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6歳の力走。
誕生日の贈り物。
結局次の日の昼にやっと渋滞は完了したようだった。それまでに色々あった。寝れないだろうと各貴族にナイトキャップがわりにワインを配ったら、それをどこからか聞きつけた地精貴族がやってきて催促をされた。仕方ないと思って持っていたワインの小樽をあげたら大層喜ばれて、お主は我らが地精心がわかる者だと言い出して地精自治領にいつでも来いと言う話になった。それから何故か風精自治領の皆さんに呼ばれたのでストークとミザーリとワイン樽片手で向かった。風精の皆さんはワインにも喜んだが、僕に会えた事が嬉しかったようだ。斥候を出した所綺麗な魔力を持っているらしい僕を見かけたらしく、是非とも話をしてみたいとなったらしい。師匠がエメイラヒルデと言ったら最高潮に盛り上がった。エメイラはこの国の風精の中のヒロイン的存在らしい。色々話して解放されたが、なかなか濃い1日の締めくくりだった。
翌朝は翌朝で大変だった。マックスさんは全部で5つの領の領主一家にスープを配ったようだったが、その領主たちが入れ替わり立ち替わりお礼に来て会談が行われた。僕はお土産でご家族分のパンを渡したが、金子を渡そうとしてくるので断るのが大変だった。そなたの事は忘れんぞと言われたが忘れてくれて良いと思う。
最後に残ったパンといちご饅頭をアレク、ボルク、ストーク、ミザーリにあげて、昨日残った野菜の残りを僕の馬達に食べさせていると前の方が動き出した。ようやくかと思いながら僕もいちご饅頭を食べる。ルステインの馬車群は順調に王都に向かって走ると横に貧民街が見えてきた。かなり奥まで更地になっている。戦闘のきっかけはわからないけど徹底的に潰した感じだ。元々貧民街って不法占拠して勝手に作った街なので仕方ないかあ、と思う反面、人の命が軽い世の中なんだなと言う事を改めて感じる。
王都の門が見えてきた。門では誰何されることもなくスルーして中に入っていく。ロイック兄さんはどうするのかな、と思っていたら準貴族や上流階級用の門に向かっていた。ここでロイック兄さんとはお別れだね。社交シーズンの途中途中では会えるし、今回は嫁3人を連れて帰ってくると言っているので楽しみだ。
それから貴族門を超えてルステイン伯爵家のタウンハウスに着いた。今回は馬車はいつもの馬車置き場ではなく、その近くに仮説された馬車置き場に置くようだ。貴族の過半数は王都内の宿屋、残りはタウンハウスで一緒に寝泊まりする事になっている。ミシェ姉さんのニメイジ家はルステインの家来の中で上の位なのでタウンハウスで泊まる。ミシェ姉さんと同じ行動をする事も多そうだね。
ストークとミザーリは従者の部屋をあてがわれる。僕はまた一階の子供部屋に案内される。ストークとミザーリが着替えてやってきた。ストークは旅装から執事の服に、ミザーリは侍女のような格好をしてきた。今回ミザーリは侍女兼ボディガードとして働く事になった。この為にずっと訓練してきたようで試しにお茶を入れてもらったら所作が綺麗だった。
「リョウ様、本日はこのままお休みとなられ、明日は王城に到着のご挨拶に伺い、王女様のお茶会に参加する予定になっております。王女様からは気の置けない友人とのお茶会なので気にせずに参加してくれとの事です」
「わかった」
「スサン商会の取引先やリョウ様の知り合いの方のお茶会がその後4日間で3件予定されています。5日目のエフェルト公爵様のパーティーが社交シーズン初のパーティー参加となっております。それ以降毎日1件ないし2件の催しに参加予定となります。よろしいでしょうか」
「わかった。大舞踏会の、準備は?」
「6日前からになります。前もって準備が必要でしょうか?」
「材料の発注や、打ち合わせ必要」
「でしたらその前に打ち合わせできるようにしておきます」
「フィグさんも、それに合わせて、来てもらって」
「了解いたしました」
「一眠りしたら、王女に、持ってく、お菓子用意する。ストークも、ミザーリもそれまで、休んで」
「ありがとうございます。では2刻後起こしますのでお休みください」
「お休み」
「「おやすみなさいませ」」
僕は目を閉じると明晰夢を見た。あ、イサリナさんか。
「リョウ様、お誕生日おめでとうございます」
「ありがと」
「散々な誕生日でしたね」
「そうだねえ」
「リーリシア様が誕生日おめでとうと言っておいてとおっしゃってました」
「ありがとうと言っていたと伝えてくれる。しばらく神殿に行けなそうだと謝っておいてくれるかな」
「わかりました。ロスハーン様からありがとうと伝言を預かっておりますがわかりますか?」
「なんとなくね」
「波乱の5歳でしたが、これからはのんびりする予定ですか?」
「わかんないな」
「もうそろそろ目を覚ます時間です。またお会いしたいと思っております」
「またね」
「また」
ストークに起こされた。
「リョウ様、おはようございます。マクシミリアン閣下がお呼びです」
「わかった」
マックスさんの部屋に移動する。ノックして入る。
「リョウ、よく来た。お疲れだったな。これは私とレイアムからの誕生日プレゼントだ」
マックスさんは小さな箱を渡してきた。
「ありがと」
「その他色んな方から誕生日プレゼントやカードが届いている。あとで部屋に届けさせるから確認してくれ。ストーク、管理を頼む」
「わかった。ありがと」
「かしこまりました」
「うん。良い一年を」
「はい!」
その後、部屋にプレゼントが大量に運び込まれた。ほとんどが上級貴族からのプレゼントだった。マックスさんのプレゼントはタイマー付きの置き時計だったよ。これで調理が捗る。他のプレゼントは貴族服や靴、魔法道具の鍋や新型コンロ、名匠に造らせたという包丁や鍋、ネックレス、腕輪などのアクセサリー、子供用の馬の鞍などだった。
翌朝は翌朝で大変だった。マックスさんは全部で5つの領の領主一家にスープを配ったようだったが、その領主たちが入れ替わり立ち替わりお礼に来て会談が行われた。僕はお土産でご家族分のパンを渡したが、金子を渡そうとしてくるので断るのが大変だった。そなたの事は忘れんぞと言われたが忘れてくれて良いと思う。
最後に残ったパンといちご饅頭をアレク、ボルク、ストーク、ミザーリにあげて、昨日残った野菜の残りを僕の馬達に食べさせていると前の方が動き出した。ようやくかと思いながら僕もいちご饅頭を食べる。ルステインの馬車群は順調に王都に向かって走ると横に貧民街が見えてきた。かなり奥まで更地になっている。戦闘のきっかけはわからないけど徹底的に潰した感じだ。元々貧民街って不法占拠して勝手に作った街なので仕方ないかあ、と思う反面、人の命が軽い世の中なんだなと言う事を改めて感じる。
王都の門が見えてきた。門では誰何されることもなくスルーして中に入っていく。ロイック兄さんはどうするのかな、と思っていたら準貴族や上流階級用の門に向かっていた。ここでロイック兄さんとはお別れだね。社交シーズンの途中途中では会えるし、今回は嫁3人を連れて帰ってくると言っているので楽しみだ。
それから貴族門を超えてルステイン伯爵家のタウンハウスに着いた。今回は馬車はいつもの馬車置き場ではなく、その近くに仮説された馬車置き場に置くようだ。貴族の過半数は王都内の宿屋、残りはタウンハウスで一緒に寝泊まりする事になっている。ミシェ姉さんのニメイジ家はルステインの家来の中で上の位なのでタウンハウスで泊まる。ミシェ姉さんと同じ行動をする事も多そうだね。
ストークとミザーリは従者の部屋をあてがわれる。僕はまた一階の子供部屋に案内される。ストークとミザーリが着替えてやってきた。ストークは旅装から執事の服に、ミザーリは侍女のような格好をしてきた。今回ミザーリは侍女兼ボディガードとして働く事になった。この為にずっと訓練してきたようで試しにお茶を入れてもらったら所作が綺麗だった。
「リョウ様、本日はこのままお休みとなられ、明日は王城に到着のご挨拶に伺い、王女様のお茶会に参加する予定になっております。王女様からは気の置けない友人とのお茶会なので気にせずに参加してくれとの事です」
「わかった」
「スサン商会の取引先やリョウ様の知り合いの方のお茶会がその後4日間で3件予定されています。5日目のエフェルト公爵様のパーティーが社交シーズン初のパーティー参加となっております。それ以降毎日1件ないし2件の催しに参加予定となります。よろしいでしょうか」
「わかった。大舞踏会の、準備は?」
「6日前からになります。前もって準備が必要でしょうか?」
「材料の発注や、打ち合わせ必要」
「でしたらその前に打ち合わせできるようにしておきます」
「フィグさんも、それに合わせて、来てもらって」
「了解いたしました」
「一眠りしたら、王女に、持ってく、お菓子用意する。ストークも、ミザーリもそれまで、休んで」
「ありがとうございます。では2刻後起こしますのでお休みください」
「お休み」
「「おやすみなさいませ」」
僕は目を閉じると明晰夢を見た。あ、イサリナさんか。
「リョウ様、お誕生日おめでとうございます」
「ありがと」
「散々な誕生日でしたね」
「そうだねえ」
「リーリシア様が誕生日おめでとうと言っておいてとおっしゃってました」
「ありがとうと言っていたと伝えてくれる。しばらく神殿に行けなそうだと謝っておいてくれるかな」
「わかりました。ロスハーン様からありがとうと伝言を預かっておりますがわかりますか?」
「なんとなくね」
「波乱の5歳でしたが、これからはのんびりする予定ですか?」
「わかんないな」
「もうそろそろ目を覚ます時間です。またお会いしたいと思っております」
「またね」
「また」
ストークに起こされた。
「リョウ様、おはようございます。マクシミリアン閣下がお呼びです」
「わかった」
マックスさんの部屋に移動する。ノックして入る。
「リョウ、よく来た。お疲れだったな。これは私とレイアムからの誕生日プレゼントだ」
マックスさんは小さな箱を渡してきた。
「ありがと」
「その他色んな方から誕生日プレゼントやカードが届いている。あとで部屋に届けさせるから確認してくれ。ストーク、管理を頼む」
「わかった。ありがと」
「かしこまりました」
「うん。良い一年を」
「はい!」
その後、部屋にプレゼントが大量に運び込まれた。ほとんどが上級貴族からのプレゼントだった。マックスさんのプレゼントはタイマー付きの置き時計だったよ。これで調理が捗る。他のプレゼントは貴族服や靴、魔法道具の鍋や新型コンロ、名匠に造らせたという包丁や鍋、ネックレス、腕輪などのアクセサリー、子供用の馬の鞍などだった。
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