【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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6歳の力走。

ラクラ薬師とお料理。

 講習会の日から数日が過ぎていよいよ結婚式が近づいてきた。僕はお兄さんへのプレゼントを作りにラクラ薬師のところへミザーリとドライをお供に行くことにした。ラクラ薬師は僕の薬学の師匠で、うちのかかりつけの薬師である。僕は何もない時は一か月に一回ラクラ薬師の所に勉強に通っている。今日はお料理を作って持って行った。

「ラクラ薬師ー。来たよー」
「ああ、よく来たねえ。今日も色々教えようかね」
「ラクラ薬師ー。これ食べて」
「おや、これは?」
「僕が作ったお料理なの。食べてね」
「おやおや。嬉しいねえ。あとでいただくよ。早速教えていこうじゃないか」
「ありがと」

 ラクラ薬師の授業は最近は薬師のレシピを教えてもらってそれを作る練習をしている。基礎が終わって今はひたすらレシピを覚えている途中なんだよね。工房アトリエでは完全に覚えられるように復習している。つきっきりで教えてもらうと授業が終了した。

「ラクラ薬師ー。今日は、教えてもらいたいものが、もう一つあるの」
「なんだい?私が教えられるものかねえ」
「ロイック兄さんがね、お嫁さんを3人もらって、あとお店をいっぱい、作るために、がんばるのね。だから元気になる、お薬が良いかも」
「うーん。それは癖になるからやめた方が良い。依存症になりやすいんだねえ。なしでは落ち着かなくなるんだ」
「そうなんだ?」
「そうなの。薬なのだが毒にもなりかねん。普通に体力回復ポーションを用意すればよいだろうね」
「そうだね」
「かわりに料理を教えてあげようかね。薬師料理といって薬草を使う料理だが精がつきやすいんだ」
「ありがと」
「まずはそうさな、鳥の手羽先を用意しておくれ。すぐ近くに肉屋があるから行っといで」
「わかった」

 肉屋に行き鳥の手羽先を買ってくる。

「買ってきたよー」
「じゃああとはうちにあるからやっていこうかね。まずは乾燥した椎茸を用意して水で戻す。それで一口大に切るの」
「はい」
「それからこの薬草とこの薬草を一口大に、長ネギを斜め薄切り、生姜、ニンニクを薄切りにする」
「うん。これで良い?」
「そうだね。あとは手羽先を関節で追って二等分して全部鍋にいれる」
「いれたよ」
「しいたけの戻し水と水を入れて茹でるんだねえ」
「うん」
「途中、アクが出るから取るんだよ」
「わかった」
「じゃあ、調味料と薬草を用意するかね」
「うん」
「白ワイン、塩、クコの実、松の実、八角さ」
「これも薬?」
「クコの実は滋養を強壮したり、視力を回復したり、免疫力を向上させたり、美肌効果があるんだね。松の実は食生活の乱れなんかを回復してくれる。貧血にも効くよ。八角は胃腸の働きを活発にするんだ。ストレスや冷えなんかにも効くよ」
「あとで買ってくね」
「はいよ。アクは取れたかい?」
「んー。とれた」
「あとは調味料を入れて味を整えたあと追加の薬を入れて半刻くらい茹でるんだ。あとはうちでおやり」
「ありがと。鍋持ってる、移すね」
「おや持ってたのかい」
「うん」
「良いかい、ポーションは確かに万能だが、ポーションで治らない病気はいっぱいあるんだ。その時に何が必要か考えて薬草や薬は選ばなくてはならないね。体質や季節、個人の健康状態によって千差万別さ」
「うん」
「まずは普段からの予防が大事だよ。そのためにさっきの薬師料理なんかは有効さ。体内のバランスを整え、免疫力を上げるのさ。そういうものも料理の一つとして覚えておいたら良いだろう」
「わかった。覚える」
「あんたがそれを覚えたら鬼に金棒だろうねえ」

 その後、僕はラクラ薬師と色々と話しラクラ薬師の店で薬草を買って帰った。

「薬草ってどこまで有効なんですかね?」
「ドライ、万能じゃないがかなり有効だよ」
「ポーション、結局は、薬草の薬効を、抽出したもの。薬草の力、結構すごいよ」
「そうなんですね。薬草ばっかり食べようかな」
「病気でもなければやめときな。いざという時効かなくなったりするよ」
「あの、薬師料理、そこら辺も考えてる料理だよ。時々、食べるなら良いと思う」

 帰ってきて早速茹でてロイック兄さんに食べてもらう。ロイック兄さんが薬効を聞いてまた作ってというのでマスとその場にいたジェンに教えた。ジェンは確かに切るのはうまかった。みんな元気になるよ、と言ったら必死でメモを取っていたので意外と料理を覚えるのも早いかもしれないなと思った。

「ジェンは、料理覚えたら、できると思う」
「…そうなの?」
「料理、大事なのは、分量、作り方の基本をまず、覚えるの」
「…うん」
「それを忠実にやってたら、大体料理の基礎は、覚える」
「…教えてくれる?」
「暇な時なら、教える」
「…ありがと」
「マス、忙しくない時に、よろしく」
「わかった。ジェン、俺も教えるからまた来い」
「…ありがと」
「さっきのはレシピに載ってるのか?」
「わからない、ラクラ薬師の、レシピだし」
「まあ、民間療法ってやつだろうな。俺も少し商会員やつらの為に薬の事について勉強しようかな」
「それが良いね」






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