい。伝えておきます」
「では、行政部の連中は引き上げてくれ」
「はい」
お偉いさんは肩を落として出て行った。
「マックスさん、大丈夫?」
「ああ。行政部はなめすぎなんだよ。良い薬になるだろう」
「まだ続くんですかね?」
「ストラスト、あと5組だ」
「頑張ります」
その後4組は大した内容でなかった。まじでしょうもない内容だったので却下。最後だ。
「総務部の○○です。王都との連絡を密にするため速文の導入をさせていただきたいのですが」
「速文、何?」
「はい。手紙一枚程度の内容を送れる魔法道具です。我々や貴族様や王室の方々と連絡を取るのにかなり便利だと思います」
「リョウ、これは受けておけ。かなり便利だ」
「お願いします」
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