大好きな貴方への手紙

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事実

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私は未だに彼、エルヴィス様が好きだ。

最後のパーティーでエルヴィス様の知人の方々が私を誰かにとられてしまうぞ?的な話を振っていた

彼は『誰が取ると?』とあざ笑うように発言していた

そうか、そこまで嫌われいたのか

いつも冷たく話を振っても「そうか」しか余りお話にならない

昔はとても仲良くしていたはずなのに

幼馴染として侯爵邸には入れてもらえているし、追い返されたりもしていないのを良いことに毎日足を運んでいた

彼が嫌っていても私は好きだから・・・自分勝手に行動して彼を苦しめていた

パーティーで彼の発言を聞いて頭が真っ白になった
「体調が悪いので先に帰ります」と伝えると彼の知人達はコソコソと彼に何かを言っている

迷惑な女だといわれているのかも知れない

フラフラと歩きロビーまでくる間エルヴィス様が何かを言いながら付いて来ていたが私の耳には何も聞こえて居なかった
早くこの場を去りたい・・・消えてしまいたい

そればかり考えて居た

帰宅後、いろいろ考えた

両親や侍女は私にとても良くしてくれている

彼の事を話せば怒るだろう、だが悪いのは私で彼では無い

私が自分勝手に行動して嫌われているのに、わかっているのに付きまとい挙句に拒絶までされてしまった

もう潮時なのだろう

あのパーティー後も彼の元へ足を運んだが、笑顔を作るのが限界になっていた

彼の「そうか」といわれる度に「消えろ」と言われている気がしてしまう

被害妄想だとも分かっている

前は「そうか」と言われても、優しい眼差しや口調が優しい時があり勘違いしていた
彼は照れているだけなのだと・・・。

愚かな若輩者でしかない

この消える事も浅はかな行動なのだろうが最後の足掻きで部屋に数日閉じこもってみた・・・

彼から何か言ってきてくれたならば!と淡い・・・淡い期待を胸に

砕け散るだけだった。

手紙を書いた

謝罪しか書いてはいけないと分かっているのに彼への気持ちを書いてしまった。

私が消えて少しは気にしてもらいたかった

あれほど嫌われていて思い上がるなと自分を叱咤する

街へ出てもおかしくないように男装をして屋敷を出る

お父様、お母様ごめんなさい

必ず落ち着いたらお手紙書きますね

隣の国へ行こうと思っている

私でもいいと言ってくれている隣国の公爵が囲ってくれると約束を取り付けた

私に思い人がいても良いと言ってくれている

結局私は自分勝手なのだろう

一日は歩き続ける必要があるが公爵が私の為に待っていてくれる

エルヴィス様を好きなまま他の人へ嫁ぐのは貴族として致し方ない

ただ、彼に私を見せてはいけない!彼は私を嫌いだから

なので落ち着いたら両親にだけ知らせよう

公爵は表舞台に立つ必要はないと言ってくれている

甘えよう、いつか公爵を心の支えになるように
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