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旅立つ者。
魔法道具が出来た。
「今日は、みんなで、分捕り品を、検分するよ」
朝、ストークが迎えに来たのでエメイラとミザーリに声をかけて集まる。なんやかんやでほっといたままだったのね。あれから助けた人達が色々とお礼の品を持ってきて、それも結構な品だったので忘れちゃってた。
「主よ、主の物でいいですよ」
「私もあまり興味ないわ」
「リョウ様の思う通りに運用なさっていただきたい」
みんな要らないのね。でもあえてみんなの前にものを出す。金貨と宝石類の入った箱、剣と装飾品だ。金貨を数え出す。最後はみんなも手伝ってくれて結局600枚近くあった。
「じゃあ1人150枚ね」
「んー。そんないらない」
「槍を新調したいので金貨10枚頂ければ良いです」
「じゃあそのお金を運用いたします」
そう言うのでエメイラとミザーリに金貨50枚、ストークに金貨300枚を押し付けた。
「宝石は持っておくと良いわ」
「その通りです。何かの時に役に立ちます」
「鑑定に回しておきましょう」
というのでストークにとりあえず剣と一緒に鑑定してもらう事に。最後は装飾品だ。
「これ、これはエメイラとミザーリに」
「リョウが贈ってくれたものなら大事に使うわね」
「着ける機会がないんですけど…主の贈り物として大事にしておきます」
と言う事でとりあえず分捕り品の分配は終わった。
工房にきた僕は最近ずっとやっていた作業の続きをした。錬金術によるパーツ作りだ。まずは小さいもので作ってみたが上手くいった。今はプロトタイプを作っている。錬金板の前に立ち、パーツを一個一個手作りする。
「出来た!」
最後のパーツができた。あとは組み合わせるだけだ。一つ一つ加工を使って組み上げて行く。時間はかなりかかったが一つの物になった。
「ふっふっふ」
かなり無骨なデザインになってしまったが魔法道具のパーツとモビー(モーター)を上手く組み合わせられたと思う。
「それはなんですか?」
キーカが掃除をしながら尋ねてきた。
「美味しい物を、作る魔法道具。ちょうど良い。サッチも、ギピアも、ストークも、フィグさんも、呼んでくれる?あとキッチンに、行って、牛乳と砂糖とボウル二つを持ってきて」
「はい!」
僕はスサン商会で開発したスサンハンドミキサーを『収納』から出すと、実験しやすいように広い場所に完成品を置いた。
「「お呼びでございますか?」」
「ストーク、ギピア実験に付き合う、いいね?」
「はい」
「何を作るんです?」
「フィグさん、甘いの」
「牛乳と砂糖持ってきました」
「ボウルもってきました」
「キーカ、サッチも美味しい、実験に、付き合う」
「「はい!」」
僕は据え付けられた筒に牛乳を入れて、魔法道具を動かす。脱脂粉乳と生クリームが分かれる…そう。これは遠心分離機なのだ。
「出来たね。これがこの、魔法道具の、機能なの」
「おおー」
「牛乳が変わったのですか?」
「ギピア、まあ、見ていて」
「それは今度スサン商会から出るというミキサーですよね」
「そうそう。これでクリームを作る」
生クリームに砂糖を入れてハンドミキサーを動かす。角が立つくらいの硬さまでハンドミキサーで混ぜて完成。
「さあ、舐めてみて」
「はい。それでは失礼します。うん、甘いです。口溶けがなめらかですね」
「フィグさん、良いでしょこれ」
「創作意欲がすごい湧いてきました」
「失礼致します。これは…すごい。お坊っちゃま。これはお茶のお供に使えますね」
「ギピア、それもいずれ、考えるの」
「おいしー!」
「あまーい!」
「キーカも、サッチも、頑張ったら、また作るよ」
「頑張ります」
「はい!」
「失礼……なるほど。これはパンにも合いそうですね。リョウ様。これは商業登録はされるのですか?」
「あ、忘れてた」
「いけません。大旦那様かロイックエン様をお呼びいたしましょう。きっとお喜びになられるかと」
「わかった。よろしく」
「呼んでまいります。皆様は仕事に戻ってください」
「「「はい」」」
「リョウエストさん、これパンにはさんでみて良いですか?」
「うん。やってみてー」
しばらく待っているとお父さんがやってきた。
「なんかまた新製品を作り出したと聞いたが、どんな物だい?」
「うん。やってみる」
また、生クリームを作ってお父さんに食べてもらう。
「これは……新しい味だな。リョウ、良くやったな。これはすぐに商業登録をしなさい。お父さんが商業登録に付き合ってあげよう。ストーク、商業ギルドにアポをとってきなさい。今日明日なら私も時間が作れるからできれば今日明日で頼んでくれ」
「かしこまりました。リョウ様、ご都合はよろしいでしょうか?」
「よろしく」
「じゃあ、私は商会に戻る」
「うん、ありがと」
「では行ってまいります」
「よろしくー」
ストークが商業ギルドに行ってる間にフィグさんのパンが出来上がり2人で食べてみる。
「うん。美味しいね」
「でもパンだとちょっと硬い感じがしますね」
「そうだねー」
「創作してみます」
「頼むねー」
ストークが帰ってきたのは1時間後くらいだった。今から行けるというのでお父さんと一緒に商業ギルドに向かう。初めての商業登録、上手くいくかな?
朝、ストークが迎えに来たのでエメイラとミザーリに声をかけて集まる。なんやかんやでほっといたままだったのね。あれから助けた人達が色々とお礼の品を持ってきて、それも結構な品だったので忘れちゃってた。
「主よ、主の物でいいですよ」
「私もあまり興味ないわ」
「リョウ様の思う通りに運用なさっていただきたい」
みんな要らないのね。でもあえてみんなの前にものを出す。金貨と宝石類の入った箱、剣と装飾品だ。金貨を数え出す。最後はみんなも手伝ってくれて結局600枚近くあった。
「じゃあ1人150枚ね」
「んー。そんないらない」
「槍を新調したいので金貨10枚頂ければ良いです」
「じゃあそのお金を運用いたします」
そう言うのでエメイラとミザーリに金貨50枚、ストークに金貨300枚を押し付けた。
「宝石は持っておくと良いわ」
「その通りです。何かの時に役に立ちます」
「鑑定に回しておきましょう」
というのでストークにとりあえず剣と一緒に鑑定してもらう事に。最後は装飾品だ。
「これ、これはエメイラとミザーリに」
「リョウが贈ってくれたものなら大事に使うわね」
「着ける機会がないんですけど…主の贈り物として大事にしておきます」
と言う事でとりあえず分捕り品の分配は終わった。
工房にきた僕は最近ずっとやっていた作業の続きをした。錬金術によるパーツ作りだ。まずは小さいもので作ってみたが上手くいった。今はプロトタイプを作っている。錬金板の前に立ち、パーツを一個一個手作りする。
「出来た!」
最後のパーツができた。あとは組み合わせるだけだ。一つ一つ加工を使って組み上げて行く。時間はかなりかかったが一つの物になった。
「ふっふっふ」
かなり無骨なデザインになってしまったが魔法道具のパーツとモビー(モーター)を上手く組み合わせられたと思う。
「それはなんですか?」
キーカが掃除をしながら尋ねてきた。
「美味しい物を、作る魔法道具。ちょうど良い。サッチも、ギピアも、ストークも、フィグさんも、呼んでくれる?あとキッチンに、行って、牛乳と砂糖とボウル二つを持ってきて」
「はい!」
僕はスサン商会で開発したスサンハンドミキサーを『収納』から出すと、実験しやすいように広い場所に完成品を置いた。
「「お呼びでございますか?」」
「ストーク、ギピア実験に付き合う、いいね?」
「はい」
「何を作るんです?」
「フィグさん、甘いの」
「牛乳と砂糖持ってきました」
「ボウルもってきました」
「キーカ、サッチも美味しい、実験に、付き合う」
「「はい!」」
僕は据え付けられた筒に牛乳を入れて、魔法道具を動かす。脱脂粉乳と生クリームが分かれる…そう。これは遠心分離機なのだ。
「出来たね。これがこの、魔法道具の、機能なの」
「おおー」
「牛乳が変わったのですか?」
「ギピア、まあ、見ていて」
「それは今度スサン商会から出るというミキサーですよね」
「そうそう。これでクリームを作る」
生クリームに砂糖を入れてハンドミキサーを動かす。角が立つくらいの硬さまでハンドミキサーで混ぜて完成。
「さあ、舐めてみて」
「はい。それでは失礼します。うん、甘いです。口溶けがなめらかですね」
「フィグさん、良いでしょこれ」
「創作意欲がすごい湧いてきました」
「失礼致します。これは…すごい。お坊っちゃま。これはお茶のお供に使えますね」
「ギピア、それもいずれ、考えるの」
「おいしー!」
「あまーい!」
「キーカも、サッチも、頑張ったら、また作るよ」
「頑張ります」
「はい!」
「失礼……なるほど。これはパンにも合いそうですね。リョウ様。これは商業登録はされるのですか?」
「あ、忘れてた」
「いけません。大旦那様かロイックエン様をお呼びいたしましょう。きっとお喜びになられるかと」
「わかった。よろしく」
「呼んでまいります。皆様は仕事に戻ってください」
「「「はい」」」
「リョウエストさん、これパンにはさんでみて良いですか?」
「うん。やってみてー」
しばらく待っているとお父さんがやってきた。
「なんかまた新製品を作り出したと聞いたが、どんな物だい?」
「うん。やってみる」
また、生クリームを作ってお父さんに食べてもらう。
「これは……新しい味だな。リョウ、良くやったな。これはすぐに商業登録をしなさい。お父さんが商業登録に付き合ってあげよう。ストーク、商業ギルドにアポをとってきなさい。今日明日なら私も時間が作れるからできれば今日明日で頼んでくれ」
「かしこまりました。リョウ様、ご都合はよろしいでしょうか?」
「よろしく」
「じゃあ、私は商会に戻る」
「うん、ありがと」
「では行ってまいります」
「よろしくー」
ストークが商業ギルドに行ってる間にフィグさんのパンが出来上がり2人で食べてみる。
「うん。美味しいね」
「でもパンだとちょっと硬い感じがしますね」
「そうだねー」
「創作してみます」
「頼むねー」
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