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6歳の力走。
料理レベル7。
披露宴が終わった。終わったらどうするかって?お見送りするの。お見送りは皇太子とルディス様に立ってもらった。その横ではせっせと給仕達が皆さんに記念品をお渡ししている。これもこの世界になかったものね。引き出物はまだこの世界には早いと思うから、ご成婚記念のオブジェをお渡しする事になった。
ゲストと皇太子様、ルディス様は一言二言言葉を交わしお礼している。こういうお見送りはないからドギマギしている人もいるはずだ。長々話す人もいるがまあそれも愛嬌だろう。空気を読まない人も多いからね。それでも笑顔を絶やさず応対している二人はさすがだと思う。
500人を見送って結婚披露宴は終わった。皇太子様とルディス様、お疲れ様でした。
「お疲れ様、でした。本日は、長時間、ありがと」
「こちらこそありがとう。リョウ、お料理と披露宴の進行お疲れ様」
「良い思い出になりそうだ。リョウエストが我が国の臣だったら激賞しているところだな」
「今日は、ゆっくりして、下さいね」
「ああ。ありがとう。親善式典もよろしく頼む」
「はい、皇太子様」
「あなたもゆっくりしてね」
「はい、ルディス様」
こうして披露宴は終了した。
宿舎に帰って着替えをして、ちょっと昼寝をしてからまた厨房に戻った。
「お疲れ様ー」
「お疲れ様です!」
「お疲れです」
「終わりましたねー」
「まだあるだろうが」
「そうだったー」
さて、次の親善式典の準備だ。まずはサテラージャ国の料理人達と打ち合わせをする。話し合いの末にお互いの料理の味の違いを確認する事になった。試作品を作って両国の料理人に食べてもらう。まずはサテラージャの料理だ。
「うん。美味しいけど辛いですね」
「辛さが旨味でもあるようですが、コリント王国にはない辛さですね」
「これはコリント王国人にはちょっと難しいと思います」
次はコリント王国の料理だ。
「うん。これに辛さがあれば良いな」
「美味いものが多いが少しパンチが足りない」
「これは料理としての完成度が高くて味を加えるのには不向きだな」
「わかった、サテラージャ国の、お料理、少しマイルドに。あとで辛さを足せるようになる?」
「なります。辛さの素を減らせば良い」
「それなら、良い。香辛料の、香り付けは大事だと、思う。それは活かす。良いね?」
「はい。やってみますね」
「コリント王国は後で辛さの素、入れても良いものを作って。例えばリョウチキンは、少しあっさり目で、作って、あとで辛さの素、振りかければ美味しくなるような」
「そうですね。やってみます」
「辛さについては、サテラージャの人の話を、聞く事。コリント王国には、わからないからね」
「そうですね。やってみます」
「まずは、お互い、試作しながら、話し合いを、してくれる?あとルディスプリン、とルディス出してね。王様の命令」
「わかりました」
「了解しました」
「リョウエストさん、リョウエストさんにはやってもらいたい事あります」
「何ですか?」
「両方の良い所、組み合わせた料理、作って欲しい」
「それは両国から、頼まれてる」
「難しいですか?」
「ちょっと、難しい」
「頑張ってください」
「応援に一人だしますね」
「よろしく」
僕は作りたいものがあるけどどう作るかはさっぱりわからないので、一人サテラージャの料理人がつく事になった。
サテラージャの基本のスープを作ってもらう。辛い。辛いがだいぶ近い。香辛料を調整して作ってもらいながら味の違いを確かめる。んー。舌がバカになりそうだ。悩んでいるとビクッとなる。何かがレベルアップしたのか。隠れてステータスを見ると料理レベルが7になっていた。急激な増加である。レベルの所がチカチカしているので触ると
「創意工夫との相乗効果で『料理材料鑑定』と『料理材料自動翻訳』がつきました」
と説明される。厨房に戻り手近なじゃがいもを触って鑑定してみる。
『じゃがいも(オウトール)。コリント王国原産。地下茎が芋の一種として食用される。揚げる、蒸す、茹でる、煮込み料理にするなど多様な使い方をされる。長期保存に向いており、主食になりうる食べ物』
おおう。すごいな。じゃあ翻訳機能は?
「じゃがいも」
じゃがいもと言ってるのに発音はオウトールになる。なんて便利なのだ。
待てよ。それなら。
「えーと、クミン、コリアンダー、ターメリック揃えて」
「はい。ひょっとして材料名知ってました?」
「通じた?」
「はい」
「じゃあ、お願い」
「はい!」
三つの材料が用意される。ここまでは知ってるんだ。ここからが問題なんだよな。鑑定するとターメリックは色付け、クミンとコリアンダーは香り付けする効果がわかった。ターメリック少なめでクミンとコリアンダーを多めにして何度も試作する。なんとなく分量を1:3:3にしてみるとそれっぽくなる。うん。ベースは出来た。これにチリペッパーとなんだっけ?うーん。カルダモンだ!カルダモンを入れ調整する。
鶏肉と玉ねぎのみじん切りを用意する。それとスパイスを炒めてから水、湯むきしたトマト、出汁を入れて最後に塩と砂糖で調整する。
これで基本のカレーが出来た。
んー。久しぶりに食べたが美味しい。
「味見してみて。これある?」
「美味しいですね。でもほぼサテラージャの物ですよね」
ああ、そうか。失敗。
ゲストと皇太子様、ルディス様は一言二言言葉を交わしお礼している。こういうお見送りはないからドギマギしている人もいるはずだ。長々話す人もいるがまあそれも愛嬌だろう。空気を読まない人も多いからね。それでも笑顔を絶やさず応対している二人はさすがだと思う。
500人を見送って結婚披露宴は終わった。皇太子様とルディス様、お疲れ様でした。
「お疲れ様、でした。本日は、長時間、ありがと」
「こちらこそありがとう。リョウ、お料理と披露宴の進行お疲れ様」
「良い思い出になりそうだ。リョウエストが我が国の臣だったら激賞しているところだな」
「今日は、ゆっくりして、下さいね」
「ああ。ありがとう。親善式典もよろしく頼む」
「はい、皇太子様」
「あなたもゆっくりしてね」
「はい、ルディス様」
こうして披露宴は終了した。
宿舎に帰って着替えをして、ちょっと昼寝をしてからまた厨房に戻った。
「お疲れ様ー」
「お疲れ様です!」
「お疲れです」
「終わりましたねー」
「まだあるだろうが」
「そうだったー」
さて、次の親善式典の準備だ。まずはサテラージャ国の料理人達と打ち合わせをする。話し合いの末にお互いの料理の味の違いを確認する事になった。試作品を作って両国の料理人に食べてもらう。まずはサテラージャの料理だ。
「うん。美味しいけど辛いですね」
「辛さが旨味でもあるようですが、コリント王国にはない辛さですね」
「これはコリント王国人にはちょっと難しいと思います」
次はコリント王国の料理だ。
「うん。これに辛さがあれば良いな」
「美味いものが多いが少しパンチが足りない」
「これは料理としての完成度が高くて味を加えるのには不向きだな」
「わかった、サテラージャ国の、お料理、少しマイルドに。あとで辛さを足せるようになる?」
「なります。辛さの素を減らせば良い」
「それなら、良い。香辛料の、香り付けは大事だと、思う。それは活かす。良いね?」
「はい。やってみますね」
「コリント王国は後で辛さの素、入れても良いものを作って。例えばリョウチキンは、少しあっさり目で、作って、あとで辛さの素、振りかければ美味しくなるような」
「そうですね。やってみます」
「辛さについては、サテラージャの人の話を、聞く事。コリント王国には、わからないからね」
「そうですね。やってみます」
「まずは、お互い、試作しながら、話し合いを、してくれる?あとルディスプリン、とルディス出してね。王様の命令」
「わかりました」
「了解しました」
「リョウエストさん、リョウエストさんにはやってもらいたい事あります」
「何ですか?」
「両方の良い所、組み合わせた料理、作って欲しい」
「それは両国から、頼まれてる」
「難しいですか?」
「ちょっと、難しい」
「頑張ってください」
「応援に一人だしますね」
「よろしく」
僕は作りたいものがあるけどどう作るかはさっぱりわからないので、一人サテラージャの料理人がつく事になった。
サテラージャの基本のスープを作ってもらう。辛い。辛いがだいぶ近い。香辛料を調整して作ってもらいながら味の違いを確かめる。んー。舌がバカになりそうだ。悩んでいるとビクッとなる。何かがレベルアップしたのか。隠れてステータスを見ると料理レベルが7になっていた。急激な増加である。レベルの所がチカチカしているので触ると
「創意工夫との相乗効果で『料理材料鑑定』と『料理材料自動翻訳』がつきました」
と説明される。厨房に戻り手近なじゃがいもを触って鑑定してみる。
『じゃがいも(オウトール)。コリント王国原産。地下茎が芋の一種として食用される。揚げる、蒸す、茹でる、煮込み料理にするなど多様な使い方をされる。長期保存に向いており、主食になりうる食べ物』
おおう。すごいな。じゃあ翻訳機能は?
「じゃがいも」
じゃがいもと言ってるのに発音はオウトールになる。なんて便利なのだ。
待てよ。それなら。
「えーと、クミン、コリアンダー、ターメリック揃えて」
「はい。ひょっとして材料名知ってました?」
「通じた?」
「はい」
「じゃあ、お願い」
「はい!」
三つの材料が用意される。ここまでは知ってるんだ。ここからが問題なんだよな。鑑定するとターメリックは色付け、クミンとコリアンダーは香り付けする効果がわかった。ターメリック少なめでクミンとコリアンダーを多めにして何度も試作する。なんとなく分量を1:3:3にしてみるとそれっぽくなる。うん。ベースは出来た。これにチリペッパーとなんだっけ?うーん。カルダモンだ!カルダモンを入れ調整する。
鶏肉と玉ねぎのみじん切りを用意する。それとスパイスを炒めてから水、湯むきしたトマト、出汁を入れて最後に塩と砂糖で調整する。
これで基本のカレーが出来た。
んー。久しぶりに食べたが美味しい。
「味見してみて。これある?」
「美味しいですね。でもほぼサテラージャの物ですよね」
ああ、そうか。失敗。
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