【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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6歳の力走。

初めてのお茶会。

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 ルディスさんに連れられてルマーニ様と手を繋いで会場に入ると20人くらいの若い男女が集まっていた。

「ごめん。遅くなっちゃったわ」
「いいのよ」
「大丈夫だ」
「よっ」
「久しぶりー」

 などと声がかかる。

「今日はすごい子連れて来た」
「ルマーニ様?」
「違う。その隣の子。私の最近できた親友。リョウエスト・スサンよ」
「あの、ワインとパンの子?」
「あれか。兄貴二人と横暴な貴族を跳ね除けた子か」
「凄腕の料理人て聞いたわよ」
「『スサンの天使』って最近話題になってる子よ」
「かわいいわ」
「ほんとかわいいー」
「ね、ね。お姉さんて呼んでみて」
「お姉さん」
「キャー。かわいい」
「まあまあ、みんな、私ね、今度結婚するじゃない」
「そうだな」
「この子がキューピットなのよ。この子のおかげで仲良くなれたの」
「いいわね。お姉さんの恋もアドバイスしてほしいな」
「わたしもー」
「俺も俺も」
「さあ、座りましょう。今日のお菓子は美味しいわよ。この子が考案したのよ」
「楽しみだ」
「ルディス様、新しいの、お土産」
「新しいの作って来てくれたの?」
「うん」
「うれしいわ。あなた達今日来て絶対正解だと思うわよ」
「ほんとか?」
「楽しみ」
「ルディスがそこまで言うならそうかもしれないわ」
「早く座ろうよ」
「わかった」

 しばらく待ってると給仕が皿を持って入ってくる。メイドがポットを持ってお茶を注いでいる。

 侍従が入って来て一礼する。

「皆様、本日のお菓子はそちらにいるリョウエスト様がお作りになったお菓子とリョウエスト様が考案なされたお菓子を用意させていただきました。皆様の右手にございますのは今日初お目見えとなります。皆様が初めて食べる事となるとお聞きしております。こちらのお菓子はカスタードタルトルディスという名前だそうです。左手のお菓子はフルーツルディスと名付けられています。リョウエスト様とルディス様の友情により出来上がったお菓子を是非賞味くださいませ」
「では頂きましょう」

 男の人も女の人も上品に食べている。

「あ、美味しい」
「リョウーおいしー」
「上品なお菓子だわ」
「砂糖菓子と全然違う」
「果物が入ると全然感じが変わるね」
「これ、うちでも作らせよう」
「こんなに美味しくて私たちが最初っていうのが良いわ」
「噂は本当だった」
「うまーい」

 みなさんは口々に感想を言っている。

「食べていただき、ありがとう、ございます」
「こちらこそありがとう」
「美味いぜ」
「ワインとパンだけじゃないのね」
「ねえねえ、これは簡単にできるの?」
「練習すれば、すぐ、出来る。でもこっちの白いの、難しいかも」
「そうなのね。せめてこのクリームを覚えたいわ」
「うん。できるの」
「可愛いわ。料理も出来て、頭も良さそうで顔も可愛い。持って帰りたい」
「だめよー。この子名誉貴族の当主だから」
「ルディス、本当?」
「本当よ。ワインとパンの新製法をもたらせてくれたのよ。それで名誉貴族になったわ」
「うちもその恩恵をあずかってるんだ」
「すごいねえ」
「この子ね、毎年10000枚は国に落としてくれるの」
「俺の小遣い何年分だろ?」
「知ってる。レシピのお金半分国に寄付してるんだよね」
「ね、すごい子でしょ。だからみんなに紹介したかったのよ。リョウ、この子達はね、将来当主になったり、その奥さんになったりする子たちなの。私の大事なお友達たちなの」
「よろしく、お願いします」

 みなさん達からよろしくと言われる。一人一人自己紹介をしてくれる。覚え切れるかな。色んな会話に参加させてもらった。よくわかったことがある。大貴族の嫡子たちもやっぱり人間なんだなあ。人知れず悩みみんな努力していた。この集まりはその悩みを打ち明けられる場所だったようで、ルディス様が結婚したらどうしよう、ってなっていた。僕に何かできるかな?お料理を作るだけしか出来ないからな。そうだ!

「あの、良いですか?」
「あら、リョウ、どうしたの?」
「『スサンの天使』いう、僕の、お料理、出すお店が、王都で、出来ます。そこには貴族専用の、会合場所が、あります。そこで、みなさんで、僕の料理のお食事会を、毎年どうですか?」
「ああ。それ良い。派閥関係ないからね」
「ただのリョウエスト君の友達として会うっていう理由付けもできる」
「私もそれ賛成。美味しい料理食べられてみんなと会えるって最高ね」
「ルディスも食べられれば良いのに」
「私はなかなか戻って来れないから仕方ないわよ。向こうも今社交シーズンだしね」
「そっかあ…」
「寂しくなるなあ…」
「ねえねえ、ルディスの結婚式の前にみんな王都に来れるかな?」
「ルディスが呼んでくれるなら来れる」
「私も」
「ルディスの友達だから来るわ」
「集まろうよ」
「そうだな」
「集まろ」
「良いねえ」
「じゃあ呼ぶわね。リョウ、その時料理してくれるかしら」
「わかった。お約束」
「ルマーニも一緒に」
「わかったわ。ルマーニも一緒よ。できれば王国にあるもので料理して欲しい。最後にみんなと一緒に味わう料理は王国の味にしてもらいたいの」
「わかった」
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