【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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6歳の力走。

休憩の日。

 会議を終えてミシェ姉さんに別れを告げ、街を走りスサン商会に向かった。結局会議で決まったのはルステインを食の都にする『食の都計画』とルステインの各領地を保養地化する『安らぎの宿計画』と各領地の特産品を選ぶ『特産品増量計画』と各領地の名所、名産品などを探す『一ヶ所一品計画』だった。
 我が家に着くとお父さんとストラ兄さんが出てきてお迎えしてくれた。まずはフィグさんやストークやアレク、ボルクに今日は休むよう言って工房アトリエに帰すと、家に入ってお母さんと再会した。その後お父さん、お母さん、ストラ兄さんに今回の旅の成果を発表して、お土産を渡した。お父さんには僕が貰ってきた注文書と新たな顧客名簿を渡し、お母さんには貴族で流行っている化粧品を渡した。ストラ兄さんには王都で流行っている靴を買ってきたので渡す。お父さんは物が良かったなと言っていたので僕が誕生日にもらった中で、大きくて付けられない装身具をあげた。
 ロイック兄さんはまだ王都にいるので成果は分からないけど、元気だよと伝える。ストラ兄さんはもう少しで王都に行くため、貴族の情報を僕から一生懸命聞いているね。全部の上級貴族を呼んで食事会をやったことに大喜びしていた。これで会話の糸口の一つができたと僕の頭を撫でてくれた。
 エメイラが途中で参加してきた。エメイラは今日は出かけていたらしい。なんで帰る日を知らせないのよと怒られた。エメイラには魔法道具のパーツをあげた。ストークに買いに行ってもらったんだよね。
 そのまま僕は休憩をして部屋に戻ったんだけどエメイラが着いてきたのでエメイラに色々王都であったことを話した。

「…それでね、お料理の段取りしてたら、急に殴られて、蹴られたの」
「なんですって?許せないわ。なんで?」
「わかんないの。成り上がり者がどうとか言ってた。そのまま足りない料理の指示を、してたら無視するな、って言って殴られた」
「どこの家?今から滅ぼしてくるわ」
「んー。殴った人たち捕まったよ?」
「どうせしらばっくれて出てくるに違いないわね」
「ロイック兄さんが、当主に子息が殴りかかったから刑が厳しくなるって言ってた」
「ロイックエン、怒ったでしょうね。なんかやりそうだわあの子」
「そうかも」
「それであとで問題はなかったの?」
「そこの家の人が、お金くれるって、言ってたけど、断ってきた」
「なぜ?」
「なんか負けるみたいで、嫌だったから」
「もみ消せませんよ、って意思表示にもなるから良いと思うわ」
「それで、王様やエフェルト公爵やいろんな貴族に大舞踏会良かったって褒められて終わった」
「良かったわね。王や公爵はあなたがケガしたことになんか言ったの?」
「二人とも見にきたけど」
「ちゃんと仕事してるわね。えらいえらい。あのね、それは王と公爵があなたをちゃんと見てるって周りに示したのよ」
「そうなの?」
「王と公爵はね、あなたは重要人物ですよ、って事を内外に示したって訳。これであなたに対する風当たりはかなり減るわ」
「あとね、色んな貴族が僕を守ってくれたの」
「それは良いことよ。あなたの頑張りを周りはしっかりと見ているわ」
「そうなの?それでね…」

 エメイラとの話は結構面白かった。エメイラは貴族社会についても詳しい。色々な話に解説をつけてくれる。今の所僕はこの国に多大な利益を与えてくれたものとして多くの貴族に認められているそうだ。そして、王様と公爵様からはかけがえのない存在として扱われているので、余程の事がない限り安泰だと言う。結婚式であなたは更に名声を得るでしょうね、と言っていた。自分の事をそんなに凄いとは思ってなかったのでエメイラの意見はありがたかった。

 夕食の時間になった。マスの料理は久しぶりだけど美味しかった。アニナとマチルダにも王都であった話をする。マチルダは元王都の伯爵家のタウンハウス所属だったので、伯爵家のパーティーで僕がやってきたことに驚いていた。私こっちで良かったです、と言う。あれは僕含め裏方が大変だったからねえ。
 食事の後お父さんがマチルダに彼氏が出来た事をこっそり教えてくれた。それは良かった。

 一晩寝て大分身体が回復した。馬車に乗りっぱなしだとやっぱり身体に来るからねえ。それは6歳児には結構キツいものがあるのよ。朝の修行を休んでゆっくりして、朝ごはんを食べてからエメイラの講義を久しぶりに受ける。王都でも魔力の移動を時間があればしていたので、そろそろ魔術を学ぶ事になった。最初はやっぱり魔力の矢マナボルトだった。すんなり矢を出す事に成功する。エメイラは早すぎると言っていた。どんな達人でも最初の魔術を発現するのは一か月はかかるという。最初から成功するのは私でも無理だったって言っていた。他の魔術を学びたい?と聞かれたが断った。まずは基本的な魔術の精度を上げる事が大事と思ったからだ。魔法も水弾のみなのでそっちも練習したいとエメイラに言い講義が終わった。
 あとはベッドに戻ってのんびりと過ごした。ストークやみんなにも今日は休みでいいと連絡してもらった。明日からやろう、明日から。たまにはそんな日も良いのだ。

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