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旅立つ者。
おかえり、マックスさん。
朝僕とお兄さん達がペランス師匠の訓練を受けている時の事だった。師匠に指導されながら武神套路をおこなっていると、庭に突然黒い弾丸が飛んできた。師匠が黒い弾丸に飛び蹴りすると黒い弾丸が師匠と戦い始めた。よく見たらお爺様だった。
「お爺様!」
「なんだお爺様じゃん」
「師匠、ちょっと待って」
と言ってもしばらく止めることなく、格闘戦が続いた。
「ふっふっふ。かなりの腕前だな。これなら孫をまかせても大丈夫だ」
「ナフェル騎士爵、いきなりすぎますよ」
「はっはっは。一度お主の実力を見たかったから丁度よかったわ。すまんすまん」
「お爺様、おかえり」
「今日帰ってきたの?」
「お城で仕事じゃないの?」
「先程先触れで城に着き、仕事が終わったからまっすぐここに来たのだ」
「マックスさん、待たなくて、良いの?」
「伝言を預かってきたのじゃ。ハッセルエンはいるか?」
「もうすぐ降りてくるよ」
「うむ。来るまでお前達の練習を見るとしよう」
お爺様は僕達の武神套路を見ている。動きを真似てみたりしているので笑ってしまった。
「お父さん、おはようございます」
「ハッセルエン、おはよう。お館様から伝言がある。明日謁見を行いたいそうだ。4人は昼までに城に来てもらいたい。鉄騎勲章を忘れずに持ってきてくれとの事だ」
「わかりました。明日の昼までにですね。お父さんは今おかえりですか?」
「ああ。今さっき着いた所だ。今回の旅は面白かったなハッセルエン」
「ええ。本当に実りのある旅でした」
「そうだろうな。お館様も今回は実りの多い旅だったぞ。昔盗賊退治の時背後にいた貴族を覚えているか?ガルスキー男爵というのだが」
「ええ。覚えています」
「あれの治めていた土地があれが捕まってから王領になっておったんだが、それがそっくりそのまま伯爵領に併合する事になった。その他2、3の土地も併合するようだぞ」
「おお、それは良かったですね」
「それから今回お館様はたくさんの貴族と友誼を結ぶ事ができた。お前達のおかげでもあるがな。このまま行くと陞爵もあり得るかもしれん」
「そうなるように後押ししたいですね」
「ワシはそうなる前に引退したいのだがな。レウフォに早く戻ってもらいたいものだ…また余計な事を話してしまったな。明日待ってるぞ」
「はい。お父さん、ゆっくり休んでくださいね」
「ああ。そうさせてもらう。お前達も明日な」
「はい!」
「お爺様、気をつけて」
「明日よろしく」
お爺様は馬に乗って帰っていった。
翌日、僕達はお城に向かった。いつものようにお城の城門はスルーで、お城の入り口も何も言われずに通った。迎えに来たレイさんにお父さんとお兄さん達は勲章を渡す。そのまま謁見の間に通されてマックスさんの前に跪く。
王意は悪魔退治をした事による鉄騎勲章の授与とスサン商会からでた新しい開店法についての褒賞授与だった。
さらに僕が料理ギルドのSSランクを得て『王国の料理番』の称号を授かった事を説明した。そして近々王家の出資でルステイン内に『王国の料理番の工房』ができる事を発表し僕らの謁見は終了した。
お爺様としばらく話をした後、レイさんに案内され僕たちはマックスさんの執務室に移る。執務室に入ったらマックスさんが書類と手紙の山に埋もれていた。
「マックスさん、おかえりなさい」
「「「おかえりなさいませ」」」
「ああ、ただいま。今日の謁見でようやくひと仕事終わった。あとは残務整理だよ」
「お疲れ様です」
「まずお前達に朗報がある。ニメイジ家の話だが、男爵に陞爵して旧ガルスキー領を治めてもらう事になった。ハッセルエン、娘に知らせてやれ」
「はい。喜ぶと思います」
「リョウ、一か月後からお前の工房の着工に入る。だいたい二ヶ月後にはできるだろう」
「ありがと、ございます」
「ロイックエン」
「はい」
「お前に対する釣書を大量に預かってきた。一応調べたがどれも嫁入り希望だ。検討して返事してやってくれ」
「はい」
「上位貴族の娘もいるから気をつけてな」
「わかりました」
「それから王都支店の話はどこまで進んでいる?」
「はい、父と弟と検討していますが2年後には王国に土地受領の申請を出そうと思っています」
「ほお。だいぶ時間を縮めたな」
「ええ。資金的に余裕ができましたから」
「それなら良いと思うがあまり待たせたらいかんぞ。お前達に対する期待感は今半端なくあるからな」
「わかりました。頑張ります」
「ストラスト」
「はい」
「公爵様と侯爵様の領地を回るのはいつになる?」
「学校の休みなので四ヶ月後です。ついでに王城にも寄ってきます」
「うん。一度公爵様と侯爵様にいつ頃になるのか知らせた方が良い」
「はい。手紙を書きます」
「そうだな」
「ストラストとリョウは今から時間はあるか?」
「「はい」」
「ナミリアに会ってくれ」
「「はい」」
お父さん達と別れナミリアに会いに行く。僕もストラ兄さんも王都に行く事が決まってから今まで会えていない。久しぶりに会ったナミリアは僕達に会えた事をとても喜び、王都の事を聞きたがった。
王都であった事をかいつまんで説明する。突拍子もない話なのであまり理解してくれなかったが、王様に会った事や王様一家と過ごした事を話すととても驚き、喜んでくれた。
「お爺様!」
「なんだお爺様じゃん」
「師匠、ちょっと待って」
と言ってもしばらく止めることなく、格闘戦が続いた。
「ふっふっふ。かなりの腕前だな。これなら孫をまかせても大丈夫だ」
「ナフェル騎士爵、いきなりすぎますよ」
「はっはっは。一度お主の実力を見たかったから丁度よかったわ。すまんすまん」
「お爺様、おかえり」
「今日帰ってきたの?」
「お城で仕事じゃないの?」
「先程先触れで城に着き、仕事が終わったからまっすぐここに来たのだ」
「マックスさん、待たなくて、良いの?」
「伝言を預かってきたのじゃ。ハッセルエンはいるか?」
「もうすぐ降りてくるよ」
「うむ。来るまでお前達の練習を見るとしよう」
お爺様は僕達の武神套路を見ている。動きを真似てみたりしているので笑ってしまった。
「お父さん、おはようございます」
「ハッセルエン、おはよう。お館様から伝言がある。明日謁見を行いたいそうだ。4人は昼までに城に来てもらいたい。鉄騎勲章を忘れずに持ってきてくれとの事だ」
「わかりました。明日の昼までにですね。お父さんは今おかえりですか?」
「ああ。今さっき着いた所だ。今回の旅は面白かったなハッセルエン」
「ええ。本当に実りのある旅でした」
「そうだろうな。お館様も今回は実りの多い旅だったぞ。昔盗賊退治の時背後にいた貴族を覚えているか?ガルスキー男爵というのだが」
「ええ。覚えています」
「あれの治めていた土地があれが捕まってから王領になっておったんだが、それがそっくりそのまま伯爵領に併合する事になった。その他2、3の土地も併合するようだぞ」
「おお、それは良かったですね」
「それから今回お館様はたくさんの貴族と友誼を結ぶ事ができた。お前達のおかげでもあるがな。このまま行くと陞爵もあり得るかもしれん」
「そうなるように後押ししたいですね」
「ワシはそうなる前に引退したいのだがな。レウフォに早く戻ってもらいたいものだ…また余計な事を話してしまったな。明日待ってるぞ」
「はい。お父さん、ゆっくり休んでくださいね」
「ああ。そうさせてもらう。お前達も明日な」
「はい!」
「お爺様、気をつけて」
「明日よろしく」
お爺様は馬に乗って帰っていった。
翌日、僕達はお城に向かった。いつものようにお城の城門はスルーで、お城の入り口も何も言われずに通った。迎えに来たレイさんにお父さんとお兄さん達は勲章を渡す。そのまま謁見の間に通されてマックスさんの前に跪く。
王意は悪魔退治をした事による鉄騎勲章の授与とスサン商会からでた新しい開店法についての褒賞授与だった。
さらに僕が料理ギルドのSSランクを得て『王国の料理番』の称号を授かった事を説明した。そして近々王家の出資でルステイン内に『王国の料理番の工房』ができる事を発表し僕らの謁見は終了した。
お爺様としばらく話をした後、レイさんに案内され僕たちはマックスさんの執務室に移る。執務室に入ったらマックスさんが書類と手紙の山に埋もれていた。
「マックスさん、おかえりなさい」
「「「おかえりなさいませ」」」
「ああ、ただいま。今日の謁見でようやくひと仕事終わった。あとは残務整理だよ」
「お疲れ様です」
「まずお前達に朗報がある。ニメイジ家の話だが、男爵に陞爵して旧ガルスキー領を治めてもらう事になった。ハッセルエン、娘に知らせてやれ」
「はい。喜ぶと思います」
「リョウ、一か月後からお前の工房の着工に入る。だいたい二ヶ月後にはできるだろう」
「ありがと、ございます」
「ロイックエン」
「はい」
「お前に対する釣書を大量に預かってきた。一応調べたがどれも嫁入り希望だ。検討して返事してやってくれ」
「はい」
「上位貴族の娘もいるから気をつけてな」
「わかりました」
「それから王都支店の話はどこまで進んでいる?」
「はい、父と弟と検討していますが2年後には王国に土地受領の申請を出そうと思っています」
「ほお。だいぶ時間を縮めたな」
「ええ。資金的に余裕ができましたから」
「それなら良いと思うがあまり待たせたらいかんぞ。お前達に対する期待感は今半端なくあるからな」
「わかりました。頑張ります」
「ストラスト」
「はい」
「公爵様と侯爵様の領地を回るのはいつになる?」
「学校の休みなので四ヶ月後です。ついでに王城にも寄ってきます」
「うん。一度公爵様と侯爵様にいつ頃になるのか知らせた方が良い」
「はい。手紙を書きます」
「そうだな」
「ストラストとリョウは今から時間はあるか?」
「「はい」」
「ナミリアに会ってくれ」
「「はい」」
お父さん達と別れナミリアに会いに行く。僕もストラ兄さんも王都に行く事が決まってから今まで会えていない。久しぶりに会ったナミリアは僕達に会えた事をとても喜び、王都の事を聞きたがった。
王都であった事をかいつまんで説明する。突拍子もない話なのであまり理解してくれなかったが、王様に会った事や王様一家と過ごした事を話すととても驚き、喜んでくれた。
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