貴方と何故こうなった

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手紙

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別荘へ引きこもり数日がだった。

お祖父様は私の居場所を嗅ぎ回っている兄さまに居場所の心当たりが無いか聞かれ、逆に何があって私が消えたのか!と怒鳴り散らしたらしい。
怯えて説明したらしいが追い返され宛もなく探していると笑って報告を受けました。

お祖父様にも母様にも居場所が特定されるといけないからと会えてはいませんが、執事の方がたまにお使いと呈して、報告に来てくれます。

私は穏やかに別荘にて日常をおくっていますが、たまに、あの日を想いだし悶え奇声をあげてしまう時があり、次に会う事になったら平静でいられるか心配です。

逢えない、観れないが長くなるに伴い、私の心がジークフリート様への深みにはまっている気がします。

そんなある日、母様から私宛の手紙が届いたとこっそり執事へ頼まれて渡して頂きました。

手紙の宛名を見て固まってしまいました。

『私宛にジークフリート様から!』

綺麗な文字で名前が綴られていて

『家宝だわ!一生大切にしなくては!』

内容は、今は都から離れ任務についている事や、あの日ぶつかりケガなど本当に無いかと心配されている事、兄さまの妹だからと手紙を書いていただいた等々かかれ、一度任務から帰還後お話をしたいと書かれてます。
帰還されたら兄さまを通して約束を取り付けて良いかとの確認で、良いなら兄さまに話をしておいてほしいと書かれてます。

・・・これ、兄さま勝手に断りそう
そもそも兄さまに任務帰還前に私逢えるかしら

でも、聞かれて無いのに勝手に断りなどしないわよね?・・・やりますわね。

母様に相談し騎士団へ直接連絡を入れれないかと聞いてみたら、お祖父様から話をつけて頂ける事となった。

帰還後っていつになるのかしら?

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