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旅立つ者。
王国特別料理人。
その朝、僕は店先に立っていた。丁稚、多いな。丁稚の何人かは孤児院に行って残りは店先に出ている。うん、これ僕はもうお役御免だね。どちらにせよ、初等学校入ったら出来なくなるし、先に辞めるのも良いよね。工房も出来たことだし。そう思ってお店の中に入っていく。お父さんとロイック兄さんに話があると告げ会議室にいざなった。
「お父さん、ロイック兄さん、店先に立つのもうやめる」
「なんでだ?」
「丁稚、増えたし、工房も、出来たからね」
「そうか。それなら良い。嫌になって辞めるんじゃないしな」
「リョウは自分の仕事に集中すれば良いよ」
「はい。それでね、金貨3600枚、あるんだけど」
「おおう。そんなにあるのか」
「すごいな」
「いくら、出資すれば、良い?」
「うーん」
「3000枚入れてくれ」
「わかったー」
「よろしくね」
「まかせて」
「私はまだ返事してないぞ」
「まあまあ父さん、どうせ必要になるんだからありがたく出資を受けようよ」
「そうか…そうだな。リョウ、頼むな」
「わかった」
ストークが迎えにくるまでお父さんとお兄さんと話をした。ロイック兄さん、イゼルが来てから仕事が大分楽になったみたい。新製品のプロトタイプが出来てきたから製品化に向けて頑張るって言ってる。サスペンションの試験も進んでるらしいし、順調そうで何よりです。ついでに商会員に頼み事をしてるとストークが来た。
「お待たせしました。参りましょうか」
「ストーク、商業ギルド、行くの」
「速文の担当者と王宮料理人がもうすぐ参ります。それを迎えて速文の設置を終えてからでよろしいでしょうか?」
「わかった」
「本日は王宮料理人の案内もございます。その途中で商業ギルドに参りましょう」
「そうだね」
「僭越ながら『スサンの天使』の持ち帰り料理を何種類か用意しております。そちらを速文の担当者と王宮料理人にまずは食べてもらう、という形をとります。よろしくお願いします」
「任せた」
「かしこまりました」
ミザーリを先頭に街を歩く。セス大通りを5分も進めば工房に到着する。たくさんの見物人がいるがそれをスルーして中に入る。中では移住組の婦人達が掃除している。その人達に挨拶してサロンで座った。そのままストークと話をする。
「ストーク、おととい、現金照会した」
「はい」
「3600枚あったの」
「はい。そちらを運用せよとの話でしょうか?」
「ううん。3000枚、スサン商会に出資するの」
「かしこまりました。残り600枚を差配せよ、という事ですね」
「うん。いる分を、計算して、言ってね」
「材料費はどう致しましょうか?」
「うん。とりあえず100枚を分けておいてくれる?」
「はい。それでは材料費を100枚で計算致します」
ギピアがやってきた。
「お坊っちゃま。お客様がおいでになりました」
「はい。案内、お願い」
「かしこまりました」
ギピアが4人を連れてきた。一人は見覚えがある。
「フィグさん!」
フィグさんはキツネの耳のついた獣人で朱色の髪に蒼眼の女性だ。前はふっくらした感じだったのに今は結構痩せたようだ。王宮料理長をしているはずなのに何故ここに来たのかな?
「王宮料理人改め王国特別料理人となりましたフィグです。改めてよろしくお願いします」
「料理長は?」
「リョウエストさんの料理を学べるとあってたった一つの席を取り合って王宮料理人の競争になりました。見事勝ちとってこちらにやってきたのです」
「なるほど。これからよろしく」
「はい。よろしくお願いします」
「そして私が総務部のカッシェルと申します。そしてこちらが部下2人です。速文の設置と陛下達より、建物がいかなる状態に仕上がったのか検分してくれとの命令を受けております。本日より2日間よろしくお願い致します」
「「よろしくお願いします」」
「よろしく」
「よろしくお願い致します」
「カッシェルさん、夜はお暇?」
「はい。特に予定はございません」
「良かった。ストーク」
「はい。カッシェル様ならびに部下の方々、僭越ながらこちらで夜の観光の手配をしております。案内人をつけますので夜のルステインをお楽しみくださいませ」
「「「ありがとうございます」」」
「それではフィグ様、カッシェル様ならびに部下の方々、まずはお部屋に案内させて頂きます」
「よろしく」
「ありがとうございます」
「はい。その後お食事となりますのでよろしくお願いいたします」
「はい」
「ありがとうございます」
「ではご案内致します」
ストークが案内していく。僕は食事の準備が終わるまでステータスを見てみた。言いくるめのスキルが増えていた。最近色々説得したから増えたのだろう。
フィグさんとカッシェルさん達が降りてきたのでダイニングで食事する。スサンの天使の料理が気に入ったようでなによりだった。
食後、ストークとカッシェルさん達は速文の設置をしに出て行った。僕はフィグさんをキッチンに連れていく。
「使いやすそうなキッチンですね。ここがリョウエストさんの城ですね」
「フィグさんの、城になるの」
「はい、ありがとうございます」
「そういえば、新しくソースに、なるものを、見つけた、味わってみる?」
「はい!」
「僕はルマーニの実って、名付けたの。ちょっとしょっぱい。お湯で、薄める」
お湯で薄めた醤油を渡す。
「んー。美味しいです!」
「でしょー。僕は、これを使って、お料理、いっぱい作るの」
「お父さん、ロイック兄さん、店先に立つのもうやめる」
「なんでだ?」
「丁稚、増えたし、工房も、出来たからね」
「そうか。それなら良い。嫌になって辞めるんじゃないしな」
「リョウは自分の仕事に集中すれば良いよ」
「はい。それでね、金貨3600枚、あるんだけど」
「おおう。そんなにあるのか」
「すごいな」
「いくら、出資すれば、良い?」
「うーん」
「3000枚入れてくれ」
「わかったー」
「よろしくね」
「まかせて」
「私はまだ返事してないぞ」
「まあまあ父さん、どうせ必要になるんだからありがたく出資を受けようよ」
「そうか…そうだな。リョウ、頼むな」
「わかった」
ストークが迎えにくるまでお父さんとお兄さんと話をした。ロイック兄さん、イゼルが来てから仕事が大分楽になったみたい。新製品のプロトタイプが出来てきたから製品化に向けて頑張るって言ってる。サスペンションの試験も進んでるらしいし、順調そうで何よりです。ついでに商会員に頼み事をしてるとストークが来た。
「お待たせしました。参りましょうか」
「ストーク、商業ギルド、行くの」
「速文の担当者と王宮料理人がもうすぐ参ります。それを迎えて速文の設置を終えてからでよろしいでしょうか?」
「わかった」
「本日は王宮料理人の案内もございます。その途中で商業ギルドに参りましょう」
「そうだね」
「僭越ながら『スサンの天使』の持ち帰り料理を何種類か用意しております。そちらを速文の担当者と王宮料理人にまずは食べてもらう、という形をとります。よろしくお願いします」
「任せた」
「かしこまりました」
ミザーリを先頭に街を歩く。セス大通りを5分も進めば工房に到着する。たくさんの見物人がいるがそれをスルーして中に入る。中では移住組の婦人達が掃除している。その人達に挨拶してサロンで座った。そのままストークと話をする。
「ストーク、おととい、現金照会した」
「はい」
「3600枚あったの」
「はい。そちらを運用せよとの話でしょうか?」
「ううん。3000枚、スサン商会に出資するの」
「かしこまりました。残り600枚を差配せよ、という事ですね」
「うん。いる分を、計算して、言ってね」
「材料費はどう致しましょうか?」
「うん。とりあえず100枚を分けておいてくれる?」
「はい。それでは材料費を100枚で計算致します」
ギピアがやってきた。
「お坊っちゃま。お客様がおいでになりました」
「はい。案内、お願い」
「かしこまりました」
ギピアが4人を連れてきた。一人は見覚えがある。
「フィグさん!」
フィグさんはキツネの耳のついた獣人で朱色の髪に蒼眼の女性だ。前はふっくらした感じだったのに今は結構痩せたようだ。王宮料理長をしているはずなのに何故ここに来たのかな?
「王宮料理人改め王国特別料理人となりましたフィグです。改めてよろしくお願いします」
「料理長は?」
「リョウエストさんの料理を学べるとあってたった一つの席を取り合って王宮料理人の競争になりました。見事勝ちとってこちらにやってきたのです」
「なるほど。これからよろしく」
「はい。よろしくお願いします」
「そして私が総務部のカッシェルと申します。そしてこちらが部下2人です。速文の設置と陛下達より、建物がいかなる状態に仕上がったのか検分してくれとの命令を受けております。本日より2日間よろしくお願い致します」
「「よろしくお願いします」」
「よろしく」
「よろしくお願い致します」
「カッシェルさん、夜はお暇?」
「はい。特に予定はございません」
「良かった。ストーク」
「はい。カッシェル様ならびに部下の方々、僭越ながらこちらで夜の観光の手配をしております。案内人をつけますので夜のルステインをお楽しみくださいませ」
「「「ありがとうございます」」」
「それではフィグ様、カッシェル様ならびに部下の方々、まずはお部屋に案内させて頂きます」
「よろしく」
「ありがとうございます」
「はい。その後お食事となりますのでよろしくお願いいたします」
「はい」
「ありがとうございます」
「ではご案内致します」
ストークが案内していく。僕は食事の準備が終わるまでステータスを見てみた。言いくるめのスキルが増えていた。最近色々説得したから増えたのだろう。
フィグさんとカッシェルさん達が降りてきたのでダイニングで食事する。スサンの天使の料理が気に入ったようでなによりだった。
食後、ストークとカッシェルさん達は速文の設置をしに出て行った。僕はフィグさんをキッチンに連れていく。
「使いやすそうなキッチンですね。ここがリョウエストさんの城ですね」
「フィグさんの、城になるの」
「はい、ありがとうございます」
「そういえば、新しくソースに、なるものを、見つけた、味わってみる?」
「はい!」
「僕はルマーニの実って、名付けたの。ちょっとしょっぱい。お湯で、薄める」
お湯で薄めた醤油を渡す。
「んー。美味しいです!」
「でしょー。僕は、これを使って、お料理、いっぱい作るの」
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