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エンドロールの後も人生は続きます
其々の別れ
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一年前。クレイオスの魔力と浄化によって、帝国の空を覆った魔法陣は破壊された。
空から降り注いだ金色の雨は、人々から吸い取られた魔力と生命力が浄化されたものだった。
金色の雨に打たれた人々は、奪われた力を取り戻し、創世のドラゴンと愛し子にひれ伏し、感謝と歓喜の声が皇都を埋め尽くした。
しかし、死んだものは生き返らない。
命の理は覆らない。
瘴気に襲われた者達の灰は、ただ金色の雨に打たれ、輝きながら空へと流されて行っただけだった。
それはヨシタカの傀儡も同じだった。
シッチンの腕に抱かれた傀儡は、クレイオスとレンの歌を聴くと、浄化された瘴気が、体から抜けて行った。
そして、朝焼けに染まるクレイオスに、祈るように腕を伸ばし “いとしごに つらいことをたのんで ごめん って、つたえて” と微笑み、シッチンに “やさしくしてくれて ありがとう” と埃まみれのシッチンの頬を撫でると、砂のようにサラサラと崩れ去り、浄化された光の粒は、風に乗り空へと舞い上がって行ったそうだ。
崩れ去る体を必死で掴んだシッチンの手に、最後まで残った光の粒は、ヨシタカの手が撫でた頬を掠め、空へと登って行った。
「自分は、騎士なら誰でもやる事をしただけなのに、あの人は凄く嬉しそうに、ありがとうっていったんすよ。今までどんな扱いを受けて来たのかなって考えたら、なんか遣る瀬なくなっちゃって」
傀儡の最後を聞いたレンは、唇を噛み、一粒の涙を溢した。
そして傀儡の残した剣を優しく撫で、胸に懐いて空を見上げていた。
その姿は、祈りを捧げる様に、そして涙を堪える様にも見え、俺はかける言葉も見つからず、ただ黙って番の細い肩を抱き寄せるしか出来なかった。
あの傀儡が、どんな暮らしをしていたのか、今となっては知る術はない。
だが、どんな暮らしをしていたとしても、その終わりに、レンやシッチンの様な真っ直ぐで優しい人間と関わることが出来たのは、あの傀儡にとって、幸せな事だったのではないだろうか。
人々をまどわし、傷つけ苦しめて来た狡猾な悪魔は消滅した。
これが物語なら、めでたしめでたし。と本を閉じて終わりだが、生憎、現実を生きる俺達は、これからも、この世界で生きていかねばならない。
気分的には、レンと風呂に入り、そのままベットに直行したいところだが、皇帝を亡くした今、やるべきことが山積している。
まずは、クレイオスにレンを預け、柘榴宮に帰してから、凱旋広場に避難したアーノルド達を迎えに行き、翡翠宮まで送り届けた。
翡翠宮に入った二人に、ウィリアムと、母の蛮行について、分かっていることを全て話した。
「陛下が、兄上がそんな酷い事を・・・何故なんだ」
文字通り、アーノルドはショックで頭を抱え、静かに嗚咽を漏らした。
「リリーシュは、上皇陛下を心から愛していると思っていました。私はマシュー様にお会いした事もありません。リリーシュがそこまで思い詰めていたとは・・・何も気付かなかった私の落ち度です」
溜息を零すロイド様も、痛みを堪える様に、額を抑えている。
責任を問うなら、まず親父殿からではないのか?
人生で一番長く、母と時を共にしていたのは、親父殿なのだから。
「上皇陛下に、一度皇都へお戻りいただいた方がいいでしょう。アーノルドの戴冠についても話しをしなければなりません。ウィリアムと母の事は、限られたもの以外、口外することは出来ませんが、上皇陛下には事情を聞く必要はあると思います」
「そうですね・・・上皇陛下は悲しまれるでしょうね」
窓の外へ向けられた、ロイド様の瞳は悲し気で、愛のない政略的な婚姻だとばかり思っていたが、子を成した仲だからなのか、ロイド様は親父殿への情を、失っていない様だった。
ウィリアムとオルフェウスの亡骸は、皇帝崩御の布令を出すまでは、クレイオスに預かってもらう事となった。
ウィリアムと母は、混乱を避ける為、厄災の被害に合い身罷った、と発表する外ない。
オルフェウスの亡骸は、父であるアーリントン伯爵へ、ウィリアムの崩御を内々で知らせると「息子は陛下に嫁がせたと思っております。厚かましい願いと承知しておりますが、陛下と共に眠らせていただけないでしょうか」と返事をして来た。
最愛の息子の亡骸に、ウィリアムが何をしたのか話すことは出来ない。
埋葬すらされず、10年以上の歳月を、ウィリアムの側に留め置かれたことに、恨み言一つ漏らさず。ただ、ウィリアムに愛された息子は幸せ者だったと、涙で滲んだ手紙を送って来ただけだった。
そこでアーノルドや、宰相のグリーンヒルと相談の上、異例ではあるがウィリアムとオルフェウスを幽婚とし、オルフェウスは皇帝ウィリアムの最愛の皇后として、皇家の墓所に埋葬される事となった。
「リリーシュの葬儀と埋葬場所は、上皇陛下の御意向を伺わねばなりませんが、マシュー様のご遺体は、人目に付く皇家の墓所へ、埋葬し直すことは難しいでしょう」
「マシュー様のご実家は絶えてしまっていますし、リリシュー様の兄君、シルベスター侯爵はマシュー様と従兄弟でもあられる。上皇陛下の御意向と合わせ、侯爵とも相談しなければなりませんね」
ロイド様とアーノルドの意見と俺の考えは合致していた。
急ぎ侯爵へ鳥を飛ばし、第二騎士団の帰還に合わせ、侯爵にも皇都へ来てもらえるように頼むことになった。
結果、母の葬儀は俺とシルベスター侯が、クロムウェル領で執り行うことになった。
親父殿は、マシュー様と母を一緒に埋葬することにも同意した。
帝位をウィリアムに譲って以来、10年ぶりに皇都へ戻った親父殿は、ウィリアムと母の行いを聞いた後も、必要な事以外、多くを語らなかったが「リリーは可哀想な人であったよ」と呟いた顔は、疲れ切った老人の様に見えた。
それからは、怒涛の日々が続いた。
皇帝の葬儀ともなれば、準備に時間が掛かる。
ウィリアムの葬儀については、アーノルドが先頭に立ち、ロイド様やグリーンヒルの力を借りて、問題なく進んでいる様だった。
母の葬儀の準備は、侯爵が請け負ってくれた。
その間俺は、帝国全土の魔法陣による被害報告を受け、必要な指示と支援を出し、いまだに続く魔物の被害報告に対応しつつ、第一騎士団と、近衛の再編にあたっていた。
ここでレンの助けが有ったことは本当に有り難かった。
皇都はアウラの加護のお陰で、瘴気に襲われた者以外の死者の数は少なくて済んだ。
しかし、地方は違っていた。
アウラの加護もなく、魔力値の低い者に相当数の死者が出ていたのだ。
被害に対する支援や、魔物の討伐にかかる費用の試算など、彼方で事務方の仕事をしていた、というレンの知識と技能が大いに役に立った。
レンはとにかく仕事が早い。
書類の仕分けから、費用の試算など、ミュラーの三倍の仕事を熟していたのではないだろうか。
“マタク”という計算機を創り出してからは、レンの処理能力がさらに上がったようだ。
このマタクはレンの世界のデンタクというものを模して作られたのだが、歴史書一冊分くらいの大きさだ。
それを操作するレンの指の動きは、俺も追うことが出来ない程速く、今まで補佐官総出で1日仕事だった計算作業が、レン一人で1、2刻で終わってしまう。
このマタクは、大変優れた道具なのだが、レンは不満があるらしい。
先々は俺の掌くらいの大きさまで小型化し、魔力の無い者でも、簡単に使用できるように改良するのだ、と意気込んでいた。
「太陽電池は、私には造るのが難しそうなので、太陽電池の代わりを魔石か魔晶石で出来ないものか、と考えているんです」と計算する手を止めずに意気込みを語っていた。
そして、そんなレンの事務処理能力は、母の葬儀で訪れた、クロムウェル伯爵領でも役に立った。
子供の時以来、久しぶりに訪れた伯爵領は、先の大厄災による荒廃が激しく、再建まで相当な手間が掛かりそうだった。
葬儀自体は、親族のみで簡素に行った。
葬儀の後、霊廟に母の柩を安置した俺は、最後の別れが言いたいからと、親族を屋敷に帰らせ、俺と残った侯爵が、同行したクレイオスの亜空間に預けてあったマシュー様の柩を、母の柩の隣に無事安置することができた。
空から降り注いだ金色の雨は、人々から吸い取られた魔力と生命力が浄化されたものだった。
金色の雨に打たれた人々は、奪われた力を取り戻し、創世のドラゴンと愛し子にひれ伏し、感謝と歓喜の声が皇都を埋め尽くした。
しかし、死んだものは生き返らない。
命の理は覆らない。
瘴気に襲われた者達の灰は、ただ金色の雨に打たれ、輝きながら空へと流されて行っただけだった。
それはヨシタカの傀儡も同じだった。
シッチンの腕に抱かれた傀儡は、クレイオスとレンの歌を聴くと、浄化された瘴気が、体から抜けて行った。
そして、朝焼けに染まるクレイオスに、祈るように腕を伸ばし “いとしごに つらいことをたのんで ごめん って、つたえて” と微笑み、シッチンに “やさしくしてくれて ありがとう” と埃まみれのシッチンの頬を撫でると、砂のようにサラサラと崩れ去り、浄化された光の粒は、風に乗り空へと舞い上がって行ったそうだ。
崩れ去る体を必死で掴んだシッチンの手に、最後まで残った光の粒は、ヨシタカの手が撫でた頬を掠め、空へと登って行った。
「自分は、騎士なら誰でもやる事をしただけなのに、あの人は凄く嬉しそうに、ありがとうっていったんすよ。今までどんな扱いを受けて来たのかなって考えたら、なんか遣る瀬なくなっちゃって」
傀儡の最後を聞いたレンは、唇を噛み、一粒の涙を溢した。
そして傀儡の残した剣を優しく撫で、胸に懐いて空を見上げていた。
その姿は、祈りを捧げる様に、そして涙を堪える様にも見え、俺はかける言葉も見つからず、ただ黙って番の細い肩を抱き寄せるしか出来なかった。
あの傀儡が、どんな暮らしをしていたのか、今となっては知る術はない。
だが、どんな暮らしをしていたとしても、その終わりに、レンやシッチンの様な真っ直ぐで優しい人間と関わることが出来たのは、あの傀儡にとって、幸せな事だったのではないだろうか。
人々をまどわし、傷つけ苦しめて来た狡猾な悪魔は消滅した。
これが物語なら、めでたしめでたし。と本を閉じて終わりだが、生憎、現実を生きる俺達は、これからも、この世界で生きていかねばならない。
気分的には、レンと風呂に入り、そのままベットに直行したいところだが、皇帝を亡くした今、やるべきことが山積している。
まずは、クレイオスにレンを預け、柘榴宮に帰してから、凱旋広場に避難したアーノルド達を迎えに行き、翡翠宮まで送り届けた。
翡翠宮に入った二人に、ウィリアムと、母の蛮行について、分かっていることを全て話した。
「陛下が、兄上がそんな酷い事を・・・何故なんだ」
文字通り、アーノルドはショックで頭を抱え、静かに嗚咽を漏らした。
「リリーシュは、上皇陛下を心から愛していると思っていました。私はマシュー様にお会いした事もありません。リリーシュがそこまで思い詰めていたとは・・・何も気付かなかった私の落ち度です」
溜息を零すロイド様も、痛みを堪える様に、額を抑えている。
責任を問うなら、まず親父殿からではないのか?
人生で一番長く、母と時を共にしていたのは、親父殿なのだから。
「上皇陛下に、一度皇都へお戻りいただいた方がいいでしょう。アーノルドの戴冠についても話しをしなければなりません。ウィリアムと母の事は、限られたもの以外、口外することは出来ませんが、上皇陛下には事情を聞く必要はあると思います」
「そうですね・・・上皇陛下は悲しまれるでしょうね」
窓の外へ向けられた、ロイド様の瞳は悲し気で、愛のない政略的な婚姻だとばかり思っていたが、子を成した仲だからなのか、ロイド様は親父殿への情を、失っていない様だった。
ウィリアムとオルフェウスの亡骸は、皇帝崩御の布令を出すまでは、クレイオスに預かってもらう事となった。
ウィリアムと母は、混乱を避ける為、厄災の被害に合い身罷った、と発表する外ない。
オルフェウスの亡骸は、父であるアーリントン伯爵へ、ウィリアムの崩御を内々で知らせると「息子は陛下に嫁がせたと思っております。厚かましい願いと承知しておりますが、陛下と共に眠らせていただけないでしょうか」と返事をして来た。
最愛の息子の亡骸に、ウィリアムが何をしたのか話すことは出来ない。
埋葬すらされず、10年以上の歳月を、ウィリアムの側に留め置かれたことに、恨み言一つ漏らさず。ただ、ウィリアムに愛された息子は幸せ者だったと、涙で滲んだ手紙を送って来ただけだった。
そこでアーノルドや、宰相のグリーンヒルと相談の上、異例ではあるがウィリアムとオルフェウスを幽婚とし、オルフェウスは皇帝ウィリアムの最愛の皇后として、皇家の墓所に埋葬される事となった。
「リリーシュの葬儀と埋葬場所は、上皇陛下の御意向を伺わねばなりませんが、マシュー様のご遺体は、人目に付く皇家の墓所へ、埋葬し直すことは難しいでしょう」
「マシュー様のご実家は絶えてしまっていますし、リリシュー様の兄君、シルベスター侯爵はマシュー様と従兄弟でもあられる。上皇陛下の御意向と合わせ、侯爵とも相談しなければなりませんね」
ロイド様とアーノルドの意見と俺の考えは合致していた。
急ぎ侯爵へ鳥を飛ばし、第二騎士団の帰還に合わせ、侯爵にも皇都へ来てもらえるように頼むことになった。
結果、母の葬儀は俺とシルベスター侯が、クロムウェル領で執り行うことになった。
親父殿は、マシュー様と母を一緒に埋葬することにも同意した。
帝位をウィリアムに譲って以来、10年ぶりに皇都へ戻った親父殿は、ウィリアムと母の行いを聞いた後も、必要な事以外、多くを語らなかったが「リリーは可哀想な人であったよ」と呟いた顔は、疲れ切った老人の様に見えた。
それからは、怒涛の日々が続いた。
皇帝の葬儀ともなれば、準備に時間が掛かる。
ウィリアムの葬儀については、アーノルドが先頭に立ち、ロイド様やグリーンヒルの力を借りて、問題なく進んでいる様だった。
母の葬儀の準備は、侯爵が請け負ってくれた。
その間俺は、帝国全土の魔法陣による被害報告を受け、必要な指示と支援を出し、いまだに続く魔物の被害報告に対応しつつ、第一騎士団と、近衛の再編にあたっていた。
ここでレンの助けが有ったことは本当に有り難かった。
皇都はアウラの加護のお陰で、瘴気に襲われた者以外の死者の数は少なくて済んだ。
しかし、地方は違っていた。
アウラの加護もなく、魔力値の低い者に相当数の死者が出ていたのだ。
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レンはとにかく仕事が早い。
書類の仕分けから、費用の試算など、ミュラーの三倍の仕事を熟していたのではないだろうか。
“マタク”という計算機を創り出してからは、レンの処理能力がさらに上がったようだ。
このマタクはレンの世界のデンタクというものを模して作られたのだが、歴史書一冊分くらいの大きさだ。
それを操作するレンの指の動きは、俺も追うことが出来ない程速く、今まで補佐官総出で1日仕事だった計算作業が、レン一人で1、2刻で終わってしまう。
このマタクは、大変優れた道具なのだが、レンは不満があるらしい。
先々は俺の掌くらいの大きさまで小型化し、魔力の無い者でも、簡単に使用できるように改良するのだ、と意気込んでいた。
「太陽電池は、私には造るのが難しそうなので、太陽電池の代わりを魔石か魔晶石で出来ないものか、と考えているんです」と計算する手を止めずに意気込みを語っていた。
そして、そんなレンの事務処理能力は、母の葬儀で訪れた、クロムウェル伯爵領でも役に立った。
子供の時以来、久しぶりに訪れた伯爵領は、先の大厄災による荒廃が激しく、再建まで相当な手間が掛かりそうだった。
葬儀自体は、親族のみで簡素に行った。
葬儀の後、霊廟に母の柩を安置した俺は、最後の別れが言いたいからと、親族を屋敷に帰らせ、俺と残った侯爵が、同行したクレイオスの亜空間に預けてあったマシュー様の柩を、母の柩の隣に無事安置することができた。
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