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旅立つ者。
お嬢様達の出立。
「鶏肉はリョウエスト揚げという新しい揚げ方で作ってるの。ソースにつけて食べてね。豚肉は、新しいソースの、ロイックソースで、茹でているの。野菜も一緒に楽しんでね。つけ合わせはオウトールの、ストラソースサラダ。オウトールは両方の、領地で美味しいの、採れるの。ストラソース、混ぜるだけ。簡単。あとパンも用意してるから食べてね」
「んー……美味しいわ。サクサクしていて中ジューシーで。これはレシピを広めたいわね」
「豚肉が柔らかくて少し酸っぱいけど美味しいわ。野菜も美味しいわ」
「この料理はワインにも合うなあ」
「そうよね。ついつい呑んじゃいそう」
「あら。豚肉のはいいわね。リョウ、これも結婚式で出してちょうだい」
「ミシェ姉さん、品数、多いよ」
「そう?じゃあ今度一通り作ってみて。そこから選ぶわ」
「ミシェ、結婚式でこんな料理だすの?良いわね」
「私もこんな料理出してもらいたいわ」
「あら。マリーダもメリンもリョウに頼めば良いわよ。喜んでやると思うわ」
「え、僕やるの?」
「うふふふ。リョウ、よろしくね」
「わたしもよろしく」
「よくわからないけど、わかった。頑張る」
和気藹々と夕食を楽しんで〆はちょっとだけおしゃれに。
「食後に…ワインでも、使う甘い葡萄を、氷菓にしたの。食べてみて」
「わぁー。素敵な色」
「おしゃれ」
「香り付けで、少し果実酒、加えてる。もし気になるなら、別のと変える」
「…美味しいわ。全然気にならないわよ」
「私も。今日の食事は本当に幸せだったわ」
「本当そうね。ストラストのお家の皆さん本当に温かい人ばかりで嬉しかった」
「お二人共楽しんでいただけて何よりですわ。用事というのは急ぎかしら?」
「そう急ぎでもないわ」
「そうね。私もそうだわ」
「でしたら二、三日ゆっくり過ごしてみたらいかがかしら?あなた、そうしてもらいません?」
「ああ。そちらが良ければ滞在なさると良いでしょう。まだルステインには見どころがいっぱいありますし、旅の疲れを癒していったらよろしいのではないでしょうか?」
「良いかしら?」
「お願い」
「「よろしいでしょうか?」」
「もちろんです。スクワンジャー家、ゼローキア家の皆様にも精一杯おもてなしをさせていただきます」
「ありがとう」
「よろしくお願い」
「「ありがとうございます」」
「明日は私がとっておきの場所に案内するわね。ストラは二人のエスコートをちゃんとしてね」
「ありがとうミシェ」
「楽しみにしてるわ」
「姉さんお手柔らかに頼むよ」
「私が護衛するから任せて」
「エメイラ様、嬉しいです」
「よろしくお願いします」
お嬢様達は会話を楽しんで宿に行った。
「ストラ、なかなか良いお嬢様達だな」
「そうね。お貴族様なのにものすごく親しみやすいわ」
「そうだろ?全然偉ぶらないからすぐに友達になれたよ」
「向こうの家族の方達もそうなの?」
「公爵様の方も侯爵様の方もお兄さんがものすごい心配性で最初はすごく警戒されたんだ。でも色々と話をして最後はまた来いって言ってくれたよ」
「ストラは天然の人たらしだわ」
「ストラ兄さん、すごい」
「そうかな?ウルリッヒもお兄さん達も本音で話せばわかってくれたんだよね」
ストラ兄さん、絶対魅力Sだわ。
「これで鈍感なところが治れば…」
「なんか言った?」
「なんでもないわ。あのね、マリーダとメリンの話、ちゃんと聞くのよ。上辺で会話したら姉さん怒るわよ」
「わ、わかった。ちゃんと聞くよ。姉さんこそ、人たらしじゃないか」
「ふふふ。私は違うわよ」
「二人とも、すごいね」
「リョウほどじゃないよ。今日の料理びっくりしたよ。二人の領地の特産品まで考えてあるとは」
「ストークが教えてくれたの」
「恐縮です。ですがヤートさんがより正確に覚えていらっしゃいました」
「ヤートは凄いな。貴族の事ならなんでも知ってるんじゃないか」
「だと思います。ヤート調査商会の情報収集力は伊達ではないと思われます」
「まあ、あとしばらくお嬢様達を楽しませるようにみんな頼むな」
「「「はい」」」
その日はそれでお開きとなった。2日目はお姉さんがルステインの穴場スポットを案内して、3日目はお母さんとエメイラが癒しのマッサージやエステ処を案内していた。ストラ兄さんはずっとエスコートしていた。お疲れ様。僕の方は僕の方で3日間料理で二人をもてなした。家来の人達はスサンの天使のメニューを大体制覇したかな?僕に会うと口々にお礼を言ってたから満足してくれたと思ってる。
別れの朝、みなが僕の工房の前で集まった。
「色々ありがとう。楽しかったわ」
「皆様、本当にありがとう」
「こちらこそありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております」
「これはあなた方を思ってうちの子達が一生懸命作ったポーチと私が作った膝掛けなの。良かったらもらってくださる?」
「ありがとう。大切にするわ」
「これ、小さい子達が作ったものね。大事にする。ハノンの膝掛けも嬉しいわ」
「これはお肌に良い化粧品。化粧かぶれがほとんどないわ。無くなったら言ってちょうだい。いつでも用意するから。それと、がんばってね」
「ミシェ、ありがとう」
「ミシェ、あなたの事大好きよ」
「これ、途中で、食べてね」
「リョウ、嬉しいわ。ありがとう」
「あなた、今度うちにいらっしゃいな」
「良いわね。私のところにもいらっしゃいね」
「はい。旅ができる、ようになります」
「うふふ。楽しみに待ってるわ」
「これは魔法道具の指輪で緊急時に魔術の鎧がかかるものだわ。一度だけ攻撃を防いでくれるの。あなた方の家にお土産で持って行くと良いわ」
「エメイラ様ありがとう」
「エメイラ様、うちの父が喜びます」
ストラ兄さんが二人の前に行く。
「あの、あのな、うちの商会で売ってるもので悪いけど色んな人に聞いて選んでみた」
「ストラスト、なあに、これ?」
「カメオだ。二人色違いになってる。これからも仲良くしてくれ」
「悪くないわね。これからもよろしくね」
「しょうがないから着けてあげるわ。また学校で会いましょうね」
「ああ。勉強がんばってな。わからないことがあったら手紙くれ。とことん教えるから」
「ふふふ。何もなくても送るわよ」
「そうね。私も送るわ」
「では皆さん、またお会いしましょう」
「お元気で。また来ますわ」
僕たちは馬車が見えなくなるまで手を振って見送った。
「んー……美味しいわ。サクサクしていて中ジューシーで。これはレシピを広めたいわね」
「豚肉が柔らかくて少し酸っぱいけど美味しいわ。野菜も美味しいわ」
「この料理はワインにも合うなあ」
「そうよね。ついつい呑んじゃいそう」
「あら。豚肉のはいいわね。リョウ、これも結婚式で出してちょうだい」
「ミシェ姉さん、品数、多いよ」
「そう?じゃあ今度一通り作ってみて。そこから選ぶわ」
「ミシェ、結婚式でこんな料理だすの?良いわね」
「私もこんな料理出してもらいたいわ」
「あら。マリーダもメリンもリョウに頼めば良いわよ。喜んでやると思うわ」
「え、僕やるの?」
「うふふふ。リョウ、よろしくね」
「わたしもよろしく」
「よくわからないけど、わかった。頑張る」
和気藹々と夕食を楽しんで〆はちょっとだけおしゃれに。
「食後に…ワインでも、使う甘い葡萄を、氷菓にしたの。食べてみて」
「わぁー。素敵な色」
「おしゃれ」
「香り付けで、少し果実酒、加えてる。もし気になるなら、別のと変える」
「…美味しいわ。全然気にならないわよ」
「私も。今日の食事は本当に幸せだったわ」
「本当そうね。ストラストのお家の皆さん本当に温かい人ばかりで嬉しかった」
「お二人共楽しんでいただけて何よりですわ。用事というのは急ぎかしら?」
「そう急ぎでもないわ」
「そうね。私もそうだわ」
「でしたら二、三日ゆっくり過ごしてみたらいかがかしら?あなた、そうしてもらいません?」
「ああ。そちらが良ければ滞在なさると良いでしょう。まだルステインには見どころがいっぱいありますし、旅の疲れを癒していったらよろしいのではないでしょうか?」
「良いかしら?」
「お願い」
「「よろしいでしょうか?」」
「もちろんです。スクワンジャー家、ゼローキア家の皆様にも精一杯おもてなしをさせていただきます」
「ありがとう」
「よろしくお願い」
「「ありがとうございます」」
「明日は私がとっておきの場所に案内するわね。ストラは二人のエスコートをちゃんとしてね」
「ありがとうミシェ」
「楽しみにしてるわ」
「姉さんお手柔らかに頼むよ」
「私が護衛するから任せて」
「エメイラ様、嬉しいです」
「よろしくお願いします」
お嬢様達は会話を楽しんで宿に行った。
「ストラ、なかなか良いお嬢様達だな」
「そうね。お貴族様なのにものすごく親しみやすいわ」
「そうだろ?全然偉ぶらないからすぐに友達になれたよ」
「向こうの家族の方達もそうなの?」
「公爵様の方も侯爵様の方もお兄さんがものすごい心配性で最初はすごく警戒されたんだ。でも色々と話をして最後はまた来いって言ってくれたよ」
「ストラは天然の人たらしだわ」
「ストラ兄さん、すごい」
「そうかな?ウルリッヒもお兄さん達も本音で話せばわかってくれたんだよね」
ストラ兄さん、絶対魅力Sだわ。
「これで鈍感なところが治れば…」
「なんか言った?」
「なんでもないわ。あのね、マリーダとメリンの話、ちゃんと聞くのよ。上辺で会話したら姉さん怒るわよ」
「わ、わかった。ちゃんと聞くよ。姉さんこそ、人たらしじゃないか」
「ふふふ。私は違うわよ」
「二人とも、すごいね」
「リョウほどじゃないよ。今日の料理びっくりしたよ。二人の領地の特産品まで考えてあるとは」
「ストークが教えてくれたの」
「恐縮です。ですがヤートさんがより正確に覚えていらっしゃいました」
「ヤートは凄いな。貴族の事ならなんでも知ってるんじゃないか」
「だと思います。ヤート調査商会の情報収集力は伊達ではないと思われます」
「まあ、あとしばらくお嬢様達を楽しませるようにみんな頼むな」
「「「はい」」」
その日はそれでお開きとなった。2日目はお姉さんがルステインの穴場スポットを案内して、3日目はお母さんとエメイラが癒しのマッサージやエステ処を案内していた。ストラ兄さんはずっとエスコートしていた。お疲れ様。僕の方は僕の方で3日間料理で二人をもてなした。家来の人達はスサンの天使のメニューを大体制覇したかな?僕に会うと口々にお礼を言ってたから満足してくれたと思ってる。
別れの朝、みなが僕の工房の前で集まった。
「色々ありがとう。楽しかったわ」
「皆様、本当にありがとう」
「こちらこそありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております」
「これはあなた方を思ってうちの子達が一生懸命作ったポーチと私が作った膝掛けなの。良かったらもらってくださる?」
「ありがとう。大切にするわ」
「これ、小さい子達が作ったものね。大事にする。ハノンの膝掛けも嬉しいわ」
「これはお肌に良い化粧品。化粧かぶれがほとんどないわ。無くなったら言ってちょうだい。いつでも用意するから。それと、がんばってね」
「ミシェ、ありがとう」
「ミシェ、あなたの事大好きよ」
「これ、途中で、食べてね」
「リョウ、嬉しいわ。ありがとう」
「あなた、今度うちにいらっしゃいな」
「良いわね。私のところにもいらっしゃいね」
「はい。旅ができる、ようになります」
「うふふ。楽しみに待ってるわ」
「これは魔法道具の指輪で緊急時に魔術の鎧がかかるものだわ。一度だけ攻撃を防いでくれるの。あなた方の家にお土産で持って行くと良いわ」
「エメイラ様ありがとう」
「エメイラ様、うちの父が喜びます」
ストラ兄さんが二人の前に行く。
「あの、あのな、うちの商会で売ってるもので悪いけど色んな人に聞いて選んでみた」
「ストラスト、なあに、これ?」
「カメオだ。二人色違いになってる。これからも仲良くしてくれ」
「悪くないわね。これからもよろしくね」
「しょうがないから着けてあげるわ。また学校で会いましょうね」
「ああ。勉強がんばってな。わからないことがあったら手紙くれ。とことん教えるから」
「ふふふ。何もなくても送るわよ」
「そうね。私も送るわ」
「では皆さん、またお会いしましょう」
「お元気で。また来ますわ」
僕たちは馬車が見えなくなるまで手を振って見送った。
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