【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

文字の大きさ
239 / 806
6歳の力走。

まずは王様。

 王城に到着して宿泊所に通された。今回は王城に泊まるらしい。王宮はサテラージャの人々や大使達が使うようだ。旅装から着替えると侍従がやってきて王の執務室に通される。

「リョウエスト、楽にしてくれ」
「はい、王様」
「まずは今回、結婚式のために尽力してくれた事を感謝する。して、進捗はいかほどか?」
「はい、王様。現場の打ち合わせ、リハーサル、会場設営、すればなんとか」
「披露宴の流れを教えてくれるか」
「はい、王様。この紙に書いてある。これは王様用」
「まずは私が挨拶をするんだな」
「はい、王様」
「これはなんだ?」
「んー。上から降りてくるの」
「は?」
「上から降りてくるの」
「いや、それはわかったが」
「かっこいいの」
「危なくないのだな?」
「何度も練習したの。工廠部と、検証します」
「頼むぞ」
「あとは…これはなんだ?」
「え、それは見たまんま」
「これ、必要か?」
「王様には、必要ない。ルディス様は喜ぶ。これ、ルディス様には内緒」
「わかった。まあ、承認しよう」
「王様には、最後サプライズがある」
「本当だ。サプライズと書いてあるな」
「内緒」
「リョウエスト。一国の王に内緒はないだろう?」
「だめ。ルディス様が悲しむ」
「そう言われるとわかったとしか言えないな」
「これが披露宴。大丈夫?」
「ああ。不服だが承認しよう」
「ありがと。次は親善式典」
「こちらは準備は着々と進んでいるぞ」
「それは良かった」
「しかしまさかあのような事を考えるとは思わなかったぞ。我々の盲点をついたな」
「でもあれば、便利」
「確かにそうだ。向こうの連絡が少し遅ければ危なかったが、向こうも喜んで参加してくれると言っている。これでお互いの国が知り合う事ができれば最高だな」
「それだけじゃなくて、色々使えるし」
「リョウエストにはまた激賞せねばならないな」
「ありがと」
「その後の予約も入っている。今回の話を聞きつけた隣国も参加したいと表明してきた」
「おおー」
「その他の領地貴族達は持ち回りであそこを使うそうだ」
「良かった」
「式典の料理は順調か?」
「向こうの料理人が、来たら考える」
「味付けが違うからか」
「そう。どっちの料理も、食べられなきゃ、意味がない」
「確かにそうだ」
「披露宴あとから、料理人と練習する」
「感謝する。それで、この後の予定は?」
「工廠部に行く、厨房に行く」
「わかった。一度我らにも料理を振る舞ってくれ」
「はい、王様」
「頼んだぞ」

 王様の承認はもらったのでストークとミザーリと合流して工廠部へ向かう。ミザーリはまた侍女姿になっている。侍女兼護衛でがんばってもらおう。
 工廠部につくとダンスさんが迎えてくれた。

「リョウエスト様、今回も頼むぜ」
「うん。よろしく」
「手紙で概要は見た。早速実験したいと思うが物はあるかい?」
「『収納』にあるよ」
「出してくれるか?」
「はい」

 物を出すとダンスさんが早速見ている。工廠部の他の人もチラチラ見て気になっているようだ。

「ちっ。まあ気になるんだろうな…なるほど。これは技術革新の代物だ。商業登録はしてるのか?」
「開発者の二人がしている」
「こっちはとんでもなくすごい名品だ。誰が作った?」
「ルステイン一番の、鍛治師テーバさん、ガラス細工と木工は、うちのキサラさんが作った」
「ルステインすげえ。こんな名工がいるのか。発注先の一つにしよう」
「ありがと」
「んでこれがこれを動かすって言うんだな」
「そう。ダンスさんはこれが、ブレないように、レールを作って、もらいたい。揺れるとちょっと危ない」
「確かにな」
「早速検証してみる。絶対に危なくないようにするから安心してくれ」
「お願い。それであっちの方はどう?」
「ああ。図面通りに発注している。あれも便利だな。これは商業登録したか?」
「まとめてしようかと」
「とりあえずこれは先にしといた方がいいぜ。工廠部の特別枠使って商業登録してやろう」
「ありがと」
「検証してみたんだが仮の兵舎なんかにゃ便利だな。先に作っておけばどこでも組み立てられるってのは便利だ」
「うん。でも今回ちょっとしか、要らない」
「いや、外の待機場所は全てこれになるぞ」
「そうなの?」
「ああ。人数が増えて他の屋敷借りるかってなってたんだがその必要は無くなった」
「良かった」
「さて、他の人間がうずうずしてるようだから始めるぞ。あとは任された」
「よろしく」

 工廠部を出て厨房に向かう。

「リョウ様、あとでダンス様にお礼を用意したいのですがよろしいでしょうか?」
「そうだね。色々やって、もらってるからね」
「かしこまりました。用意しておきます。この後厨房では何を?」
「ルディス様の、友達との食事会の、準備と、あれを作れるように、練習してもらうの」
「ああ、あれがありましたね。可能でしょうか?」
「あのパン焼き職人、頑張れば可能」
「頑張ってもらいたいものです」

 厨房についた。料理人が僕を見つけて、料理長を呼ぶ。

「リョウエスト様、お疲れ様です」
「結婚式がんばろうね」
「はい」
「早速だけど、みんな集めて」
「はい。おーい、みんな集合」

 厨房のスタッフが集まる。
 色々結婚式でやってもらいたい料理の事を説明する。色々用意してきた物を出して、厨房に引き渡す。

「準備大変だけど、頑張って」
「「「はい」」」
「あと、ルディス様とお友達の、食事会がある。それは、コリント王国でしか、食べられないもの、作るから、よろしく」
「「「はい」」」





感想 9

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~

夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する! 農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。 逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。 これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。

最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~

gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。 なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。 一人称視点、独り言多め、能天気となっております。 なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。 ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A ご指摘あればどんどん仰ってください。 ※2017/8/29 連載再開しました!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

ひだまりのFランク冒険者

みなと劉
ファンタジー
ここは異世界。 そこの冒険者ギルドでは毎日仕事がてんこ盛り。 そんな中 冒険者ギルドには万年Fランクの冒険者が一人いる。 その名は、リルド。 彼は、特に何もない感じに毎日 「薬草採取」「石集め」Fランク向け「討伐」場合によっては「ポーション生成」をする。 この話はこの万年Fランク冒険者リルドの物語である。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

子ドラゴンとゆく、異世界スキル獲得記! ~転生幼女、最強スキルでバッドエンドを破壊する~

九條葉月
ファンタジー
第6回HJ小説大賞におきまして、こちらの作品が受賞・書籍化決定しました! ありがとうございます! 七歳の少女リーナは突如として前世の記憶を思い出した。 しかし、戸惑う暇もなく『銀髪が不気味』という理由で別邸に軟禁されてしまう。 食事の量も減らされたリーナは生き延びるために別邸を探索し――地下室で、ドラゴンの卵を発見したのだった。 孵化したドラゴンと共に地下ダンジョンに潜るリーナ。すべては、軟禁下でも生き延びるために……。 これは、前を向き続けた少女が聖女となり、邪竜を倒し、いずれは魔王となって平和に暮らす物語……。