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旅立つ者。
激賞される。
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祭りは夜半すぎまで続いたようだ。僕はストークに寝ろと言われて部屋に戻ったが、ルマーニ様が部屋に突撃してきたので一緒に話をして一緒に寝た。途中、ルマーニ様捜索隊が出てルマーニ様は連れ戻された。僕はようやく平穏が来てゆっくり眠った。
朝、ストークに起こされて寝ぼけながら厨房に行く。朝の準備が始まっていた。みな、疲れの色は隠せないようだが今日のブュッフェを成功させようと必死なのがわかった。最後に何かやろうかな、と思ったが思いつかないのでサテラージャの人々のためにお菓子を作った。持ち運びやすい箱を用意してもらい、一つに一枚メッセージカードを入れた。内容は、お元気で、また会いましょうと書いた。人数分のお菓子を作って入れると、侍従さんに帰りに持たせてと言って任せて、調理を手伝った。
ブュッフェが始まった。流石にみな眠そうにしている。でもみなすっかり仲良くなったみたいで、国は関係なく軽口を叩きあってるのが見えて嬉しかった。
いきなり頭を撫でられびっくりしたら皇太子様とルディス様だった。二人でテーブルを囲んで話している。今度2人はいつ会えるのかな?王様達が来てたが2人と席を離して座っている。僕もなるべく近寄らないようにした。
王様達と皇太子様ご一行にルディスを用意したのでお出しする。皇太子様とルディス様は食事処を出てどこかで話をするようだ。王様達も手を振って出ていく。
これで僕の仕事は終わった。
厨房に戻った。厨房のみんなにお疲れ様と言って労う。後片付けをして自分の道具をしまい、厨房に預ける魔法道具をまとめて料理長に渡した。ストークが探しに来たので厨房から出る。
「リョウ様、お着替えをお願いします。サテラージャ国の人々の謁見に参加するよう要請がございました」
「えー。なんでだろ?」
「時間がありませんので更衣室を借りました。早く参りましょう」
「わかった」
ボクはストークに連れられて謁見の更衣室で着替える。貴族章をつけ、勲章をつけて謁見室に入る。諸侯が並んでいる。僕は一番後ろで待機する。サテラージャ国の人々がどんどん入来して跪いている。皇太子様だけ立っている。
「ただいまより本日1回目の謁見が行われる。一同、頭正面。国王陛下、王妃様、第一王子様、第二王子様、王女様、ご入来ー!」
王様御一家が入ってくる。
「国王陛下に敬礼!」
前が頭を下げたので僕も下げる。
「一同、面を上げ!」
顔を上げる。
「サテラージャのみな、ご苦労である。この度我がコリント王国とサテラージャ国の通商会議が行われ、2国が文字通り友好国になった」
おおーっと声があがる。
「これもひとえにサテラージャ国皇太子ハミル殿の尽力の賜物である。両国は以降共同国を目指し、歩み寄っていくことになった。皆の者そのつもりでな」
ははーっとみんなが言うので真似しておく。
「さて、それから喜ばしいニュースがある。此度ハミル殿と我が娘ルディスの結婚が決まった。結婚式は半年後、両国で行われる。国を挙げての結婚式にする故よろしく頼む」
ざわざわとする。王様が右手を上げると静かになる。
「ハミル殿、娘ルディスの事をよしなに頼む」
「はい。守り抜く事を誓います」
「さて、此度の両国の関係に大いに尽力をしたものがいる。これは我もハミル殿も認める所だ。異例ではあるがこの場にて激賞したいと思う。リョウエスト・スサン、前へ」
え?一瞬驚いたけど持ち直した。
「はい。王様」
僕は前に出た。
「こちらに」
「はい、王様」
「そちは小さいのだ。もう少し前へ」
「はい、王様」
みんなが笑っている。もう少し前に出て跪いた。
「よし。『王国の料理番』リョウエスト・スサンよ。そちはその職分を全うし、見事に両国の信頼関係を築き上げる土壌をつくった。これは両国の見解が一致するところだ。その働き、誠に見事であった。そちに銀十字勲章を与え別に褒賞を与える。今後とも励めよ」
「はい。王様。ありがたき幸せ」
「ハミル殿、半年後、こやつに料理を作らせる故楽しみに待っていてくれ」
「はい。楽しみにしております」
「サテラージャ国の者達、遠路はるばる大義であった。気をつけて帰れよ。ハミル殿、旅の安全を祈っておく」
「ありがとうございました」
「うむ。これにて謁見を終える。皆の者、ご苦労だった」
謁見が終わった。皇太子様達は去っていく。僕は後を追いかけようと思ったがエフェルト公爵様に捕まった。
「リョウエスト君。先日は大層な物を頂き感謝する。あれ、ものすごく美味しかったぞ。我が領土の特産料理になりそうだ。本当に感謝する」
「お役に立てて、何よりです」
「リョウエスト君、今度の社交シーズンは友人として君を歓迎するよ。是非新しいレシピの話を聞かせてくれ」
「何?また新しいレシピがでたのか?」
「グロッサム、リョウエスト君は常に進化しているんだ。此度のサテラージャの歓待でまた進化したと聞いたが本当かね?」
「新しいスタイル、新しい料理、作りました」
「ほお。料理ギルドからの発表を楽しみにしておくよ」
「私の領地の特産も頼むよ」
「はい。グロッサム様、また何かあるか、教えて下さい」
「わかった。社交シーズンまでには考えておくよ」
「はい!」
そんな事を話していたらすっかりサテラージャの皆さんの事を忘れてしまった。サテラージャの皆さんが安全に帰れるように、リーリシア、お願いね。
朝、ストークに起こされて寝ぼけながら厨房に行く。朝の準備が始まっていた。みな、疲れの色は隠せないようだが今日のブュッフェを成功させようと必死なのがわかった。最後に何かやろうかな、と思ったが思いつかないのでサテラージャの人々のためにお菓子を作った。持ち運びやすい箱を用意してもらい、一つに一枚メッセージカードを入れた。内容は、お元気で、また会いましょうと書いた。人数分のお菓子を作って入れると、侍従さんに帰りに持たせてと言って任せて、調理を手伝った。
ブュッフェが始まった。流石にみな眠そうにしている。でもみなすっかり仲良くなったみたいで、国は関係なく軽口を叩きあってるのが見えて嬉しかった。
いきなり頭を撫でられびっくりしたら皇太子様とルディス様だった。二人でテーブルを囲んで話している。今度2人はいつ会えるのかな?王様達が来てたが2人と席を離して座っている。僕もなるべく近寄らないようにした。
王様達と皇太子様ご一行にルディスを用意したのでお出しする。皇太子様とルディス様は食事処を出てどこかで話をするようだ。王様達も手を振って出ていく。
これで僕の仕事は終わった。
厨房に戻った。厨房のみんなにお疲れ様と言って労う。後片付けをして自分の道具をしまい、厨房に預ける魔法道具をまとめて料理長に渡した。ストークが探しに来たので厨房から出る。
「リョウ様、お着替えをお願いします。サテラージャ国の人々の謁見に参加するよう要請がございました」
「えー。なんでだろ?」
「時間がありませんので更衣室を借りました。早く参りましょう」
「わかった」
ボクはストークに連れられて謁見の更衣室で着替える。貴族章をつけ、勲章をつけて謁見室に入る。諸侯が並んでいる。僕は一番後ろで待機する。サテラージャ国の人々がどんどん入来して跪いている。皇太子様だけ立っている。
「ただいまより本日1回目の謁見が行われる。一同、頭正面。国王陛下、王妃様、第一王子様、第二王子様、王女様、ご入来ー!」
王様御一家が入ってくる。
「国王陛下に敬礼!」
前が頭を下げたので僕も下げる。
「一同、面を上げ!」
顔を上げる。
「サテラージャのみな、ご苦労である。この度我がコリント王国とサテラージャ国の通商会議が行われ、2国が文字通り友好国になった」
おおーっと声があがる。
「これもひとえにサテラージャ国皇太子ハミル殿の尽力の賜物である。両国は以降共同国を目指し、歩み寄っていくことになった。皆の者そのつもりでな」
ははーっとみんなが言うので真似しておく。
「さて、それから喜ばしいニュースがある。此度ハミル殿と我が娘ルディスの結婚が決まった。結婚式は半年後、両国で行われる。国を挙げての結婚式にする故よろしく頼む」
ざわざわとする。王様が右手を上げると静かになる。
「ハミル殿、娘ルディスの事をよしなに頼む」
「はい。守り抜く事を誓います」
「さて、此度の両国の関係に大いに尽力をしたものがいる。これは我もハミル殿も認める所だ。異例ではあるがこの場にて激賞したいと思う。リョウエスト・スサン、前へ」
え?一瞬驚いたけど持ち直した。
「はい。王様」
僕は前に出た。
「こちらに」
「はい、王様」
「そちは小さいのだ。もう少し前へ」
「はい、王様」
みんなが笑っている。もう少し前に出て跪いた。
「よし。『王国の料理番』リョウエスト・スサンよ。そちはその職分を全うし、見事に両国の信頼関係を築き上げる土壌をつくった。これは両国の見解が一致するところだ。その働き、誠に見事であった。そちに銀十字勲章を与え別に褒賞を与える。今後とも励めよ」
「はい。王様。ありがたき幸せ」
「ハミル殿、半年後、こやつに料理を作らせる故楽しみに待っていてくれ」
「はい。楽しみにしております」
「サテラージャ国の者達、遠路はるばる大義であった。気をつけて帰れよ。ハミル殿、旅の安全を祈っておく」
「ありがとうございました」
「うむ。これにて謁見を終える。皆の者、ご苦労だった」
謁見が終わった。皇太子様達は去っていく。僕は後を追いかけようと思ったがエフェルト公爵様に捕まった。
「リョウエスト君。先日は大層な物を頂き感謝する。あれ、ものすごく美味しかったぞ。我が領土の特産料理になりそうだ。本当に感謝する」
「お役に立てて、何よりです」
「リョウエスト君、今度の社交シーズンは友人として君を歓迎するよ。是非新しいレシピの話を聞かせてくれ」
「何?また新しいレシピがでたのか?」
「グロッサム、リョウエスト君は常に進化しているんだ。此度のサテラージャの歓待でまた進化したと聞いたが本当かね?」
「新しいスタイル、新しい料理、作りました」
「ほお。料理ギルドからの発表を楽しみにしておくよ」
「私の領地の特産も頼むよ」
「はい。グロッサム様、また何かあるか、教えて下さい」
「わかった。社交シーズンまでには考えておくよ」
「はい!」
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