148 / 806
旅立つ者。
レイアムさんと話そう。
お城へ向かう日が来た。今日はストラ兄さんは学校があるので僕とミザーリだけでお城へ向かった。
なんか偉くなったので城門の辺りまで馬車で行って良くなったよ。城壁から城門って結構な距離があるし、かなりの悪路だから馬車で行けるようになって良かったよ。
お城での扱いもナミリアの学友というより、一家の友人みたいな扱いになったとレイさんに聞いた。通される待合室も豪華な所になった。
今日はレイアムさんと話をしなきゃな、と思いやってきた。待合室に通されたあとレイさんを呼ぶ。
「リョウ様、どうされたのですか?」
「レイさん、内緒できる?」
「なんでしょう?」
「マックスさん達には、大事な話」
「かしこまりました。内緒にいたします」
「色んな人に、話したら、もうここに、来れなくなるの。いい?」
「そんなに大事な話なのですね。このレイフェルトン、心して聞かせていただきます」
「じゃあ、これを見て」
僕は鑑定書を見せる。
「ほほう。ラクラ薬師の薬の鑑定書ですね……な、なんですと!?こんな薬があるとは」
「レイアムさんと、お話したいの」
「わかりました。早急に手配致します」
レイさんは走っていった。そりゃそうだよね。大変な話だもの。
「リョウ様、お待たせ致しました。こちらへどうぞ」
「はい!」
レイさんに案内されて全然知らない場所を歩く。ここはどこなのかな?
「どうぞ」
通された部屋は多分レイアムさんのお部屋だった。レイアムさんはテーブルに座っている。手紙の束がテーブルの上にのっていた。
「リョウ、私たちに大変なお話があるってどういうこと?一応誰にも聞かれないようにしたけど」
「はい。あのね、よく聞いてね。僕はある薬を見つけたの。でもね、ラクラ薬師と話して、これは、大事な人だけに、お渡ししようと、思う」
「薬?」
「まず、お約束できる?他の人には、絶対、言わないって。僕、周りに、知られたら、命、危ないの」
「わかったわ。そんなに大変なものなのね」
「あとね、レイアムさんに、失礼にあたる、かもって、ラクラ薬師が言ってた。けど、渡した方が、良いって思うの」
「わかったわ。絶対言わないし、失礼な事でも受け入れるわ」
「良かった。これがそう」
ポーションと鑑定書を渡す。
「書類を見てね」
「あ、ああ。神様、ありがとうございます…あなたは本当に天使だわ」
「天使では、ないよ」
「本当に、本当なのね」
「はい。ラクラ薬師と、僕の考え、同じ。確実に効果は、ある」
「そうなのね。ずっと私一人で不安だったの。これを使ってみるわね」
「うん。体調面も、あるかも、しれないけどスプーン一杯を、飲むのを、10日、やってみてね」
「わかったわ。今日から早速やってみるわ」
「あと、本当にこれの事、言ったらダメだよ、レイアムさんと、僕は、不幸になる」
「そうよね。私このことをお墓の中まで持っていくわ」
「僕も言わない。今日は、レイアムさんと、楽しく、お話ししたの」
「そうね。そうしましょう」
「レイさんにも、よろしく伝えて」
「レイは言わないわ。絶対に言わせない」
「一年間保つように、してるからね」
「あの、ダメだったら?」
「もう一本だけ、用意するね」
「ありがとう。本当にありがとう」
「マックスさんと、レイアムさんへ、お礼」
「ありがとう。お代はいくら?」
「んー。とりあえず、これからも、仲良くして、くれれば良いの」
「わかったわ。何かあったら今度は私が助けるわね」
「はい」
レイアムさんの所を去ってナミリアの所へ行く。一緒に勉強をして、一緒に剣術の練習をする。
「やあ、とお!」
「ふん、ふん」
ナミリアと一緒に剣の型をする。ナミリアは剣術持ちだから振りが結構速い。
「そうじゃ、そう。もっと脇をしめて!」
指導してるのはお爺様だ。ナミリアには最初貴族の剣術指南の人が来たのだけど、それを激しく拒否したらしい。騎士の剣が学びたいとマックスさんに訴えたそうだ。それで僕を指導しているお爺様に白羽の矢が当たり、お爺様はナミリアの剣の先生となった。
「それ、突け。もっと腕を前に出す!もう一回、突け。よし、今のは良いぞ」
お爺様の熱血指導はここでも発揮されている。ナミリアはへばっているが諦めず振り続けている。
「よし、一旦休憩じゃ。休憩後、盾を装備じゃ」
「はい!」
「ナミリアは、盾使った事、あるの?」
「毎日、着けてるの」
「そうなんだね」
「盾でみんな、守るの」
「すごいなあ。僕は剣術、だけだ」
ナミリアは盾術も持っている。回復魔法のスキルを持ってるし、聖騎士っぽいよね。
休憩が終わりナミリアは盾を持つ。盾はナミリアの背丈に合わせたラージシールドだ。
お爺様は僕に素振りを続けるように言うと、お爺様も盾を着けて指導し始める。
「お嬢様いくぞ、挑発!」
「はい!たうんと!」
盾を剣で叩くことをやり始める。これで魔物や敵の注意を引きつけるという闘技らしい。
「良し。大分良くなってきたな。次はタウントをしてからワシの間合いまで走る練習だ」
「はい!」
「はい、挑発!」
「たうんと!」
挑発をし、盾を構えながら走るナミリア。これ、完全に前線で戦う為の練習だよね。伯爵令嬢なのに良いのかな?
「よし。もう一回!」
「はい!たうんと!」
おお。なかなか様になってる。
なんか偉くなったので城門の辺りまで馬車で行って良くなったよ。城壁から城門って結構な距離があるし、かなりの悪路だから馬車で行けるようになって良かったよ。
お城での扱いもナミリアの学友というより、一家の友人みたいな扱いになったとレイさんに聞いた。通される待合室も豪華な所になった。
今日はレイアムさんと話をしなきゃな、と思いやってきた。待合室に通されたあとレイさんを呼ぶ。
「リョウ様、どうされたのですか?」
「レイさん、内緒できる?」
「なんでしょう?」
「マックスさん達には、大事な話」
「かしこまりました。内緒にいたします」
「色んな人に、話したら、もうここに、来れなくなるの。いい?」
「そんなに大事な話なのですね。このレイフェルトン、心して聞かせていただきます」
「じゃあ、これを見て」
僕は鑑定書を見せる。
「ほほう。ラクラ薬師の薬の鑑定書ですね……な、なんですと!?こんな薬があるとは」
「レイアムさんと、お話したいの」
「わかりました。早急に手配致します」
レイさんは走っていった。そりゃそうだよね。大変な話だもの。
「リョウ様、お待たせ致しました。こちらへどうぞ」
「はい!」
レイさんに案内されて全然知らない場所を歩く。ここはどこなのかな?
「どうぞ」
通された部屋は多分レイアムさんのお部屋だった。レイアムさんはテーブルに座っている。手紙の束がテーブルの上にのっていた。
「リョウ、私たちに大変なお話があるってどういうこと?一応誰にも聞かれないようにしたけど」
「はい。あのね、よく聞いてね。僕はある薬を見つけたの。でもね、ラクラ薬師と話して、これは、大事な人だけに、お渡ししようと、思う」
「薬?」
「まず、お約束できる?他の人には、絶対、言わないって。僕、周りに、知られたら、命、危ないの」
「わかったわ。そんなに大変なものなのね」
「あとね、レイアムさんに、失礼にあたる、かもって、ラクラ薬師が言ってた。けど、渡した方が、良いって思うの」
「わかったわ。絶対言わないし、失礼な事でも受け入れるわ」
「良かった。これがそう」
ポーションと鑑定書を渡す。
「書類を見てね」
「あ、ああ。神様、ありがとうございます…あなたは本当に天使だわ」
「天使では、ないよ」
「本当に、本当なのね」
「はい。ラクラ薬師と、僕の考え、同じ。確実に効果は、ある」
「そうなのね。ずっと私一人で不安だったの。これを使ってみるわね」
「うん。体調面も、あるかも、しれないけどスプーン一杯を、飲むのを、10日、やってみてね」
「わかったわ。今日から早速やってみるわ」
「あと、本当にこれの事、言ったらダメだよ、レイアムさんと、僕は、不幸になる」
「そうよね。私このことをお墓の中まで持っていくわ」
「僕も言わない。今日は、レイアムさんと、楽しく、お話ししたの」
「そうね。そうしましょう」
「レイさんにも、よろしく伝えて」
「レイは言わないわ。絶対に言わせない」
「一年間保つように、してるからね」
「あの、ダメだったら?」
「もう一本だけ、用意するね」
「ありがとう。本当にありがとう」
「マックスさんと、レイアムさんへ、お礼」
「ありがとう。お代はいくら?」
「んー。とりあえず、これからも、仲良くして、くれれば良いの」
「わかったわ。何かあったら今度は私が助けるわね」
「はい」
レイアムさんの所を去ってナミリアの所へ行く。一緒に勉強をして、一緒に剣術の練習をする。
「やあ、とお!」
「ふん、ふん」
ナミリアと一緒に剣の型をする。ナミリアは剣術持ちだから振りが結構速い。
「そうじゃ、そう。もっと脇をしめて!」
指導してるのはお爺様だ。ナミリアには最初貴族の剣術指南の人が来たのだけど、それを激しく拒否したらしい。騎士の剣が学びたいとマックスさんに訴えたそうだ。それで僕を指導しているお爺様に白羽の矢が当たり、お爺様はナミリアの剣の先生となった。
「それ、突け。もっと腕を前に出す!もう一回、突け。よし、今のは良いぞ」
お爺様の熱血指導はここでも発揮されている。ナミリアはへばっているが諦めず振り続けている。
「よし、一旦休憩じゃ。休憩後、盾を装備じゃ」
「はい!」
「ナミリアは、盾使った事、あるの?」
「毎日、着けてるの」
「そうなんだね」
「盾でみんな、守るの」
「すごいなあ。僕は剣術、だけだ」
ナミリアは盾術も持っている。回復魔法のスキルを持ってるし、聖騎士っぽいよね。
休憩が終わりナミリアは盾を持つ。盾はナミリアの背丈に合わせたラージシールドだ。
お爺様は僕に素振りを続けるように言うと、お爺様も盾を着けて指導し始める。
「お嬢様いくぞ、挑発!」
「はい!たうんと!」
盾を剣で叩くことをやり始める。これで魔物や敵の注意を引きつけるという闘技らしい。
「良し。大分良くなってきたな。次はタウントをしてからワシの間合いまで走る練習だ」
「はい!」
「はい、挑発!」
「たうんと!」
挑発をし、盾を構えながら走るナミリア。これ、完全に前線で戦う為の練習だよね。伯爵令嬢なのに良いのかな?
「よし。もう一回!」
「はい!たうんと!」
おお。なかなか様になってる。
あなたにおすすめの小説
異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~
夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する!
農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。
逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。
これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。
最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~
gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。
なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。
一人称視点、独り言多め、能天気となっております。
なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。
ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A
ご指摘あればどんどん仰ってください。
※2017/8/29 連載再開しました!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ひだまりのFランク冒険者
みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。
そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。
そんな中
冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。
その名は、リルド。
彼は、特に何もない感じに毎日
「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。
この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
子ドラゴンとゆく、異世界スキル獲得記! ~転生幼女、最強スキルでバッドエンドを破壊する~
九條葉月
ファンタジー
第6回HJ小説大賞におきまして、こちらの作品が受賞・書籍化決定しました! ありがとうございます!
七歳の少女リーナは突如として前世の記憶を思い出した。
しかし、戸惑う暇もなく『銀髪が不気味』という理由で別邸に軟禁されてしまう。
食事の量も減らされたリーナは生き延びるために別邸を探索し――地下室で、ドラゴンの卵を発見したのだった。
孵化したドラゴンと共に地下ダンジョンに潜るリーナ。すべては、軟禁下でも生き延びるために……。
これは、前を向き続けた少女が聖女となり、邪竜を倒し、いずれは魔王となって平和に暮らす物語……。