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旅立つ者。
秘策!発動。
楽しくなってきた。僕は侍従長さんに広めのホールを発注した。工廠部の皆さんは兵器を作る腕を全然違うところで発揮してトンテンカンと会場を作ってしまった。僕とフィグさんは料理人の部隊を2つに分けて仕込みと実演部隊、ビュッフェ担当にした。実演担当にはねじり鉢巻を装備してもらい、始まるまでひたすら練習をしてもらった。侍従や兵士は走り回り色々な人や物をかき集めてくれた。準備は大変だった。僕なんてソース作りとルディス作りですごい体力使ったもの。でもみんなに笑顔になってもらいたくて必死でがんばった。
夕食が始まる30分くらい前に侍従と料理人みんなで集まって打ち合わせをした。それでみんなで円陣を組んだ。
「僕が行くよ、と言ったらおーって言ってね!」
「「「はい」」」
「じゃあ、みんないくよー!」
「「「「おーーー!!!」」」」
と盛り上がった。十分前くらいからお客様が集まり出す。とりあえず入り口で待ってもらった。
侍従が笑顔で対応している。だってみんな楽しませたいものね。
時間通りに王様達と皇太子様達が来た。王様と皇太子様に先頭に立ってもらう。
「リョウエスト、また何か面白い趣向を思いついたのだな」
「はい。王様。お楽しみに」
司会はやっぱり侍従長さんだ。渋い声がよく通る。
「皆様、大変長らくお待たせを致しました。ただいまより、夕食会を始めたいと思います。王国の民の心意気を是非お楽しみください」
侍従達がドアをあけて中に皆さんを導く。中には……。
お祭り会場が出来ていた。
「おお。すごいな」
「私たちの為にこんなものを…」
王様、皇太子様は目をキラキラしている。王妃様、先王様ご夫妻、王子様達、ルディス様も笑顔だ。
みな笑顔になっている。一部踊りそうな人たちもいる。今回屋台が並ぶだけでない。大道芸も吟遊詩人も立っているのだ。
侍従長さんは王様、皇太子様を特設ステージに上げる。侍従が走り回ってワインを配る。
王様がスピーチに立つ。
「我は今正直どこにいるのかわからなくなっている。ここは王城だよな?」
みんなが笑う。
「ともかく、ここにはこの国とサテラージャ国の恒久的平和を望む者達がいて、両国の友好を心待ちにしている者がいる。本当にありがたい事だ。我々はそれが実現できるよう、一歩一歩、歩み寄っていきたいと思う。幸いにして今回娘と伴侶となる素晴らしい男と出会えて両国が共同国になる事は夢ではないと確信できた。今後とも我々は歩み寄っていく。できればそれに応えてくれるとありがたい」
王様が皇太子様を引っ張ってステージの中央に立たせる。
「えー。ただいま私も混乱しております」
あはははとみなが笑う。
「ただいま養父が申しました通り、我々サテラージャ国とこのコリント王国が共同国になる話は現実になると確信しております。えーと、コリント王国の家臣の皆様のパワーに圧倒されました」
さらに笑いが広がる。
「今日の通商会議で色々な事が決まりました。ですがこれが第一歩だと思います。これがやがて一本の道になるには私だけではなく、ここにいる全ての方の協力が必要だと思っております。この祭りのようにみんなでこの関係を盛り上げていきましょう」
王様が乾杯をやれと言っている。
「僭越ですが乾杯の音頭をとらせていただきます。両国の友好を祈願して、乾杯!」
「「「「乾杯!!」」」」
乾杯が終わった後出店の呼び込みが始まる。
「いらっしゃい!イカ焼きだよ」
「こっちは『お好み焼き』だよ」
「いらっしゃい!クレープだよ」
「こっちはモロコのルマーニ焼きだよ」
と十数軒の屋台が軒を連ねている。
かたわらでは吟遊詩人が歌い、ステージでは大道芸人が芸をする。
王様の御一家はこうした催しは慣れてないのだろう。すごく楽しそうにはしゃいでいる。ルマーニ様は僕の手を引っ張ってあっちに行き、こっちに行きしているし、ウルリッヒ様は興味津々で屋台を見ていた。皇太子様とルディス様は仲睦まじく大道芸を見ながら屋台でとった料理を分け合ってる。
「イタヌさん、急にごめんね」
「かまへんかまへん。ほんまオモロい事思いつくな。だから新レシピがぽんぽん出てくるんやな」
「イタヌさん、屋台楽しい?」
「一回やってみたかったんや。なかなか楽しいな」
そう、イタヌさんはこの屋台料理のレシピ登録のためにわざわざ王城に来てくれた。イタヌさん、マジスさん兄弟にはほんとお世話になって申し訳ない。なんか屋台さっきから占拠して遊んでるけど許してあげます。
縁もたけなわという所で名司会者さんにステージに上がってもらった。
「皆様、楽しんでいる所失礼いたします。えー。今日はルディスも何もございませんが、ルディスをご用意致しました。今回の通商会議が第一回目ということで両国の友好関係の象徴で在らせます皇太子様とルディス姫に初めての共同作業としてこのルディスに入刀していただきたいと思います。失礼ですがお二人は前にお越しください」
皇太子様とルディス様は前に出て二人でケーキナイフを持っている。二人は勢いよく振り下ろした。なんかちょっと違うけど楽しいから良いね!周囲もすごく盛り上がってる。
王様と皇太子様とルディス様が一緒に笑って話しているのを見てよかったな、と思った。
やっぱり祭りは最高だね!
夕食が始まる30分くらい前に侍従と料理人みんなで集まって打ち合わせをした。それでみんなで円陣を組んだ。
「僕が行くよ、と言ったらおーって言ってね!」
「「「はい」」」
「じゃあ、みんないくよー!」
「「「「おーーー!!!」」」」
と盛り上がった。十分前くらいからお客様が集まり出す。とりあえず入り口で待ってもらった。
侍従が笑顔で対応している。だってみんな楽しませたいものね。
時間通りに王様達と皇太子様達が来た。王様と皇太子様に先頭に立ってもらう。
「リョウエスト、また何か面白い趣向を思いついたのだな」
「はい。王様。お楽しみに」
司会はやっぱり侍従長さんだ。渋い声がよく通る。
「皆様、大変長らくお待たせを致しました。ただいまより、夕食会を始めたいと思います。王国の民の心意気を是非お楽しみください」
侍従達がドアをあけて中に皆さんを導く。中には……。
お祭り会場が出来ていた。
「おお。すごいな」
「私たちの為にこんなものを…」
王様、皇太子様は目をキラキラしている。王妃様、先王様ご夫妻、王子様達、ルディス様も笑顔だ。
みな笑顔になっている。一部踊りそうな人たちもいる。今回屋台が並ぶだけでない。大道芸も吟遊詩人も立っているのだ。
侍従長さんは王様、皇太子様を特設ステージに上げる。侍従が走り回ってワインを配る。
王様がスピーチに立つ。
「我は今正直どこにいるのかわからなくなっている。ここは王城だよな?」
みんなが笑う。
「ともかく、ここにはこの国とサテラージャ国の恒久的平和を望む者達がいて、両国の友好を心待ちにしている者がいる。本当にありがたい事だ。我々はそれが実現できるよう、一歩一歩、歩み寄っていきたいと思う。幸いにして今回娘と伴侶となる素晴らしい男と出会えて両国が共同国になる事は夢ではないと確信できた。今後とも我々は歩み寄っていく。できればそれに応えてくれるとありがたい」
王様が皇太子様を引っ張ってステージの中央に立たせる。
「えー。ただいま私も混乱しております」
あはははとみなが笑う。
「ただいま養父が申しました通り、我々サテラージャ国とこのコリント王国が共同国になる話は現実になると確信しております。えーと、コリント王国の家臣の皆様のパワーに圧倒されました」
さらに笑いが広がる。
「今日の通商会議で色々な事が決まりました。ですがこれが第一歩だと思います。これがやがて一本の道になるには私だけではなく、ここにいる全ての方の協力が必要だと思っております。この祭りのようにみんなでこの関係を盛り上げていきましょう」
王様が乾杯をやれと言っている。
「僭越ですが乾杯の音頭をとらせていただきます。両国の友好を祈願して、乾杯!」
「「「「乾杯!!」」」」
乾杯が終わった後出店の呼び込みが始まる。
「いらっしゃい!イカ焼きだよ」
「こっちは『お好み焼き』だよ」
「いらっしゃい!クレープだよ」
「こっちはモロコのルマーニ焼きだよ」
と十数軒の屋台が軒を連ねている。
かたわらでは吟遊詩人が歌い、ステージでは大道芸人が芸をする。
王様の御一家はこうした催しは慣れてないのだろう。すごく楽しそうにはしゃいでいる。ルマーニ様は僕の手を引っ張ってあっちに行き、こっちに行きしているし、ウルリッヒ様は興味津々で屋台を見ていた。皇太子様とルディス様は仲睦まじく大道芸を見ながら屋台でとった料理を分け合ってる。
「イタヌさん、急にごめんね」
「かまへんかまへん。ほんまオモロい事思いつくな。だから新レシピがぽんぽん出てくるんやな」
「イタヌさん、屋台楽しい?」
「一回やってみたかったんや。なかなか楽しいな」
そう、イタヌさんはこの屋台料理のレシピ登録のためにわざわざ王城に来てくれた。イタヌさん、マジスさん兄弟にはほんとお世話になって申し訳ない。なんか屋台さっきから占拠して遊んでるけど許してあげます。
縁もたけなわという所で名司会者さんにステージに上がってもらった。
「皆様、楽しんでいる所失礼いたします。えー。今日はルディスも何もございませんが、ルディスをご用意致しました。今回の通商会議が第一回目ということで両国の友好関係の象徴で在らせます皇太子様とルディス姫に初めての共同作業としてこのルディスに入刀していただきたいと思います。失礼ですがお二人は前にお越しください」
皇太子様とルディス様は前に出て二人でケーキナイフを持っている。二人は勢いよく振り下ろした。なんかちょっと違うけど楽しいから良いね!周囲もすごく盛り上がってる。
王様と皇太子様とルディス様が一緒に笑って話しているのを見てよかったな、と思った。
やっぱり祭りは最高だね!
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