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第二章 第1話 社会への第一歩
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加奈さんの乱れた息遣いが僕の耳を刺激した。
完全蕩けた表情ととろんとした瞳が僕を求めていた。
僕は一度達した加奈さんを抱えてベッドに仰向けで寝かせた。そして今、眼下にはそんな妖艶で生まれたままの姿となっている加奈さんが僕を見つめていた。
僕ももう我慢の限界だった。
それに、僕の熱いものが服越しにでもその形が分かるほどに激しく隆起していた。
加奈さんの視線が僕の目から少しだけ逸れてそこに向けられた。そしてほっそりとした手がそこに触れた。
「翔くん……ちょうだい…」
その声で何かが切れた。
僕はズボンを脱ぎ、下着も脱ぐといつの間にかベッド脇にあったそれを着けた。
そしてキスをしてからゆっくりと―
「ぁああぁぁ…っ」
加奈さんの最も熱く敏感になっているところに入れた。途端に甘い声が漏れ出し、中がさらに熱くなっていくとともに急激に狭くなっていった。
そしてなんと加奈さんがまたビクンと大きく腰を浮かせた。
「ご…ごめ……嬉しくて」
より一層溶けた表情になった加奈さん。
まさか入れただけでそうなるなんて思ってもみなかった。でも僕はなんだかそれが嬉しかった。そしてそんな加奈さんをもっと喜ばせたいと思って動いた。
とても熱くねっとりとした愛液が僕のそれを包み、かなりの潤滑ときゅぅっとした刺激を与え続けた。
「加奈さん……」
僕は声を漏らす加奈さんを強く抱きしめては何度も濃厚なキスをした。唇の他にも首筋や鎖骨、そして胸や脇に至るまで全てを愛した。
僕達の体温がさらに上がっていき、それに伴って部屋の温度も上がっていった。ここには間違いなく僕と加奈さんの濃厚な香りが充満し、それがお互いの鼻腔を刺激していた。また、それぞれの瞳に映るお互いの姿もまた煽情的で気持ちを高揚させていった。
加奈さんの首筋から浮かんできた汗を舌で舐め取る。そして動き続けながら唇を重ね、形のいい双丘を愛でる。もちろんその山頂も指で愛し、時には口に含んだりして愛し続けた。
「はぁっ…はぁっ……翔くん…翔くん……」
「加奈さん。僕……」
「うん。いいよ」
全てを受け入れてくれる聖母のような加奈さんを前に僕の理性はとうに限界を迎えていた。
途端に動きを速くする僕を加奈さんが強く抱きしめ、そして腰に脚を絡めてきて完全に僕と密着した。互いの汗と匂い、さらにはキスをするたびに交わされるお互いの愛が僕達を満たして―
「「―…っっ!!」」
ついにその時を迎えた。
僕も加奈さんもさらに強く抱きしめ合い、奥の奥まで僕のを絞ろうときゅぅぅとなっている最奥までこつんと届くと、僕はまた自然と達した。
けたたましい心臓の鼓動がお互いの胸を通して共有されていく。また、乱れた呼吸も合わさっていきまさに一つになった感覚を得た。
だが、
「翔くん……もっと」
加奈さんが上体を起こすと、今度は僕のことを押し倒した。そして自分の中から僕のを抜くと、役目を終えたそれを取り去ってすぐに新しいものを準備した。
僕としてもまだまだなので装着に関して問題なかった。いや、さらに大きさを増しているのか若干それがキツイように感じた。でも無事に着けることが出来たので僕がほっとしていると、上にいる加奈さんの顔は獲物を狙う雌豹のような捕食者の顔をしていた。
それから加奈さんが僕の上半身の服も取り去ったことで、お互いに一糸纏わぬ姿となった。
すると加奈さんは、そのまま僕に跨ったまま準備が完了しているそれを再び自分の中に迎え入れた。途端に恍惚とした顔になり、淫らに腰を動かし始めた。
上下に動くたびに形の整った胸が大きく揺れ、その存在感をより確かなものにしていく。また、下から見ても加奈さんは綺麗で本当にバランスの取れたスタイルをしていた。
僕はそんな加奈さんの腰を持った。
柔らかくもきゅっと引き締まっていて、力を加えたら折れてしまうのではないかと思えるほど華奢だった。
そこから流麗に描いていく臀部や下腹部へのラインも素晴らしく、僕に乗っている尻肉がむんにゃりとしながらも少し上に動いた瞬間には丸い形を維持し、再び乗った時には僕の腰の形に沿うように形を変えた。
「あっ…あっ…」
加奈さんの動きがまた激しくなった。そして僕に覆い被さってキスをしたり、さっき僕がやったように体の至るところにキスをしたりとまるでマーキングをしているように柔らかい体を擦りつけていた。
そこで加奈さんが問いかけてきた。
「ここに付けていい?」
そこは胸の、ちょうど心臓のあたりだった。
「うん。いいよ」
と答えた。
すると加奈さんはそこに少し強めにキスをした。初めての感覚を味わっているとそのキスが終わった。そして顔を離した加奈さんはそこを見て、とても恍惚に満足そうな顔で微笑んだ。
「翔くんは私のだよ」
僕は自らの体に加奈さんの証が刻まれたのだと思うとなんかとても嬉しくなり、同時になんともいえない充足感が心を満たした。
そしてそんな僕の顔を見た加奈さんはまた動き始め、それが徐々に速くなっていった。さらに深く、そして包み込む力も強くなっていく。
ぐっしょりとした泉の音と、加奈さんの体から滲み出しては僕の体に流れていく玉のような汗が僕に触れる度に気持ちが高揚していった。
するとそこでまた締まりが強くなり僕もそろそろ限界に近付いていった。いや、もう限界だった。
「加奈さん、また…っ」
「うん。もう一回」
そこで加奈さんの動きが大きく、そして速くなり、最奥に当たる度に大きな反応を示すようになった。僕もまたその度に届いているという感覚と奥まで届けたいという思いが強くなっていった。そして
「加奈さ―…っっ!」
僕は大きく腰を反り上げ、加奈さんのそこにこれ以上にないくらい密着した。加奈さんもまた僕と同様にびくびくと体を震わせて次の瞬間には僕の体に倒れてきた。
またしても激しい心臓の鼓動が伝わってきた。そのまま僕は加奈さんの顔を上げてキスをした。唇を離した時には僕達の間には粘度の高い架け橋が成り、それは恍惚とした瞳の中に消えた。
「えっ」
僕は起き上がると、加奈さんに膝を付かせて四つん這いにした。そして僕は新しいそれに着け換えた。
「もう一回いい?」
「うん。何回でもいいよ」
僕の目の前には加奈さんの調度いい肉付きと形の良い尻肉があった。そしてその先にはきゅっと引き締まった腰があり、そのくびれがまたそこを掴んで思いきり愛したくなるようなラインをしていた。
背中も白く綺麗だ。後ろから見ても一切の贅肉なんてなく、シャープかつ女性らしい程よい丸みのあるシルエットが僕の情欲を大いに刺激した。
加奈さんが少しだけ振り向いて僕を見た。その顔には僅かに髪がかかり、ねだるような瞳も蕩けていてまさに妖艶そのものだった。
僕は加奈さんの丸い尻肉に触れて腰を持った。折れてしまいそうなそれをしっかりと掴んで
「…ぁぁっ!」
一気に入れた。
もう中は完全に僕の形になっていて、入れた瞬間に吸い付くように包んでくれた。
温かい、いや、熱くてぐっしょりとしたそこは何度愛しても足りないくらいに魅力的で極上の喜びを与えてくれた。
僕はそのまま腰を持って夢中で動いた。その度に加奈さんからは甘美な声が漏れ出し、それが僕の鼻腔を刺激した。また、背中にも汗が滲み出し、そこから香る加奈さんの匂いもまた僕の理性を刺激した。
後ろからだとどうしてこうも支配している感じが強くなるのだろう。そんな加虐的な気持ちも相まってさらに昂っていった。
「翔くん…っ。翔くん……っ!」
顔を向けてきた加奈さんはまるでキスをねだっているような顔をしていた。だからその腕を取り、腰を反らせて無理矢理上体を起こさせると、振り向いた唇にキスをした。その間も腕を掴みながら動き続け、甘い声の代わりにキスの合間に熱い吐息が漏れ出した。
「ぃ……っっ!」
先に加奈さんが達した。そしてそこから続けて僕が動いていると、
「ちょっと待って…! 今イッたばかりだから…っ!」
と苦悶の声が聞こえた。でも僕は動くのをやめなかった。それによりさらに熱い声を出し始めた。その間も僕は加奈さんの腕を掴み続けている。だから仮に逃げようとしても逃げられない状態だ。
加奈さんの自由は僕が支配している。そう感じるとまた何とも淫靡な感情が高まっていき、それは加奈さんの声と苦しそうな様子も相まってさらに昂っていった。そして
「―……っっ!!」
また僕も達した。
一番奥に触れていたのに、なんだかさっきよりも届いている感じがした。それでも僕はもっと奥に届くように腰を密着させ、腕と腰をしっかりと掴んで絶対に離れないようにした。
加奈さんはそれを感じながら本当に幸せそうな顔をしていた。僕はその顔を向かせて唇にキスをするとねっとりと愛した。
加奈さんの中からずるっと抜いたその中の量は最初と大して変わっていなかった。いや、増えているような気さえした。
そこで加奈さんがうつ伏せでベッドに倒れて呼吸を乱していた。でも僕はそんな加奈さんに後ろから被さるようにして抱き付いた。そしていまだに疲れ知らずのそれを加奈さんの尻肉や腰にわざと当てた。
顔だけ振り向いた加奈さんは何も言わなかったけど、その顔はまだ欲しがっていた。だから僕は新しいものに着け替え、その体勢のままぐっと入れた。
「これっ…すご…っ 当たる…っっ」
むんにゃりとした尻肉は、僕がぐっ…ぐっ…と入れる度に形を変え弾力をもって僕の腰を返した。また、奥まで入れるとさっきとは別の場所に当たっているのか伝わってくる触感が違った。
そしてそこに当たると加奈さんが枕に顔を押し付けながらも大きな声で反応した。だから僕はそのまま動き続けて加奈さんを悶えさせ続けた。
僕は覆いかぶさった体勢で動き続けながら後ろからその手を握った。すると加奈さんの指が僕の指を伴って閉じていき、次第にその力が強くなった。
「加奈さん。大好きだよ」
僕は耳元で囁いた。すると加奈さんの中がまたきゅぅぅっと狭くなった気がした。それにより気持ち良さが増し、もう僕の動きは誰にも止められないところまできていた。
ぱちゅん…ぱちゅん…という淫靡な音がひたすらに鳴り続けた。そしてそこに当たる度に加奈さんが悶え続けて何回も達していた。でも僕はそんな加奈さんを見るのが好きになっていたからどんなに蕩けていても、待ってと言われても動き続けた。
そしてまもなくして僕も達した。その時には同時に加奈さんも達したようで声にならない声を出すとともに腰もびくびくと震えていた。
まだ出来る。加奈さんももっとと言ってねだっている。でもそろそろ腰が疲れてきた。
それを察したのか、加奈さんが起き上がって僕を仰向けに倒した。
「休んでて? 次は私がしてあげる」
そう言って役目を終えたそれを取りさった。もちろん一切量が変わっておらず、それを見た加奈さんはとても嬉しそうにしていた。
さっきしたばかりなのに一切へたらない僕のそれを見て、加奈さんは少しだけ何かを考えているような様子を示した。
「翔くん……」
そして加奈さんが静かに、そして妖艶に口を開いた。
完全蕩けた表情ととろんとした瞳が僕を求めていた。
僕は一度達した加奈さんを抱えてベッドに仰向けで寝かせた。そして今、眼下にはそんな妖艶で生まれたままの姿となっている加奈さんが僕を見つめていた。
僕ももう我慢の限界だった。
それに、僕の熱いものが服越しにでもその形が分かるほどに激しく隆起していた。
加奈さんの視線が僕の目から少しだけ逸れてそこに向けられた。そしてほっそりとした手がそこに触れた。
「翔くん……ちょうだい…」
その声で何かが切れた。
僕はズボンを脱ぎ、下着も脱ぐといつの間にかベッド脇にあったそれを着けた。
そしてキスをしてからゆっくりと―
「ぁああぁぁ…っ」
加奈さんの最も熱く敏感になっているところに入れた。途端に甘い声が漏れ出し、中がさらに熱くなっていくとともに急激に狭くなっていった。
そしてなんと加奈さんがまたビクンと大きく腰を浮かせた。
「ご…ごめ……嬉しくて」
より一層溶けた表情になった加奈さん。
まさか入れただけでそうなるなんて思ってもみなかった。でも僕はなんだかそれが嬉しかった。そしてそんな加奈さんをもっと喜ばせたいと思って動いた。
とても熱くねっとりとした愛液が僕のそれを包み、かなりの潤滑ときゅぅっとした刺激を与え続けた。
「加奈さん……」
僕は声を漏らす加奈さんを強く抱きしめては何度も濃厚なキスをした。唇の他にも首筋や鎖骨、そして胸や脇に至るまで全てを愛した。
僕達の体温がさらに上がっていき、それに伴って部屋の温度も上がっていった。ここには間違いなく僕と加奈さんの濃厚な香りが充満し、それがお互いの鼻腔を刺激していた。また、それぞれの瞳に映るお互いの姿もまた煽情的で気持ちを高揚させていった。
加奈さんの首筋から浮かんできた汗を舌で舐め取る。そして動き続けながら唇を重ね、形のいい双丘を愛でる。もちろんその山頂も指で愛し、時には口に含んだりして愛し続けた。
「はぁっ…はぁっ……翔くん…翔くん……」
「加奈さん。僕……」
「うん。いいよ」
全てを受け入れてくれる聖母のような加奈さんを前に僕の理性はとうに限界を迎えていた。
途端に動きを速くする僕を加奈さんが強く抱きしめ、そして腰に脚を絡めてきて完全に僕と密着した。互いの汗と匂い、さらにはキスをするたびに交わされるお互いの愛が僕達を満たして―
「「―…っっ!!」」
ついにその時を迎えた。
僕も加奈さんもさらに強く抱きしめ合い、奥の奥まで僕のを絞ろうときゅぅぅとなっている最奥までこつんと届くと、僕はまた自然と達した。
けたたましい心臓の鼓動がお互いの胸を通して共有されていく。また、乱れた呼吸も合わさっていきまさに一つになった感覚を得た。
だが、
「翔くん……もっと」
加奈さんが上体を起こすと、今度は僕のことを押し倒した。そして自分の中から僕のを抜くと、役目を終えたそれを取り去ってすぐに新しいものを準備した。
僕としてもまだまだなので装着に関して問題なかった。いや、さらに大きさを増しているのか若干それがキツイように感じた。でも無事に着けることが出来たので僕がほっとしていると、上にいる加奈さんの顔は獲物を狙う雌豹のような捕食者の顔をしていた。
それから加奈さんが僕の上半身の服も取り去ったことで、お互いに一糸纏わぬ姿となった。
すると加奈さんは、そのまま僕に跨ったまま準備が完了しているそれを再び自分の中に迎え入れた。途端に恍惚とした顔になり、淫らに腰を動かし始めた。
上下に動くたびに形の整った胸が大きく揺れ、その存在感をより確かなものにしていく。また、下から見ても加奈さんは綺麗で本当にバランスの取れたスタイルをしていた。
僕はそんな加奈さんの腰を持った。
柔らかくもきゅっと引き締まっていて、力を加えたら折れてしまうのではないかと思えるほど華奢だった。
そこから流麗に描いていく臀部や下腹部へのラインも素晴らしく、僕に乗っている尻肉がむんにゃりとしながらも少し上に動いた瞬間には丸い形を維持し、再び乗った時には僕の腰の形に沿うように形を変えた。
「あっ…あっ…」
加奈さんの動きがまた激しくなった。そして僕に覆い被さってキスをしたり、さっき僕がやったように体の至るところにキスをしたりとまるでマーキングをしているように柔らかい体を擦りつけていた。
そこで加奈さんが問いかけてきた。
「ここに付けていい?」
そこは胸の、ちょうど心臓のあたりだった。
「うん。いいよ」
と答えた。
すると加奈さんはそこに少し強めにキスをした。初めての感覚を味わっているとそのキスが終わった。そして顔を離した加奈さんはそこを見て、とても恍惚に満足そうな顔で微笑んだ。
「翔くんは私のだよ」
僕は自らの体に加奈さんの証が刻まれたのだと思うとなんかとても嬉しくなり、同時になんともいえない充足感が心を満たした。
そしてそんな僕の顔を見た加奈さんはまた動き始め、それが徐々に速くなっていった。さらに深く、そして包み込む力も強くなっていく。
ぐっしょりとした泉の音と、加奈さんの体から滲み出しては僕の体に流れていく玉のような汗が僕に触れる度に気持ちが高揚していった。
するとそこでまた締まりが強くなり僕もそろそろ限界に近付いていった。いや、もう限界だった。
「加奈さん、また…っ」
「うん。もう一回」
そこで加奈さんの動きが大きく、そして速くなり、最奥に当たる度に大きな反応を示すようになった。僕もまたその度に届いているという感覚と奥まで届けたいという思いが強くなっていった。そして
「加奈さ―…っっ!」
僕は大きく腰を反り上げ、加奈さんのそこにこれ以上にないくらい密着した。加奈さんもまた僕と同様にびくびくと体を震わせて次の瞬間には僕の体に倒れてきた。
またしても激しい心臓の鼓動が伝わってきた。そのまま僕は加奈さんの顔を上げてキスをした。唇を離した時には僕達の間には粘度の高い架け橋が成り、それは恍惚とした瞳の中に消えた。
「えっ」
僕は起き上がると、加奈さんに膝を付かせて四つん這いにした。そして僕は新しいそれに着け換えた。
「もう一回いい?」
「うん。何回でもいいよ」
僕の目の前には加奈さんの調度いい肉付きと形の良い尻肉があった。そしてその先にはきゅっと引き締まった腰があり、そのくびれがまたそこを掴んで思いきり愛したくなるようなラインをしていた。
背中も白く綺麗だ。後ろから見ても一切の贅肉なんてなく、シャープかつ女性らしい程よい丸みのあるシルエットが僕の情欲を大いに刺激した。
加奈さんが少しだけ振り向いて僕を見た。その顔には僅かに髪がかかり、ねだるような瞳も蕩けていてまさに妖艶そのものだった。
僕は加奈さんの丸い尻肉に触れて腰を持った。折れてしまいそうなそれをしっかりと掴んで
「…ぁぁっ!」
一気に入れた。
もう中は完全に僕の形になっていて、入れた瞬間に吸い付くように包んでくれた。
温かい、いや、熱くてぐっしょりとしたそこは何度愛しても足りないくらいに魅力的で極上の喜びを与えてくれた。
僕はそのまま腰を持って夢中で動いた。その度に加奈さんからは甘美な声が漏れ出し、それが僕の鼻腔を刺激した。また、背中にも汗が滲み出し、そこから香る加奈さんの匂いもまた僕の理性を刺激した。
後ろからだとどうしてこうも支配している感じが強くなるのだろう。そんな加虐的な気持ちも相まってさらに昂っていった。
「翔くん…っ。翔くん……っ!」
顔を向けてきた加奈さんはまるでキスをねだっているような顔をしていた。だからその腕を取り、腰を反らせて無理矢理上体を起こさせると、振り向いた唇にキスをした。その間も腕を掴みながら動き続け、甘い声の代わりにキスの合間に熱い吐息が漏れ出した。
「ぃ……っっ!」
先に加奈さんが達した。そしてそこから続けて僕が動いていると、
「ちょっと待って…! 今イッたばかりだから…っ!」
と苦悶の声が聞こえた。でも僕は動くのをやめなかった。それによりさらに熱い声を出し始めた。その間も僕は加奈さんの腕を掴み続けている。だから仮に逃げようとしても逃げられない状態だ。
加奈さんの自由は僕が支配している。そう感じるとまた何とも淫靡な感情が高まっていき、それは加奈さんの声と苦しそうな様子も相まってさらに昂っていった。そして
「―……っっ!!」
また僕も達した。
一番奥に触れていたのに、なんだかさっきよりも届いている感じがした。それでも僕はもっと奥に届くように腰を密着させ、腕と腰をしっかりと掴んで絶対に離れないようにした。
加奈さんはそれを感じながら本当に幸せそうな顔をしていた。僕はその顔を向かせて唇にキスをするとねっとりと愛した。
加奈さんの中からずるっと抜いたその中の量は最初と大して変わっていなかった。いや、増えているような気さえした。
そこで加奈さんがうつ伏せでベッドに倒れて呼吸を乱していた。でも僕はそんな加奈さんに後ろから被さるようにして抱き付いた。そしていまだに疲れ知らずのそれを加奈さんの尻肉や腰にわざと当てた。
顔だけ振り向いた加奈さんは何も言わなかったけど、その顔はまだ欲しがっていた。だから僕は新しいものに着け替え、その体勢のままぐっと入れた。
「これっ…すご…っ 当たる…っっ」
むんにゃりとした尻肉は、僕がぐっ…ぐっ…と入れる度に形を変え弾力をもって僕の腰を返した。また、奥まで入れるとさっきとは別の場所に当たっているのか伝わってくる触感が違った。
そしてそこに当たると加奈さんが枕に顔を押し付けながらも大きな声で反応した。だから僕はそのまま動き続けて加奈さんを悶えさせ続けた。
僕は覆いかぶさった体勢で動き続けながら後ろからその手を握った。すると加奈さんの指が僕の指を伴って閉じていき、次第にその力が強くなった。
「加奈さん。大好きだよ」
僕は耳元で囁いた。すると加奈さんの中がまたきゅぅぅっと狭くなった気がした。それにより気持ち良さが増し、もう僕の動きは誰にも止められないところまできていた。
ぱちゅん…ぱちゅん…という淫靡な音がひたすらに鳴り続けた。そしてそこに当たる度に加奈さんが悶え続けて何回も達していた。でも僕はそんな加奈さんを見るのが好きになっていたからどんなに蕩けていても、待ってと言われても動き続けた。
そしてまもなくして僕も達した。その時には同時に加奈さんも達したようで声にならない声を出すとともに腰もびくびくと震えていた。
まだ出来る。加奈さんももっとと言ってねだっている。でもそろそろ腰が疲れてきた。
それを察したのか、加奈さんが起き上がって僕を仰向けに倒した。
「休んでて? 次は私がしてあげる」
そう言って役目を終えたそれを取りさった。もちろん一切量が変わっておらず、それを見た加奈さんはとても嬉しそうにしていた。
さっきしたばかりなのに一切へたらない僕のそれを見て、加奈さんは少しだけ何かを考えているような様子を示した。
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