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旅立つ者。
市場再び。
フィグさんと新しいソースの可能性について話しているとギピアがやってきた。
「お話中申し訳ありません。料理ギルドから至急の連絡の手紙と冒険者ギルドからの手紙が届きました」
「ありがと。フィグさん、ごめんね」
「はい」
手紙を開いてみると料理ギルドはソースに該当するものがなかったので近日中に必ず来てくれ、と書いてあり、冒険者ギルドは木の実がルマーニの実という名前に決まったと書いてあった。
「なるほどー。王城に連絡しないと」
「何かあったのですか?」
「さっきの、木の実、ルマーニの実って、名前になった。ソースの名前、ルマーニにするの」
「それは許可がいりますね」
「速文が出来たら送ってもらうの。ギピア、様子、見てくれる?お願い」
「はい、見てきます」
ギピアがストークを連れて戻ってきた。
「リョウ様、もう少しで速文は使えます。緊急でお送りすることが出来たとお聞きしましたが」
「はい。国王様と、ルマーニ王子に、新しく調味料ソースになる、木の実を見つけた。その実をルマーニ、という名前をつけた。ソースもルマーニ、とつけたいがどうか、って聞いてね」
「かしこまりました。速文が開通次第送ります」
「お願い」
ストークが速文を取り付けている部屋に戻り、僕はフィグさんとの話にもどる。
ストークが戻ってきたのは1時間くらいか。僕はフィグさんとキッチンの使い勝手を確かめていた。かなり使いやすい。僕用の踏み台も用意されてあるがそれが軽くて丈夫で扱いやすく、あの地精達の心意気がこんなところまで行き届いているのがと感動した。
「お待たせしました。フィグ様、今日はどちらを案内いたしましょうか?」
「市場に行きたいです。まずは何があるか知らないと」
「左様ですか。リョウ様、商業ギルドだけでよろしいでしょうか?」
「時間が余るなら、帰りに、料理ギルド」
「かしこまりました。傭兵の手配をしてきます。しばしお待ちを」
「ちょっと待ち」
「なんでしょうかミザーリさん」
「主よ、またあの光景を見る事になりますが大丈夫ですか?」
「奴隷?」
「はい。なんならそこだけ目を塞がせてもらいますが」
「大丈夫。ちゃんと見る。あれもルステイン」
「そうですか。ストーク、すまなかったね」
「いえいえ。こちらが浅慮でございました。では手配してまいります」
「主よ、怖かったら手を繋いでくださいね」
「何があるんです?」
「フィグさん、奴隷市」
「なるほど」
とりあえず、御者がまだいないのでスサン商会の馬車で移動する。まずは商業ギルドに行った。商業ギルドで金貨3000枚をスサン商会に入金すると次は市場に移動した。
市場近くの駐車場に停めて傭兵1名を引き連れ市場に入る。相変わらず色んな人でごった返している。僕はミザーリに守られながら市場を進む。また奴隷市が立っている。人間だけではなく魔の亜人も売っている。何用の奴隷なのだろうか?
しばらく見物して離れると、剣舞を広場でやっていた。題名はスサン三兄弟だという。でも3人とも大人だし、なんか誇張されすぎていて逆に恥ずかしい感じだった。ミザーリがくっくっと笑っている。僕達あんな風に剣使わないよ。
一般市場から生鮮品市場に入ると僕とフィグさんはお買い物に入った。
「フィグさんこの野菜は何?」
と人参を指差しながら聞く。
「ナッソですね。使いますか?」
「うん」
というやりとりをしながら買い物を続ける。ある程度溜まったら僕の収納につっこみまた他の物も見ていく。
結局、キャベツ、ほうれん草、小松菜、人参、じゃがいも、玉ねぎなどの野菜類と牛肉、豚肉、鶏肉を買った。小麦粉だけは定期的に届けてもらう契約になっているのでそれは買わなかった。
市場を歩いていると嫌な予感がする。前から少年が歩いているが明らかに目を引く歩き方をしているのだ。
「ミザーリ!」
「承知!」
ミザーリは少年を捕まえると傭兵は後ろを警戒する。ストークも構えをとった。あ、ストークも格闘術ありそうだね。ミザーリが帽子をむしり取ると
中から茶色の長髪が…女の子か。
そのまま、市場の先まで歩いていく。後ろを振り返ると少女がついてきた。少女2人は同年代のようだった。
「なんで、捕まったか、わかる?」
「「はい」」
「なんでしたの?」
「これだけしか、できなくて…」
「私もスキルが…」
あー。盗賊系のスキル持ちなのね。ストークが喋り出す。
「年はいくつだ?」
「12と、11」
「親は?」
「いない…」
そこに男性がやってきた。足を引きずって歩いている。
「すいません。私が捕まるのでその子達だけは……」
「セルブロさん」
「セルブロさんは離れて。私たちが失敗したから私達がつかまるの」
「ストーク、場所変えよ」
「かしこまりました。この先に休憩所があります。そちらに向かいましょう」
「みんな、きて」
休憩所に一同を引き連れていくと3人を座らせてストークに飲み物を買ってきてもらった。
「うん。僕はリョウエスト・スサン。話を、聞こうか」
「お話中申し訳ありません。料理ギルドから至急の連絡の手紙と冒険者ギルドからの手紙が届きました」
「ありがと。フィグさん、ごめんね」
「はい」
手紙を開いてみると料理ギルドはソースに該当するものがなかったので近日中に必ず来てくれ、と書いてあり、冒険者ギルドは木の実がルマーニの実という名前に決まったと書いてあった。
「なるほどー。王城に連絡しないと」
「何かあったのですか?」
「さっきの、木の実、ルマーニの実って、名前になった。ソースの名前、ルマーニにするの」
「それは許可がいりますね」
「速文が出来たら送ってもらうの。ギピア、様子、見てくれる?お願い」
「はい、見てきます」
ギピアがストークを連れて戻ってきた。
「リョウ様、もう少しで速文は使えます。緊急でお送りすることが出来たとお聞きしましたが」
「はい。国王様と、ルマーニ王子に、新しく調味料ソースになる、木の実を見つけた。その実をルマーニ、という名前をつけた。ソースもルマーニ、とつけたいがどうか、って聞いてね」
「かしこまりました。速文が開通次第送ります」
「お願い」
ストークが速文を取り付けている部屋に戻り、僕はフィグさんとの話にもどる。
ストークが戻ってきたのは1時間くらいか。僕はフィグさんとキッチンの使い勝手を確かめていた。かなり使いやすい。僕用の踏み台も用意されてあるがそれが軽くて丈夫で扱いやすく、あの地精達の心意気がこんなところまで行き届いているのがと感動した。
「お待たせしました。フィグ様、今日はどちらを案内いたしましょうか?」
「市場に行きたいです。まずは何があるか知らないと」
「左様ですか。リョウ様、商業ギルドだけでよろしいでしょうか?」
「時間が余るなら、帰りに、料理ギルド」
「かしこまりました。傭兵の手配をしてきます。しばしお待ちを」
「ちょっと待ち」
「なんでしょうかミザーリさん」
「主よ、またあの光景を見る事になりますが大丈夫ですか?」
「奴隷?」
「はい。なんならそこだけ目を塞がせてもらいますが」
「大丈夫。ちゃんと見る。あれもルステイン」
「そうですか。ストーク、すまなかったね」
「いえいえ。こちらが浅慮でございました。では手配してまいります」
「主よ、怖かったら手を繋いでくださいね」
「何があるんです?」
「フィグさん、奴隷市」
「なるほど」
とりあえず、御者がまだいないのでスサン商会の馬車で移動する。まずは商業ギルドに行った。商業ギルドで金貨3000枚をスサン商会に入金すると次は市場に移動した。
市場近くの駐車場に停めて傭兵1名を引き連れ市場に入る。相変わらず色んな人でごった返している。僕はミザーリに守られながら市場を進む。また奴隷市が立っている。人間だけではなく魔の亜人も売っている。何用の奴隷なのだろうか?
しばらく見物して離れると、剣舞を広場でやっていた。題名はスサン三兄弟だという。でも3人とも大人だし、なんか誇張されすぎていて逆に恥ずかしい感じだった。ミザーリがくっくっと笑っている。僕達あんな風に剣使わないよ。
一般市場から生鮮品市場に入ると僕とフィグさんはお買い物に入った。
「フィグさんこの野菜は何?」
と人参を指差しながら聞く。
「ナッソですね。使いますか?」
「うん」
というやりとりをしながら買い物を続ける。ある程度溜まったら僕の収納につっこみまた他の物も見ていく。
結局、キャベツ、ほうれん草、小松菜、人参、じゃがいも、玉ねぎなどの野菜類と牛肉、豚肉、鶏肉を買った。小麦粉だけは定期的に届けてもらう契約になっているのでそれは買わなかった。
市場を歩いていると嫌な予感がする。前から少年が歩いているが明らかに目を引く歩き方をしているのだ。
「ミザーリ!」
「承知!」
ミザーリは少年を捕まえると傭兵は後ろを警戒する。ストークも構えをとった。あ、ストークも格闘術ありそうだね。ミザーリが帽子をむしり取ると
中から茶色の長髪が…女の子か。
そのまま、市場の先まで歩いていく。後ろを振り返ると少女がついてきた。少女2人は同年代のようだった。
「なんで、捕まったか、わかる?」
「「はい」」
「なんでしたの?」
「これだけしか、できなくて…」
「私もスキルが…」
あー。盗賊系のスキル持ちなのね。ストークが喋り出す。
「年はいくつだ?」
「12と、11」
「親は?」
「いない…」
そこに男性がやってきた。足を引きずって歩いている。
「すいません。私が捕まるのでその子達だけは……」
「セルブロさん」
「セルブロさんは離れて。私たちが失敗したから私達がつかまるの」
「ストーク、場所変えよ」
「かしこまりました。この先に休憩所があります。そちらに向かいましょう」
「みんな、きて」
休憩所に一同を引き連れていくと3人を座らせてストークに飲み物を買ってきてもらった。
「うん。僕はリョウエスト・スサン。話を、聞こうか」
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