【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

文字の大きさ
284 / 689
ルステイン狂想曲。

慰安旅行また行こうね。

しおりを挟む
 翌日の朝起きたらエメイラとミザーリに挟まれて寝てた。お前に僕の上にはナビが寝ている。エメイラとミザーリは少し酒臭い。ナビもなんとなくお酒の匂いがする。これは3人とも酔ってベッドに潜り込んできたな。僕はナビを起こさないよう動かすと忍び足のスキルを意識しながらお風呂に行った。酔っ払いってのは絡まない方がいいのだ。逃げるに限る。
 お風呂に行くとちょうどセルブロが出てきたところだった。

「リョウ様、今からお風呂ですか?」
「そう」
「朝から風呂ってのも贅沢ですな。すっかり疲労が取れました」
「セルブロ、疲れてたの?」
「いえ。ちょっと庭の手入れを頑張り過ぎちゃいまして。足がすこぶる調子が良いので」
「セルブロ、無理しない。また体痛める」
「はい、気をつけます」

 セルブロ、真面目だもんね。さて、お風呂お風呂、と思って脱いでお風呂に浸かってたらストークが来た。

「おはようございます」
「おはよう」
「昨日エメイラ様とミザーリさんがお酒をかなりお呑みになってリョウ様の部屋に行かれましたが大丈夫でしたか?」
「今僕のベッド、占領して寝てるね」
「私が止めれたら良かったのですがエメイラ様はお止めできなくて」
「まあ、エメイラだしね。昨日はみんな、呑んでたの?」
「そうですね。半数以上は呑んでましたね」
「楽しそうでなによりだ」
「しかし、風呂というものがこれほど良いものとは思いませんでした」
「良いでしょう?」
「はい。これは色々な方にお勧めしたくなりますね」
「そうだね」

 それからストークと色々話をした。どうしても仕事の話になっちゃうんだよね。お風呂から上がり部屋に戻るとまだ寝てたので起こして風呂に行くように言う。二人とも寝ぼけ眼で風呂に行った。ナビと遊びながら待っていると朝食の時間になる。二人で朝食会場に行くとみんな結構普通の状態で僕達を迎え入れてくれた。

「呑みすぎ、大丈夫?」
「風呂に入ったら治りました」
「やっぱ風呂良いですね」
「ここはお湯も良いんですね」
「良かったね」

 朝食は普通の朝食だった。こう言う時ごはん欲しいよね。どっかでもう食べられているのだろうか。早めに見つけたいなあ。旅館の朝の朝食セット、いつか作りたい。

「失礼致します。この後工芸の製作体験がございますがいかがでしょうか?」
「参加するよ。何がある?」
「はい。陶芸と木工がございます」
「陶芸が良いなあ」
「では陶芸をお願い致します」
「みんなも参加ね」
「あっしらもですかい?」
「アインス、旅の楽しみの、一つとしてこういうのを、予定している。是非感想を聞かせて」
「かしこまりやした」

 みんなで作業場所に移動する。

「お待ちしておりました。よろしくお願い致します」
「はい、よろしくね」
「今日作ってもらうのはコップです。皆様は手びねりという製法で作ります。子爵様はろくろでやってみましょう」
「おお、ろくろあるのか」
「残念ながら一つしかなく、手で回すので大勢の人数はできません。他の方はうちの弟子が教えるのでやってみて下さい」

 僕はろくろを回してもらい、コップの形を成形していく。同じ厚みにするのが難しい。

「子爵様、やった事がおありで?」
「見た事がある。真似したよ」
「手つきが良いです。よろしければ本格的にお教えしましょうか?」
「大丈夫」
「そうですか。あとはコップの裏側にお名前をお書き下さい」

 リョウ、と書いた。

「これで体験は終わりです。子爵様のおかげで良い設備を用意していただけました。ありがとうございます」
「うん。ろくろはなんか良い方法を考えておくよ」
「ありがとうございます」

 他のみんなのものを見る。それぞれ個性的な形ができてるなあ。エメイラの物が結構きれいだ。

「エメイラやった事、あるの?」
「あるわよ。自分の食器全て作った事もあるわ」
「おお、すごいね」

 それぞれ作品が出来上がった所で焼き上がりを待つことになった。出来上がりは5日ぐらいかかるみたいだね。僕たちの場合は後で送ってくれるみたいだ。

「出来上がりが楽しみです」
「良いお土産になりそう」
「みんなこのコップ使えば良いんじゃない?」
「楽しかった」
「良い勉強になった」
「こういうのも面白いでやすね」
「将来やってもいいな」

 みんなそれぞれ楽しめたようだね。体験型のお土産作り、なかなか良いと思うな。これからも頑張って欲しいね。 
 それが終わってからお昼ごはんを食べて僕らは帰った。

 帰りは僕、エメイラ、ミザーリ、ストーク、ギピアで馬車に乗った。僕の横にはナビが座っている。

「なかなか良い旅行だったわ」
「楽しかったです」
「リョウ様の発想力に驚きっぱなしでございます」
「これがあと3軒建つのですよね?」
「そう」
「どれもとても良い施設になりそう」
「主よ、今回みたいに視察に行くのか?」
「わからないけど、多分行かないと思う」
「なぜだ?」
「1軒目は見落としがないかチェックしに行ったけど2軒目3軒目はそのやり方が伝わってるから行く必要がないんじゃないかな。行くとしたら客で行くと思う」
「今回みたいな貸切の慰安旅行はないのね」
「そうだねー。行くとしたら次はある程度人がいるかなあ。予約と予約の合間があれば良いんだけど」
「そうですね。前もって調べておきましょうか」
「うん。とりあえず、1年に1回は、予定しておこう」
「嬉しいわ」
「慰安旅行、また行こうね」





 

しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

婚約破棄されて森に捨てられた悪役令嬢を救ったら〜〜名もなき平民の世直し戦記〜〜

naturalsoft
ファンタジー
アヴァロン王国は現国王が病に倒れて、第一王子が摂政に就いてから変わってしまった。度重なる重税と徴収に国民は我慢の限界にきていた。国を守るはずの騎士達が民衆から略奪するような徴収に、とある街の若者が立ち上がった。さらに森で捨てられた悪役令嬢を拾ったことで物語は進展する。 ※一部有料のイラスト素材を利用しています。【無断転載禁止】です。 素材利用 ・森の奥の隠里様 ・みにくる様

極限効率の掃除屋 ――レベル15、物理だけで理を解体する――

銀雪 華音
ファンタジー
「レベル15か? ゴミだな」 世界は男を笑い、男は世界を「解体」した。 魔力も才能も持たず、万年レベル15で停滞する掃除屋、トワ。 彼が十年の歳月を費やして辿り着いたのは、魔法という神秘を物理現象へと引きずり下ろす、狂気的なまでの**『極限効率』**だった。 一万回の反復が生み出す、予備動作ゼロの打撃。 構造の隙間を分子レベルで突く、不可視の解体。 彼にとって、レベル100超えの魔物も、神の加護を受けた聖騎士も、ただの「非効率な肉の塊」に過ぎない。 「レベルは恩恵じゃない……。人類を飼い慣らすための『制限(リミッター)』だ」 暴かれる世界の嘘。動き出すシステムの簒奪者。 管理者が定めた数値(レベル)という鎖を、たった一振りのナイフで叩き切る。 これは、最弱の掃除屋が「論理」という名の剣で、世界の理(バグ)を修正する物語。気になる方は読んでみてください。 ※アルファポリスで先行で公開されます。

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~

月神世一
ファンタジー
紹介文 「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」 そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。 失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。 ​「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」 ​手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。 電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。 さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!? ​森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、 罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、 競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。 ​これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。 ……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

ペットになった

ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。 言葉も常識も通用しない世界。 それでも、特に不便は感じない。 あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。 「クロ」 笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。 ※視点コロコロ ※更新ノロノロ

【完結】テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

処理中です...