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6歳の力走。
スパークリングワインが出来たぞ。
昼食会を終え、ストークに侍従と料理人の給料に色をつけて支払ってもらい後片付けをして帰ろうかと思っていたら侍従から報告があった。明後日スパークリングワインの仕込みをするそうだ。準備は整っているそう。実験では成功しているみたいだから楽しみである。今回の件は王家の秘匿レシピになりそうだ。25年は王家の秘密になる。つまり僕が31歳の時初めて外に出るのだ。それまではすごい価値のあるものになりそうだね。できれば政治の武器に使われないように祈っておこう。
後片付けをして帰ってからタウンハウスのシェフ達に心付けを渡して寝た。6歳のボディには今回のお料理はキツかったです。
翌日、朝からお礼状とパーティーのお誘いがすごかった。ストークにパーティーの事を全て任せているので、あとはお礼状のお礼状を書いた。相変わらず暗号は使えないので気持ちでなんとかした。
その夜はマリエンティ伯爵家のパーティーだった。ロイック兄さん、ミシェ姉さん夫妻、僕で行く。僕が上位の招待状をもらっていたので僕の馬車で全員で向かった。
マックスさんの馬車の後についていって、マックスさんの後に馬車をつけて降りる。マリエンティ伯爵様以下家族のお迎えだ。昨日少し話したけどマリエンティ伯爵様と奥様はすごく優しそうな方だった。ロイック兄さんと伯爵様は抱き合う。奥様ともハグをして、家族全員とハグしていた。もちろんマリカさんとも。よっぽど気に入られてるんだよね。僕もミシェ姉さんもラーモンさんも大歓迎された。
パーティーが始まるとマリカさんがミシェ姉さん夫婦と案内していた。マリカさん、本当に友達が多い人だった。特にミシェ姉さんを本当に可愛がってる義妹だと紹介してくれてて良かったな、と思った。
僕は僕で昨日料理を食べてくれた方達の相手をしていた。どの方も僕の事を歓迎してくれたので嬉しかった。ロイック兄さんは伯爵様と行動していた。伯爵様にとっては自慢の婿なんだろうな。
一旦お開きになって僕たちは残った。執事さんに注文をとってもらって厨房で卵サンドと甘いものを作り配った。伯爵様御一家は喜んでくれた。みなさんマリカさんを末っ子として可愛がっていて、ロイック兄さんとの結婚を応援してくれていた。
翌日、準備をして王城に向かった。僕は今回のスパークリングワイン、一番大変なのは酵母のカス、つまり澱をどうやって取り除くかがポイントだと思ってる。実験では成功と言っていたがどうやってやったのであろうか。
侍従に案内されて一つの間に通される。そこには色々な実験器具が置かれこの為に色々な事をしてきたのがわかった。何本かコルク栓が打ちつけられているものもある。成功したものかなと思って見てみると澱が残っていた。どうやらこれはコルク栓を打つ練習をしたものみたいだ。その他見る物も特にないので座って待ってるとダンスさんと錬金術師のローブを着た女の人がやってきた。
「やあ、リョウエスト様、待たせた」
「ダンスさん、こんちは」
「こっちがクラウ。国家錬金術師の上の方のやつだ。こっちがリョウエスト様だ。この人の知恵でこの新しいワインが考えられた」
「クラウです。よろしく。あの、お聞きしたかったのですが、どうやってあの炭酸が出る事を思いついたのですか?」
「ワイン作る時、間違えた」
「なるほど。それでか。わかりました。ありがとうございます」
「カスは、どうやって、取り出したの?」
「言われた方法は難しくて、カスを無理やり抽出しました」
「それ、クラウさんしか、作れないって事じゃない?」
「いえ。何人かの錬金術師は成功してます。一人が成功すると成功しやすくなるんです。イメージが作りやすくなるみたいで」
「そうなんだね」
「錬金術にも詳しそうですが、もしかして錬金術もされるのですか?」
「一通り覚えてるだけ」
「できるようになったら来てください。国家錬金術師はいつでもあなたを歓迎致します」
「ありがと」
「そろそろワインが到着する頃だ。クラウ、準備はいいか?」
「良いわ」
「来たな」
「失礼します。極上のワインをお持ちしました」
「ありがとよ」
「リョウエスト様、立ち会いお願いします」
「わかったー」
「ワインを瓶に移すぞ」
「はい」
白ワイン十本が用意された。全部入れてなく八分目入っている。
「砂糖と酵母液、投入」
「はい」
「封をするぞ」
大きなクリップのようなものがワインの口につく。
「大丈夫だ」
「じゃあ私ね。経年変化八日、はーっ!」
ワインと同じように発酵する手順を踏むのか。
「ワインを熟成箱に入れるぞ」
「お願いね」
「熟成箱?」
「この為に作られた経年変化のみに特化した箱なんです。これを使うと魔力消費を抑えます」
「すごい。金がかかってる」
「そうなんですよ。国家の最優先事項ですから」
「ほんと、一人のバカのせいでえらい面倒だったぜ。入ったぜ」
「じゃあ、経年変化、三年…いくわよ、はーっ!」
20分くらいかけて経年変化が終わった。時間も早く終わったなあ。
「あとは抽出の錬金布を使って抽出、って感じだ」
「じゃあ、ちょっとだけ休憩。ポーション飲みます」
「お疲れ様」
「じゃあ一本一本やっていきます。抽出、カス」
錬金布が光る。
「成功。リョウエスト様、見ます?」
「見る」
どこにもカスが見当たらない。綺麗なものだ。残り9本も成功したな。
「クラウ、お疲れ」
「あとは頼むわね」
「了解。開封。古い炭酸ワイン投入、砂糖入れる。コルク打ち」
流れるようにコルク打ちまで進む。
「よし、できたぜ」
「お疲れ様」
「お疲れ様」
「あとは国王様の裁可だな」
「行こうか」
「はい。まいりましょう」
侍従にアポを取ってもらい王様の元に行く。
「「「失礼します」」」
「うむ。楽にしてくれ。できたか?」
「はい、特に問題、なかった」
「リョウエストがそう言うなら安心だ。よし、宰相と外務と軍務を呼べ。新しいワインを試すぞ」
宰相と外務大臣、軍務大臣が呼ばれる。なぜ軍務大臣と思ったがこの人酒にうるさい人だ、多分。
「よし、味わってみよう。毒味を頼む」
「はい、問題ありません!」
「では、いただこう」
それぞれスパークリングワインを味わう。
「炭酸が入っただけでこうも変わるとは」
「実に良い酒ですな」
「面白い酒ですな。炭酸が良い味を出してる」
「悔しいが美味しいです。炭酸侮りがたし」
「よし、3人とも良いな」
「「「はい」」」
「これは国家の秘酒とする。良くやった」
後片付けをして帰ってからタウンハウスのシェフ達に心付けを渡して寝た。6歳のボディには今回のお料理はキツかったです。
翌日、朝からお礼状とパーティーのお誘いがすごかった。ストークにパーティーの事を全て任せているので、あとはお礼状のお礼状を書いた。相変わらず暗号は使えないので気持ちでなんとかした。
その夜はマリエンティ伯爵家のパーティーだった。ロイック兄さん、ミシェ姉さん夫妻、僕で行く。僕が上位の招待状をもらっていたので僕の馬車で全員で向かった。
マックスさんの馬車の後についていって、マックスさんの後に馬車をつけて降りる。マリエンティ伯爵様以下家族のお迎えだ。昨日少し話したけどマリエンティ伯爵様と奥様はすごく優しそうな方だった。ロイック兄さんと伯爵様は抱き合う。奥様ともハグをして、家族全員とハグしていた。もちろんマリカさんとも。よっぽど気に入られてるんだよね。僕もミシェ姉さんもラーモンさんも大歓迎された。
パーティーが始まるとマリカさんがミシェ姉さん夫婦と案内していた。マリカさん、本当に友達が多い人だった。特にミシェ姉さんを本当に可愛がってる義妹だと紹介してくれてて良かったな、と思った。
僕は僕で昨日料理を食べてくれた方達の相手をしていた。どの方も僕の事を歓迎してくれたので嬉しかった。ロイック兄さんは伯爵様と行動していた。伯爵様にとっては自慢の婿なんだろうな。
一旦お開きになって僕たちは残った。執事さんに注文をとってもらって厨房で卵サンドと甘いものを作り配った。伯爵様御一家は喜んでくれた。みなさんマリカさんを末っ子として可愛がっていて、ロイック兄さんとの結婚を応援してくれていた。
翌日、準備をして王城に向かった。僕は今回のスパークリングワイン、一番大変なのは酵母のカス、つまり澱をどうやって取り除くかがポイントだと思ってる。実験では成功と言っていたがどうやってやったのであろうか。
侍従に案内されて一つの間に通される。そこには色々な実験器具が置かれこの為に色々な事をしてきたのがわかった。何本かコルク栓が打ちつけられているものもある。成功したものかなと思って見てみると澱が残っていた。どうやらこれはコルク栓を打つ練習をしたものみたいだ。その他見る物も特にないので座って待ってるとダンスさんと錬金術師のローブを着た女の人がやってきた。
「やあ、リョウエスト様、待たせた」
「ダンスさん、こんちは」
「こっちがクラウ。国家錬金術師の上の方のやつだ。こっちがリョウエスト様だ。この人の知恵でこの新しいワインが考えられた」
「クラウです。よろしく。あの、お聞きしたかったのですが、どうやってあの炭酸が出る事を思いついたのですか?」
「ワイン作る時、間違えた」
「なるほど。それでか。わかりました。ありがとうございます」
「カスは、どうやって、取り出したの?」
「言われた方法は難しくて、カスを無理やり抽出しました」
「それ、クラウさんしか、作れないって事じゃない?」
「いえ。何人かの錬金術師は成功してます。一人が成功すると成功しやすくなるんです。イメージが作りやすくなるみたいで」
「そうなんだね」
「錬金術にも詳しそうですが、もしかして錬金術もされるのですか?」
「一通り覚えてるだけ」
「できるようになったら来てください。国家錬金術師はいつでもあなたを歓迎致します」
「ありがと」
「そろそろワインが到着する頃だ。クラウ、準備はいいか?」
「良いわ」
「来たな」
「失礼します。極上のワインをお持ちしました」
「ありがとよ」
「リョウエスト様、立ち会いお願いします」
「わかったー」
「ワインを瓶に移すぞ」
「はい」
白ワイン十本が用意された。全部入れてなく八分目入っている。
「砂糖と酵母液、投入」
「はい」
「封をするぞ」
大きなクリップのようなものがワインの口につく。
「大丈夫だ」
「じゃあ私ね。経年変化八日、はーっ!」
ワインと同じように発酵する手順を踏むのか。
「ワインを熟成箱に入れるぞ」
「お願いね」
「熟成箱?」
「この為に作られた経年変化のみに特化した箱なんです。これを使うと魔力消費を抑えます」
「すごい。金がかかってる」
「そうなんですよ。国家の最優先事項ですから」
「ほんと、一人のバカのせいでえらい面倒だったぜ。入ったぜ」
「じゃあ、経年変化、三年…いくわよ、はーっ!」
20分くらいかけて経年変化が終わった。時間も早く終わったなあ。
「あとは抽出の錬金布を使って抽出、って感じだ」
「じゃあ、ちょっとだけ休憩。ポーション飲みます」
「お疲れ様」
「じゃあ一本一本やっていきます。抽出、カス」
錬金布が光る。
「成功。リョウエスト様、見ます?」
「見る」
どこにもカスが見当たらない。綺麗なものだ。残り9本も成功したな。
「クラウ、お疲れ」
「あとは頼むわね」
「了解。開封。古い炭酸ワイン投入、砂糖入れる。コルク打ち」
流れるようにコルク打ちまで進む。
「よし、できたぜ」
「お疲れ様」
「お疲れ様」
「あとは国王様の裁可だな」
「行こうか」
「はい。まいりましょう」
侍従にアポを取ってもらい王様の元に行く。
「「「失礼します」」」
「うむ。楽にしてくれ。できたか?」
「はい、特に問題、なかった」
「リョウエストがそう言うなら安心だ。よし、宰相と外務と軍務を呼べ。新しいワインを試すぞ」
宰相と外務大臣、軍務大臣が呼ばれる。なぜ軍務大臣と思ったがこの人酒にうるさい人だ、多分。
「よし、味わってみよう。毒味を頼む」
「はい、問題ありません!」
「では、いただこう」
それぞれスパークリングワインを味わう。
「炭酸が入っただけでこうも変わるとは」
「実に良い酒ですな」
「面白い酒ですな。炭酸が良い味を出してる」
「悔しいが美味しいです。炭酸侮りがたし」
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「「「はい」」」
「これは国家の秘酒とする。良くやった」
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