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ヴァラクという悪魔
ヴァラクの世界4
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side・アレク
「ここで間違いないな?」
『不快な気配が漏れておる』
そうかと頷き、鉄扉に手を当て軽く押すと、重い筈の鉄扉が音もなく内側へと開いて行った。
誘い込まれて居る様で気に入らない。
高い天井の薄暗い部屋に足を踏み入れると、部屋の最奥に玉座に似た大きな椅子に座る人影と、部屋の床一面に描かれた見たことの無い、禍々しい気を放つ魔法陣。
そして、魔法陣の中央に跪いたローブ姿の小柄な人物の姿と、その横に蹲る真っ黒なドラゴンが見えた。
魔法陣の縁に立つ俺達に、椅子から立ち上がった人物が、旧知の仲のように馴れ馴れしく声をかけて来た。
「これは閣下、お早い起こしですな。クレイオス様もご壮健でなによりです」
「お前がヴァラクか?」
「ええ。この姿ではお初にお目に掛かります。まぁ。これも本当の姿では無いのですが、最近では一番気に入って居るのですよ」
うすら笑いを顔に貼り付けたヴァラクは、優雅と言える所作で、腰辺りまで伸ばした金髪を揺らしながら階を降りて来る。
警戒心剥き出しで、柄を握る音を立てたのはシッチンだろう。
「しかし、醜いお姿がさらに醜くなりましたな。愛し子様もさぞご不快でしょうに」
侮蔑のこもった笑いを、俺は鼻を鳴らして嘲笑ってやった。
「いや? 俺の番はこの姿をいたく気に入ってくれてな。気を抜くと人の姿に戻ってしまうから、獣化を保つ方法を考えていた所だ」
レンも俺の挑発に同調してくれたのか、本心なのか・・・あのはしゃぎ様なら本心だと思うが、俺の腕の中で何度も頷いている。
自分をヴァラクだと名乗った雄は、一瞬鼻白んだ表情を見せたが、直ぐに嫌味な笑みを被り直した。
「左様ですか。今代の愛し子様は趣味がお悪い様ですな。このような獣がお好きとは」
“うるせぇ。クソ野郎”
俺の番は本気で怒ると、普段の穏やかな口調から想像もつかないほど口が悪くなる。
今の呟きだと、怒髪天を衝くと言う感じだろうか。
「そうかしら?愛し子の伴侶は全て獣人だったし、ヨシタカ様の番のシルベスター候は、アレクさんにそっくりでしたよ? 獣化したって、貴方みたいな根性曲がりより、何万倍も素敵だと思うけど」
ヨシタカの名を出されたヴァラクは、顔を歪めたが、それが不快感の現れなのか、悔しさの現れなのかは分からなかった。
「念のため聞くが、投降する気はあるか?」
「閣下、その顔で冗談を言っても笑えませんよ?」
どこまでも慇懃無礼に振る舞うつもりか?
「性格わるっ」
俺も同意だが、ロロシュよ。
ヴァラクに睨まれ、慌てて魔力を煉るようじゃ、まだまだ修行が足りんな。
レンは、部屋に入る時から臨戦態勢で、漏れた魔力で髪が ざわっざわ してるぞ?
『のうヴァラクよ、ヨシタカの亡骸を盗んだのは其方か?』
「亡骸を盗んだ覚えは有りませんよ?」
『亡骸は、か? 其方、ヨシタカをどうしたのだ?』
「どうしたとは、人聞きの悪い言い方ですね。共に楽しく過ごしておりますよ?」
『「「???」」』
「何を驚いて居るのです?ヨシタカは穢らわしい獣の元を離れ、私と共に来ることを選び、本来あるべき姿に戻った、それだけの事です」
「嘘よ!! ヨシタカ様は亡くなったんだから!!」
「愚かな・・・。似て居るのは顔だけか。信じられぬと言うなら、己の目で確かめればいいだろう」
ヴァラクが魔法陣の中に跪く人物を指し示すと、ローブ姿の雄がユラリと立ち上がり、俺達に向かい、ゆっくりとフードを外して顔を見せた。
『ヨシタカ?!』
フードを脱いで晒された顔は、レンとそっくりなヨシタカの顔だった。
レンは息を飲み、俺の上着にしがみついて来た。
肖像画で見たヨシタカの白い顔は、首から顎にかけて、黒い血管が蜘蛛の巣の様に走り。
銀色の虹彩が輝いていた黒い瞳は失われ、大きな眼窩に有るのは、虚ろで何も映さない、ドス黒い瘴気の塊だった。
「さぁヨシタカ。この愚か者共に教えてやれ」
"ワタシのヨロコビは、ヴァラクとともにあること" と、感情の篭らない平坦な声が耳を打った。
ヴァラクは、この悪魔は。
ヨシタカの亡骸に瘴気を埋め込み、600年以上の永きに渡り、傀儡として支配し操って来たのか。
『なんと非道な』
「なんで、こんな酷い事するの?」
震えるレンの問いかけに、ヴァラクは不思議そうに首をかしげた。
「酷い? なにが?」
本気で分からないのか?
クレイオスに視線を送ると、意味を理解したらしく近くに寄って来た。
「話すだけ無駄だ」
本当に、ほんとーに不本意だが、腕から下ろしたレンをクレイオスに預け、ヴァラクに切先を向けた。
「アレク?」
「直ぐに済む」
不安気に瞳を揺らす番の頭を撫でると、胸の前で両手を握りしめたレンは「思いっきり、やっつけてね」とニッカリと笑った。
「あぁ。任せろ」
「身の程知らずな」と、ヴァラクは、やれやれと言いた気に肩を竦めて見せた。
「私に勝てるとでも?」
「俺は強いからな」
「獣人風情が生意気な」
「怨霊風情が王になれると信じて居るのか?」
やすい挑発には、同じように返すのが俺のモットーだ。
慇懃無礼な仮面が剥がれ、ギリギリと歯を鳴らすヴァラクに、鼻を鳴らして嘲りを向けると、ヴァラクの身体からブワリと瘴気が膨れ上がった。
同時に階の下に、召喚陣が紫色に浮かび上がり、中から頭が三つも有る巨大な狼がうっそりと出てきた。
初めて見る魔獣だった。
頭が三つもあるだけでも驚きだが、たてがみは何百匹もの蛇、尾は竜の様だ。
「驚いたか? コイツは私が生み出した傑作だ、なかなか強いぞ」
どうだ、と胸を張るヴァラクに、レンが冷たく言い放った。
「なにが傑作よ? 唯のケルベロスじゃない」
「なっ?!」
「・・・アレク。ケルベロスの唾液は毒です」
「なぜお前が知っている?!」
ツン、とソッポを向き、答える必要無しと態度で示したレンは、俺に注意を与えると、ロロシュを手招いて、何かを話し始めた。
「残念だったな、お前は創造主では無いらしい」
「うるさい!!」
プライドを傷つけられた、ヴァラクはレンがケルベロスと呼んだ魔獣を俺に嗾けた。
獣人を穢らわしい獣と見下す癖に、魔獣の影に隠れるのか、滑稽だな。
ケルベロスは、巨軀の割に動きは俊敏で、鋭い爪の生えた前脚の攻撃は、他の騎士なら当たれば簡単に肉が持っていかれそうだ。
しかし面倒だと思ったのは、三つの口から飛び散る唾液の方だった。
ケルベロスが垂れ流す唾液は、落ちた床を煙を上げて溶かしている。
一頭なら唾液が飛ぶ先も予測できるが、三頭がバラバラの方角を見ていると、予測が立て難い。
そしてコイツには元素魔法が効かないようだ。
俺が打ち込んだ魔法は、全てかき消されてしまっている。
まぁ、首を落とせば、問題ないだろう。
ヴァラクは俺が攻め倦ねて居ると思ったのか、ヨシタカとドラゴンを連れ玉座に戻り、酷薄な笑みを浮かべて観戦することにしたようだ。
しかし、俺の剣が頭の一つを刎ね飛ばすと、ヴァラクは肘掛けを握り締め腰を半分浮かせていた。
鮮血を吹き上げながら距離を取ったケルベロスが、再び俺に飛びかかろうと身を沈めた時。
「ほらよ。ワン公」
緊迫感のかけらも無い声と同時に、ロロシュが何かの袋を投げてきた。
すると、ケルベロスはロロシュが投げた物に飛びつき、俺の存在を忘れた様に、その場で袋を引き千切り、ガツガツと食べ始めた。
それを好機と駆け寄った俺は、残った二つの首を一刀のもとに斬り伏せた。
血刀を振り血糊を飛ばした俺は、闘いも忘れケルベロスが何を食っていたのかと残骸を見ると、それは一つずつ丁寧に包まれた、レンが作ったおやつ用の携帯食だった。
「ここで間違いないな?」
『不快な気配が漏れておる』
そうかと頷き、鉄扉に手を当て軽く押すと、重い筈の鉄扉が音もなく内側へと開いて行った。
誘い込まれて居る様で気に入らない。
高い天井の薄暗い部屋に足を踏み入れると、部屋の最奥に玉座に似た大きな椅子に座る人影と、部屋の床一面に描かれた見たことの無い、禍々しい気を放つ魔法陣。
そして、魔法陣の中央に跪いたローブ姿の小柄な人物の姿と、その横に蹲る真っ黒なドラゴンが見えた。
魔法陣の縁に立つ俺達に、椅子から立ち上がった人物が、旧知の仲のように馴れ馴れしく声をかけて来た。
「これは閣下、お早い起こしですな。クレイオス様もご壮健でなによりです」
「お前がヴァラクか?」
「ええ。この姿ではお初にお目に掛かります。まぁ。これも本当の姿では無いのですが、最近では一番気に入って居るのですよ」
うすら笑いを顔に貼り付けたヴァラクは、優雅と言える所作で、腰辺りまで伸ばした金髪を揺らしながら階を降りて来る。
警戒心剥き出しで、柄を握る音を立てたのはシッチンだろう。
「しかし、醜いお姿がさらに醜くなりましたな。愛し子様もさぞご不快でしょうに」
侮蔑のこもった笑いを、俺は鼻を鳴らして嘲笑ってやった。
「いや? 俺の番はこの姿をいたく気に入ってくれてな。気を抜くと人の姿に戻ってしまうから、獣化を保つ方法を考えていた所だ」
レンも俺の挑発に同調してくれたのか、本心なのか・・・あのはしゃぎ様なら本心だと思うが、俺の腕の中で何度も頷いている。
自分をヴァラクだと名乗った雄は、一瞬鼻白んだ表情を見せたが、直ぐに嫌味な笑みを被り直した。
「左様ですか。今代の愛し子様は趣味がお悪い様ですな。このような獣がお好きとは」
“うるせぇ。クソ野郎”
俺の番は本気で怒ると、普段の穏やかな口調から想像もつかないほど口が悪くなる。
今の呟きだと、怒髪天を衝くと言う感じだろうか。
「そうかしら?愛し子の伴侶は全て獣人だったし、ヨシタカ様の番のシルベスター候は、アレクさんにそっくりでしたよ? 獣化したって、貴方みたいな根性曲がりより、何万倍も素敵だと思うけど」
ヨシタカの名を出されたヴァラクは、顔を歪めたが、それが不快感の現れなのか、悔しさの現れなのかは分からなかった。
「念のため聞くが、投降する気はあるか?」
「閣下、その顔で冗談を言っても笑えませんよ?」
どこまでも慇懃無礼に振る舞うつもりか?
「性格わるっ」
俺も同意だが、ロロシュよ。
ヴァラクに睨まれ、慌てて魔力を煉るようじゃ、まだまだ修行が足りんな。
レンは、部屋に入る時から臨戦態勢で、漏れた魔力で髪が ざわっざわ してるぞ?
『のうヴァラクよ、ヨシタカの亡骸を盗んだのは其方か?』
「亡骸を盗んだ覚えは有りませんよ?」
『亡骸は、か? 其方、ヨシタカをどうしたのだ?』
「どうしたとは、人聞きの悪い言い方ですね。共に楽しく過ごしておりますよ?」
『「「???」」』
「何を驚いて居るのです?ヨシタカは穢らわしい獣の元を離れ、私と共に来ることを選び、本来あるべき姿に戻った、それだけの事です」
「嘘よ!! ヨシタカ様は亡くなったんだから!!」
「愚かな・・・。似て居るのは顔だけか。信じられぬと言うなら、己の目で確かめればいいだろう」
ヴァラクが魔法陣の中に跪く人物を指し示すと、ローブ姿の雄がユラリと立ち上がり、俺達に向かい、ゆっくりとフードを外して顔を見せた。
『ヨシタカ?!』
フードを脱いで晒された顔は、レンとそっくりなヨシタカの顔だった。
レンは息を飲み、俺の上着にしがみついて来た。
肖像画で見たヨシタカの白い顔は、首から顎にかけて、黒い血管が蜘蛛の巣の様に走り。
銀色の虹彩が輝いていた黒い瞳は失われ、大きな眼窩に有るのは、虚ろで何も映さない、ドス黒い瘴気の塊だった。
「さぁヨシタカ。この愚か者共に教えてやれ」
"ワタシのヨロコビは、ヴァラクとともにあること" と、感情の篭らない平坦な声が耳を打った。
ヴァラクは、この悪魔は。
ヨシタカの亡骸に瘴気を埋め込み、600年以上の永きに渡り、傀儡として支配し操って来たのか。
『なんと非道な』
「なんで、こんな酷い事するの?」
震えるレンの問いかけに、ヴァラクは不思議そうに首をかしげた。
「酷い? なにが?」
本気で分からないのか?
クレイオスに視線を送ると、意味を理解したらしく近くに寄って来た。
「話すだけ無駄だ」
本当に、ほんとーに不本意だが、腕から下ろしたレンをクレイオスに預け、ヴァラクに切先を向けた。
「アレク?」
「直ぐに済む」
不安気に瞳を揺らす番の頭を撫でると、胸の前で両手を握りしめたレンは「思いっきり、やっつけてね」とニッカリと笑った。
「あぁ。任せろ」
「身の程知らずな」と、ヴァラクは、やれやれと言いた気に肩を竦めて見せた。
「私に勝てるとでも?」
「俺は強いからな」
「獣人風情が生意気な」
「怨霊風情が王になれると信じて居るのか?」
やすい挑発には、同じように返すのが俺のモットーだ。
慇懃無礼な仮面が剥がれ、ギリギリと歯を鳴らすヴァラクに、鼻を鳴らして嘲りを向けると、ヴァラクの身体からブワリと瘴気が膨れ上がった。
同時に階の下に、召喚陣が紫色に浮かび上がり、中から頭が三つも有る巨大な狼がうっそりと出てきた。
初めて見る魔獣だった。
頭が三つもあるだけでも驚きだが、たてがみは何百匹もの蛇、尾は竜の様だ。
「驚いたか? コイツは私が生み出した傑作だ、なかなか強いぞ」
どうだ、と胸を張るヴァラクに、レンが冷たく言い放った。
「なにが傑作よ? 唯のケルベロスじゃない」
「なっ?!」
「・・・アレク。ケルベロスの唾液は毒です」
「なぜお前が知っている?!」
ツン、とソッポを向き、答える必要無しと態度で示したレンは、俺に注意を与えると、ロロシュを手招いて、何かを話し始めた。
「残念だったな、お前は創造主では無いらしい」
「うるさい!!」
プライドを傷つけられた、ヴァラクはレンがケルベロスと呼んだ魔獣を俺に嗾けた。
獣人を穢らわしい獣と見下す癖に、魔獣の影に隠れるのか、滑稽だな。
ケルベロスは、巨軀の割に動きは俊敏で、鋭い爪の生えた前脚の攻撃は、他の騎士なら当たれば簡単に肉が持っていかれそうだ。
しかし面倒だと思ったのは、三つの口から飛び散る唾液の方だった。
ケルベロスが垂れ流す唾液は、落ちた床を煙を上げて溶かしている。
一頭なら唾液が飛ぶ先も予測できるが、三頭がバラバラの方角を見ていると、予測が立て難い。
そしてコイツには元素魔法が効かないようだ。
俺が打ち込んだ魔法は、全てかき消されてしまっている。
まぁ、首を落とせば、問題ないだろう。
ヴァラクは俺が攻め倦ねて居ると思ったのか、ヨシタカとドラゴンを連れ玉座に戻り、酷薄な笑みを浮かべて観戦することにしたようだ。
しかし、俺の剣が頭の一つを刎ね飛ばすと、ヴァラクは肘掛けを握り締め腰を半分浮かせていた。
鮮血を吹き上げながら距離を取ったケルベロスが、再び俺に飛びかかろうと身を沈めた時。
「ほらよ。ワン公」
緊迫感のかけらも無い声と同時に、ロロシュが何かの袋を投げてきた。
すると、ケルベロスはロロシュが投げた物に飛びつき、俺の存在を忘れた様に、その場で袋を引き千切り、ガツガツと食べ始めた。
それを好機と駆け寄った俺は、残った二つの首を一刀のもとに斬り伏せた。
血刀を振り血糊を飛ばした俺は、闘いも忘れケルベロスが何を食っていたのかと残骸を見ると、それは一つずつ丁寧に包まれた、レンが作ったおやつ用の携帯食だった。
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