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6歳の力走。
王都の結婚式に移動。
ルディス様の結婚式の準備の為、ルステインを出発している。今回は僕、ストーク、ミザーリ、フィグさんで行く。御者はアレクとボルク。優秀な傭兵チーム6人を雇っての王都行である。今回は他の貴族より前に王都に入る為混雑はなさそうだ。ロイック兄さんとマリカさんとストラ兄さんはルディス様の友人枠で呼ばれているが今回は一緒ではなかった。
ここまでの準備は大変だった。結婚式は王国の伝統に則ってやるという話だったのだが、披露宴は任せるという話になっていた。最初、ただのウルリッヒ式の食事会にしようと思ったが、王様から何かを企画して欲しいと言われ僕は動く事になった。ストーク、ギピア、キースと一緒に手紙を送りまくり根回しを王城、各領主にした。それからお茶会で知り合ったルディス様の友人の皆様にお願いをして、ルディス様を喜ばす事を企画した。ルディス様にはまた違うお願いをする。結婚式プランナーって大変だと思った。
「結婚式の準備は終わりましたがあとは親善式典ですよね」
「フィグさん、一応根回しは終わっております。あとは会場の設営と各貴族様の対応だと思います」
「しかし結婚式だけでなく親善式典まで考えなければならないとは、大変でしたね」
「ほんと、疲れたよ」
「主よ、何枚手紙を書いたのですか?」
「いっぱい」
「最近王様は主を頼りすぎだと思う」
「ミザーリさん、それ以上言ってはいけません」
「あ、ごめん」
「私たちはリョウ様が王様の覚えめでたいと喜ばなければいけませんよ」
「はい」
「ストーク、会場は、決まったん、だよね?」
「はい。旧キトレ伯爵邸です。現在は取り壊しが終わり急ピッチで建築が行われています。贅を尽くしたものになるそうです。我が国でも類を見ない建物になるでしょう」
「まさか作ってしまうと思わなかったですね」
「そう、びっくりした」
「私も正直びっくりしました」
馬車は順調に進んでいる。現在3日目だ。難所に差し掛かっているが現在までの所異変はない。
「この先、少しキナくさいですぜ。何かあるかもしれません」
護衛の傭兵団の団員が斥候に出て僕達に報告してくれる。
「今のところ見える範囲には何もありやせんが、不自然に木を切った後が何ヶ所かありやす。先に待ち受けてるかもしれやせん」
「リョウ様、どうしましょう?」
「リーダー、呼んでくれる?」
「かしこまりました」
ストークはリーダーを呼ぶ。リーダーは女性だ。
「お呼びで。斥候の報告、お聞きになりましたか?」
「ああ。盗賊か?」
「ええ。多分。なるべく引きつけておきますので通り抜けてください」
「じゃあ、傭兵さん達は?」
「その後追いかけます」
「無理は、しないで。今日は酒手を、弾むから、生き残って」
「これはこれはありがとうございます。生き残れなんて言われたのは初めてです」
「これ、使ってね」
「これは回復ポーション!?ありがとうございます。ますます死ねなくなりましたね」
「よろしくね」
「はっ。この青の技が守ってみせます」
ミザーリが御者台に登る。ストークが指示を出すと馬車はゆっくりと走り出した。騎馬に乗った傭兵チームは脇を離れず周囲を警戒している。
ミザーリが矢をつがえて射る。木の上にいた射手が落ちてくる。さらに射るともう一人落ちてきた。
山側から谷側にいる僕達に向かって粗末な武器を担いだ男達が降りてくる。数人が馬に乗っている。傭兵チームのリーダーが指示を出して弓を射かけさせ、馬車に逃げるよう指示を出す。馬車は全速力で走り出した。馬車の屋根の上にはミザーリがいるようだ。弓矢で追跡者を狙って矢を射ってるみたい。男達は野卑た声でこちらを罵るが近づけないようだ。どんどん距離を離している。やがて馬車は危険な峠を抜けた。
「ストーク、待とう」
「ここはまだ危ないです。もう少し先に進みましょう」
「少し先で待つ」
「かしこまりました」
しばらく走った場所で待つ。待っていたら騎馬がやってきた。青の技チームだ。何人か矢を受けているようだ。だが死者は居なさそう。
「お待たせいたしました」
「みな、死んでないね」
「はい。伏兵がいたので少し危なかったですが生き残りました」
「さっき渡した、回復ポーション、使って。休憩するから」
「ありがとうございます。今のうちに治療させてもらいます」
「うん。これも食べて」
携行食として持ってきたクッキーを渡す。
「甘いものですか?」
「ありがとうございます!」
女傭兵2人が喜ぶ。
「ミザーリ、手伝ってやって」
「わかりました」
ミザーリが治療の手伝いをする。ミザーリも薬師だからね。
「リョウ様。少し傭兵に対して甘くはないでしょうか?」
「そうかな」
「はい。傭兵は命を売る商売をしているもの。多少の傷は自分持ちとなります。甘くしていると付け上がるのではないでしょうか?」
「そういう人たち、ではないよ」
「リョウ様がそう判断されるならそれに従います」
「ストーク、ありがと」
「はい」
「僕達も甘いものでも、食べて、ゆっくりしよう。王都に着いたら、休憩できないかも、しれないしね」
ここまでの準備は大変だった。結婚式は王国の伝統に則ってやるという話だったのだが、披露宴は任せるという話になっていた。最初、ただのウルリッヒ式の食事会にしようと思ったが、王様から何かを企画して欲しいと言われ僕は動く事になった。ストーク、ギピア、キースと一緒に手紙を送りまくり根回しを王城、各領主にした。それからお茶会で知り合ったルディス様の友人の皆様にお願いをして、ルディス様を喜ばす事を企画した。ルディス様にはまた違うお願いをする。結婚式プランナーって大変だと思った。
「結婚式の準備は終わりましたがあとは親善式典ですよね」
「フィグさん、一応根回しは終わっております。あとは会場の設営と各貴族様の対応だと思います」
「しかし結婚式だけでなく親善式典まで考えなければならないとは、大変でしたね」
「ほんと、疲れたよ」
「主よ、何枚手紙を書いたのですか?」
「いっぱい」
「最近王様は主を頼りすぎだと思う」
「ミザーリさん、それ以上言ってはいけません」
「あ、ごめん」
「私たちはリョウ様が王様の覚えめでたいと喜ばなければいけませんよ」
「はい」
「ストーク、会場は、決まったん、だよね?」
「はい。旧キトレ伯爵邸です。現在は取り壊しが終わり急ピッチで建築が行われています。贅を尽くしたものになるそうです。我が国でも類を見ない建物になるでしょう」
「まさか作ってしまうと思わなかったですね」
「そう、びっくりした」
「私も正直びっくりしました」
馬車は順調に進んでいる。現在3日目だ。難所に差し掛かっているが現在までの所異変はない。
「この先、少しキナくさいですぜ。何かあるかもしれません」
護衛の傭兵団の団員が斥候に出て僕達に報告してくれる。
「今のところ見える範囲には何もありやせんが、不自然に木を切った後が何ヶ所かありやす。先に待ち受けてるかもしれやせん」
「リョウ様、どうしましょう?」
「リーダー、呼んでくれる?」
「かしこまりました」
ストークはリーダーを呼ぶ。リーダーは女性だ。
「お呼びで。斥候の報告、お聞きになりましたか?」
「ああ。盗賊か?」
「ええ。多分。なるべく引きつけておきますので通り抜けてください」
「じゃあ、傭兵さん達は?」
「その後追いかけます」
「無理は、しないで。今日は酒手を、弾むから、生き残って」
「これはこれはありがとうございます。生き残れなんて言われたのは初めてです」
「これ、使ってね」
「これは回復ポーション!?ありがとうございます。ますます死ねなくなりましたね」
「よろしくね」
「はっ。この青の技が守ってみせます」
ミザーリが御者台に登る。ストークが指示を出すと馬車はゆっくりと走り出した。騎馬に乗った傭兵チームは脇を離れず周囲を警戒している。
ミザーリが矢をつがえて射る。木の上にいた射手が落ちてくる。さらに射るともう一人落ちてきた。
山側から谷側にいる僕達に向かって粗末な武器を担いだ男達が降りてくる。数人が馬に乗っている。傭兵チームのリーダーが指示を出して弓を射かけさせ、馬車に逃げるよう指示を出す。馬車は全速力で走り出した。馬車の屋根の上にはミザーリがいるようだ。弓矢で追跡者を狙って矢を射ってるみたい。男達は野卑た声でこちらを罵るが近づけないようだ。どんどん距離を離している。やがて馬車は危険な峠を抜けた。
「ストーク、待とう」
「ここはまだ危ないです。もう少し先に進みましょう」
「少し先で待つ」
「かしこまりました」
しばらく走った場所で待つ。待っていたら騎馬がやってきた。青の技チームだ。何人か矢を受けているようだ。だが死者は居なさそう。
「お待たせいたしました」
「みな、死んでないね」
「はい。伏兵がいたので少し危なかったですが生き残りました」
「さっき渡した、回復ポーション、使って。休憩するから」
「ありがとうございます。今のうちに治療させてもらいます」
「うん。これも食べて」
携行食として持ってきたクッキーを渡す。
「甘いものですか?」
「ありがとうございます!」
女傭兵2人が喜ぶ。
「ミザーリ、手伝ってやって」
「わかりました」
ミザーリが治療の手伝いをする。ミザーリも薬師だからね。
「リョウ様。少し傭兵に対して甘くはないでしょうか?」
「そうかな」
「はい。傭兵は命を売る商売をしているもの。多少の傷は自分持ちとなります。甘くしていると付け上がるのではないでしょうか?」
「そういう人たち、ではないよ」
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