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6歳の力走。
大舞踏会の激闘。
現場のキッチンに戻った。ストークが戻ってきていた。ストークはなんとも悔しそうな顔をしている。
「申し訳ありません。ポーションは禁止されているので普通の傷薬しかもらえませんでした」
「いいよ。それを使ってくれ」
「かしこまりました。…はい。あとは応急手当てをします」
「ありがと」
ガーゼのようなもので抑えられて包帯を巻かれた。だいぶ痛くなくなった。
「よし。いける。ありがと」
「何かあればすぐにお呼びくださいませ」
「わかった」
現場復帰する。料理人達に不安な表情が出たが、笑ってといって変顔して笑わせた。
給仕の方でトラブルがあり、しばらく担当者が不在になったブュッフェ台があったのでそちらにストークに入ってもらい対処した。キッチンを見学している人は相変わらず多い。やっぱり料理している姿はかっこいいからね。劇場型キッチンていう概念は今までなかったからなのか、周りの給仕達に質問をしている人達も多い。こういうキッチンを使って料理するお店、出てくれないかなあ。
しばらくしてブュッフェ台担当の給仕達が戻り正常な状態を取り戻した。よし、いけるぞ。在庫は増減ゼロの状態をキープしている。ずっとこのままをキープして欲しいな。時間は3時間経過という感じだ。今は待たせることもなく料理をお出しすることができている。
人々の列が左右に分かれた。誰かと思って見てみると王様とエフェルト公爵様だった。
「リョウエスト、問題ないか?」
「はい、王様。大丈夫です」
「殴られたと聞いたが」
「はい、王様。多少」
「そうか。わかった。無理はするなよ」
「はい、王様」
「リョウエスト君、うちの手の者を張り付かせているから思い切り仕事をしてくれ」
「ありがとう、ございます」
「見るからに痛そうだが本当に大丈夫なんだね?」
「はい。うちの執事、薬持ってきて、くれました」
「そうか」
「それより王様、公爵様」
「なんだ?」
「はい。第二部をお楽しみに」
「ほお。まだあるのか。楽しみだ」
「はい。よろしくお願いします」
「わかった。ルマーニにもお前の様子を伝えておく。ずいぶん心配していたからな」
「ありがとうございます」
「では頑張れよ」
「はい、王様」
王様達は去っていった。そろそろ3時間半か。次の準備に入ろう。
「料理長!後半入ります!」
「わかりました!おい、準備を」
「はい」
「後ろキッチンにも伝えてください」
「はい!」
侍従が走っていく。バックヤードにいるダンスさん達の所に行った。
「ダンスさん、30分後、スタートなんで、今のうちにゆっくりで、準備お願いします」
「わかった」
ダンスさんたち工廠部は新たにブースを6箇所、作り上げてくれる。看板付きだ。看板はまだ幕で覆ってくれている。
大舞踏会は休憩なしで8時間続くが今のうちに現場の料理人に10分間ずつ分かれて休憩してもらう。これからが現場の料理人が忙しくなる時間なのだ。僕は次の料理の仕上げを確認する。よし、大丈夫だ。ブュッフェの給仕達を集めて最終確認する。これからの動きはこの人達にかかっているのだ。
ブースが立ち上がった。ダンスさん、なかなか良い仕事するじゃないか。あと10分。ダンスさんのところにも行き、段取りの確認をする。ダンスさん達は任せとけ、と言ってくれた。
あと5分。王様の側近の侍従たちに伝令を送る。これで準備は終わりだ。
時間になった。合図をすると6箇所のブースが動き出す。ブースには看板が取り付けられ人々に見えるように幕が下ろされた。
まずは『シェフ渾身の肉料理』とかかれた看板のブースは若鶏のコンフィが並べられている。このためにフライヤーを改造して75度をキープするものを5基用意した。もちろん商業登録したがマレイローさんには意味不明だっただろう。時間がかかる上管理が大変だっただろうが見事に数多くのコンフィを作りあげてくれた。
次に用意したのは『シェフ渾身の魚料理』だ。アジのような大きさで骨まで食べられる干物を使ったアクアパッツァだ。干物の塩気で良い塩梅になっている。前世で試しに作った料理だ。なかなか美味しかったので覚えていて材料が揃ったので今回採用となった。試食でイタヌさんに食べてもらったがこんなんずるいわ、と言っていた。即レシピ登録案件だったね。
その次は『新しい麺料理』だ。茹でて冷水で締めた細切りのうどんに濃いめの出し汁をぶっかけるいわゆるぶっかけうどんだ。細めにしたのはフォークで食べることを考えたからだ。冷たい麺料理はこの世界初ではないのかな?これも即レシピ登録だった。
4つ目は『お酒のお供』だ。焼売、餃子が皿に乗った状態で並べられている。蒸し器により蒸された焼売と餃子はお酒にはぴったりだろう。
5つ目は『スイーツ処』だ。僕が作ったスイーツの数種類が並べられている。これは完全に女性ターゲットだ。
6つ目は『雲』だ。祭りの縁日でお馴染みの綿菓子製造機を作った。式をスージーと改良して普通の砂糖でできるようにした。ザラメ?そんなものはこの世界にないのだ。これは3基作って給仕さんが完璧に作れるまで練習してもらった。これは商業登録とレシピ登録した。
ブュッフェの給仕たちが手早く料理をまとめる。空いたブュッフェ台を工廠部の人たちがバックヤードに下げる。ブースを出すことにより、ブュッフェを縮小させたのだ。ブュッフェ担当の給仕の何人かはブースに移ってもらった。これで後半戦、スタートだ。
「申し訳ありません。ポーションは禁止されているので普通の傷薬しかもらえませんでした」
「いいよ。それを使ってくれ」
「かしこまりました。…はい。あとは応急手当てをします」
「ありがと」
ガーゼのようなもので抑えられて包帯を巻かれた。だいぶ痛くなくなった。
「よし。いける。ありがと」
「何かあればすぐにお呼びくださいませ」
「わかった」
現場復帰する。料理人達に不安な表情が出たが、笑ってといって変顔して笑わせた。
給仕の方でトラブルがあり、しばらく担当者が不在になったブュッフェ台があったのでそちらにストークに入ってもらい対処した。キッチンを見学している人は相変わらず多い。やっぱり料理している姿はかっこいいからね。劇場型キッチンていう概念は今までなかったからなのか、周りの給仕達に質問をしている人達も多い。こういうキッチンを使って料理するお店、出てくれないかなあ。
しばらくしてブュッフェ台担当の給仕達が戻り正常な状態を取り戻した。よし、いけるぞ。在庫は増減ゼロの状態をキープしている。ずっとこのままをキープして欲しいな。時間は3時間経過という感じだ。今は待たせることもなく料理をお出しすることができている。
人々の列が左右に分かれた。誰かと思って見てみると王様とエフェルト公爵様だった。
「リョウエスト、問題ないか?」
「はい、王様。大丈夫です」
「殴られたと聞いたが」
「はい、王様。多少」
「そうか。わかった。無理はするなよ」
「はい、王様」
「リョウエスト君、うちの手の者を張り付かせているから思い切り仕事をしてくれ」
「ありがとう、ございます」
「見るからに痛そうだが本当に大丈夫なんだね?」
「はい。うちの執事、薬持ってきて、くれました」
「そうか」
「それより王様、公爵様」
「なんだ?」
「はい。第二部をお楽しみに」
「ほお。まだあるのか。楽しみだ」
「はい。よろしくお願いします」
「わかった。ルマーニにもお前の様子を伝えておく。ずいぶん心配していたからな」
「ありがとうございます」
「では頑張れよ」
「はい、王様」
王様達は去っていった。そろそろ3時間半か。次の準備に入ろう。
「料理長!後半入ります!」
「わかりました!おい、準備を」
「はい」
「後ろキッチンにも伝えてください」
「はい!」
侍従が走っていく。バックヤードにいるダンスさん達の所に行った。
「ダンスさん、30分後、スタートなんで、今のうちにゆっくりで、準備お願いします」
「わかった」
ダンスさんたち工廠部は新たにブースを6箇所、作り上げてくれる。看板付きだ。看板はまだ幕で覆ってくれている。
大舞踏会は休憩なしで8時間続くが今のうちに現場の料理人に10分間ずつ分かれて休憩してもらう。これからが現場の料理人が忙しくなる時間なのだ。僕は次の料理の仕上げを確認する。よし、大丈夫だ。ブュッフェの給仕達を集めて最終確認する。これからの動きはこの人達にかかっているのだ。
ブースが立ち上がった。ダンスさん、なかなか良い仕事するじゃないか。あと10分。ダンスさんのところにも行き、段取りの確認をする。ダンスさん達は任せとけ、と言ってくれた。
あと5分。王様の側近の侍従たちに伝令を送る。これで準備は終わりだ。
時間になった。合図をすると6箇所のブースが動き出す。ブースには看板が取り付けられ人々に見えるように幕が下ろされた。
まずは『シェフ渾身の肉料理』とかかれた看板のブースは若鶏のコンフィが並べられている。このためにフライヤーを改造して75度をキープするものを5基用意した。もちろん商業登録したがマレイローさんには意味不明だっただろう。時間がかかる上管理が大変だっただろうが見事に数多くのコンフィを作りあげてくれた。
次に用意したのは『シェフ渾身の魚料理』だ。アジのような大きさで骨まで食べられる干物を使ったアクアパッツァだ。干物の塩気で良い塩梅になっている。前世で試しに作った料理だ。なかなか美味しかったので覚えていて材料が揃ったので今回採用となった。試食でイタヌさんに食べてもらったがこんなんずるいわ、と言っていた。即レシピ登録案件だったね。
その次は『新しい麺料理』だ。茹でて冷水で締めた細切りのうどんに濃いめの出し汁をぶっかけるいわゆるぶっかけうどんだ。細めにしたのはフォークで食べることを考えたからだ。冷たい麺料理はこの世界初ではないのかな?これも即レシピ登録だった。
4つ目は『お酒のお供』だ。焼売、餃子が皿に乗った状態で並べられている。蒸し器により蒸された焼売と餃子はお酒にはぴったりだろう。
5つ目は『スイーツ処』だ。僕が作ったスイーツの数種類が並べられている。これは完全に女性ターゲットだ。
6つ目は『雲』だ。祭りの縁日でお馴染みの綿菓子製造機を作った。式をスージーと改良して普通の砂糖でできるようにした。ザラメ?そんなものはこの世界にないのだ。これは3基作って給仕さんが完璧に作れるまで練習してもらった。これは商業登録とレシピ登録した。
ブュッフェの給仕たちが手早く料理をまとめる。空いたブュッフェ台を工廠部の人たちがバックヤードに下げる。ブースを出すことにより、ブュッフェを縮小させたのだ。ブュッフェ担当の給仕の何人かはブースに移ってもらった。これで後半戦、スタートだ。
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