貴方と何故こうなった

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side ジーク

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別荘から先にサナを送り出した

可愛いくずっと手を降る彼女を見ていたらローランドがニヤケた顔でこちらを見てくる

「お似合いだと思っていたんだ。」

「良く言うよ、お前にはやらんって言っておきながら」

「あんな可愛らしい顔を見せてる事への嫉妬だよ、悪かった。」

「何でも良い、もう離しはしないから」

「あぁ、幸せにして上げて欲しい。さぁ、今の状況と対策について話しておく必要があるんだ」

「ん?企てたの奴等を捕獲したのではなかったのか?」

「いや、それが奴等1枚岩じゃ無かった。」

「と、言うと?」

「皇太子を暗躍派と信念派と言うか、何やらややこしいのだが、内輪で裏切りや意味合いの違う動きをする仲間みたいな奴もいるらしい」

「捕まって無いようだな」

「あぁ、顔が見えて来ないんだ」

「詳しくまとめて話せ、部屋に戻ろう」



***



ドンドンドン!ドンドンドン!
「「「隊長!いらっしゃいますか!隊長!」」」
ドンドンドン!ドンドンドン!

けたたましいドアを打つ音と聞こえるはずのない数時間前に送り出した部下の声に嫌な気配を感じた

「なんだ騒がしい、お前は護衛に当たって「サライエナ嬢が連れ去られました!」」

「「何?!」」

「何処で!お前らが付いていながら何故!」

「ここから峠を2つ超えた林道にて囲まれました。質はたいした相手ではなかったのです、数で追い込まれ気が付いたときには馬車には誰も居ませんでした。
お嬢様が自ら身を隠すため脱出したのかと探しましたが・・・隊員一同不可能だと意見が一致しました。それほどの数でした。幸いたいしたケガをしたものは居ません。」

「確実にサナ狙いだったと言う事か」

「はい、引き際が素早かったので我等は唖然とした程です。」

「ま、まて、サナちゃんが今日ここから帰還するのは誰も予見できないぞ!第1俺でさえやっと探し当てて来たのに!」

「見張られていたなら?」

「俺が?それとも、エルトン家がか?」

「エルトン家の方だろうな、今回第1騎士団を使用して計画を狂わさせられたと逆恨みされていたら?」

「クッ!」

「お前の家で唯一弱く狙いやすい存在、そして弱味となりうる人物は」

「母上かサライエナだけになる」

「屋敷の外は狙いやすい」

「俺が・・・」

「王都へは走らせているか?」

「はい、他のもの達は三手にわかれました、一つ第1騎士団副隊長達の元へ、一つエルトン家へ伝達へ、一つこの別荘の持ち主グレイス公爵家へ」

「なっ、お祖父様の元へだと」

「驚くな、皇太子襲撃についても前もって情報を流してもらっていた、知恵を借りに走るのは当然だ」

「お前はお祖父様の怖さを知らないからな、こちら側の人なら心強いが敵になれば恐ろしい人だ」

「先ずはエルトン家へ急ごう」

馬車にはローランドと部下を乗せ自分は馬で先に駆け出した。

『もし、逆恨みなら命の保証が無い』

焦る気持ちを落ち着かせるため馬を無我夢中で走らせた。

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