【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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6歳の力走。

マリエンティ伯爵はマニア。

 マリエンティ伯爵と奥様二人は店の前であっちへふらふら、こっちへふらふらしている。たまらずお父さんが言う。

「マリエンティ伯爵、そしてご夫人方、ようこそお越しくださいました」
「おお、ハッセルエン。思わず我を忘れていた。皆の者、お出迎えありがとう。そなたが奥さんだな。私はゲオルグ・マリエンティだ。よろしく頼む」
「ハノンです。よろしくお願いします」
「リーズボンよ。よろしく」
「ネイよ。私がマリエンティの母です。よろしく」
「お養父とう様、お養母かあ様、ようこそお越しくださいました」
「ロイック、やっと来れたぞ」
「素敵なお店ね」
「ここが舞台で色々あったのね」
「お父さん、お母さん。ようこそ我が家に」
「おお、マリカ。しばらく見ぬうちに綺麗になったな」
「そうね。旦那様に愛されているのね」
「良かったわ。元気そうで」
「お父さん、お母さん、私は元気に愛されています」
「そうかそうか。良かったわ」

 その後3人は残りの奥さんと挨拶したあと、ストラ兄さんと話をしている。兄さん相変わらずコミュ強だな。すっかり話し込んでるぞ。その様子をみていた夫妻が近くに寄ってくる。ロイック兄さんが気づいて二人に挨拶する。

「お養父とう様、お養母かあ様。ようこそいらっしゃいました。みんな、こちらがケリィのお父様とお母様だ」
「皆様初めまして。私はカイルス・スレインと申します。ケリィがお世話になります。よろしくお願いします」
「お初お目にかかります。私は母のレリィです。よろしくお見知りおきを」
「父のハッセルエンです」
「母のハノンです」
「ロイックエンの嫁マリカです」
「…ジェンです」
「リョウエスト」
「お父さん、お母さん。よくいらしてくださいました。嬉しく思います」
「幸せそうで安心しました」
「あなたは良いお家に貰われましたね。スサン商会を実際に見て嬉しかったです」
「はい。ありがとうございます」

 本当に敬語で会話してるなあ。スレイン家、すごい。

「皆様、立ち話もなんなので中にご案内いたします」

 ロイック兄さんが合図すると商会員かぞくが一斉に動き出す。それぞれ馬車に乗ってきた方を会議室、お付きの方々は商会員の食堂に案内して接待する。それぞれドルト、モムノフ、イゼルが対応するようだ。
 
「ロイック、まずは店を案内して欲しい。お前達が悪魔と戦ったところはどこだ?」
「はい。私達はここで戦って、父はあそこの角あたりです。ちょうどあそこに傷が残っています。あれがここにいるカダスが悪魔に攻撃を受けた時についた傷です」
「ここで戦ってたのね。あなた、怖くはなかったの?」

 いきなりカダスにリースボン様が質問する。

「えーと。守る者があったから、戦った、のです」
「そうなのですね。素晴らしいわ」
「そのカダスですが、悪魔にトドメをさしたものです」
「まぁ。あなた、ここに素晴らしい方がいらしたわ」
「そうだな。君は商会員かね」
「はい、そう、です」
「おお。素晴らしい。事実を聞くとさらに楽しくなるな。それでロイック、お前達兄弟はどこで悪漢達と戦ったのかね」
「はい、僕とストラは店のちょうどあの辺りで、リョウは店先で戦いました」
「見れて嬉しいわ、ねえネイ」
「本当ね。これは自慢しなきゃ」

 しばらく伯爵様と奥様方はロイック兄さんを質問ぜめにしていた。一通り満足したところで応接室に移動、座ってもらった。こんだけ人数がいると狭いなあ。うちのサロンを貸せば良かったなあ。そこで改めて自己紹介をする。三家の話が始まり、ロイック兄さんとストラ兄さんが話を盛り上げたこともあり和気藹々という雰囲気になった。

「みなさん、食べられないもの、ある?」
「どうして?」
「お料理作るの」
「リョウエスト君が料理してくれるのかね?」
「はい、歓迎で、お料理します」
「嬉しいな。リョウエスト君の料理は何よりの自慢になるよ」
「リョウエストさん大舞踏会のお料理美味しかったわ」
「嬉しい」
「噂のリョウエスト様の料理がいただけるとは嬉しいです」
「マリエンティ伯爵家の、家中の者の分は作れないの。ごめんね」
「いや、彼らにはどこか別の所に食事に行かせる」

 マリエンティ伯爵家の側付きの人にマップをかなりの枚数渡す。

「今、ルステインで僕のお料理、食べられる所のってる。それぞれ得意料理違う。行ってみると良いよ」
「ありがとうございます。後ほどみなに配ります」
「リョウエスト君、心遣いありがとう」
「はい、僕はお料理してきます。それでは」

 僕は工房アトリエに移り、フィグさんと二人で料理する。ちょうど良い時間帯に出来て、青の技ブルーアーツに皆さんを迎えにいってもらう。皆さんは工房アトリエの中を見学してうちの広いダイニングに座ってもらう。

「今日はルステインで揃う、材料で作ってみた。同じ内陸のマリエンティ領でも、揃えられると思う」

 前菜は川エビの天ぷら。食前酒は白ワイン。
 スープはコリント鍋。やっぱり仲間絆を深めるのは鍋が一番と思って。
 魚料理はニジマスのポワレ。ニジマス揃えるの大変だったみたい。
 肉料理はリョウチキンのカレー風味。サテラージャ風に味付けしてみたよ。
 氷菓を挟んでメインはレシピ登録したての豚の角煮。サラダはポテトサラダにした。
 デザートはロールルディス。ロールケーキは外れがないです。

「美味しかった。これはマリエンティ領でも出来そうなメニューだった」
「素敵だわ。この中のものだったらうちでも食べられるのね」
「そうです。レシピはこれ」

 側付きの人にレシピを渡す。

「リョウエスト様の料理はまさに異次元でございました。本日はありがとうございました」
「これをいつでも食べられるケリィが羨ましいですわ。本当に良い場所に貰われましたね」


 




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