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旅立つ者。
ストラ兄さんの旅立ち。
料理ギルド前襲撃事件から数日後、僕はマックスさんに呼ばれてエメイラと一緒に城に行った。アレクが馬車を運転していたが、城の城壁から中に入って行くと完全にビビってしまい、ストークが途中で運転を変わった。アレクは城に行くことは聞いていたがまさか城壁の内部に入るとは思っておらず、警備兵に囲まれて完全に萎縮してしまったらしい。つい先日まで村に住んでた子供だから仕方ないよね。早く慣れてもらいたいです。
マックスさんの執務室に行くとマックスさんは疲れた顔をしていた。
「リョウ。この度はご苦労だった」
「はい、誘拐ギルド、わかった?」
「ああ。背後にいる貴族もわかった。全て判明したからあとは陛下の方でやってくれるらしい。全容を解明するまで休めなかったよ」
「お疲れ様」
「ああ。陛下にお褒めのお言葉をもらったから良い。エメイラヒルデもご苦労だった。陛下が褒めていたよ。ストークとイゼルの件も再調査してくれる事になった」
「そう。まあ、私はリョウの為にやってるだけだから」
「そうか。褒美はいらないか?」
「興味ないわ」
「そう伝えておこう」
「それだけ?」
「レイから誘拐ギルド関係でいくつか質問があるそうだ。それに答えてくれ。ご苦労様」
「わかったわ。リョウ、行きましょう」
「うん。じゃあマックスさん、また」
「ああ。そういえばレイアムが懐妊した。良かったら妊娠中に良い食事をレイに伝えておいてくれ」
「わかった」
レイアムさん、良かったね!
僕とエメイラはレイさんと話をしてエメイラは誘拐ギルドの事を、僕は妊娠中の食事について教えた。妊娠中の食事は鉄分を中心に満遍なく食べるのが一番良いのです。レバー、乳製品、大事。
それからしばらくして、ストラ兄さんの旅立ちの前日になった。僕は新料理を色々用意してしばらく帰れないストラ兄さんに食べてもらった。
「俺しばらくこれ食べれないんだな」
「王都で、美味しいもの、食べて」
「そうだ。レシピちょっと書いてくれ」
「ダメだよストラ。取締部隊に捕まるぞ」
「えー。宿とかで自分が食べるくらいなら良いじゃないか?」
「そこでレシピが広がるだろ?」
「そうか。レシピ管理ってのは大変だな」
「公爵様や侯爵様のところなら良いんじゃないか?」
「そうか。リョウ、何品か書いておいてくれるか?公爵様、侯爵様の所で出してもらうよ。喜ばれそうだし」
「ルマーニを、持ってって」
「ああ、そうか、あれがいるんだな」
「あとで分ける」
「ありがとう」
「献上品は持ったか?」
「持った」
「書状は?」
「収納に入ってる。あとは明日馬車に乗り遅れなければ大丈夫だよ」
「そうか」
父さんはストラ兄さんに袋を差し出す。
「なにかあったときはこれを使え」
「お父さん、俺貰ったお金あるんだけど」
「それでも困る場合がある。その時は迷いなくこの袋の中にある金を使うんだぞ」
「わかった」
「途中で盗賊に襲われたりした時はこの袋の方の金を渡すんだ」
「わかった」
「なにがあっても良いがとにかく生き残れ。旅っていうものは何があるかわからないものだからな」
「そうだね」
「お母さんからはこれ」
「なんだ?これ」
「服の下に入れる財布よ。お父さんはいつもこれを身につけているの。収納も万能ではないわ。用心の為に持っておいて」
「わかった」
「お姉ちゃんからはこれ」
「お姉ちゃんも?」
「これ、ラーモン様が用意してくれたの。ニメイジ家の縁者であると示す書類よ。これから小回りがきくぞ、だって」
「確かに王家の書類だと大事になりそうだものね」
「ありがとう、お姉ちゃん」
「僕からはこれ」
「兄貴も?」
「何かと使える万能工具が入っている。収納の肥やしにしてくれ」
「ありがと」
「僕も」
「リョウもか?」
「ミザーリから貰った地図、写した。行く先の地図、全部ある」
「おお、助かるわ。ありがと」
「私からはこれ。これをストローのように使えば濾過された水になるわ。生水には気をつけなさい」
「ありがと。エメイラ」
「とにかく1ヶ月間、楽しんでいきなさい。お母さんは元気な顔であなたが戻ってくるよう祈っておくわ」
「うん!」
翌日、店先でストラ兄さんを見送る。ストラ兄さんは背負い袋を背負い、革鎧をつけ、ハットをかぶり、腰に剣を帯びた冒険者風の格好をしている。旅の相棒である護衛のペランスも旅装を整えた上級傭兵のような姿だ。
「行ってくるよ」
「気をつけてな。ペランス、よろしく頼む」
「はい」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
「いってらっしゃい」
お母さんとミシェ姉さんはストラ兄さんとハグをする。
「気をつけてな」
「ああ、兄貴」
ロイック兄さんとストラ兄さんはグータッチする。
「いってらっしゃい」
「ああ、行ってくる」
僕ともグータッチだ。
「あなたの旅に祝福を『祝福』。気をつけてね」
「はい。気をつけるよ」
ストラ兄さんは全員を見回して言う。
「じゃあいって来ます」
「「「いってらっしゃい」」」
2人は歩き出した。乗り合い馬車が発車する、街の広場に向かって歩いていく。それを家族みんなで見えなくなるまで見送った。
マックスさんの執務室に行くとマックスさんは疲れた顔をしていた。
「リョウ。この度はご苦労だった」
「はい、誘拐ギルド、わかった?」
「ああ。背後にいる貴族もわかった。全て判明したからあとは陛下の方でやってくれるらしい。全容を解明するまで休めなかったよ」
「お疲れ様」
「ああ。陛下にお褒めのお言葉をもらったから良い。エメイラヒルデもご苦労だった。陛下が褒めていたよ。ストークとイゼルの件も再調査してくれる事になった」
「そう。まあ、私はリョウの為にやってるだけだから」
「そうか。褒美はいらないか?」
「興味ないわ」
「そう伝えておこう」
「それだけ?」
「レイから誘拐ギルド関係でいくつか質問があるそうだ。それに答えてくれ。ご苦労様」
「わかったわ。リョウ、行きましょう」
「うん。じゃあマックスさん、また」
「ああ。そういえばレイアムが懐妊した。良かったら妊娠中に良い食事をレイに伝えておいてくれ」
「わかった」
レイアムさん、良かったね!
僕とエメイラはレイさんと話をしてエメイラは誘拐ギルドの事を、僕は妊娠中の食事について教えた。妊娠中の食事は鉄分を中心に満遍なく食べるのが一番良いのです。レバー、乳製品、大事。
それからしばらくして、ストラ兄さんの旅立ちの前日になった。僕は新料理を色々用意してしばらく帰れないストラ兄さんに食べてもらった。
「俺しばらくこれ食べれないんだな」
「王都で、美味しいもの、食べて」
「そうだ。レシピちょっと書いてくれ」
「ダメだよストラ。取締部隊に捕まるぞ」
「えー。宿とかで自分が食べるくらいなら良いじゃないか?」
「そこでレシピが広がるだろ?」
「そうか。レシピ管理ってのは大変だな」
「公爵様や侯爵様のところなら良いんじゃないか?」
「そうか。リョウ、何品か書いておいてくれるか?公爵様、侯爵様の所で出してもらうよ。喜ばれそうだし」
「ルマーニを、持ってって」
「ああ、そうか、あれがいるんだな」
「あとで分ける」
「ありがとう」
「献上品は持ったか?」
「持った」
「書状は?」
「収納に入ってる。あとは明日馬車に乗り遅れなければ大丈夫だよ」
「そうか」
父さんはストラ兄さんに袋を差し出す。
「なにかあったときはこれを使え」
「お父さん、俺貰ったお金あるんだけど」
「それでも困る場合がある。その時は迷いなくこの袋の中にある金を使うんだぞ」
「わかった」
「途中で盗賊に襲われたりした時はこの袋の方の金を渡すんだ」
「わかった」
「なにがあっても良いがとにかく生き残れ。旅っていうものは何があるかわからないものだからな」
「そうだね」
「お母さんからはこれ」
「なんだ?これ」
「服の下に入れる財布よ。お父さんはいつもこれを身につけているの。収納も万能ではないわ。用心の為に持っておいて」
「わかった」
「お姉ちゃんからはこれ」
「お姉ちゃんも?」
「これ、ラーモン様が用意してくれたの。ニメイジ家の縁者であると示す書類よ。これから小回りがきくぞ、だって」
「確かに王家の書類だと大事になりそうだものね」
「ありがとう、お姉ちゃん」
「僕からはこれ」
「兄貴も?」
「何かと使える万能工具が入っている。収納の肥やしにしてくれ」
「ありがと」
「僕も」
「リョウもか?」
「ミザーリから貰った地図、写した。行く先の地図、全部ある」
「おお、助かるわ。ありがと」
「私からはこれ。これをストローのように使えば濾過された水になるわ。生水には気をつけなさい」
「ありがと。エメイラ」
「とにかく1ヶ月間、楽しんでいきなさい。お母さんは元気な顔であなたが戻ってくるよう祈っておくわ」
「うん!」
翌日、店先でストラ兄さんを見送る。ストラ兄さんは背負い袋を背負い、革鎧をつけ、ハットをかぶり、腰に剣を帯びた冒険者風の格好をしている。旅の相棒である護衛のペランスも旅装を整えた上級傭兵のような姿だ。
「行ってくるよ」
「気をつけてな。ペランス、よろしく頼む」
「はい」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
「いってらっしゃい」
お母さんとミシェ姉さんはストラ兄さんとハグをする。
「気をつけてな」
「ああ、兄貴」
ロイック兄さんとストラ兄さんはグータッチする。
「いってらっしゃい」
「ああ、行ってくる」
僕ともグータッチだ。
「あなたの旅に祝福を『祝福』。気をつけてね」
「はい。気をつけるよ」
ストラ兄さんは全員を見回して言う。
「じゃあいって来ます」
「「「いってらっしゃい」」」
2人は歩き出した。乗り合い馬車が発車する、街の広場に向かって歩いていく。それを家族みんなで見えなくなるまで見送った。
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