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ルステイン狂想曲。
カダス代表になる。
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地精達がルステインに来てもうすぐ2ヶ月の頃、お父さんの右腕のドルトと家政全般を担うアニナが商会の警備のカダスを連れて工房にやって来た。
「お坊ちゃま、相談があるのですが」
とドルトが切り出した。
「なんだい?」
「実はカダスがこの度とんでもないことになりまして、ご相談させていただきたいと思ってまいりました」
「え?元気そうじゃん」
「元気なんだかな、あのな…」
「カダスが話すと長くなるので私たちが来ましたのですが、カダス、ルステインの地精の代表に今推されているのです」
「そうなんだね」
「それで坊ちゃま、カダスがあまりにもそれを放っておいているものですからヴェリーちゃんが他の地精達にどうなんだと聞かれて困ってるんです」
「アニナにその話を聞いてカダスに問いただしたら、カダスも決められないと言うんです。お坊ちゃま。カダスはお坊ちゃまに近しい存在だからリーダーとして推されているんじゃないかと思うんですが、どうしたら良いでしょうか?」
「なるほど。ドルトとアニナは何か困る事があるの?」
「はい。カダスの勤務時間によく地精が訪ねてくるようになって彼の業務に支障がでています」
「商会員の中でもムードメーカーの2人が今大変な目にあってるのを見てられません」
「わかった。カダスはなんで決められないの?」
「あの、あの…地精としては名誉な事だと思う。だが坊ちゃんに近しいだけでその地位に就くのは嫌だし、ヴェリーを大事にしたいと思うんだ」
「あのね、カダス、あの地精達が、ただ僕に近いからと言って、選ぶ訳ないんだから」
「そうだよ。だからおかしい事言ってると思っているんだ」
「カダスさ、自分がものすごい事やってるの覚えてないの?」
「なにをさ」
「カダスは悪魔退治者でしょ」
「おう」
「それに魔法あんだけ、使える地精の戦士なんて、そこら辺探してもいないんだから」
「それは自負してる」
「細工師としてもすごいって、お父さんは言ってるよ」
「趣味でやってるだけだ」
「しかも奥さんルステイン一の大工の棟梁の娘だし、有能だし」
「おう、そうだな」
「カダスはスサン商会の商会員兼細工師だよ。そしてカダスは王国御用商会の一員なんだよ」
「ああ、そうだな」
「どこからどう見ても立派に見えるしリーダーに推されるのは当たり前だと思うよ」
「そうか?」
「そうなの」
「そうなのかー」
「カダス、お坊ちゃまの言う通りだ。お前は私と共に悪魔に立ち向かって、それで悪魔をやっつけたすごい男なんだ。仕事ぶりも真面目だし、仲間からも信頼されているぞ」
「そうよ、ヴェリーだってそんなあなたが大好きなんだから」
「そうかあ」
「ヴェリーに許可とってきな。名誉あるルステインの地精のリーダーやるって」
「おう、ちょっと行ってくる」
カダスは出ていった。
「ありがとうございます、お坊ちゃま」
「坊ちゃまは流石です。あんだけ頑なに答えを出すのを嫌がってたカダスがあっさり答えを出すなんて」
「ドルトもアニナも相変わらず面倒見が良いね」
「いや、お恥ずかしい。特にカダスは戦友ですのでほっとけないのです」
「ヴェリーも奥さん連中の中でムードメーカーとしてやってくれてるので可愛くて」
「そういう二人だから商会員から慕われるんだねえ」
「そうだったらいいんですが」
「かえって鬱陶しがられるかなと思う時もありますね」
「キースとマチルダが言ってたんだけど、二人の理想の夫婦ってドルトとアニナなんだって。知ってた?」
「そうなのですか?」
「そうなの」
「それは嬉しいですね」
「ありがたいです」
「キースの家族やマチルダのお母さんに子供預けて働くんだってさ」
「うちと一緒だな」
「ほんとね」
「ドルトとアニナはそれで息子さんをちゃんと育てたって事を参考にしたいって言ってた」
「うふふ。ありがたいわね」
「息子さん独立して行商してるんでしょ?」
「そうです。今店を持つため頑張ってるって言ってます」
「すごいよね」
「ありがとうございます」
「私たちの話もしてくださってありがとうございます」
「ううん。僕、ドルトとアニナがうちにいてくれてるおかげで思い切り色々できるんだからね」
「ははは。お手柔らかにお願いしますね」
「そうね、でも、私たちもがんばらないと。せめて坊ちゃまの成人までは」
「そうだな」
「よろしくね」
「かしこまりました」
「はい。わかりました」
ドルトとアニナは帰っていった。そしてしばらく工作室にこもっていたらカダスが帰ってきた。
「坊ちゃん、行ってきたぜ」
「うん。ヴェリーはなんて?」
「俺がなんで選ばれたのか坊ちゃんが言った通り伝えたんだ。そしたらヴェリーのやつ、あんたしっかりリーダーやってきなって言ってな」
「そうか」
「とりあえずやる事はこのルステインの地精と自治領から移ってきた地精が手を取り合って生きていく事をサポートする事だと思ってる。坊ちゃん、力を貸してくれるかい?」
「もちろん」
「お坊ちゃま、相談があるのですが」
とドルトが切り出した。
「なんだい?」
「実はカダスがこの度とんでもないことになりまして、ご相談させていただきたいと思ってまいりました」
「え?元気そうじゃん」
「元気なんだかな、あのな…」
「カダスが話すと長くなるので私たちが来ましたのですが、カダス、ルステインの地精の代表に今推されているのです」
「そうなんだね」
「それで坊ちゃま、カダスがあまりにもそれを放っておいているものですからヴェリーちゃんが他の地精達にどうなんだと聞かれて困ってるんです」
「アニナにその話を聞いてカダスに問いただしたら、カダスも決められないと言うんです。お坊ちゃま。カダスはお坊ちゃまに近しい存在だからリーダーとして推されているんじゃないかと思うんですが、どうしたら良いでしょうか?」
「なるほど。ドルトとアニナは何か困る事があるの?」
「はい。カダスの勤務時間によく地精が訪ねてくるようになって彼の業務に支障がでています」
「商会員の中でもムードメーカーの2人が今大変な目にあってるのを見てられません」
「わかった。カダスはなんで決められないの?」
「あの、あの…地精としては名誉な事だと思う。だが坊ちゃんに近しいだけでその地位に就くのは嫌だし、ヴェリーを大事にしたいと思うんだ」
「あのね、カダス、あの地精達が、ただ僕に近いからと言って、選ぶ訳ないんだから」
「そうだよ。だからおかしい事言ってると思っているんだ」
「カダスさ、自分がものすごい事やってるの覚えてないの?」
「なにをさ」
「カダスは悪魔退治者でしょ」
「おう」
「それに魔法あんだけ、使える地精の戦士なんて、そこら辺探してもいないんだから」
「それは自負してる」
「細工師としてもすごいって、お父さんは言ってるよ」
「趣味でやってるだけだ」
「しかも奥さんルステイン一の大工の棟梁の娘だし、有能だし」
「おう、そうだな」
「カダスはスサン商会の商会員兼細工師だよ。そしてカダスは王国御用商会の一員なんだよ」
「ああ、そうだな」
「どこからどう見ても立派に見えるしリーダーに推されるのは当たり前だと思うよ」
「そうか?」
「そうなの」
「そうなのかー」
「カダス、お坊ちゃまの言う通りだ。お前は私と共に悪魔に立ち向かって、それで悪魔をやっつけたすごい男なんだ。仕事ぶりも真面目だし、仲間からも信頼されているぞ」
「そうよ、ヴェリーだってそんなあなたが大好きなんだから」
「そうかあ」
「ヴェリーに許可とってきな。名誉あるルステインの地精のリーダーやるって」
「おう、ちょっと行ってくる」
カダスは出ていった。
「ありがとうございます、お坊ちゃま」
「坊ちゃまは流石です。あんだけ頑なに答えを出すのを嫌がってたカダスがあっさり答えを出すなんて」
「ドルトもアニナも相変わらず面倒見が良いね」
「いや、お恥ずかしい。特にカダスは戦友ですのでほっとけないのです」
「ヴェリーも奥さん連中の中でムードメーカーとしてやってくれてるので可愛くて」
「そういう二人だから商会員から慕われるんだねえ」
「そうだったらいいんですが」
「かえって鬱陶しがられるかなと思う時もありますね」
「キースとマチルダが言ってたんだけど、二人の理想の夫婦ってドルトとアニナなんだって。知ってた?」
「そうなのですか?」
「そうなの」
「それは嬉しいですね」
「ありがたいです」
「キースの家族やマチルダのお母さんに子供預けて働くんだってさ」
「うちと一緒だな」
「ほんとね」
「ドルトとアニナはそれで息子さんをちゃんと育てたって事を参考にしたいって言ってた」
「うふふ。ありがたいわね」
「息子さん独立して行商してるんでしょ?」
「そうです。今店を持つため頑張ってるって言ってます」
「すごいよね」
「ありがとうございます」
「私たちの話もしてくださってありがとうございます」
「ううん。僕、ドルトとアニナがうちにいてくれてるおかげで思い切り色々できるんだからね」
「ははは。お手柔らかにお願いしますね」
「そうね、でも、私たちもがんばらないと。せめて坊ちゃまの成人までは」
「そうだな」
「よろしくね」
「かしこまりました」
「はい。わかりました」
ドルトとアニナは帰っていった。そしてしばらく工作室にこもっていたらカダスが帰ってきた。
「坊ちゃん、行ってきたぜ」
「うん。ヴェリーはなんて?」
「俺がなんで選ばれたのか坊ちゃんが言った通り伝えたんだ。そしたらヴェリーのやつ、あんたしっかりリーダーやってきなって言ってな」
「そうか」
「とりあえずやる事はこのルステインの地精と自治領から移ってきた地精が手を取り合って生きていく事をサポートする事だと思ってる。坊ちゃん、力を貸してくれるかい?」
「もちろん」
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