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6歳の力走。
誘拐ギルドを追い詰める。
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林から帰ってきた翌日、アインスがフィアと帰ってきた。
「リョウエスト様、見つけやした。やつらのアジトは貧民街にありやす。一軒家の地下が全て檻になってやすね」
「ありがとう。フュンフは?」
「とりあえずひっついていやす」
「大丈夫?」
「引き際を知ってるやつなんで大丈夫でさ」
「ギピア、エメイラと、ミザーリを、呼んで来させて」
「わかりました、坊ちゃま」
「ストーク、城に速文を」
「かしこまりました」
「お爺様に繋がれば良いけど」
しばらく待ってるとエメイラとミザーリがやってきた。
「どうしたの?」
「誘拐ギルドのアジト、見つけたの」
「そうなの?すぐに城に知らせないと」
「ただいま連絡が来ました。ナフェル騎士爵をこちらに向かわせると言っております」
「しばらく待つしかないわね」
「場所は貧民街、なるべく死人を出さないように、したいね」
「あなたも行くつもり?」
「僕、この街の貴族だから」
「ちゃんと着替えてきなさいね」
「わかった」
レザーアーマーを着てしばらく待っているとお爺様がやってきた。
「リョウ、でかした!」
「お爺様、まだアジト見つかっただけ」
「それでも見つけたのは流石じゃ」
「ナフェル騎士爵様、あっしはここの兵士のアインスと申しやす。うちの兵が今張り付いてやす。場所は貧民街のど真ん中。一軒家が丸ごとアジトでさ」
「そうか。兵が急に押しかけたらまずい事になりそうじゃな」
「私とミザーリが行くわ。急襲するからその間に突入して」
「待って、うちの青の技のメンバー、連れてって。戦闘で役に立つよ」
「良いわよ、その代わり少数精鋭にして」
「わかった。アインス、ツヴァイはエメイラと、ミザーリに着いてって。向こうでフュンフと合流してね」
「わかりました」
「了解!」
「残りは僕と一緒に、後方支援だ。お爺様たちが、突入したあと、逃げた者、捕まえる。良いね」
「リョウ、お前も行くのか?」
「お爺様、僕行くの」
「無理するなよ」
「わかった」
「それじゃあ行動しましょ。馬貸してよね」
「どうぞ」
「すぐにワシたちも追いつくから始めててくれ」
「わかったわ」
「騎士爵様、うちのフィアをつけます。アジトの位置は彼女が知ってます」
「たのむぞ」
「了解!」
「ストーク、馬車を」
「はい。今日は私が御者を務めます。ドライさんとゼクスさんと一緒にお乗りください」
「じゃあ、行動開始」
「「「了解!」」」
エメイラ、ミザーリ、アインス、ツヴァイは馬に乗って出発する。
お爺様はフィアと騎馬兵と共にその後ろに走り、その後ろに幌馬車が兵士を乗せて走る。僕たちの馬車は最後尾だ。後方支援だから役に立てるかわからないな。
一団となった皆はルステインを走り門を抜けて石畳の道を走る。この石畳の道が終わる所に貧民街がある。馬車の中ではドライとゼクスが弓を準備していた。
貧民街に着いた。4騎の戦士が中に突っ込んでいく。お爺さんと兵士達は剣を抜いてゆっくり中に入っていく。
僕の馬車は入り口に横付けして入り口から出ようとする者をドライとゼクスが威嚇する。僕は馬車から降りてナビを大きくして、槍を構える。
戦闘が始まったようだ。お爺様たちが包囲しているのが見える。中で4人とフュンフが戦っているのか時折鎧戸が開いたり閉まったりしている。
次々に逃げようとしてお爺様に捕まる者達が見える。あともうちょっとかな?ふと見ると違和感を感じた。真っ直ぐ黒い影が二つこちらの方に動いてしているのだ。『魔力視覚』を賦活してみる。人間が影の中に隠れてる。
「ナビ!ドライ!ゼクス!影だ!」
ドライとゼクスは影に矢を放つ。当たるが影から出てこない。ナビが息を思い切り吸い込んで吐く。風が巻き起こり影が進めなくなる。『風の嵐』の魔法みたいな効果だな。僕は魔力を右手に溜めて魔術を唱える。
『魔力の矢』
2本の矢が指先に出る。ギリギリまで引きつけて撃つ。影2つに当たり、影から人が出てくる。一人が中年の男で、もう一人は妙齢の女だった。男は肩口を押さえている。肩を大きく抉られている。矢が当たったんだね。女は左腕を押さえている。左手、矢で吹っ飛んだんだね。ドライ、ゼクスが弓を構えて、ナビが飛び上がって二人の後ろに回り込む。
『魔力の矢』
僕は魔力の矢の2回目を使った。矢が2本指先に出る。それで二人を狙いながら
「どうするの?」
と聞いた。
「おい、Q。なんか魔術ねえのかよ?」
「ないわ。あの魔術師の矢から逃げられないわ」
「Q、後ろにいるのなんだよ?」
「翼猫。森の王者よ」
「終わったな」
「悔しいけど終わったわ」
「命は助けてくれ。あと止血を頼む」
「私も降伏するわ。治療をお願い」
「ゼクス」
「了解!」
ゼクスは止血と捕縛をする。その間も矢で狙うのは忘れない。
「坊やはリョウエスト・スサン?」
「そうだよ」
「逃した獲物が大きくなって帰ってきちゃった。私ったらつくづく運がない」
「どういうこと?」
「なんでもないわ」
完全に捕縛を終えたのを確認して矢を空に放つ。前の方で行われている戦いもほぼ終結しそうな感じだ。エメイラとミザーリ、アインスとツヴァイが馬を引っ張りながらこちらに来る。
「戦闘は終結したわ。あと今救助をしてる。リョウ、その二人どうしたの?」
「影に、隠れて、逃げようとしていた」
「なるほど。魔術師か邪術師ね。お手柄だわ」
「エメイラヒルデ…」
「そうね。あなたは?」
「…」
「答えなくていいわ。どうせあなたは処罰されるんだし」
エメイラは猿轡を女の方にした。
「いい、リョウ。魔術師か邪術師は喋らせないようにしないとダメよ」
「わかった」
「じゃないと逃げ出すわ」
こうして誘拐ギルドは壊滅した。誘拐された人達も無事解放された。彼らは身代金目的か、高級奴隷として売り飛ばされる目的の者ばかりだった。この犯罪に関わった者達は処罰される事となった。あのQと呼ばれた女を除いて。Qは看守の隙をついて魔術か邪術を使い逃亡した。
「リョウエスト様、見つけやした。やつらのアジトは貧民街にありやす。一軒家の地下が全て檻になってやすね」
「ありがとう。フュンフは?」
「とりあえずひっついていやす」
「大丈夫?」
「引き際を知ってるやつなんで大丈夫でさ」
「ギピア、エメイラと、ミザーリを、呼んで来させて」
「わかりました、坊ちゃま」
「ストーク、城に速文を」
「かしこまりました」
「お爺様に繋がれば良いけど」
しばらく待ってるとエメイラとミザーリがやってきた。
「どうしたの?」
「誘拐ギルドのアジト、見つけたの」
「そうなの?すぐに城に知らせないと」
「ただいま連絡が来ました。ナフェル騎士爵をこちらに向かわせると言っております」
「しばらく待つしかないわね」
「場所は貧民街、なるべく死人を出さないように、したいね」
「あなたも行くつもり?」
「僕、この街の貴族だから」
「ちゃんと着替えてきなさいね」
「わかった」
レザーアーマーを着てしばらく待っているとお爺様がやってきた。
「リョウ、でかした!」
「お爺様、まだアジト見つかっただけ」
「それでも見つけたのは流石じゃ」
「ナフェル騎士爵様、あっしはここの兵士のアインスと申しやす。うちの兵が今張り付いてやす。場所は貧民街のど真ん中。一軒家が丸ごとアジトでさ」
「そうか。兵が急に押しかけたらまずい事になりそうじゃな」
「私とミザーリが行くわ。急襲するからその間に突入して」
「待って、うちの青の技のメンバー、連れてって。戦闘で役に立つよ」
「良いわよ、その代わり少数精鋭にして」
「わかった。アインス、ツヴァイはエメイラと、ミザーリに着いてって。向こうでフュンフと合流してね」
「わかりました」
「了解!」
「残りは僕と一緒に、後方支援だ。お爺様たちが、突入したあと、逃げた者、捕まえる。良いね」
「リョウ、お前も行くのか?」
「お爺様、僕行くの」
「無理するなよ」
「わかった」
「それじゃあ行動しましょ。馬貸してよね」
「どうぞ」
「すぐにワシたちも追いつくから始めててくれ」
「わかったわ」
「騎士爵様、うちのフィアをつけます。アジトの位置は彼女が知ってます」
「たのむぞ」
「了解!」
「ストーク、馬車を」
「はい。今日は私が御者を務めます。ドライさんとゼクスさんと一緒にお乗りください」
「じゃあ、行動開始」
「「「了解!」」」
エメイラ、ミザーリ、アインス、ツヴァイは馬に乗って出発する。
お爺様はフィアと騎馬兵と共にその後ろに走り、その後ろに幌馬車が兵士を乗せて走る。僕たちの馬車は最後尾だ。後方支援だから役に立てるかわからないな。
一団となった皆はルステインを走り門を抜けて石畳の道を走る。この石畳の道が終わる所に貧民街がある。馬車の中ではドライとゼクスが弓を準備していた。
貧民街に着いた。4騎の戦士が中に突っ込んでいく。お爺さんと兵士達は剣を抜いてゆっくり中に入っていく。
僕の馬車は入り口に横付けして入り口から出ようとする者をドライとゼクスが威嚇する。僕は馬車から降りてナビを大きくして、槍を構える。
戦闘が始まったようだ。お爺様たちが包囲しているのが見える。中で4人とフュンフが戦っているのか時折鎧戸が開いたり閉まったりしている。
次々に逃げようとしてお爺様に捕まる者達が見える。あともうちょっとかな?ふと見ると違和感を感じた。真っ直ぐ黒い影が二つこちらの方に動いてしているのだ。『魔力視覚』を賦活してみる。人間が影の中に隠れてる。
「ナビ!ドライ!ゼクス!影だ!」
ドライとゼクスは影に矢を放つ。当たるが影から出てこない。ナビが息を思い切り吸い込んで吐く。風が巻き起こり影が進めなくなる。『風の嵐』の魔法みたいな効果だな。僕は魔力を右手に溜めて魔術を唱える。
『魔力の矢』
2本の矢が指先に出る。ギリギリまで引きつけて撃つ。影2つに当たり、影から人が出てくる。一人が中年の男で、もう一人は妙齢の女だった。男は肩口を押さえている。肩を大きく抉られている。矢が当たったんだね。女は左腕を押さえている。左手、矢で吹っ飛んだんだね。ドライ、ゼクスが弓を構えて、ナビが飛び上がって二人の後ろに回り込む。
『魔力の矢』
僕は魔力の矢の2回目を使った。矢が2本指先に出る。それで二人を狙いながら
「どうするの?」
と聞いた。
「おい、Q。なんか魔術ねえのかよ?」
「ないわ。あの魔術師の矢から逃げられないわ」
「Q、後ろにいるのなんだよ?」
「翼猫。森の王者よ」
「終わったな」
「悔しいけど終わったわ」
「命は助けてくれ。あと止血を頼む」
「私も降伏するわ。治療をお願い」
「ゼクス」
「了解!」
ゼクスは止血と捕縛をする。その間も矢で狙うのは忘れない。
「坊やはリョウエスト・スサン?」
「そうだよ」
「逃した獲物が大きくなって帰ってきちゃった。私ったらつくづく運がない」
「どういうこと?」
「なんでもないわ」
完全に捕縛を終えたのを確認して矢を空に放つ。前の方で行われている戦いもほぼ終結しそうな感じだ。エメイラとミザーリ、アインスとツヴァイが馬を引っ張りながらこちらに来る。
「戦闘は終結したわ。あと今救助をしてる。リョウ、その二人どうしたの?」
「影に、隠れて、逃げようとしていた」
「なるほど。魔術師か邪術師ね。お手柄だわ」
「エメイラヒルデ…」
「そうね。あなたは?」
「…」
「答えなくていいわ。どうせあなたは処罰されるんだし」
エメイラは猿轡を女の方にした。
「いい、リョウ。魔術師か邪術師は喋らせないようにしないとダメよ」
「わかった」
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◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
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全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
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