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第二話
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そいつはいつも唐突にやってくる。
インターフォン。時刻はすでに午後九時を過ぎている。良識のある者ならまず訪問などしない時間帯。だがドアの向こうにいるそいつには常識なんて欠片もなくて、だからこちらがドアを開けるのを待つ、という当たり前のことをしなかった。
「おーっす。いるかー志乃?」
聞き慣れたその声に、柊志乃はリビングから顔だけ出して反応を見せる。立ち上がって迎え入れるのも面倒くさかったから、寝そべったままだ。
玄関口にいたのは、白髪に赤いジャケットを着たチンピラ――もとい友人の久世狩摩である。
彼は志乃を見るなりくつくつと笑いながら、靴を脱いで彼女のいるリビングへ。コンビニ袋から酒やつまみを取り出して床にずらりと並べる。
「飲るか?」
首を横に振ってお断りする。狩摩は缶ビールの蓋を開けて一口。
酒を飲みにきたのか、この男は。それなら自分の家ですればいいだろうに。と、そう思う志乃ではあるが、それを言ったところで意味がないということもわかっているため、ため息で済ます。
それに彼のこうした行動は昨日今日に始まったことではない。昔から彼はこうだった。自分のやりたいことをやる。こちらのことなどお構いなし。ああ、改めて見ると本当に酷いなこいつ。
志乃の自宅はマンションの一室である。広さは1LDK。私室にはベッドくらいしか置いておらず、リビングにも電話とテレビ以外いない。隣接しているキッチンには冷蔵庫と電子レンジのみ。何とも殺風景な部屋だが、必要のないものを置く意味もないだろう。
「志乃」
呼ばれ、首だけ動かして狩摩の方を見る。すると、彼は口に煙草を咥えていた。火は点けておらず、口を動かして煙草を上下に動かしている。吸っていいか、ということだろう。
志乃は億劫そうに緩慢に手を伸ばし、窓を開けるようジェスチャー。家主の許可が下り、狩摩は即行動。
開かれた窓から、秋の終わりを報せる冷たい夜風が入ってくる。寒暖に強い志乃はこの程度別に何とも思わないが、彼の方はどうだろう。
寒さなどどこ吹く風、狩摩は心地よさそうに副流煙を撒き散らしながら出来上がっていた。この分ではもう帰れないだろう。元々そのつもりだったように見えるが、まあ別に構わない。初めてではないし。
つまみのスルメを噛みながら、狩摩がテレビを点ける。
チャンネルはニュース番組。別のチャンネルではドラマやバラエティ等の娯楽番組も放送しているはずだが、彼はそんなものには興味がない。かと言って世界情勢や政治家、芸能人のスキャンダルにも関心はない。彼が求めているのは一つ。
と、気づけば狩摩が動かなくなっていた。煙草のことも忘れ、ニュースに釘付け。そのせいで灰が床に落ちそうだ。
志乃は灰皿を煙草の真下に置き、やおらニュースに目を向ける。
報道内容は、桜花市で起きている連続通り魔殺人について。
桜花市というのは、志乃たちが住んでいるこの町のこと。実はここ桜花市では、一〇月に入ってから七件もの通り魔殺人が起こっていた。犯人は不明。被害者に関連性はなく、いずれも夜遅くに外出していたところを襲われている。ゆえに――ああ、この町の住人として事件に関心を持つのは当然のことであり、ニュースに釘付けになるのに不思議はない。
ただ一つ。笑みを浮かべていることを除いて。
「なあ志乃」
「ん?」
「犯人、なに考えてんのかね」
唐突な質問。
そんなことを訊かれても、わかるはずがない。
法を犯す愚か者は総じて自分本位。感情で総てを決めてしまうから理屈が通じない。話が通じないということはつまり、そいつは人ではないということだ。獣と大差ない。何を考えているか、なんてそんなこと、それこそ考えるだけ時間の無駄というものだ。
「さあ。わからないな」
と言うよりは、興味がない。知ったことではないのだ、こんな奴のことなど。
しかし狩摩はそうではないようで。相変わらず笑みを湛えたまま、
「七人だぜ、七人。そんだけの人殺して、やべえって考えねえのかね普通」
「普通じゃないから、七人も殺してるんだろ」
「そりゃそうだ」
かかかっ、とさも愉快気に哄笑しながら酒を飲む狩摩。こんな陰気な話でここまで楽しそうにできるのはこいつくらいだろう。
「ってことは、つまりよ」
狩摩はこちらに目をやり、
「こいつ、人を殺さなきゃ生きてられねえってことだよな」
言葉が通じない獣。志乃は殺人犯のことをそう評した。そして当然、獣ならば獲物を狩るのは当然だろう。何よりも、生きるために。
この犯人の行いはそれに近いと狩摩は言っている。食うためでなくとも、殺さずにはいられないというのなら、そうなのだと。
無論、志乃にとってはどうでもいいの一言で終わる話だ。
殺人鬼が人を殺さずにはいられない、生きていけない。だからどうしたと。勝手にやって、勝手に破滅を迎えればいいだけのこと。
なのだが。
犯人に繋がる手がかりは一切なく、捜査は難航。本来ならば不安と恐怖しかもたらさない報道なのだが、狩摩にとってはその限りではなく。
こうなるともう彼は止まらない。いや、あるいはすでに動いているのかも。今夜ここに来るまで、町を散策していた可能性も十分にある。
危ないからやめろ、と言って聞くような男ではないし、縛り付けてもきっと無駄だろう。馬鹿につける薬はない。
だから――そう。
こちらで事前に処理をしないといけないのだ。
志乃はテレビを消し、おもむろに立ち上がって。
「布団敷く。風呂湧いてるから入ってこい」
そう言うと、狩摩は一瞬考えるような仕草をしたが、すぐにどうでもよくなったのだろう。煙草を灰皿に押し付けて、風呂場へと向かっていった。
とりあえず、今夜のところは眠るとしよう。
カーテンの隙間から差し込んだ朝日が、まどろみの淵にあった意識を引き戻す。
身を起こし、未だ判然としない意識をかぶりを振って呼び起こす。
隣では狩摩が眠っていた。気持ちよさそうにイビキをかいて、涎を垂らして、こちらの気も知らずに。
時計を見ると、時刻は午前七時。
学生ないし社会人ならばもう起きなければならない時間帯だが、一向に狩摩が目覚める気配はない。
それというのも、狩摩は今年の春に高校を卒業してからというもの、進学するでもなく職に就くでもなく、プータロー生活を送っているからだ。
ちなみに志乃も狩摩と同じ年齢なのだが、彼女はきちんと職に就いている。そして金がなくてふらふらしている彼を今回のように世話しているのだ。ああ、一見ヒモ男に付きまとわれている哀れな女のようなのだが――実際その通りなのだが――彼女の中では、違う。説明はできないけれど。
従って、頼まれるまでもなく早起きし、二人分の朝食を作ることにも慣れていた。
作り終えるとそのまま浴場へ。寝間着を脱ぎ、洗濯機の中へ放り込む。洗濯機には昨日の狩摩の衣服が入っていた。着替えは何着かあったはずだから、まあいいか、とそのまま洗う。
浴場に入り、蛇口を捻ってシャワーを浴びる。程よい温度のお湯が身体をほぐしていく。素直に気持ちいい。
しばらくの間、ぼぅ、とシャワーを浴びていると、不意に違和感を覚え何気なく視線を横に――ドアの方へ向けた。
すると、なぜかそのドアはほんの少しだけ開いていて。さらに言えば、その奥に誰かがいて。
「……なにしてるんだ、おまえ」
心底呆れたような口調で、志乃は覗き魔こと狩摩に訊ねた。
「や、なに。お約束は大事だろ?」
何をわけの分からないことを言っているのかこいつは。
朝からため息を吐きながら、志乃はしっしっ、と出歯亀を追い払いドアを閉める。そして何とはなしに鏡に映る自分を見た。
背中まである濡れ羽色の髪に、切れ長の瞳。きめ細やかな白皙の肌。整った体型。およそ美の要素を詰め込んだよう端麗な外見をしているが――しかし、当の本人たる志乃自身はあまりそのことを理解できていなかった。
そんなに見たいものなのかこれ? と首を傾げ、そのまま身を清めていく。
風呂から出ると、狩摩が朝食を平らげ一服していた。人の裸を覗いたことへの罪の意識など皆無。むしろあいさつ代わりのようなものと考えているのかもしれない。事実、覗かれたのは一度や二度ではない。
リビングを素通りし、そのまま自室へ行き身支度を整える。
デニムに白シャツ、その上に黒いコートを羽織り、仕事道具を懐に仕舞い――準備完了。
「じゃ、行ってくる。出かけるなら戸締り頼むぞ」
あいよ、と相槌を打つ狩摩。合鍵を渡しているから出入りは自由なのだが、出て行く際の戸締りというものがどうにも疎かで、大抵鍵をかけ忘れていたりする。
まあ空き巣に入られたからと言って取られて困る物などないのだが、一応常識的にすべきことはしないといけないだろう。
若干の不安を残しつつ、志乃は仕事へ向かった。
インターフォン。時刻はすでに午後九時を過ぎている。良識のある者ならまず訪問などしない時間帯。だがドアの向こうにいるそいつには常識なんて欠片もなくて、だからこちらがドアを開けるのを待つ、という当たり前のことをしなかった。
「おーっす。いるかー志乃?」
聞き慣れたその声に、柊志乃はリビングから顔だけ出して反応を見せる。立ち上がって迎え入れるのも面倒くさかったから、寝そべったままだ。
玄関口にいたのは、白髪に赤いジャケットを着たチンピラ――もとい友人の久世狩摩である。
彼は志乃を見るなりくつくつと笑いながら、靴を脱いで彼女のいるリビングへ。コンビニ袋から酒やつまみを取り出して床にずらりと並べる。
「飲るか?」
首を横に振ってお断りする。狩摩は缶ビールの蓋を開けて一口。
酒を飲みにきたのか、この男は。それなら自分の家ですればいいだろうに。と、そう思う志乃ではあるが、それを言ったところで意味がないということもわかっているため、ため息で済ます。
それに彼のこうした行動は昨日今日に始まったことではない。昔から彼はこうだった。自分のやりたいことをやる。こちらのことなどお構いなし。ああ、改めて見ると本当に酷いなこいつ。
志乃の自宅はマンションの一室である。広さは1LDK。私室にはベッドくらいしか置いておらず、リビングにも電話とテレビ以外いない。隣接しているキッチンには冷蔵庫と電子レンジのみ。何とも殺風景な部屋だが、必要のないものを置く意味もないだろう。
「志乃」
呼ばれ、首だけ動かして狩摩の方を見る。すると、彼は口に煙草を咥えていた。火は点けておらず、口を動かして煙草を上下に動かしている。吸っていいか、ということだろう。
志乃は億劫そうに緩慢に手を伸ばし、窓を開けるようジェスチャー。家主の許可が下り、狩摩は即行動。
開かれた窓から、秋の終わりを報せる冷たい夜風が入ってくる。寒暖に強い志乃はこの程度別に何とも思わないが、彼の方はどうだろう。
寒さなどどこ吹く風、狩摩は心地よさそうに副流煙を撒き散らしながら出来上がっていた。この分ではもう帰れないだろう。元々そのつもりだったように見えるが、まあ別に構わない。初めてではないし。
つまみのスルメを噛みながら、狩摩がテレビを点ける。
チャンネルはニュース番組。別のチャンネルではドラマやバラエティ等の娯楽番組も放送しているはずだが、彼はそんなものには興味がない。かと言って世界情勢や政治家、芸能人のスキャンダルにも関心はない。彼が求めているのは一つ。
と、気づけば狩摩が動かなくなっていた。煙草のことも忘れ、ニュースに釘付け。そのせいで灰が床に落ちそうだ。
志乃は灰皿を煙草の真下に置き、やおらニュースに目を向ける。
報道内容は、桜花市で起きている連続通り魔殺人について。
桜花市というのは、志乃たちが住んでいるこの町のこと。実はここ桜花市では、一〇月に入ってから七件もの通り魔殺人が起こっていた。犯人は不明。被害者に関連性はなく、いずれも夜遅くに外出していたところを襲われている。ゆえに――ああ、この町の住人として事件に関心を持つのは当然のことであり、ニュースに釘付けになるのに不思議はない。
ただ一つ。笑みを浮かべていることを除いて。
「なあ志乃」
「ん?」
「犯人、なに考えてんのかね」
唐突な質問。
そんなことを訊かれても、わかるはずがない。
法を犯す愚か者は総じて自分本位。感情で総てを決めてしまうから理屈が通じない。話が通じないということはつまり、そいつは人ではないということだ。獣と大差ない。何を考えているか、なんてそんなこと、それこそ考えるだけ時間の無駄というものだ。
「さあ。わからないな」
と言うよりは、興味がない。知ったことではないのだ、こんな奴のことなど。
しかし狩摩はそうではないようで。相変わらず笑みを湛えたまま、
「七人だぜ、七人。そんだけの人殺して、やべえって考えねえのかね普通」
「普通じゃないから、七人も殺してるんだろ」
「そりゃそうだ」
かかかっ、とさも愉快気に哄笑しながら酒を飲む狩摩。こんな陰気な話でここまで楽しそうにできるのはこいつくらいだろう。
「ってことは、つまりよ」
狩摩はこちらに目をやり、
「こいつ、人を殺さなきゃ生きてられねえってことだよな」
言葉が通じない獣。志乃は殺人犯のことをそう評した。そして当然、獣ならば獲物を狩るのは当然だろう。何よりも、生きるために。
この犯人の行いはそれに近いと狩摩は言っている。食うためでなくとも、殺さずにはいられないというのなら、そうなのだと。
無論、志乃にとってはどうでもいいの一言で終わる話だ。
殺人鬼が人を殺さずにはいられない、生きていけない。だからどうしたと。勝手にやって、勝手に破滅を迎えればいいだけのこと。
なのだが。
犯人に繋がる手がかりは一切なく、捜査は難航。本来ならば不安と恐怖しかもたらさない報道なのだが、狩摩にとってはその限りではなく。
こうなるともう彼は止まらない。いや、あるいはすでに動いているのかも。今夜ここに来るまで、町を散策していた可能性も十分にある。
危ないからやめろ、と言って聞くような男ではないし、縛り付けてもきっと無駄だろう。馬鹿につける薬はない。
だから――そう。
こちらで事前に処理をしないといけないのだ。
志乃はテレビを消し、おもむろに立ち上がって。
「布団敷く。風呂湧いてるから入ってこい」
そう言うと、狩摩は一瞬考えるような仕草をしたが、すぐにどうでもよくなったのだろう。煙草を灰皿に押し付けて、風呂場へと向かっていった。
とりあえず、今夜のところは眠るとしよう。
カーテンの隙間から差し込んだ朝日が、まどろみの淵にあった意識を引き戻す。
身を起こし、未だ判然としない意識をかぶりを振って呼び起こす。
隣では狩摩が眠っていた。気持ちよさそうにイビキをかいて、涎を垂らして、こちらの気も知らずに。
時計を見ると、時刻は午前七時。
学生ないし社会人ならばもう起きなければならない時間帯だが、一向に狩摩が目覚める気配はない。
それというのも、狩摩は今年の春に高校を卒業してからというもの、進学するでもなく職に就くでもなく、プータロー生活を送っているからだ。
ちなみに志乃も狩摩と同じ年齢なのだが、彼女はきちんと職に就いている。そして金がなくてふらふらしている彼を今回のように世話しているのだ。ああ、一見ヒモ男に付きまとわれている哀れな女のようなのだが――実際その通りなのだが――彼女の中では、違う。説明はできないけれど。
従って、頼まれるまでもなく早起きし、二人分の朝食を作ることにも慣れていた。
作り終えるとそのまま浴場へ。寝間着を脱ぎ、洗濯機の中へ放り込む。洗濯機には昨日の狩摩の衣服が入っていた。着替えは何着かあったはずだから、まあいいか、とそのまま洗う。
浴場に入り、蛇口を捻ってシャワーを浴びる。程よい温度のお湯が身体をほぐしていく。素直に気持ちいい。
しばらくの間、ぼぅ、とシャワーを浴びていると、不意に違和感を覚え何気なく視線を横に――ドアの方へ向けた。
すると、なぜかそのドアはほんの少しだけ開いていて。さらに言えば、その奥に誰かがいて。
「……なにしてるんだ、おまえ」
心底呆れたような口調で、志乃は覗き魔こと狩摩に訊ねた。
「や、なに。お約束は大事だろ?」
何をわけの分からないことを言っているのかこいつは。
朝からため息を吐きながら、志乃はしっしっ、と出歯亀を追い払いドアを閉める。そして何とはなしに鏡に映る自分を見た。
背中まである濡れ羽色の髪に、切れ長の瞳。きめ細やかな白皙の肌。整った体型。およそ美の要素を詰め込んだよう端麗な外見をしているが――しかし、当の本人たる志乃自身はあまりそのことを理解できていなかった。
そんなに見たいものなのかこれ? と首を傾げ、そのまま身を清めていく。
風呂から出ると、狩摩が朝食を平らげ一服していた。人の裸を覗いたことへの罪の意識など皆無。むしろあいさつ代わりのようなものと考えているのかもしれない。事実、覗かれたのは一度や二度ではない。
リビングを素通りし、そのまま自室へ行き身支度を整える。
デニムに白シャツ、その上に黒いコートを羽織り、仕事道具を懐に仕舞い――準備完了。
「じゃ、行ってくる。出かけるなら戸締り頼むぞ」
あいよ、と相槌を打つ狩摩。合鍵を渡しているから出入りは自由なのだが、出て行く際の戸締りというものがどうにも疎かで、大抵鍵をかけ忘れていたりする。
まあ空き巣に入られたからと言って取られて困る物などないのだが、一応常識的にすべきことはしないといけないだろう。
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