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碧の翼②
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「おやおや、これはどうしたことだい?」
医局に到着するなり、今日の担当医、通称“おじいちゃん先生”が、ゆったりとした動作で三人に視線を向けた。
「お願いします。この子を助けてもらえませんか?」
リューネは、掌に包んだ小鳥をそっと差し出した。
「この子は何処で見つけたんだい? 随分と弱っているね、どれ」
おじいちゃん先生は、包まれたハンカチごと小鳥を受け取り丹念に診察を始める。”ふ~む、うむ”と何回か呟いた後、小鳥のくちばしを指先でチョンチョンとつついた。”好き嫌いはいかんぞ?”などと言いながら、何度も同じ動作を繰り返す。
「じいさん、一体何を…」
アルが痺れを切らして尋ねると、おじいちゃん先生は手招きをした。
「アルステルス殿、この子は魔鳥だね。いや、わしも長いこと生きとるが、こうして見るのは初めてじゃ。多分栄養失調だのう…」
「魔鳥? 栄養失調?」
アルは聞き慣れない言葉に首を傾げた。
「試しにお前さんの魔力をこやつに分け与えてみるがよい。ほれ、何をぼーっとしておるんじゃ」
アルは言われるがままに、くちばしをおじいちゃん先生がやっていたようにチョンチョンとつついた。すると──
「うわっ。なんだこれ。魔力が吸われていく!」
「え、なになに? 俺もやってみたい!」
すかさずテスが割り込んで同じようにつつくと、小鳥はくちばしをパクパクと動かした。
「生意気な魔鳥だのう…王族の魔力を好んで食べるとはのう…」
おじいちゃん先生は楽しげに目を細めた。
「おじいちゃん先生…魔鳥は魔力しか食べないんですか? 今朝…この子、バードフィーダーで果物を食べていたと思っていたのに…」
リューネは不安げに尋ねる。
「主食は魔力じゃが、普通の餌も食べないことは無い。恐らく水分補給程度になるだろうがなぁ…リューネ殿、この魔鳥はしばらく碌に動けないだろうから、おまえんさんのところでしばらく面倒見てやると良いじゃろうな。良い餌場もあることだし」
アルをちらりと見遣ると、フォッフォッフォッと笑った。
「え…と…それじゃ、この子は魔力さえ食べることができれば元気になりますか?」
不安そうなリューネに、おじいちゃん先生は微笑みながらリューネの頭をポンポンと撫でた。
「魔鳥はとても貴重な鳥じゃから、手厚く看病してやりなさい。恐らく、美味い魔力を食べればすぐに元気になるだろうて」
リューネはおじいちゃん先生から小鳥を受け取ると、胸元へ引き寄せ、「よかったね」と小さく囁いた。
* * *
リューネはその朝、いつもよりずっと早く目を覚ました。
昨晩、自宅へ連れ帰った小鳥が気になって仕方がなかったのだ。
まだ薄明るい寝室の中でそっとベッドを抜け出すと、窓辺に置いた小箱へと近づく。中には、ふわふわの布をたっぷりと詰め込んで作った簡易的なベッドがあり、その中央で、小さな小鳥が羽を丸めて穏やかに眠っていた。
「良かった…眠ってる」
リューネは小さく安堵の息を吐き、そっと指の腹で小鳥の頭を撫でる。指先に伝わる感触は軽く、かすかに温かい。
「ふふっ、可愛い…碧くて、綺麗な翼だね。僕にも魔力があったら、いくらでもご飯をあげられるのに…」
小さく呟いた言葉は、自分に対するもどかしさと、小鳥への優しさが混じりあっていた。
アルが目覚めるまでには、まだしばらく時間がある。リューネは静かに立ち上がり、朝一番の習慣であるバードフィーダーの準備に取りかかった。
「君の朝ごはんは、アルが起きるまで待ってね?」
小鳥の頭を優しく撫でながらそう囁くと、リューネは果物が入ったお皿を手に外へ出ていく。庭の一角にあるバードフィーダーに果物を並べ、数羽の鳥が枝に姿を見せるのを確認する。その光景にふと笑みを浮かべながら、リューネが家に戻ろうとした、その時だった――
「リューネ殿、おはよう」
背後から豪快な声が響いた。
「え?えええっ?!サーシア様!?」
突然の来訪者に驚きのあまり声が裏返り、慌てて振り返る。見ると、王家の長兄、サーシアが大きな欠伸をしながら、こちらへ歩いてくるところだった。
「テスから昨夜、魔鳥の話を聞いてな。どうしても見たくなって朝イチで押しかけてしまった。悪いな、前触れもなくて」
「魔鳥……」
ぽかんとするリューネに構わず、サーシアは豪快に笑いながらリューネの頭をくしゃりと撫でた。
「まさかこの目で見られる日が来るとは思ってなかったものでなぁ。って…うわ、すげぇ結界張ってやがる。アルの奴、ずいぶんとお前に惚れ込んでるらしいな?」
そう言って勝手知ったる様子で、堂々と家の中へ入っていってしまう。
「え、あ、サーシア様!」
慌てたリューネは後を追い、ベッドルームへ駆け込んだ。
「アル!サーシア様が来てる!僕一人じゃ不安だから、早く起きて!ね、お願い!」
* * *
「こんな朝っぱら来るな…」
リビングのテーブルについたアルは、あからさまに不機嫌な顔でエスプレッソを口に運んでいた。隣には肩をすぼめてちょこんと座るリューネが、二人の顔を交互に見合わせてはオロオロと様子を伺っている。
「今日は隣国の領地外で魔物討伐が入ってるからな。今しか時間がなかったんだ。で、魔鳥はどこだ?」
「えっと、まだ眠っているみたいで…」
リューネは思い出したように席を立ち、窓辺の日当たりの良い場所に置いていた小箱を抱えて戻ってきた。箱の中、小鳥はすやすやと穏やかな寝息を立てていた。
「…思ったより小さいな。もっとデカいのかと…」
サーシアは興味深そうに魔鳥を覗き込み、そっと撫でた。その手つきは、魔物と剣を交えるあの激しい彼からは想像もできないほどに優しい。
「サーシア、魔鳥ごときでリューネを煩わせるな」
アルは不機嫌そうにエスプレッソを飲み干し、ポットから新しく注ぎ足す。
「“ごとき”とはなんだ、ごときとは。魔鳥は、代々の王の肖像画にも描かれてる繁栄の象徴だぞ?それを――」
「ただの迷信だろう。コイツが何か出来るってわけじゃない」
「えっと、サーシア様?この子、魔力を食べるらしいんです。だから…試しにご飯をあげてみては?」
場の空気を和ませようと、リューネはそっと提案した。
「お、昨夜テスからその話は聞いたぞ。かなり腹を空かせてたらしいな。どれ……」
サーシアは小鳥の嘴に人差し指をちょんちょんと当ててみた。だが――
魔鳥はぴくりとも動かず、ただ可愛らしく眠っていた。
「ま…まだ眠いみたいですね…」
リューネが苦笑する横で、アルが無言で自分の指を魔鳥の嘴へ近づけた。すると――
ぱちっ、と魔鳥の目が勢いよく開き、夢中になって嘴をパクパクと動かし始めた。
「ぷっ…くくく。おいおい、コイツ本当に選り好みするんだな。サーシアより俺の魔力の方が好みらしいぞ?」
勝ち誇ったように笑いながら、アルは魔鳥に向かって”えらいぞ”と小声で囁く。
サーシアはしょんぼりと肩を落とし、その様子を眺めていた。
「…俺、次代の王なんだけどなぁ………。今日はあまり時間が無いのでお暇するが、また、様子見に来る…」
一度魔鳥の頭をスルリと撫でた後、サーシアは肩を落としたまま転移魔法陣を発動させて姿を消した。
その背中を見送ったあと、リューネは魔鳥の頭をそっと撫でる。
「サーシア様、すっごくがっかりしてたね。ね、魔鳥ちゃん、あまり落ち込ませちゃダメだよ?」
そう囁きながら、“可愛いなぁ、よちよち”と微笑み、リューネは満足げに魔鳥の頭を撫で続けていた。
医局に到着するなり、今日の担当医、通称“おじいちゃん先生”が、ゆったりとした動作で三人に視線を向けた。
「お願いします。この子を助けてもらえませんか?」
リューネは、掌に包んだ小鳥をそっと差し出した。
「この子は何処で見つけたんだい? 随分と弱っているね、どれ」
おじいちゃん先生は、包まれたハンカチごと小鳥を受け取り丹念に診察を始める。”ふ~む、うむ”と何回か呟いた後、小鳥のくちばしを指先でチョンチョンとつついた。”好き嫌いはいかんぞ?”などと言いながら、何度も同じ動作を繰り返す。
「じいさん、一体何を…」
アルが痺れを切らして尋ねると、おじいちゃん先生は手招きをした。
「アルステルス殿、この子は魔鳥だね。いや、わしも長いこと生きとるが、こうして見るのは初めてじゃ。多分栄養失調だのう…」
「魔鳥? 栄養失調?」
アルは聞き慣れない言葉に首を傾げた。
「試しにお前さんの魔力をこやつに分け与えてみるがよい。ほれ、何をぼーっとしておるんじゃ」
アルは言われるがままに、くちばしをおじいちゃん先生がやっていたようにチョンチョンとつついた。すると──
「うわっ。なんだこれ。魔力が吸われていく!」
「え、なになに? 俺もやってみたい!」
すかさずテスが割り込んで同じようにつつくと、小鳥はくちばしをパクパクと動かした。
「生意気な魔鳥だのう…王族の魔力を好んで食べるとはのう…」
おじいちゃん先生は楽しげに目を細めた。
「おじいちゃん先生…魔鳥は魔力しか食べないんですか? 今朝…この子、バードフィーダーで果物を食べていたと思っていたのに…」
リューネは不安げに尋ねる。
「主食は魔力じゃが、普通の餌も食べないことは無い。恐らく水分補給程度になるだろうがなぁ…リューネ殿、この魔鳥はしばらく碌に動けないだろうから、おまえんさんのところでしばらく面倒見てやると良いじゃろうな。良い餌場もあることだし」
アルをちらりと見遣ると、フォッフォッフォッと笑った。
「え…と…それじゃ、この子は魔力さえ食べることができれば元気になりますか?」
不安そうなリューネに、おじいちゃん先生は微笑みながらリューネの頭をポンポンと撫でた。
「魔鳥はとても貴重な鳥じゃから、手厚く看病してやりなさい。恐らく、美味い魔力を食べればすぐに元気になるだろうて」
リューネはおじいちゃん先生から小鳥を受け取ると、胸元へ引き寄せ、「よかったね」と小さく囁いた。
* * *
リューネはその朝、いつもよりずっと早く目を覚ました。
昨晩、自宅へ連れ帰った小鳥が気になって仕方がなかったのだ。
まだ薄明るい寝室の中でそっとベッドを抜け出すと、窓辺に置いた小箱へと近づく。中には、ふわふわの布をたっぷりと詰め込んで作った簡易的なベッドがあり、その中央で、小さな小鳥が羽を丸めて穏やかに眠っていた。
「良かった…眠ってる」
リューネは小さく安堵の息を吐き、そっと指の腹で小鳥の頭を撫でる。指先に伝わる感触は軽く、かすかに温かい。
「ふふっ、可愛い…碧くて、綺麗な翼だね。僕にも魔力があったら、いくらでもご飯をあげられるのに…」
小さく呟いた言葉は、自分に対するもどかしさと、小鳥への優しさが混じりあっていた。
アルが目覚めるまでには、まだしばらく時間がある。リューネは静かに立ち上がり、朝一番の習慣であるバードフィーダーの準備に取りかかった。
「君の朝ごはんは、アルが起きるまで待ってね?」
小鳥の頭を優しく撫でながらそう囁くと、リューネは果物が入ったお皿を手に外へ出ていく。庭の一角にあるバードフィーダーに果物を並べ、数羽の鳥が枝に姿を見せるのを確認する。その光景にふと笑みを浮かべながら、リューネが家に戻ろうとした、その時だった――
「リューネ殿、おはよう」
背後から豪快な声が響いた。
「え?えええっ?!サーシア様!?」
突然の来訪者に驚きのあまり声が裏返り、慌てて振り返る。見ると、王家の長兄、サーシアが大きな欠伸をしながら、こちらへ歩いてくるところだった。
「テスから昨夜、魔鳥の話を聞いてな。どうしても見たくなって朝イチで押しかけてしまった。悪いな、前触れもなくて」
「魔鳥……」
ぽかんとするリューネに構わず、サーシアは豪快に笑いながらリューネの頭をくしゃりと撫でた。
「まさかこの目で見られる日が来るとは思ってなかったものでなぁ。って…うわ、すげぇ結界張ってやがる。アルの奴、ずいぶんとお前に惚れ込んでるらしいな?」
そう言って勝手知ったる様子で、堂々と家の中へ入っていってしまう。
「え、あ、サーシア様!」
慌てたリューネは後を追い、ベッドルームへ駆け込んだ。
「アル!サーシア様が来てる!僕一人じゃ不安だから、早く起きて!ね、お願い!」
* * *
「こんな朝っぱら来るな…」
リビングのテーブルについたアルは、あからさまに不機嫌な顔でエスプレッソを口に運んでいた。隣には肩をすぼめてちょこんと座るリューネが、二人の顔を交互に見合わせてはオロオロと様子を伺っている。
「今日は隣国の領地外で魔物討伐が入ってるからな。今しか時間がなかったんだ。で、魔鳥はどこだ?」
「えっと、まだ眠っているみたいで…」
リューネは思い出したように席を立ち、窓辺の日当たりの良い場所に置いていた小箱を抱えて戻ってきた。箱の中、小鳥はすやすやと穏やかな寝息を立てていた。
「…思ったより小さいな。もっとデカいのかと…」
サーシアは興味深そうに魔鳥を覗き込み、そっと撫でた。その手つきは、魔物と剣を交えるあの激しい彼からは想像もできないほどに優しい。
「サーシア、魔鳥ごときでリューネを煩わせるな」
アルは不機嫌そうにエスプレッソを飲み干し、ポットから新しく注ぎ足す。
「“ごとき”とはなんだ、ごときとは。魔鳥は、代々の王の肖像画にも描かれてる繁栄の象徴だぞ?それを――」
「ただの迷信だろう。コイツが何か出来るってわけじゃない」
「えっと、サーシア様?この子、魔力を食べるらしいんです。だから…試しにご飯をあげてみては?」
場の空気を和ませようと、リューネはそっと提案した。
「お、昨夜テスからその話は聞いたぞ。かなり腹を空かせてたらしいな。どれ……」
サーシアは小鳥の嘴に人差し指をちょんちょんと当ててみた。だが――
魔鳥はぴくりとも動かず、ただ可愛らしく眠っていた。
「ま…まだ眠いみたいですね…」
リューネが苦笑する横で、アルが無言で自分の指を魔鳥の嘴へ近づけた。すると――
ぱちっ、と魔鳥の目が勢いよく開き、夢中になって嘴をパクパクと動かし始めた。
「ぷっ…くくく。おいおい、コイツ本当に選り好みするんだな。サーシアより俺の魔力の方が好みらしいぞ?」
勝ち誇ったように笑いながら、アルは魔鳥に向かって”えらいぞ”と小声で囁く。
サーシアはしょんぼりと肩を落とし、その様子を眺めていた。
「…俺、次代の王なんだけどなぁ………。今日はあまり時間が無いのでお暇するが、また、様子見に来る…」
一度魔鳥の頭をスルリと撫でた後、サーシアは肩を落としたまま転移魔法陣を発動させて姿を消した。
その背中を見送ったあと、リューネは魔鳥の頭をそっと撫でる。
「サーシア様、すっごくがっかりしてたね。ね、魔鳥ちゃん、あまり落ち込ませちゃダメだよ?」
そう囁きながら、“可愛いなぁ、よちよち”と微笑み、リューネは満足げに魔鳥の頭を撫で続けていた。
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