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旅立つ者。
ミシェ姉さんと調理。
ミシェ姉さんの結婚式の前々日となった。ミシェ姉さんはある程度の準備が終わったみたいであとは結婚式を迎えるばかりになっている。ちょうど良いと思いミシェ姉さんに話しかけた。
「ミシェ姉さん、前に言った、一緒にお菓子、作るの、やれる?」
「リョウが言ってた結婚式で出席者や近所の子供達に配るお菓子ね。やるわよ」
「大量に、作るよ。頑張ろう」
「材料なんかは用意できてるの?」
「材料や、道具も、用意してる」
「ありがとう。じゃあ、早速やりましょう」
工房のキッチンに移動する。
「まずは、ジャムを、作るよ」
「作り方知らないわ」
「材料は、これだけー」
いちごと砂糖とレモンを出す。
「これだけでできるの?」
「そう。まずはー、鍋に果物入れて、砂糖を半分、入れて混ぜるー」
いちごに砂糖半分を混ぜておく。
「置いておくと、水分が出てくるの」
それはとりあえず放置する。
「それまで、小麦と、酵母液と、水を混ぜるー。パンと一緒ね」
「わかったわ。結構な量ね。パンを焼くのかしら」
「違うよー」
「これで良いかしら」
「まだ。耳たぶの、柔らかさ」
「わかったわ」
「がんばってー」
「パン職人になれそうだわ」
「はい、それで、大丈夫。布巾をかけて、放置する」
いちごから水分が出てくる。
「鍋を、火にかけて」
「これで熱するの?」
「そう。覚えたら、パンやクッキーに、つけれる」
「そうね。覚える気でがんばるわ」
「ゆっくり、沸騰させるの」
「…沸騰してきたわ」
「火を弱めてー」
「かなり小さくしたわ」
「それで、しばらく、茹でるの」
砂糖がいちごに浸透すると色が白っぽくなる。うん。ちょうど良いね。
「火を大きく、残りの砂糖をいれて、茹でていくの。固まっちゃう、ダメ、しっかり混ぜて」
「うん。頑張るわね」
「沸騰したら、また火を弱めるの」
「沸騰したから弱めるわね」
「トロトロってなったら、火から離す」
「どういうこと?」
「木べらで掬って、こういう風に、なったら、鍋を移すのー」
ジャムはとろみがついている。
「火からおろしたわよ」
「しばらく、置いておく」
「置いとくのね。なんで?」
「お砂糖を、吸わせるの」
「ふーん」
「じゃあね、生地を。これくらいの、大きさに、分けて丸めていくよー」
「えーっ。小さいじゃない。これは二人では無理だわ」
「仕方ない、フィグさん、キーカ、サッチ、アレクと、ボルクも、手伝ってー」
みんなで生地を分けて丸めていく。7人がかりだとあっというまに終わった。
「また呼ぶ。後でね」
「それでこの生地はどうするの?」
「半刻、置く。ジャム、仕上げるの」
「わかったわ」
「これを切って、果汁絞る」
レモンを渡す。ミシェ姉さんは切ってレモン果汁を中にいれる。
「強火で、火にかける」
「強火ね。」
「潰しながら、かき混ぜる」
「こんな感じ?」
「そう」
「かき混ぜたら、少し固くなるの」
「どろってしてきたわ」
「はい、良いよ」
「これで良いのね」
「最後に、泡が出てる。これ、取る」
「できたわ」
「周りに水を、かけて、少し、冷ます」
「なるほど」
「本当は、これを瓶に入れ、明日完成。でも今日は違うもの、作るの」
「これを使ってお菓子作るのね」
「さっきの生地、棒で平べったくする」
「したわ」
「ジャムをのせて、包む」
「難しいわね。できたわ」
「これを、やっていく」
「ちょっとー。みんな集合してーー。手伝ってくれるー?」
みんなと一緒にジャムをのせて包む。そう時間がかからず全部を包みいれた。
「そしたら、これを使うー」
用意したのは蒸し器だ。一応完成しているがまだプロトタイプだ。
「これで、仕上げする」
「わかったわ」
「並べて」
「うん」
「これは大舞踏会、使う予定。今回は、内緒で使うの」
「いいの?」
「ミシェ姉さんの結婚式、だから」
「ありがと」
「これで、半刻、鍋の下に、水を入れて、火にかけるー」
「はい。二、三回はやらなきゃね」
「そうだね」
「どこでこんな料理覚えたの?」
「前世かな。でもやってない」
「どう言う事?」
「病気で、寝てて、本で、読んだの」
「そうなのね。長い事病気だった?」
「10年以上かな」
「でも、今は病気一つしてないから良いじゃない」
「そうだね。神様に感謝」
「それにしてもリョウには驚かされっぱなしだったわ」
「そう?」
「ある日突然料理しはじめるし、ある日突然店に立ち始めるし、そう思ったらいきなりお酒とパンを作り出して貴族になるし」
「うん」
「危なっかしい所があるから心配だったのよ」
「ごめんね」
「今後お姉ちゃんがいなくても寝れる?」
「うん」
「寝言で料理しないでね」
「してた?」
「してたわ。あとは食べる夢」
「そうなのか」
「ミシェ姉さんは布団蹴らないでね」
「蹴るの?」
「うん」
「ラーモン様蹴らないようにしないと」
それからしばらく昔の事を話した。懐かしい思い出がミシェ姉さんの中に走馬灯のように写っているようだった。
「そろそろできるね」
「なにこれ?」
「うん。お嫁さんの、お菓子って、名前にしよう」
「安直ね。もっと良い名前にすれば良いのに」
「時間だから、取り出そう。熱いから、気をつけてね」
「うん」
できたのは少しジャムを硬めに作って中にいれたジャム饅頭だ。最後の蒸しが終わってから1回目に蒸したものを食べてみる。
「あ、甘くておいしー」
「これを配れば、喜ばれる」
「最高のお土産になりそうだわ」
「良かった」
「たまに領民に振る舞っても良いわね。早くその器具生産登録してね」
「わかった。大舞踏会までに、登録する」
フィグさんやキーカやサッチ、アレクにボルクは喜んで食べている。姉さんの手がさっきから止まっていない。そろそろ止めないと振る舞い分がなくなるぞ。
「ミシェ姉さん、前に言った、一緒にお菓子、作るの、やれる?」
「リョウが言ってた結婚式で出席者や近所の子供達に配るお菓子ね。やるわよ」
「大量に、作るよ。頑張ろう」
「材料なんかは用意できてるの?」
「材料や、道具も、用意してる」
「ありがとう。じゃあ、早速やりましょう」
工房のキッチンに移動する。
「まずは、ジャムを、作るよ」
「作り方知らないわ」
「材料は、これだけー」
いちごと砂糖とレモンを出す。
「これだけでできるの?」
「そう。まずはー、鍋に果物入れて、砂糖を半分、入れて混ぜるー」
いちごに砂糖半分を混ぜておく。
「置いておくと、水分が出てくるの」
それはとりあえず放置する。
「それまで、小麦と、酵母液と、水を混ぜるー。パンと一緒ね」
「わかったわ。結構な量ね。パンを焼くのかしら」
「違うよー」
「これで良いかしら」
「まだ。耳たぶの、柔らかさ」
「わかったわ」
「がんばってー」
「パン職人になれそうだわ」
「はい、それで、大丈夫。布巾をかけて、放置する」
いちごから水分が出てくる。
「鍋を、火にかけて」
「これで熱するの?」
「そう。覚えたら、パンやクッキーに、つけれる」
「そうね。覚える気でがんばるわ」
「ゆっくり、沸騰させるの」
「…沸騰してきたわ」
「火を弱めてー」
「かなり小さくしたわ」
「それで、しばらく、茹でるの」
砂糖がいちごに浸透すると色が白っぽくなる。うん。ちょうど良いね。
「火を大きく、残りの砂糖をいれて、茹でていくの。固まっちゃう、ダメ、しっかり混ぜて」
「うん。頑張るわね」
「沸騰したら、また火を弱めるの」
「沸騰したから弱めるわね」
「トロトロってなったら、火から離す」
「どういうこと?」
「木べらで掬って、こういう風に、なったら、鍋を移すのー」
ジャムはとろみがついている。
「火からおろしたわよ」
「しばらく、置いておく」
「置いとくのね。なんで?」
「お砂糖を、吸わせるの」
「ふーん」
「じゃあね、生地を。これくらいの、大きさに、分けて丸めていくよー」
「えーっ。小さいじゃない。これは二人では無理だわ」
「仕方ない、フィグさん、キーカ、サッチ、アレクと、ボルクも、手伝ってー」
みんなで生地を分けて丸めていく。7人がかりだとあっというまに終わった。
「また呼ぶ。後でね」
「それでこの生地はどうするの?」
「半刻、置く。ジャム、仕上げるの」
「わかったわ」
「これを切って、果汁絞る」
レモンを渡す。ミシェ姉さんは切ってレモン果汁を中にいれる。
「強火で、火にかける」
「強火ね。」
「潰しながら、かき混ぜる」
「こんな感じ?」
「そう」
「かき混ぜたら、少し固くなるの」
「どろってしてきたわ」
「はい、良いよ」
「これで良いのね」
「最後に、泡が出てる。これ、取る」
「できたわ」
「周りに水を、かけて、少し、冷ます」
「なるほど」
「本当は、これを瓶に入れ、明日完成。でも今日は違うもの、作るの」
「これを使ってお菓子作るのね」
「さっきの生地、棒で平べったくする」
「したわ」
「ジャムをのせて、包む」
「難しいわね。できたわ」
「これを、やっていく」
「ちょっとー。みんな集合してーー。手伝ってくれるー?」
みんなと一緒にジャムをのせて包む。そう時間がかからず全部を包みいれた。
「そしたら、これを使うー」
用意したのは蒸し器だ。一応完成しているがまだプロトタイプだ。
「これで、仕上げする」
「わかったわ」
「並べて」
「うん」
「これは大舞踏会、使う予定。今回は、内緒で使うの」
「いいの?」
「ミシェ姉さんの結婚式、だから」
「ありがと」
「これで、半刻、鍋の下に、水を入れて、火にかけるー」
「はい。二、三回はやらなきゃね」
「そうだね」
「どこでこんな料理覚えたの?」
「前世かな。でもやってない」
「どう言う事?」
「病気で、寝てて、本で、読んだの」
「そうなのね。長い事病気だった?」
「10年以上かな」
「でも、今は病気一つしてないから良いじゃない」
「そうだね。神様に感謝」
「それにしてもリョウには驚かされっぱなしだったわ」
「そう?」
「ある日突然料理しはじめるし、ある日突然店に立ち始めるし、そう思ったらいきなりお酒とパンを作り出して貴族になるし」
「うん」
「危なっかしい所があるから心配だったのよ」
「ごめんね」
「今後お姉ちゃんがいなくても寝れる?」
「うん」
「寝言で料理しないでね」
「してた?」
「してたわ。あとは食べる夢」
「そうなのか」
「ミシェ姉さんは布団蹴らないでね」
「蹴るの?」
「うん」
「ラーモン様蹴らないようにしないと」
それからしばらく昔の事を話した。懐かしい思い出がミシェ姉さんの中に走馬灯のように写っているようだった。
「そろそろできるね」
「なにこれ?」
「うん。お嫁さんの、お菓子って、名前にしよう」
「安直ね。もっと良い名前にすれば良いのに」
「時間だから、取り出そう。熱いから、気をつけてね」
「うん」
できたのは少しジャムを硬めに作って中にいれたジャム饅頭だ。最後の蒸しが終わってから1回目に蒸したものを食べてみる。
「あ、甘くておいしー」
「これを配れば、喜ばれる」
「最高のお土産になりそうだわ」
「良かった」
「たまに領民に振る舞っても良いわね。早くその器具生産登録してね」
「わかった。大舞踏会までに、登録する」
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