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ルステイン狂想曲。
リョウエスト生産商会。
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「リョウ様、王都よりお手紙が届きました。差出人は王様です」
そう言ってストークが僕に手紙を渡したのは学校帰りに工房に寄った時の事だった。
「またお料理の依頼かなあ」
「学校に通っているのはお知りになっていらっしゃいますが、急な客でしょうか?」
「開けてみるね。なになに?…王様に送った遊び道具が大好評らしい」
「それは良かったですねえ」
「あまりに大好評なので、羨ましがる貴族が続出…下賜したいから、急いでリバーシ以外を、30セット送って欲しいって」
「早急に地精達と相談いたします」
「もうすぐ操業でしょ?」
「左様です。建屋はもう出来上がり内装にとりかかっているようですね」
「それが終わってからできるかな?」
「今から聞いてまいります」
「僕も行くよ」
馬車に乗って地精の工場へ行く。行くと巨大建造物ができていた。
「大きいね。僕が見た時にはこんなに大きくなかったよ」
「そうですね。急に大きくなった印象がいたします。
ぼーっと見ていると何人かの地精が気づき近づいてきた。
「統領!中へどうぞ」
「案内いたします」
「どうぞこちらへ」
中に入ると巨大な工場ができていた。鍛冶場、錬金場、魔法技師場、木工場、細工場、ガラス加工場、陶工場などに分かれているのが看板でわかった。
「一個一個の場所が広いね」
「統領、ここは一般の製作場です」
「一般じゃないのもあるんだね」
「はい。地下が重要施設になっております。秘密工場、設計室、実験開発室、未来開発室、酒造場などを用意しております」
「あー。そういうのいるよね」
「はい。地精の技術の粋を集めた施設となっております」
なるほどね。またやりすぎてないと良いけどなあ。
「統領!ようこそ!」
「お待ちしてました」
「どうだい?気に入ったかい?」
ヂョウギ、ブルッグ、ボリビエが来た。
「うん。気に入ったよ」
「ちょうど内装が終わる日にいらっしゃるとは。流石です」
「あとはやる事は一つです」
「統領にやってもらいたい」
「何をすれば良いのかな?」
「ここの名前を付けて下さい」
「うーん。あまり得意ではないけど、どわーふ、うーん…ドワーヴンベースなんかどうだろう?」
「なるほどドワーフの基地という意味ですな」
「基礎って意味もあるぞ」
「ここを根拠地としてあたしらは進化するって考えると良いね」
「僕は基本でも、良いと思う」
「地精の基本、ですか?」
「ここで一流の仕事をして、それが基本となれば地精はさらに進化するでしょ?」
「胸踊りますな」
「そうなりたいな」
「あたしもその礎になりたいねえ」
「気に入りました。ドワーヴンベース」
「いいねえ」
「あたしも気に入った」
「じゃあ、それで。ストーク」
「はい。早速の仕事です。受けられますか?」
「ああ。受けさせてくれ」
「リバーシ以外の遊び道具、30セット、最高級品で急ぎです。よろしいでしょうか?」
「わかった。材料は仕入れている。最短で5日間。届け先は?」
「王城です」
「そうか。統領、この仕事は誰発注でしょうか?」
「王様だよ」
「最初の仕事が王様の仕事とは。地精冥利に尽きるわ」
「そうだなあ」
「あたい達の腕がなるね」
「配送はどうするんだ?」
「はい。スサン商会に頼もうと思っております」
「それでも良いが今回は献上だ。全部うちの仕事にしたい」
「どういうこと?」
「馬車を仕立てる。ドワーフの勇士達を集めて王城に堂々と持っていきたい」
「なるほど。リョウ様、どういたしましょうか」
「いいよ。ヂョウギの思うままにやれば良い」
「ありがとうございます」
「必要な資金は…」
「いや、まだ資金は余っているから大丈夫だ」
「明日から操業するから統領、是非来てくれ」
「アタシたちの清めの儀式には来てもらいたいのさ」
「わかった。学校休む」
「すまねえな」
「看板ができてる。見てくかい?」
「うん」
連れてかれて看板を見せられた。
どでかい字で『リョウエスト生産商会』と書いてある。
「えー。僕の名前?」
「それ以外に何も出なかったです。全員賛成の名前です」
「そうさ。商業ギルドもこの名前で良いって言ってる」
「よろしくね、商会長さん」
「届出は済ましたの?」
「済ましました」
「そうかぁ。まあ、それで頼むよ」
仕方ないよね。地精のやる事なんだもの。これぐらいで済んで良かったよ。
翌日、ドワーヴンベースに行った僕は300人よりはるかに多い地精が集まっているのを見た。地精達にとって新しい工場の操業は神聖なもののようだった。グンヴォルの司教ステラさんが来て神事が行われる。四方に酒を撒き清める。その後ヂョウギ、ブルッグ、ボリビエの話があり、最後に僕のスピーチがあったよ。一応考えてたけど上手くいったかな?
「地精のみな、今日ここが始まりである。ここからこの『リョウエスト生産商会』は全国に、名を轟かす。そのためにはみなで一致団結をして一歩一歩進む事が大事だと僕は思う。みんな、よろしく頼む」
その後地精達は祝いだと言ってお腹の中も清めていた。結局はそうなるんだね、と逆に感心してしまったよ。
そう言ってストークが僕に手紙を渡したのは学校帰りに工房に寄った時の事だった。
「またお料理の依頼かなあ」
「学校に通っているのはお知りになっていらっしゃいますが、急な客でしょうか?」
「開けてみるね。なになに?…王様に送った遊び道具が大好評らしい」
「それは良かったですねえ」
「あまりに大好評なので、羨ましがる貴族が続出…下賜したいから、急いでリバーシ以外を、30セット送って欲しいって」
「早急に地精達と相談いたします」
「もうすぐ操業でしょ?」
「左様です。建屋はもう出来上がり内装にとりかかっているようですね」
「それが終わってからできるかな?」
「今から聞いてまいります」
「僕も行くよ」
馬車に乗って地精の工場へ行く。行くと巨大建造物ができていた。
「大きいね。僕が見た時にはこんなに大きくなかったよ」
「そうですね。急に大きくなった印象がいたします。
ぼーっと見ていると何人かの地精が気づき近づいてきた。
「統領!中へどうぞ」
「案内いたします」
「どうぞこちらへ」
中に入ると巨大な工場ができていた。鍛冶場、錬金場、魔法技師場、木工場、細工場、ガラス加工場、陶工場などに分かれているのが看板でわかった。
「一個一個の場所が広いね」
「統領、ここは一般の製作場です」
「一般じゃないのもあるんだね」
「はい。地下が重要施設になっております。秘密工場、設計室、実験開発室、未来開発室、酒造場などを用意しております」
「あー。そういうのいるよね」
「はい。地精の技術の粋を集めた施設となっております」
なるほどね。またやりすぎてないと良いけどなあ。
「統領!ようこそ!」
「お待ちしてました」
「どうだい?気に入ったかい?」
ヂョウギ、ブルッグ、ボリビエが来た。
「うん。気に入ったよ」
「ちょうど内装が終わる日にいらっしゃるとは。流石です」
「あとはやる事は一つです」
「統領にやってもらいたい」
「何をすれば良いのかな?」
「ここの名前を付けて下さい」
「うーん。あまり得意ではないけど、どわーふ、うーん…ドワーヴンベースなんかどうだろう?」
「なるほどドワーフの基地という意味ですな」
「基礎って意味もあるぞ」
「ここを根拠地としてあたしらは進化するって考えると良いね」
「僕は基本でも、良いと思う」
「地精の基本、ですか?」
「ここで一流の仕事をして、それが基本となれば地精はさらに進化するでしょ?」
「胸踊りますな」
「そうなりたいな」
「あたしもその礎になりたいねえ」
「気に入りました。ドワーヴンベース」
「いいねえ」
「あたしも気に入った」
「じゃあ、それで。ストーク」
「はい。早速の仕事です。受けられますか?」
「ああ。受けさせてくれ」
「リバーシ以外の遊び道具、30セット、最高級品で急ぎです。よろしいでしょうか?」
「わかった。材料は仕入れている。最短で5日間。届け先は?」
「王城です」
「そうか。統領、この仕事は誰発注でしょうか?」
「王様だよ」
「最初の仕事が王様の仕事とは。地精冥利に尽きるわ」
「そうだなあ」
「あたい達の腕がなるね」
「配送はどうするんだ?」
「はい。スサン商会に頼もうと思っております」
「それでも良いが今回は献上だ。全部うちの仕事にしたい」
「どういうこと?」
「馬車を仕立てる。ドワーフの勇士達を集めて王城に堂々と持っていきたい」
「なるほど。リョウ様、どういたしましょうか」
「いいよ。ヂョウギの思うままにやれば良い」
「ありがとうございます」
「必要な資金は…」
「いや、まだ資金は余っているから大丈夫だ」
「明日から操業するから統領、是非来てくれ」
「アタシたちの清めの儀式には来てもらいたいのさ」
「わかった。学校休む」
「すまねえな」
「看板ができてる。見てくかい?」
「うん」
連れてかれて看板を見せられた。
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「えー。僕の名前?」
「それ以外に何も出なかったです。全員賛成の名前です」
「そうさ。商業ギルドもこの名前で良いって言ってる」
「よろしくね、商会長さん」
「届出は済ましたの?」
「済ましました」
「そうかぁ。まあ、それで頼むよ」
仕方ないよね。地精のやる事なんだもの。これぐらいで済んで良かったよ。
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