221 / 806
6歳の力走。
王城といったらこの人。
王宮の厨房にやってきた。もう、ここに来たら呼ぶよね、イタヌさん。イタヌさんには今回料理ギルドのネットワークで仕入れも手伝ってくれている。
「やあ、リョウエストはん。来たでー」
「ありがと、イタヌさん」
「色々持ってきた。まずはこれやな。海藻を色々採取して干させた。干してないもんもって指定があったからどっちも持ってきたで」
色とりどりの海藻がある。まずは昆布を発見した。
「おお。これは使える。これは干して使うの。大量に欲しい」
「手配するわ。これがマジスが言ってたダシちゅうもんに使うもんか?」
「そうそう」
おお。テングサがある。これは寒天が作れるけど作り方しらない。
「これは研究で、取っておきたい」
「なんになるんや」
「ゼラチンみたいな」
「ほうほう。あれの代わりになるんか。できたら教えてくれ」
次はアオサか。
「これは乾燥して欲しいもの。これも色々使えるよ」
「ふむふむ。勉強になるわ」
これは、海苔かあ。あとは米が欲しいな。
「これは薄い板状にして、干して使う」
「それは研究が必要やな。料理ギルドで研究させてくれへん?」
「いいの?」
「ああ、うちらも成果が欲しいからなあ」
あ、ヒジキだ。
「これも乾燥して、使うの。ルマーニと砂糖とお酒で、甘辛く茹でるの」
「ほうほう。美味そうに聞こえるな」
海ブドウだ。
「これはプチプチして、美味しいよ。さっと水洗いして、食べてみよう」
「…これは美味いな」
「これも食べ方が、色々あるの」
「これも研究やな」
ワカメだ!
「これは生でも、乾燥しても良い。乾燥した方が保存、大丈夫。これも水洗いして、食べてみよ」
「あれやな、ルマーニ欲しくなるな」
「ミソスープに、入れると美味しい。生はサラダに入れても、良い」
「汎用性があんねんな」
「海藻はこんなところ。食べ方が、わからないのも、あるから、まだ色々あると思う」
「そんでもこんだけあったらめっけもんやで。これは王様に報告せなあかんな」
「これを漁する人、増えるね」
「次やな。まずは小魚を干したもんやな」
「おおー。いっぱい」
「完璧やろ」
「うん。大きさも揃ってる」
「そのまま食べてもうまいな」
「でしょ」
「次にこの干した魚や」
「おお。これは発注通り」
「これ、そのまま焼くん?」
「焼くのもあるし、スープ状のものに使ったりもする」
「なるほど。見たいわ。大舞踏会で、使うんやろ」
「そうそう」
「楽しみにしてるわ」
「うん」
「ほな、問題の味噌いうんを見せてもらおうか」
「うん。これ」
「ほおほお。なんか茶色やな。でも匂いは悪くないわ」
「このままで使う事は、ないよ」
「んでダシか」
「これね。干した小魚を砕いたのと干した椎茸を砕いたものが入ってる。これにさっきの昆布というやつを砕いたものが入るの」
「やってくれへんか?」
「わかった」
ミキサーで昆布を粉々に砕く。それを作った出汁の素に合わせる。
「これで完成。お湯に、溶いてみる」
「頼むわ」
「……どうぞ」
「おおきに。うん、うん。これはすごい旨みとコクやな。マジスが言うんも頷けるな。これはスープに入れるだけで美味しくなるやん」
「でしょ」
「んでここに味噌を溶くんか?」
「そう。味噌を入れるね」
「…はっ。これだけでこんな美味いスープになるんやと。これは報告せなあかんわ。軍の食糧としても使えるやんな。リョウエストはん、さっきの海藻とこのスープ料理にしてくれへん?」
「いいよ」
「王様にアポとってくるわ」
僕はさっと味噌汁と海藻サラダを作った。これで良いよね!
「リョウエストはん、行こうか。そこのダシだけ入ったのも持ってこ」
「僕も?」
「大事やで。リョウエストはんも来ないと」
「わかった」
王様の執務室に向かい中に入る。
「イタヌ、急ぎとはなんだ?リョウエストも連れてきて」
「はい、王様。なんと海藻にものすごい価値があることが判明しました」
「船と漁の邪魔になるだけではないというのか?」
「まずはこれをお食べになって下さい」
海藻サラダを出す。とりあえず毒味は大事。毒味役の人ありがとうございます。
「どうだ?」
「美味しいです」
「……ふふふ。美味しいな。海も開拓していけるな、イタヌ」
「はい。あとですね。邪魔な小魚も食べたら美味しいんです」
「これか……ああ、酒に合いそうだな」
「海藻、小魚、椎茸を合わすとこのようなスープになります。ちなみに全部干していますから保存が効きます」
「これは風味が良いな」
「はい。これを入れるだけでスープの味が断然に変わります。軍の糧食としても良いと思われます」
「そうだな」
「なおかつ、ロスハーン神殿で作られているミソという調味料を使えばこのような味になります。これ、先ほどのスープに味噌を溶かしただけの味付けです」
「いただこう…これはスープとしての完成度高くないか!?」
「そうです。持ち運びも便利なので、これも軍に使えるかと」
「軍務大臣と宰相を呼んでくれ」
「かしこまりました」
「でかしたぞ。して発見者は?」
「リョウエストはんですわ」
「そうか。流石だな」
「とりあえず知ってるだけの食べられる海藻は選んでもらいました。料理ギルドとしてはこのまま、どう食べられるか研究したいと思います」
「うむ、許可する」
「先ほどのスープの素は国家の事業の一つにしても良いかと」
「お呼びでございますか?」
「お待たせしました」
「うむ。リョウエストとイタヌが素晴らしい発見をしてくれた。まずは話を聞いてくれ。海洋国家である我が国はまた重要な資源を見つけたぞ」
「やあ、リョウエストはん。来たでー」
「ありがと、イタヌさん」
「色々持ってきた。まずはこれやな。海藻を色々採取して干させた。干してないもんもって指定があったからどっちも持ってきたで」
色とりどりの海藻がある。まずは昆布を発見した。
「おお。これは使える。これは干して使うの。大量に欲しい」
「手配するわ。これがマジスが言ってたダシちゅうもんに使うもんか?」
「そうそう」
おお。テングサがある。これは寒天が作れるけど作り方しらない。
「これは研究で、取っておきたい」
「なんになるんや」
「ゼラチンみたいな」
「ほうほう。あれの代わりになるんか。できたら教えてくれ」
次はアオサか。
「これは乾燥して欲しいもの。これも色々使えるよ」
「ふむふむ。勉強になるわ」
これは、海苔かあ。あとは米が欲しいな。
「これは薄い板状にして、干して使う」
「それは研究が必要やな。料理ギルドで研究させてくれへん?」
「いいの?」
「ああ、うちらも成果が欲しいからなあ」
あ、ヒジキだ。
「これも乾燥して、使うの。ルマーニと砂糖とお酒で、甘辛く茹でるの」
「ほうほう。美味そうに聞こえるな」
海ブドウだ。
「これはプチプチして、美味しいよ。さっと水洗いして、食べてみよう」
「…これは美味いな」
「これも食べ方が、色々あるの」
「これも研究やな」
ワカメだ!
「これは生でも、乾燥しても良い。乾燥した方が保存、大丈夫。これも水洗いして、食べてみよ」
「あれやな、ルマーニ欲しくなるな」
「ミソスープに、入れると美味しい。生はサラダに入れても、良い」
「汎用性があんねんな」
「海藻はこんなところ。食べ方が、わからないのも、あるから、まだ色々あると思う」
「そんでもこんだけあったらめっけもんやで。これは王様に報告せなあかんな」
「これを漁する人、増えるね」
「次やな。まずは小魚を干したもんやな」
「おおー。いっぱい」
「完璧やろ」
「うん。大きさも揃ってる」
「そのまま食べてもうまいな」
「でしょ」
「次にこの干した魚や」
「おお。これは発注通り」
「これ、そのまま焼くん?」
「焼くのもあるし、スープ状のものに使ったりもする」
「なるほど。見たいわ。大舞踏会で、使うんやろ」
「そうそう」
「楽しみにしてるわ」
「うん」
「ほな、問題の味噌いうんを見せてもらおうか」
「うん。これ」
「ほおほお。なんか茶色やな。でも匂いは悪くないわ」
「このままで使う事は、ないよ」
「んでダシか」
「これね。干した小魚を砕いたのと干した椎茸を砕いたものが入ってる。これにさっきの昆布というやつを砕いたものが入るの」
「やってくれへんか?」
「わかった」
ミキサーで昆布を粉々に砕く。それを作った出汁の素に合わせる。
「これで完成。お湯に、溶いてみる」
「頼むわ」
「……どうぞ」
「おおきに。うん、うん。これはすごい旨みとコクやな。マジスが言うんも頷けるな。これはスープに入れるだけで美味しくなるやん」
「でしょ」
「んでここに味噌を溶くんか?」
「そう。味噌を入れるね」
「…はっ。これだけでこんな美味いスープになるんやと。これは報告せなあかんわ。軍の食糧としても使えるやんな。リョウエストはん、さっきの海藻とこのスープ料理にしてくれへん?」
「いいよ」
「王様にアポとってくるわ」
僕はさっと味噌汁と海藻サラダを作った。これで良いよね!
「リョウエストはん、行こうか。そこのダシだけ入ったのも持ってこ」
「僕も?」
「大事やで。リョウエストはんも来ないと」
「わかった」
王様の執務室に向かい中に入る。
「イタヌ、急ぎとはなんだ?リョウエストも連れてきて」
「はい、王様。なんと海藻にものすごい価値があることが判明しました」
「船と漁の邪魔になるだけではないというのか?」
「まずはこれをお食べになって下さい」
海藻サラダを出す。とりあえず毒味は大事。毒味役の人ありがとうございます。
「どうだ?」
「美味しいです」
「……ふふふ。美味しいな。海も開拓していけるな、イタヌ」
「はい。あとですね。邪魔な小魚も食べたら美味しいんです」
「これか……ああ、酒に合いそうだな」
「海藻、小魚、椎茸を合わすとこのようなスープになります。ちなみに全部干していますから保存が効きます」
「これは風味が良いな」
「はい。これを入れるだけでスープの味が断然に変わります。軍の糧食としても良いと思われます」
「そうだな」
「なおかつ、ロスハーン神殿で作られているミソという調味料を使えばこのような味になります。これ、先ほどのスープに味噌を溶かしただけの味付けです」
「いただこう…これはスープとしての完成度高くないか!?」
「そうです。持ち運びも便利なので、これも軍に使えるかと」
「軍務大臣と宰相を呼んでくれ」
「かしこまりました」
「でかしたぞ。して発見者は?」
「リョウエストはんですわ」
「そうか。流石だな」
「とりあえず知ってるだけの食べられる海藻は選んでもらいました。料理ギルドとしてはこのまま、どう食べられるか研究したいと思います」
「うむ、許可する」
「先ほどのスープの素は国家の事業の一つにしても良いかと」
「お呼びでございますか?」
「お待たせしました」
「うむ。リョウエストとイタヌが素晴らしい発見をしてくれた。まずは話を聞いてくれ。海洋国家である我が国はまた重要な資源を見つけたぞ」
あなたにおすすめの小説
異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~
夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する!
農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。
逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。
これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。
最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~
gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。
なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。
一人称視点、独り言多め、能天気となっております。
なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。
ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A
ご指摘あればどんどん仰ってください。
※2017/8/29 連載再開しました!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ひだまりのFランク冒険者
みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。
そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。
そんな中
冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。
その名は、リルド。
彼は、特に何もない感じに毎日
「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。
この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
子ドラゴンとゆく、異世界スキル獲得記! ~転生幼女、最強スキルでバッドエンドを破壊する~
九條葉月
ファンタジー
第6回HJ小説大賞におきまして、こちらの作品が受賞・書籍化決定しました! ありがとうございます!
七歳の少女リーナは突如として前世の記憶を思い出した。
しかし、戸惑う暇もなく『銀髪が不気味』という理由で別邸に軟禁されてしまう。
食事の量も減らされたリーナは生き延びるために別邸を探索し――地下室で、ドラゴンの卵を発見したのだった。
孵化したドラゴンと共に地下ダンジョンに潜るリーナ。すべては、軟禁下でも生き延びるために……。
これは、前を向き続けた少女が聖女となり、邪竜を倒し、いずれは魔王となって平和に暮らす物語……。