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旅立つ者。
ストラ兄さんの帰還。
「ストラ兄さんが、明日、帰ってくるの?」
そんな話を聞いたのは料理ギルドに行った数日後の朝の事だった。
「ペランスが、帰ってきた?」
「いや。見た事もない兵士の人がやってきて先触れをしていった。マリーダ様とメリン様という方も来るらしい」
「どうするの?」
「宿を聞いていったから多分ルステインでお泊まりになると思うんだが、ストラもそうならそうで連絡を寄越せばいいのにな」
「大旦那様、私の推測でございますが…」
「何か思い当たるのか?」
「はい。多分それは今度ストラスト様の学友になられるマリーダ・ル・スクワンジャー嬢とメリン・レ・ゼローキア嬢の事ではないかと。マリーダ嬢はスクワンジャー公爵様の三女、メリン嬢はゼローキア侯爵様の二女でございます」
「それは歓迎。ストーク、市場へ行くよ」
「かしこまりました。フィグさんにもついてきてもらいましょう」
「そうだね」
「ミザーリ、よろしく」
「主よ、エメイラの講義はどうしますか?」
「あ。ちょっと行ってくる」
エメイラの所に行って今日の講義はできないと伝える。エメイラは何それ面白そうといって市場に行くと言ってきた。
「ドルトー。アニナ、マチルダは今日は暇?」
「通常の仕事が終われば大丈夫かと」
「あのね、うちの工房で、料理、食べてもらうの。手伝う、良い?」
「はい。それなら構いません」
「家族みんなにも、今日のご飯は、工房で、と伝えて」
「かしこまりました」
工房に行ってフィグさんも呼んでみんなで市場に。ちょっと市場で余分な買い物で時間を取られたが生鮮品市場で大体欲しい物を手に入れて帰ってきた。
「今日は何の事件も起こらなかったわね」
とエメイラが言ってたけど、そう毎回事件は起きないと思うよ。
フィグさんと二人で料理の仕込みをしているとストークがやってきてそろそろ着くという先触れがあった事を告げた。ある程度フィグさんにお任せして僕は出迎えに行く。エメイラもついてきた。
馬車が2台スサン商会の前に横付けとなった。結構な数の兵士が守っている。馬車の一台目からストラ兄さんが降りてきて二人の令嬢をエスコートして下ろした。
「おかえり、ストラ」
「お母さん、ただいま。お父さん、お母さん、ミシェ姉さん、リョウ、エメイラ、ただいま。紹介するよ。僕の友達のマリーダ・ル・スクワンジャーとメリン・レ・ゼローキア。マリーダ、メリン、こっちがお父さん、お母さん、ミシェレル姉さん、リョウエスト、エメイラヒルデだよ」
「初めまして皆様。マリーダ・ル・スクワンジャーと申します。よしなに」
「こんにちは、皆様、メリンと申します。よろしくお願いいたします」
「私はストラストの父ハッセルエンです。遠い所をよくおいで下さいました。歓迎いたします」
「ストラストの母ハノンです。ようこそ。歓迎いたします」
「姉のミシェレルと申します。気軽にミシェとお呼びください」
「弟のリョウエスト。リョウ、呼んで欲しいの」
「ここの居候のエメイラヒルデよ。仲良くしてね」
「ささ。まずはこちらでお休み下さい」
お父さんは応接室に案内する。応接室広くなったからみんな座れるんだよね。
ドルトは馬車を裏庭に案内すると兵士の皆様と従者の皆様を従業員の食堂に案内するそうだ。マスが皆さんに振る舞う軽食とお茶を用意してくれているはずだ。
僕は歓迎のお茶菓子を作っておいた。バタークッキーだが色々な型抜きを用意して焼いておいたから楽しめるはずだ。お茶もロイヤルミルクティーもどきにした。アニナとマチルダと一緒にお茶とお茶菓子を出す。
「まあ。可愛い」
「なんて素敵なの」
マリーダさんとメリンさんは喜んでいる。とりあえずつかみはバッチリだね。
「歓迎ありがとうございます」
「うれしいです」
「いえ。ストラストの友人を歓迎できるのは嬉しい事です。お気になさらず。さ、お茶をどうぞ」
「疲れてたら、砂糖、入れてね」
「まあ。これは王都で流行りだしたお茶の淹れ方ですね。さすがリョウエスト様だわ」
「ストラストさんの弟さんは多彩ね」
「リョウで良いです」
「そう。リョウ、ありがと」
「はい!」
「お父さん、マリーダとメリンは僕をわざわざ送ってきてくれたんだ」
「そうですか。ありがとうございます」
「いいえ。私たちはストラストさんのお話を聞いてルステインを見たくなったので、王都に行く用事のついでに寄らせていただきました」
「お父様、お母様がお話通りお優しそうで嬉しかったです」
「寄っていただけてありがとうございます。ご予定などはお決まりですか?」
「いえ、特には」
「何か美味しい物がルステインでは流行ってるとお聞きいたしました」
「それは良かった。ストラ、案内の者をつけるからルステインの案内をしなさい」
「わかった」
「自慢ではないですがルステインの食はうちのリョウが創り出したと言っても過言ではありません。本日はリョウが料理の腕をふるいますので、お楽しみにしておいて下さい」
「まあ。王国の料理番の料理が食べられますの?」
「うれしいわ」
「のちほどお付きの皆様にもうちが経営しているスサンの天使という店の、お食事とワインをご用意いたしますので、お伝えしていただけると幸いです」
「まあ。爺、良かったわね」
「うちの爺も喜びますわ」
「ありがとうございます」
「お風呂は、僕の工房の、お風呂を使って、下さい。お宿より広くて、足が伸ばせる」
「まあ。嬉しいわ」
「ありがとう、リョウ」
その後お二人と色々な事を話した。話しやすい人達だね。
そんな話を聞いたのは料理ギルドに行った数日後の朝の事だった。
「ペランスが、帰ってきた?」
「いや。見た事もない兵士の人がやってきて先触れをしていった。マリーダ様とメリン様という方も来るらしい」
「どうするの?」
「宿を聞いていったから多分ルステインでお泊まりになると思うんだが、ストラもそうならそうで連絡を寄越せばいいのにな」
「大旦那様、私の推測でございますが…」
「何か思い当たるのか?」
「はい。多分それは今度ストラスト様の学友になられるマリーダ・ル・スクワンジャー嬢とメリン・レ・ゼローキア嬢の事ではないかと。マリーダ嬢はスクワンジャー公爵様の三女、メリン嬢はゼローキア侯爵様の二女でございます」
「それは歓迎。ストーク、市場へ行くよ」
「かしこまりました。フィグさんにもついてきてもらいましょう」
「そうだね」
「ミザーリ、よろしく」
「主よ、エメイラの講義はどうしますか?」
「あ。ちょっと行ってくる」
エメイラの所に行って今日の講義はできないと伝える。エメイラは何それ面白そうといって市場に行くと言ってきた。
「ドルトー。アニナ、マチルダは今日は暇?」
「通常の仕事が終われば大丈夫かと」
「あのね、うちの工房で、料理、食べてもらうの。手伝う、良い?」
「はい。それなら構いません」
「家族みんなにも、今日のご飯は、工房で、と伝えて」
「かしこまりました」
工房に行ってフィグさんも呼んでみんなで市場に。ちょっと市場で余分な買い物で時間を取られたが生鮮品市場で大体欲しい物を手に入れて帰ってきた。
「今日は何の事件も起こらなかったわね」
とエメイラが言ってたけど、そう毎回事件は起きないと思うよ。
フィグさんと二人で料理の仕込みをしているとストークがやってきてそろそろ着くという先触れがあった事を告げた。ある程度フィグさんにお任せして僕は出迎えに行く。エメイラもついてきた。
馬車が2台スサン商会の前に横付けとなった。結構な数の兵士が守っている。馬車の一台目からストラ兄さんが降りてきて二人の令嬢をエスコートして下ろした。
「おかえり、ストラ」
「お母さん、ただいま。お父さん、お母さん、ミシェ姉さん、リョウ、エメイラ、ただいま。紹介するよ。僕の友達のマリーダ・ル・スクワンジャーとメリン・レ・ゼローキア。マリーダ、メリン、こっちがお父さん、お母さん、ミシェレル姉さん、リョウエスト、エメイラヒルデだよ」
「初めまして皆様。マリーダ・ル・スクワンジャーと申します。よしなに」
「こんにちは、皆様、メリンと申します。よろしくお願いいたします」
「私はストラストの父ハッセルエンです。遠い所をよくおいで下さいました。歓迎いたします」
「ストラストの母ハノンです。ようこそ。歓迎いたします」
「姉のミシェレルと申します。気軽にミシェとお呼びください」
「弟のリョウエスト。リョウ、呼んで欲しいの」
「ここの居候のエメイラヒルデよ。仲良くしてね」
「ささ。まずはこちらでお休み下さい」
お父さんは応接室に案内する。応接室広くなったからみんな座れるんだよね。
ドルトは馬車を裏庭に案内すると兵士の皆様と従者の皆様を従業員の食堂に案内するそうだ。マスが皆さんに振る舞う軽食とお茶を用意してくれているはずだ。
僕は歓迎のお茶菓子を作っておいた。バタークッキーだが色々な型抜きを用意して焼いておいたから楽しめるはずだ。お茶もロイヤルミルクティーもどきにした。アニナとマチルダと一緒にお茶とお茶菓子を出す。
「まあ。可愛い」
「なんて素敵なの」
マリーダさんとメリンさんは喜んでいる。とりあえずつかみはバッチリだね。
「歓迎ありがとうございます」
「うれしいです」
「いえ。ストラストの友人を歓迎できるのは嬉しい事です。お気になさらず。さ、お茶をどうぞ」
「疲れてたら、砂糖、入れてね」
「まあ。これは王都で流行りだしたお茶の淹れ方ですね。さすがリョウエスト様だわ」
「ストラストさんの弟さんは多彩ね」
「リョウで良いです」
「そう。リョウ、ありがと」
「はい!」
「お父さん、マリーダとメリンは僕をわざわざ送ってきてくれたんだ」
「そうですか。ありがとうございます」
「いいえ。私たちはストラストさんのお話を聞いてルステインを見たくなったので、王都に行く用事のついでに寄らせていただきました」
「お父様、お母様がお話通りお優しそうで嬉しかったです」
「寄っていただけてありがとうございます。ご予定などはお決まりですか?」
「いえ、特には」
「何か美味しい物がルステインでは流行ってるとお聞きいたしました」
「それは良かった。ストラ、案内の者をつけるからルステインの案内をしなさい」
「わかった」
「自慢ではないですがルステインの食はうちのリョウが創り出したと言っても過言ではありません。本日はリョウが料理の腕をふるいますので、お楽しみにしておいて下さい」
「まあ。王国の料理番の料理が食べられますの?」
「うれしいわ」
「のちほどお付きの皆様にもうちが経営しているスサンの天使という店の、お食事とワインをご用意いたしますので、お伝えしていただけると幸いです」
「まあ。爺、良かったわね」
「うちの爺も喜びますわ」
「ありがとうございます」
「お風呂は、僕の工房の、お風呂を使って、下さい。お宿より広くて、足が伸ばせる」
「まあ。嬉しいわ」
「ありがとう、リョウ」
その後お二人と色々な事を話した。話しやすい人達だね。
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