【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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ルステイン狂想曲。

王城での発表会。

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 翌朝身支度を整えた僕はドワーヴンラゲージを連れて王城に行った。

「リョウ様、今日はそのまま会議室に直行となります。おそらく王様や他の大臣がいらっしゃると思います。その中で発表すると思いますが大丈夫ですかね?」
「大分舌足らずが治ったから良いと思う」
「そうですか。私はただ見ているだけとなりますのでよろしくお願いします」
「うん。ヂョウギもいるから大丈夫だよ」
「そうですね。そう思う事に致します」
「大丈夫、やり過ぎないと思うよ」
「はい」

 王城に着いて正面玄関の所でドワーヴンラゲージとナビとアレクとボルクと別れる。僕、ストーク、ミザーリ、ヂョウギで中に入る。

「リョウエスト様、お久しぶりです」

 見知った侍従が出迎えてくれた。

「うん。久しぶりー」
「今日は会議、頑張ってください」
「うん」  
「ではご案内致します」

 王城の中を歩き、会議室と書かれた入り口の前で止まる。

「お付きの方はここまでです。ではリョウエスト様、ヂョウギ前地精ドワーフ伯様お願いします」
「うん」
「わかった」

 ノックしてドアを開けると王様以下大臣の皆さんが揃っていた。中に入り跪く。

「よい、立って椅子に座れ」

 王様に言われ椅子に座る。

「よく来たな。今日の新技術の発表、楽しみにしていた」
「はい」
「お前の手下が300人の地精ドワーフだと聞いて驚いたが、逆に安心した。お前の発想が活かされるようになるとな。では我らにその新技術を見せてくれ」
「はい。じゃあ始めます。まずはこのコリント王国で、海難事故が多いのが調べてわかった。それで対策として、このようなものを考えた」

 『収納』からライフジャケットを出す。

「これは『ライフジャケット』です。中にコルクの端材が入っていて、浮きます。海に投げ出されても生きてる可能性が、多くなります」
「おお、それは良いな」
「軍務を司る者としてこれは買うべきだと申しあげます」
「さらに材料が現在、ワインで使って余っている端材なので、コストはドワーフ自治領から、ルステインまでの輸送費と布代が原価になります」
「無駄がなってた物を、有効に使える訳だな」
「それで海難事故を防げるなら是非導入すべしでしょう」
「海軍で採用するべきだと私は思います」
「しかし、着用を義務付けるのは少し大変ではございませんか?」
「それは周知徹底させます。王様、こちらを採用していただくようお願いいたします」
「うむ。リョウエスト、まずこれは採用しよう。お前の所で作れるな」
「はい。ただし輸送と販売能力がないので、スサン商会経由となる」
「それは構わない。軍務よ」
「はい」
「前に欲しがっていた『エストサーモス』と共に現実的な数で発注するように」
「かしこまりました」
「1000は認められんぞ」
「はい。わかりました」

 次に布を取り出す。

「次は『エストウォータープルーフ』です。前の防水機能があるものといえば魔獣の革だけ。金額がかなりかかってしまって、いたと思う。今回、僕らが開発したのは布に、魔獣から採れた液体を塗る事によって防水機能をつけたものになる」
「それはすごい」
「信じられんが商業登録したんだな?」
「はい。きちんと実験をして、登録した」
「どう使えるんだ?」
「はい、マントやポンチョ、テント、鞄など色々使える」
「色々使えるんだな。値段は?」
「はい、半分以下の値段」
「なんだと!?」
「それはすごい!」
「そして、革と違って布なので、加工も容易で扱いやすい」
「これは陸軍、海軍で採用したいです」
「一般の小売でも売れそうだな」
「軍務、これらを採用するメリットは?」
「はい。従来の雨具や天幕は持ち運びが大変でした。輸送部隊が運んでいましたが荷物としても嵩張っていた為、あえて持っていかないという愚策に出るものもいたのです。今回の布は折りたたんで兵士の鞄に入れることができます。そして兵士の鞄も防水となれば非常食のロスが減ります。天幕を張る人数も減る可能性があります。つまり良い事ずくめです」
「なるほど。国としても採用するべきなのだな?」
「はい」
「よし、採用しよう。これもリョウエストの所で製作を頼む。軍務は必要な布の数を出すように」
「かしこまりました」
「ありがとうございます」

 次は文字セットを出す。

「今回最後になる。この文字セットです。有史以来、人間は物を書く時ペンで本を書いていた。人によって読みやすいもの、読みにくいものがあったり、写し間違えや、書き損じがしょっちゅうあった。僕はそんな本を見て、この方法を思いついた」
「ただの文字を彫った物にしかみえないが」
「今はそう見える。これを並べてみます。どう見えます?」
「へんな文字だが単語になったぞ」 
「これにインクをつけて紙に押してみます」
「単語が紙に写ってるぞ」
「単語を組み合わせてみて、もう一度インクをつけて、紙に押してみる」
「文章が紙に写って…ってこれで本がつくれるのか!?」
「そういう事か」
「そんな素晴らしい技術が」
「そうか。目から鱗だった」


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